347 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/11/16(火) 23:16:15 ID:neeiF1vjO
俺の名前は須賀京太郎・・・好きな言葉は成り上がり・・・無論それは嘘だ。俺が通っている清澄高校では麻雀部の一員として日々、部長からの理不尽と言っても差し支えないほどの頻度で買い出しをしている。
今日も部活という名の雑用が終わり、家で一人寂しく居眠りをしようとしていた。
だが、そんな俺に極めて不思議な出来事が起きている。それは、部屋で俺に代わって何故か巫女さんがスヤスヤと眠っているという事だ。
「すぅ・・・すぅ・・・」
その巫女さんはとても可愛らしくそれに胸の方も和に引けを取らないほどにおおき・・・・ゴホン。
そんな事よりもこの状況はなんだ?何ゆえ巫女さんが俺の家にいて、何ゆえ俺のベッドで寝ている?
どうするべきか・・・気持ち良さそうに寝ている巫女さんを起こすのも気がひけるし、起きた時に何を言ったら良いのか皆目検討もつかない。
しかし、このままにしておく訳にもいかないし一体どうしたら良いのか。
俺は巫女さんに目をやりつつも思案にくれてしまった。
「う・・・ん・・・」
巫女さんが甘い声をあげながら身体を震わせる。まずい、今の巫女さんの行動・・・ドキッとしてしまった。
我を失ってしまった俺はもっと巫女さんの顔を見たくなってしまい、彼女の寝息がかかりそうな距離まで自分の顔を近付けていく。
と、今まで寝ていた巫女さんの目が大きく開いた。突然の出来事に俺はその場に固まってしまう。
巫女さんの瞳はとても綺麗でまるで宝石のようだ・・・じゃなくて、これはまずいぞ。
この状況では俺が巫女さんに対して不埒な事をしようとしているみたいではないか。どうする?どうするよ俺。
「あ、あの・・・その・・・おはようございます・・・」
俺は顔を離し、慌てた様子でとりあえず挨拶をしてみた。巫女さんはしばらくジッと俺の顔を眺めていたが、やがてニッコリと微笑み言葉を放った。
「おはようございます京太郎様。あなたを楽しみに待っているうちに思わず寝てしまいました・・・ごめんなさい」
巫女さんは身体をゆっくりと起こしペコリと頭を下げた後、再びニコッと笑みを浮かべる。
ダメだ、可愛過ぎる。寝ている時も可愛らしかっがこうして改めて見るとさらに可愛いぞ。
しかし、待っていたとはどういう事だ?俺は巫女さんと会う約束をした覚えはないし・・・・とりあえず聞いてみるか。
「あの・・・つかぬことをお聞きしますが、あなたはどちら様でしょうか?」
「・・・・・」
返事がない。巫女さんはさっきまで見せていた笑顔とは一転、悲しそうな表情を浮かべた。
何かまずい事でも言ってしまったか俺?けれど、不謹慎ながらも悲しそうにしている顔もまた可愛い。
「私の事、覚えて・・・・いないのですね・・・・仕方ない事とはいえ悲しいものです」
「えっ・・・・?」
「ですが、京太郎様との思い出は・・・これから作れば良いのです・・・大切なのは過去よりも今なのですから・・・ね」
「あの~、どうかしましたか?」
巫女さんはなにやらブツブツと呟いた後、さっきの笑顔に戻り俺の両手を握りしめた。
「あ、あの・・・・」
「私の名前は神代小蒔・・・今日から京太郎様の妻としてこの家にやって来ました。私の事は遠慮せずに小蒔と呼んでくださいませ・・・これからよろしくお願いいたします京太郎様」
「はい?」
神代小蒔と名乗る巫女さんはニコニコと笑みを浮かべつつ、再び頭を下げる。妻?妻・・・・妻とな!?
「なにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!?」
こうして俺と彼女との生活は幕を開けた。

