宮永家 朝 咲の部屋

ジリリリリリリ!ガチャ!

咲「お~寝みぃ……」

咲「まったく、水曜日の学校はいやだな、鬱になる」

咲「カピに餌やらないと……カピー!」


シーン

咲「あれ?カピはどこいった?…ていうかなんか部屋が違うような…」

咲「……何処だここ、何があった」

咲「……誘拐かなんかか?まさか、昨日俺は自分の部屋で寝たんだぜ、ありえねえ」

咲「体に異常は……このピンクのパジャマはなんだ」

咲「……あれ?なんか体がいつもと違う、なにかがない気がするぞ」

咲「…………………あ」

咲「はぁ~~~~!?」

咲「なんだこりゃ!女になってるぞ!」

咲「くっそ!意味がわかんねえ!とりあえず鏡だ!」

咲「たぶんここらへんに…あった!」

咲「……ははは、夢だと疑いたくなるぜ」

咲「咲になってる…」

咲「待て、落ち着け、須賀京太郎、幸いアニメとかでこの手の展開はよく見る、つまりはそれに習って、最善の行動をとるんだ」

咲「まず、俺が咲になっているということは十中八九俺の体には咲が取り付いてやがる」

咲「たまにランダムに移動するタイプもあるけど考えたくねえな」

咲「……俺が最初にするべき行動は……咲への連絡!」

咲「須賀、須賀、あった!」


プルルルルプルルルル、だだ今、電話に出ることは

咲「くそっ!咲着信拒否してやがる!現実逃避するなよ!」

咲「俺ん家は仮病なんて許さねえからな、おそらく咲は無理矢理に登校させられる」

咲「くそっ!一回登校したら取れる手はずいぶんと限られてくるぞ!お互いのモノマネとかその程度か」

咲「お互いのモノマネ?」

咲「……もぅ~きょ~ちゃ~ん聞いてよ~、和ちゃんがへんなことをいってくるよぉ~」

咲「……だめだ、絶対」

咲「そんなになったらもう遅い、そうなったら取れる手段は一つ!」

咲「……一回学校に行くしかねぇ、危険だけどな」

咲「まったく、どうしてこうなったんだか……用意しよう」


コンッコンッ!

咲「ん?石?……まさか!」

京太郎「」モジモジ

咲「咲!」


京太郎「ただいま・・・じゃなくておじゃまします・・・」

咲「おす」

京太郎「ううう・・・どうしよぉ・・・」モジモジ

咲「頼むから内股で涙目はやめてくれ。予想以上にキモい」

京太郎「そんなこと言ったって・・・」

咲「もうちょい背筋伸ばして胸張れよ。学校で変な噂が流れたらどうしてくれるんだ」

京太郎「ええっ 学校いくの?」ズキズキ

咲「しょうがねえだろ?サボって戻るわけでもないし・・・もっかい頭ぶつけてみるか?」ズキズキ

京太郎「いや」

咲「じゃあ着替えるの手伝えよ。服多すぎで靴下どこかわかんねぇしネクタイ結べねえし」

京太郎「普通だと思うけどな・・・」ゴソゴソ

京太郎「はい。」

咲「サンキュ」ヌギヌギ

京太郎「ちょっと待って!脱ぐの?」

咲「脱がなきゃ着替えられんだろ」

京太郎「ダメ!見ちゃダメ!絶対ダメ!」

咲「そんな無茶な」

京太郎「いい?絶対取ったらダメだからね」ギュッ

咲「わかったわかった。わかったから早くしてくれ、遅刻しちまうよ」

京太郎「人のボタン外すのってちょっと慣れないね・・・」プチ プチ

京太郎「はい。脚抜いて」スルッ

咲「よいしょ」

咲(しかしこれは客観的に見たら・・・)


ガチャ

咲父「おーい咲、起きてるか―?朝飯・・・」

京太郎「あ」

咲「あっ」

咲父「・・・・・・ふー。」シュボッ

咲父「京太郎くん。君のことは咲の良き友人として信用していたんだがね。」

京太郎「違うのお父さん!」

咲父「誰がお義父さんだぶち殺すぞこのクソガキがあああああぁぁぁ!」


バキッ

京太郎「きゃあっ!」

咲「あわわわわ」



ー30分後ー

咲父「すまなかった、大丈夫か、咲」

京太郎「うん。なんか京ちゃんの体だとすぐ痛くなくなるみたい」

咲父「早とちりして娘に手をあげるなんて・・・本当にすまん」

咲(まあ普通の人間なら早とちると思う)

