清澄・部室

優希「咲ちゃんと二人きりって珍しいじぇ」

咲「そうだねー」

優希「そこの机どかして欲しいかも」

咲「はい」ゴトッ

優希「ホウキではくじょー。さっさっさー」


優希「掃除ってめんどくさいじぇー」

咲「いつも京ちゃんは一人でやってるよね。私達は二人がかりだけど」

優希「私達より二倍の時間がかかるわけか。犬ながらよく働くじぇ」

咲「たまには私達も雑用しないとね。部長と和ちゃんは……」


久『は?雑用を私がする?いや、するわけないけど』

和『須賀君がやるからいいです。効率よく部活動をしましょう。私達は麻雀だけに集中すればいいんです』

久『人には生まれ持っての役目があるのよん♪須賀君の仕事、私達が取ったら可哀想じゃない』


咲「なんて言ってたなぁ……」

優希「和ちゃんも犬が入るまで掃除も雑用もちゃんとやってたじょ」サッサッサ

咲「そうなんだ」

優希「部長は……見た事ないじぇ。まぁ、高1の時はぼっちで部活してたって言ってたからやってたんじゃないかな」

咲「たまに私達が手伝ってあげればいいと思うの。時々ね」ゴシゴシ

優希「ハッキリ断わらない犬が悪いじぇ!とは言うものの、私も少しばかり甘え過ぎかなぁと思う事もある」


ガチャ

京太郎「おーす。あれ、二人とも今日は早いな」

優希「うむ、ご苦労。たまには早起きして来てやったじぇ」

咲「もう少しで掃除終るから、待っててね」

京太郎「へぇー、部室の掃除してくれたのか。どういった風の吹き回しだ?」

咲「べ、別に他意はないよ。たまたま朝早く来たからさ」

優希「そうそう。咲ちゃんと待ち合わせてして……ゲフンゲフン、犬は麻雀でも打ってるがいいじょ」

京太郎「ふーん。何にせよ、有難い事です。じゃあネトマしてるわ」ポチポチ



京太郎「和がログインしたままだ。まぁいいや、たまにはスーパー京太郎っち見せてやるか」ポチポチ

京太郎「アバターは長野スタイルに変更だ」ポチポチ



京太郎「ちっ……負けてしまった。いい感じで聴牌したんだけどなぁ」ポチポチ

咲「聴牌即リーはダメだと思うよ。って京ちゃん!それ和ちゃんのIDじゃない!?」

京太郎「そうだよ。えーとチャットウィンド開いて……。貴方がとても強くて、そこに痺れて憧れました、ぜひまた対局お願いします」カタカタ

男『ま、まじっすか。リアルで打ちますか?』

京太郎「高校一年生のJKです。良かったらお友達になって下さい」カタカタ



京太郎「はい終了。で何だって?」

咲「和ちゃんのID使っちゃダメだよー。BP5000あるから、一回負けたらものすごく減るんだよ!」

京太郎「何それ?俺、BP500だけど」

咲「私は2000。和ちゃんは5000あってマスタークラスだから、維持するのがすごく大変で」

咲「ってああぁぁぁぁぁ!BP2000の人に負けてるじゃん」

京太郎「おっそうだな。そんな時もあらぁ。500減ったな」

咲「500稼ぐとなると、50戦して1位2位をずっとキープしないと……」

京太郎「……もしかして俺、やってしまった系?」

咲「やっちゃったね。和ちゃん、ものすごく怒ると思う」



京太郎「咲さん、お願いがありますッッ!!!!!!!」ドゲザ


須賀京太郎、人生で二十七度目の漢の土下座


咲「嫌な予感しかしないけど言ってみて」

京太郎「俺の代わりに操作した事にして欲しい」

咲「だよね~」

京太郎「和も咲なら怒らないはずだ」