356 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/11/21(日) 00:51:14 ID:bj/Vzb7mO
俺の名前は須賀京太郎・・・今、自分の人生において重大な出来事が起きている。
学校から帰ってみれば巫女さんが俺の部屋で寝てて、神代小蒔なる巫女さんはなんと俺の妻として今日からこの家にやって来たと、とんでもない事を言ってきたのである。
「はい、京太郎様・・・」
「あっ、すいません・・・いただきます」
俺は巫女さん改め小蒔さんに差し出されたお茶を一口飲み、正面に座っている彼女の顔を見つめる。
とても可愛くて胸も和みたいに大き・・・・ゴホン、とにかく彼女のような美少女と生活するなんて、
普通ならまっこと喜ばしい事なのですが、俺としては青天の霹靂なのでどう対応すれば良いのか分からん。
とにかく、なぜ彼女が俺の妻になろうと思ったのか聞いてみるとしましょうか。
「あの・・・小蒔さんでしたっけ」
「小蒔、と呼んでくださいませ京太郎。京太郎様は私の夫なのですからどうか遠慮はなさらないでください」
「いやいや、そう言われましても・・・・いきなり見ず知らずの女の子に呼び捨ては出来ないものですよ?
まあ、それは置いておいて聞きたい事が色々とあるのですけれど・・・まずは何で俺の妻となろうとしているのか教えていただけませんか?」
俺の問いに小蒔さんは目線を下げ、しばらく沈黙した後ゆっくりと口を開いた。
「京太郎様は覚えておられないのでしょうが・・・幼き頃に私は京太郎様と夫婦の契りを結ぶ約束をしたのですよ」
「へ?」
幼き頃だと?俺、そんな約束したか?全く思い出す事が出来ませんがね。もしかして彼女は約束した相手を間違えているんじゃないか?そんな事を考える俺を気にもとめずに、巫女さん改め小蒔さんは言葉を続ける。
「京太郎様は何も知らなかった私を神社から連れ出して、沢山の事を教えてくれました・・・。
こうして瞳を閉じるとあなた様の太陽のような笑顔が思い出されます・・・・」
そう言うと小蒔さんは静かに目を閉じて、自分の胸元に両手を添える。
「神社から・・・連れ出したって・・・そんな事あったっけか?」
俺は湯飲みに入っているお茶を見つめながらボソリと呟く。ちょいと頭をフル回転させて回想モードに入ってみるが、子供の頃の記憶というのはあまり頭には残っていないもの。
思い出されるのは部長に買い出しを頼まれた事ばかりで、若干ブルーな気持ちになってしまいましたよ・・・・泣きたい。
「すぅ・・・・すぅ・・・」
俺が落ち込んでいる間に小蒔さんはスヤスヤと夢の世界へと誘われているし・・・まだ寝足りないのかな?

357 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/11/21(日) 00:52:24 ID:bj/Vzb7mO
彼女は二、三分くらい居眠りをしていたがハッとしたような顔をして目を開ける。どうやらお目覚めしたようです。
「ん・・・・あっ・・・!も、申し訳ございません京太郎様…!目を閉じたはずみで少し寝てしまいました・・・お話をしているのに私ったら失礼な事を!」
小蒔さんは深々と頭を下げて俺に謝罪する。まあ、それは構わないのだがちょっと目を閉じただけで寝てしまうとは・・・とりあえず彼女が寝付きの良い人間だという事が分かりました。
それよりも何の話をしてたんだってな?そうそう、何で小蒔さんが俺の妻になろうとした理由を聞いていたんだった。とりあえず話を戻しましょう。

「えーと小蒔さん、本当にすまないんですが小さい頃の記憶が曖昧なもので・・・やっぱり思い出す事が出来ないんですよね・・・」
「・・・・構いません。例えあの約束が京太郎様にとって忘れてしまうようなものであっても・・・・私にとっては大切なものには違いはありません・・・あなた様に再び出会えただけでも・・・私は」
「だけど小蒔さんの家族にはこの事は話をしたんですか?もしかして家を抜け出して来たとかじゃあ・・・・!」
「大丈夫ですよ京太郎様。両親には京太郎様の所に行く旨は伝えております。最初のうちは反対をしておりましたけど、誠意を込めて説得したおかげで
私と京太郎様の仲を認めてくださいました。重要な用事がある時には戻らなければなりませんが、それ以外ならここにいても良いとの事です」

キラキラした目で嬉しそうな顔をして言葉を続ける小蒔さん・・・親御さん公認とは恐れ入ります、本当に。これほど小蒔さんが俺の事を思ってくれているのにも関わらず、彼女の事が記憶にない俺が外道のようではないですか。
「あの・・・どうかしましたか京太郎様?何だか気分が優れないようですけど・・・」
自己嫌悪に陥っている俺に気がついたのか小蒔さんは心配そうに顔を覗きこむ。
「な、なんでもありませんよ!俺はいたって大丈夫ですのでね!ハハハハハ!」
俺は無理に笑いつつも視線を横にそらす。だってさあ・・・そのねぇ・・・心配してくれるのはありがたいんですけど、胸元がその・・・少し開いていて目のやり場に困るんですよはい。
その事に当の本人は全く気が付いていないみたいだが、健全な男子にとっては凶器そのものです・・・早く気が付いて隠してください。
ただでさえ、可愛らしい顔で見つめられて私は恥ずかしいのですから。