京太郎「ううん。誤解だったけど、お父さんが私のために本気で怒ってくれて、嬉しかったかも」

咲父「咲・・・」ジ~ン

京太郎「ありがとう・・・」


咲「すいません。親子愛に水を差す気は無いんですが、ホモホモしいのでそのへんで・・・」


咲「しかし、よくこの奇天烈な状況にあっさり納得してくれましたね」

咲父「うむ。・・・・・・実は若いころに似たような経験があってね」

京太郎「えっ」

咲「マジですか」

咲父「あれは私が丁度高校に入学したばかりの頃だった・・・」

京太郎「どうやって戻ったの!?そこだけ今教えて!!」

咲父「う、うむ」

咲(明らかに回想が始まりそうだった気がするけど黙っとこう)

咲父「入れ替わった相手は咲、母さんだ」

京太郎「ええーーーっ!」

咲「ほほう」

咲父「その頃男子の部員が少なくてな。実力の足りなかったオレは主に女子麻雀部の使い走りをやらされていた」

咲「心中お察しします」

咲父「で、まあ、ある日入れ替わって、一月くらいで元に戻った」

京太郎「え?」

咲「戻る方法は?」

咲父「正直、いつの間にか戻ってたとしか・・・まあ色々あったからなあ、色々・・・」(遠い目)

咲父「あえて言うならキスしたのがきっかけのような気もするが・・・」

京太郎「//////」

咲「な、なるほど、割りとベタですね」

咲父「別にその瞬間に戻ったわけじゃないから、確信は無いんだが」

咲「じゃあまあ、早速、するか」

京太郎「あ、え、えーと、う、うん」

咲父「やってみろ」ユラリ

咲父「オレの目の黒いうちは娘に手を出すことは許さん」ゴゴゴゴ

咲「いやいやいや落ち着いてください。その娘はいま息子になってるんですよ」

咲父「別にそうだと決まったわけじゃない。今は待て・・・久しぶりにあいつに連絡を取って、心当たりがないか聞いてみよう」

京太郎「・・・・・・」

咲「はあ、お願いします」

咲父「取り敢えずもうこんな時間だ。2人は学校に行きなさい」

京太郎「学校行くんだ・・・やっぱり」

咲父「京太郎くん。みなまでは言わない。くれぐれも、くれぐれも自重するように」

咲「は・・・はい」


京太郎「行ってきまーす」



ダダダダダダダ

咲「おい、まてっって」ハァハァ

京太郎「あははは、すごい、脚はやーーい」

咲「くそおおっなんじゃこりゃあ バランサーがイカれてやがる。しかも遅い!」ハァハァ

京太郎「いつもこのへんで和ちゃんに会うんだけど、今日は流石にいないねー」

咲「わかってるな、咲、じゃなくてえー京ちゃん。お前は京太郎なんだぞ」

京太郎「うん。あっ・・・お、おう」

咲「女子更衣室入るなよ女子トイレ入るなよ」

京太郎「あっ。そうか!危なかったー」

咲「大丈夫かよ。頼むから俺の人生を終わらせないでくれ」

咲(しかしさしあたって・・・・・・トイレどうしよう)

京太郎「あぐらかいたり、下ねた言ったり、あとあと色々全部気をつけてよね!」

咲「わかったわかった」ハァハァ

京太郎「で、京ちゃんの方は?」

咲「俺は裏表のない素晴らしい性格だから、咲の見てる俺のイメージで適当にやってくれ」

京太郎「そんなんでいいの!?」


ポン

男子「おーっす。京太郎、ギリギリセーフだったな」

京太郎「あ、ああ、・・・・・・まあな」

女子「んー。なんか須賀くん今日雰囲気違わない?」

咲(!)