京太郎の場合

和「コラァァァァァ!須賀京太郎ォォォ!関係ねえよ!カァンケイねェェんだよェォ!」

和「テメェみたいなレベル0なんざ、指一本動かさなくても100回ブチ殺せんだよォぉぉぉ」


咲の場合

和「もう咲さん、勝手に人のID使わないで下さいね。私、おこです!今度の日曜日にイオンに着いて来てくれないと許しません」



京太郎「こ、こうなるわけだ」

咲「とほほほ、了解。私のせいでいいよ、もー」

京太郎「すまんな、恩にきるぜ」

京太郎「で、掃除終ったのか?」

咲「終ったよ」

優希「犬、タコス作ってくれー」

咲「優希ちゃん、めっ!」

優希「あああっ、そ、そうだったじぇ。今日は購買部のタコス買って来たんだじょ」ガサゴソ



優希「まいうー。私好みの味だじぇ」パクパク

咲「……」ウンウン

京太郎(ははーん。コイツら俺に気を使ってるんだな?健気な所あるじゃん)

京太郎(おもちがせめて部長くらいあればなぁ……)

京太郎(いや、これから成長するかも。咲は無理だな、姉も絶望的だし。優希も新子憧と言う上位互換が居るし……)

京太郎(人生で本当に欲しい物は手に入らない。大切な事だ)

京太郎(ところでたまにはからかってみようかな、この二人)

京太郎「あいたたたた」ムクムク

咲「京ちゃん、どうしたの!?」

優希「二人でベ、ベットに運ぶじぇ!」


咲「優希ちゃんは左肩を支えて」ヨロヨロ

優希「わかった。咲ちゃんは右肩だな」ヨロヨロ

京太郎「ううっ……すまねぇなぁ」


ドサッ

京太郎「少し横になるわ」

咲「お腹の調子でも悪いの?」

優希「拾い食いでもしたのかー」

京太郎「今日は掃除代わってくれてありがとうな」

咲「ううん。月曜日から金曜日まで京ちゃんが当番っておかしいと思ってたから」

優希「べ、別に犬のためにしたわけじゃないじぇ///」

京太郎「いやー助かる。今日はさ、ちょっと大変でさ」サスリサスリ

咲「どうかしたの?」




京太郎「朝起きたらオチンチンが生えてやがった!!!!!!!ちくしょーーーー!」

咲「え?」

優希「オチンチン?」

京太郎(へへっ、なんてな。和ならセクハラですとか言ってタコ殴りにされそうだが、この二人なら笑って許してくれるだろ)


咲「……」ヒソヒソ

優希「……」ヒソヒソ


京太郎「チンコだぜ!チンコ!こんなもの生えてくるなんてよぉ!?男の子なのに!」

京太郎(反応悪いな。ちょっと下品過ぎたか)



咲「……」ボソボソ

優希「……」ウンウン


京太郎「いやー参った参った。この先、どうやって生きたらいいかわかんねー」

京太郎(早く突っ込めよ!)


咲「……あのね、京ちゃん」

優希「……」

京太郎「あー痛い痛い痛い、何だよ?」

咲「私達はオチンチン生えた事無いからわからないよ」

優希「友達にもオチンチンが生えてる子は見たも聞いた事もないじぇ」


京太郎「ん?そ、そうだな(当たり前だろバカ)」

咲「どうする、救急車呼ぶ?」

京太郎「いや……そこまで大袈裟な物でもない」ムクッ

優希「保健室の先生呼ぶか?」

京太郎「停学になるかもしれな……そこまでの事じゃない」ムクムク

京太郎「寝てれば治ると思う」ボッキーン

咲「そっか、私、ここに居るね?何かあったら言って」

優希「じゃあ私もここで犬を見てるじぇ」

京太郎(オチンチンの存在を知らないのか……この二人?)