358 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/11/21(日) 00:54:00 ID:bj/Vzb7mO
「・・・やっぱり私がこの家にいたら迷惑ですか?それは・・・そうですよね、いきなりやって来た人と共に生活するなんて・・・嫌に決まっていますよね」
暗い顔で小さな声で呟きはじめる小蒔さん。いや、ですから胸元の方を直していただきたいのですが・・・・。
「いや、別に迷惑では・・・・」
「いえ、良いんです京太郎様。迷惑なら迷惑とはっきり言ってくださいませ?私は京太郎様にどんな罵りを受けようとも、言葉を甘んじて受け入れる覚悟はできておりますから・・・ね?」
まずいまずいまずいまずい、今にも泣きそうだぞこの娘。こんな健気で心優しい女の子を泣かせる事となったら、
男として一生の汚点となるぞ京太郎!もはや胸元云々など構っておられん。今は彼女を泣かせないようにするんだ!
「迷惑なんてとんでもありません!むしろ小蒔さんが俺みたいな奴の嫁になってくれるだなんて、嬉しいに決まっているじゃないですか!
これから一生を小蒔さんと共にすると思うと幸せ一杯でたまらないですよ・・・・ぉ」
途中で言葉を止める。俺は一体なにを言っているんだ?彼女を泣かせないように勢いで喋ってみたが、もしかして俺・・・小蒔さんを妻として迎える発言をしちゃった?
「す、すいません小蒔さん!今のはちょっとした勢いでの発言で・・・」
        • やっちまった、俺は慌てて訂正しようと言い訳をする、全く情けないぜ俺。

「・・・・しいです」
「えっ?」
「嬉しいです京太郎様!」
そんな叫び声と共に目にも止まらぬ速さで小蒔さんが俺に抱きついてきた。
「うおおおおっ!?」
なんとも言えない甘い香りと共に彼女の大きな大きな胸が俺の身体に押し当てられた。
マシュマロの如く柔らかな感触に、俺の頭で発熱ゲージがみるみる内にアップしていく。
「本当に嬉しいです京太郎様・・・私、京太郎様の妻として精一杯頑張ります!」
「あうあうあうあう・・・」
嬉しさ一杯なのは結構ですが、離れてください小蒔さん。このままじゃ俺・・・あっ、でもこのまま柔らかなおっぱいを楽しむのも悪くないかも・・・。
あれ、ところで今日のご飯はなんだったっけ?じゃなくてなんでワシはこんな事になっとるんじゃ・・・ってこれは染谷先輩か?
駄目だ、頭の中がクルクルになってきてよく分からん・・・意識が遠退いていく・・・。
「いかがなされましたか京太郎様?なんだか力が抜けておられますが・・・」
「ああ・・・・俺のマシュマロはここにある・・・!」
俺は意味不明な言葉を呟きながら彼女の胸の中で気を失っていった・・・きゅう。

『須賀くーん、買い出しお願いねー』
『はいはーい!』
『犬!早くご主人様へのタコスを買って来るんだじぇ!』
『はいはーい・・・』
『須賀くーん、買い出しが終わったら掃除もしておいてね~』
『はい・・・・はい』
『私達は全国大会がありますので、須賀君は皆さんへの雑用を頑張ってくださいね』
『・・・・・はい』
『それじゃあ、行ってらっしゃい京ちゃん』
『・・・・・・・・・はぁ』
『・・・・さま・・・・たろう様・・・』
『ん・・・?誰だ俺の名前を呼ぶのは・・・』


「京太郎様!大丈夫ですか!」
「はいいっ!?」
大きな声で呼ばれた俺は何か何だか訳も分からないまま、返事をする。
「ああ・・・・やっと起きてくださいましたか・・・大丈夫ですか京太郎様?」
「小蒔さん・・・・?」
小蒔さんが心配そうな顔で俺の顔を覗きこんでいる。って、何だか頭の方がやけに柔らかいな。
それに、小蒔さんの顔に加えて大きな大きな胸が視界に・・・・ちょっと待ってくれ。
もしかして今、俺は小蒔さんに男のロマンの一つ、膝枕をされているのですか?
思い出したぞ、さっき俺は小蒔さんに抱き着かれて実に柔らかな胸の感触によって気絶をしてしまったんだ。
「って、事は・・・もしかして小蒔さんは俺が起きるまで膝枕をして・・・?」
「はい、京太郎様が突然気を失ってしまったのには驚いてしまいました・・・・」
「そうですか・・・すいません、わざわざ膝枕をしてくれて」
俺は小蒔さんに礼を言って身体を起こそうとする。正直に言うとかなり興奮しています。
だって柔らかおっぱいの感触だけでもかなり刺激的なのに、膝枕まで・・・健全な男子にこれ以上の刺激はマズイですのでね。
そんな俺の行動を止めるかのように、小蒔さんは首を横に振って俺のおでこに優しく手を添えた。
「小蒔さん?俺はもう大丈夫です・・・ですから」
「いいえ、京太郎様。もう少しだけお休みになってくださいませ。まだ疲れが取れていないと思いますので」
「そんな事ないですよ!小蒔さんの膝枕のおかげで須賀京太郎は元気百倍です!」
俺は笑いながら右手でグッドサインを作ってアピールするが、小蒔さんは真剣な表情のまま再び首を横に振った。
「京太郎様はうなされていました・・・まるで何かに苦しめられていたかのように。
ですから私は京太郎様を起こしたのです・・・教えてください京太郎様。あなた様は一体何の夢を見ていたのですか?」
小蒔さんは悲しそうな表情で俺に問い掛けた。・・・・やっぱり小蒔さんは優しいなぁ。俺の事を本気で心配してくれている。