京太郎「おっ。ついに俺の魅力に気付いちゃった?」

男子「言ってろw」

女子「あははは」


ワイワイガヤガヤ

咲(うむ。その調子だ、咲。しかし・・・)


シーン

咲(咲に麻雀部以外に友達がいなくてよかっ・・・・・・た?)ホロリ


ー休み時間ー

咲「この離れのトイレなら誰も来ないだろ」

京太郎「大丈夫かなあ・・・」

咲「じゃあまずチャックを下ろして」

京太郎「はい先生」ジジー

咲「トランクスの股の方に穴が空いてるので、そこからチンコを取り出します」

京太郎「チン///・・・は、はい」ポロリ

咲「もうちょっと小便器に近づくんだ。そして照準を合わせて主に排水口の辺りを狙い撃つ」

京太郎「うう・・・ちょっと触るのやだなあ・・・」

咲「ちゃんと洗ってるから!しっかり銃身を握って狙いを定めないとえらいことになるぞ」

京太郎「そうなんだ・・・」ムズムズ

咲「出そうか?」

京太郎「うっうん・・・あっ」ジョー

京太郎「なんか、変、この感覚、新しいかも・・・」ジョワー

咲「お、おい咲、顔がやばいぞ。よだれ・・・」

京太郎「え?ご、ごめん」ジュルッ

咲(男の放尿って女より気持ちいいのかな)

咲「そして終わった後はブルンブルン震わせて尿の雫を切るんだ」

京太郎「あははは、これなんか面白いかも」

咲「切り終わったらさっきと逆に仕舞う。あと絶対にチャックにチンコを挟むなよ。15分は行動不能になるぞ」

京太郎「えっティッシュで拭かないの?」

咲「どこにそんなもんがあるんだよ。ちなみにハンカチなんて基本持ってないぞ。手洗ったらズボンで拭く」

京太郎「ふーん男の子って不潔なんだね」

咲「そうか?」

京太郎「『咲』はちゃんとハンカチ使ってよね。ポケットに入ってるから」

咲「へーへー。ところで『京ちゃん』・・・俺も小便したくなったんだが・・・」

京太郎「うー・・・・・・・・・・・・しょうがない、よね」


ガチャ

咲「いちいち個室っていうのが面倒くさいな」

京太郎「しょうがないでしょ」

咲「しかし何も脱がなくていいのは楽かもしれん」

咲「ん・・・っと。ほほう、綺麗なピンク色だな」

京太郎「勝手に拡げないで!!」

咲「す、すいません」

京太郎「もう、女の子の一番デリケートなところなんだからね!」クニ

咲「はぅ///」

京太郎「変な声出さないで・・・こっちの小っちゃい穴がおしっこが出るところで、その下の方が・・・」

咲「チンコ挿れるところか」

京太郎「赤ちゃんが出てくるところ!」

咲「順番的にはこっちが正しいぞ」

京太郎「うう・・・京ちゃん最低・・・もうお嫁に行けない・・・」

咲「男は元々行けないから安心しろ」

京太郎「京ちゃんは見られて、ていうか見て、平気なの?」

咲「・・・まあ正直、鼻血出そう」ハァハァ

京太郎「ヘンタイ」


チョロロロロロロロ チョッ チョッ チョロッ

咲「ふぅ・・・女って小便我慢できないんだな」

京太郎「そうなの?」

咲「ああ、多分。なんか途中で止めれなそうな感じ」

京太郎「終わったらティッシュで綺麗に拭いて。トイレットペーパーだと切れ端が残りやすいから特に注意してね」

咲「はいよ」フキフキ

京太郎「・・・・・・」

咲「ウンコはどっちも同じだから講習の必要はないですよね?w先生・・・」

京太郎「・・・・・・っ」

咲「・・・おいどうした、咲」

京太郎「どうしよう京ちゃん・・・なんかあそこが変なの・・・」

咲「!・・・立てるか?」

京太郎「ん・・・痛っ・・・これって」モッコリ

咲「ついにこの瞬間が来てしまったか・・・」

京太郎「これって・・・くっ」

咲「うん、取り敢えず苦しいだろうから外に出してやる」


カチャカチャ ジー

京太郎「うわぁすごい・・・全然、さっきと形も大きさも違う・・・こんなに膨らむんだぁ・・・」ギンギン

咲「あー・・・恐らく咲もある程度知っているかもしれないが、これがいわゆる勃起ですね」

咲(裏から見るの思ったよりグロいな)