京太郎「なぁ、お前達」

咲「なに?飲み物でも欲しいの?」ペラッ

優希「傷テープか!」ピコピコ

京太郎「いや……、チンチンって知らない?」

咲「知らないよ」

優希「見た事ないじぇ」

京太郎「……(どこまで行けるのか、試してみるか)」

京太郎「ぐわあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!??!?チンチンが熱膨張しやがった」ピコーン

咲「たたたた、大変!」

優希「見ろ、咲ちゃん。ズボンがテント張ったように膨らんでるじぇ」

京太郎「熱い熱い……あちぃぃぃぃ。すまん、冷やしてもいいか?」

優希「お、おぅ。私達は後ろ向いてた方がいいか?」

京太郎「いや、患部がどうなってるか見て欲しい。ダメか」

咲「ううん。私達に気にせず脱いでいいよ」



京太郎「じゃあ脱ぐぜ」ヌギヌギ

京太郎「ちくしょう、チンチンがひっかかって脱げないぜ」

優希「私に任せろー!」ガシッ


スポ―――――ン

優希「よし、ズボンはポーイ」

咲「ふむふむ。これがオチンチンだね?」

京太郎「あっああ……、どう思う?」

咲「すごく大きいです。って所かな」

優希「こんな物が朝起きて生えてたらびっくりしちゃうじぇ」

京太郎「はははーだよなぁ///お前達には生えてないのか?」

咲「生えてないよ」

優希「生えてないじぇ」

京太郎「確認させて貰ってもいいか?いや、嘘を疑ってるわけじゃないんだ」



京太郎「俺だけ下半身晒してるの恥ずかしいからさ///」


咲「……」ヒソヒソ

優希「……」ウンウン


京太郎(流石にお前達のアソコも見せろは意味不明だったかな……)


咲「わ、わかった」スルスル

優希「恥ずかしいから後ろ向くじぇ!」スルスル



京太郎「うっひょー!」クルッ


咲「ぬ、脱いだよぉ///」カアァァァァ

優希「私達にオチンチンなど無いじょ」ドーン


京太郎「あーちょっと目がボヤけて見えないわ。もっと近くまで寄ってどうぞ」


咲「……///」トテトテ

優希「恥ずかしいから何か喋れ///」スタスタ

京太郎「お前達、お股に隠せそうな場所があるじゃないか!なんだよこれは!」

咲「こ、これは子宮に繋がる穴だから」

優希「赤ちゃん産む所だじぇ」

京太郎「怪しい怪しすぎる。チンコが無いか確かめてみろ」

咲「えー、ないよないない」

京太郎「優希の膣に咲の指を。咲の膣に優希の指を入れて確かめろ」ボッキーン



咲「……」ゴニョゴニョ

優希「……」コクコク


咲「……優希ちゃん来て」

優希「唾つけるじぇ。一気に行くじょ」ペペペッ


優希「ふんっ!」


ズボッッッ!

咲「あっ……かはっ……」ヨロヨロ

優希「特に何かを隠してるわけではないと思う」グニグニ

京太郎「そうか、疑ってすまなかったな咲」シコシコ

京太郎「お前達、よーく見とけよ。このオチンチンの咲っぽを」シコシコ

咲「……」ジーー

優希「……」ジーーー



ガチャ、ドタドタ

和「石戸さん、あの男です!やっちゃって下さい」

霞「ええ、よくってよ。淫魔に取りつかれし、罪深き愚者よ!」

霞「私のこの手が真っ赤に燃える!睾丸をつかめと轟き叫ぶ!爆熱!カスミィィィフィンガー!」


ガシッ……キュイイィィィィィ

霞「ひぃぃぃぃぃとエンド!」



ブチッイィィィィィ!

京太郎「ぎゃああああああああああ!?!??!?!?!」


カラン……コロコロ

和「ふん、これが須賀君の睾丸ですか。こんなもの……」グチャ

和「このっこのっ、このこのこの」ドスンドスン

京太郎「」プシューーーー

霞「一件落着ね」ニコッ



京太郎はとても大切な物を失った。iPS細胞で睾丸が戻る日が来るかもしれない


終わり