京太郎「これが・・・大丈夫なの?どんどん大きくなって破裂しない?」

咲「それはないから安心しろ」

京太郎「どうしようどうしよう京ちゃあん」オロオロ

咲「落ち着き給え。ちゃんと静める方法も伝授してやるから」

咲「まずひとつは一時的な対処療法だ。瞑想をするように心を落ち着けて、静かに無心でいればそのうち収まる」

京太郎「」コクコク

咲「ふたつめは元を断つ。チンコを主に手で扱いて精子を出してスッキリさせてやるんだ」

京太郎「どっちが、どっちがいいの?」

咲(色々あって忘れてたけどそういえばオナ禁してたんだった)

咲「溜まってれば授業中に不意勃って戻らないっていうことも有り得る。ここは・・・」


咲「一旦落ち着け、いいか? なるべく気持ちの悪いことを考えるんだ」

京太郎「気持ちの悪い事?」

咲「例えば・・・咲って何か嫌いな物とかないか?」

京太郎「嫌いな物・・・ええと」

京太郎(嫌いな物嫌いな物・・・・うーーん)

京太郎「虫とか・・・かな」

咲「虫か! ならゴキブリが卵を生んでいる所を考・・・うぅぇえええ」

京太郎「なにそれ・・・」シナシナ

京太郎「ちょっと京ちゃん、あんまり気持ちの悪い事言わないでよ」シュンシュン

咲「ああ、だけど見てみろ咲 萎んだだろ?」

京太郎「あっ! 本当だ!」

咲(しかし、自分から言っといてなんだがなんだろう今の・・・)

咲(すんげー気分悪くなったな・・・大抵そういうの考えたところでここまで気持ち悪くならないのに・・・)

咲(これも咲と入れ替わったせいか? まあいいか)

咲「ところで咲―――


ガチャ

モブ子A「そういえば昨日のテレビ見たー?」

モブ子B「うん 見たよー!」

咲「!?」 ガタッ

京太郎「!???」 ガタッ

モブ子A「ん?」

モブ子B「え? どうかした?」

モブ子A「いや・・・何でもない 所でさ」

京太郎(京ちゃん動いちゃダメだよ!!)

咲(わかってる! 今ここで何かあって京太郎であるお前がバレたら俺の学校生活は終わる!!)


モブ子A「って言ってたんだよねー」

モブ子B「えー そうだっただー!」

咲(・・・)

京太郎(・・・)

モブ子A「それでさー!」

モブ子B「うんうん」

咲「・・・いつまでいるんだこいつら? もう十分はいるぞ?」ボソッ

京太郎「あはは・・・女の子はお喋りだから」ボソッ

~~~~~♪

咲・京太郎「「!!??」」

モブ子A「え?」

モブ子B「ケータイ?」

モブ子A「そういえば私たちがここに来てからまだ誰も入ってこなかったよね」

モブ子B「そういえば確かに」

京太郎「きょきょきょ京ちゃん! 何でケータイマナーモードにしてなかったの!?」

咲「いや、いつもは学校につく前にはマナーモードにしてたけど今日は違うだろ!??」

京太郎「どうしよ」


ガンガン

モブ子A「大丈夫ですかー?」

咲・京太郎「「!!??」」

モブ子B「随分長い間トイレ入ってるみたいだけど・・・何か体調悪いんだったら先生呼んでこようかー?」

京太郎「ああええと、だ!大丈夫です!! 心配しないでください!」

モブ子A「!!??」

モブ子B「!!!!」

咲(あああっ!!!!)

京太郎「あっ・・・」

モブ子A「お、男の声・・・!?」

モブ子B「ここ女子トイレだよね・・・?」

モブ子A「ちょっとあんた!! ここで何してんの!??」ガンガン

咲(終わった・・・)

京太郎(ブルブル)ウルウル

咲(いや、考えろ! ここで何かしないと俺の高校生活が終わる!!)

咲「あーあーおほんおほん!!!」

咲「間違えて電話してたのをスピーカーにしちゃったー(棒)」

咲「もしもしー 京ちゃーん?」

京太郎「!?」

京太郎「あーーもしもしーどうしたーー?」

咲「今ちょっと電話に出れないからまたかけ直すねー」

京太郎「あ、あー分かった」


ガチャ

スタスタ

咲「あの、お騒がせしてすいません ケータイをずっと弄ってて・・・」

モブ子B「え?、ああ・・・なるほど」

モブ子A「え? でも男の声は??」

咲「それは電話してきた相手の声で、私が間違えてスピーカーにしちゃったんですよ」

モブ子A「あぁな~んだ、 てっきり女子トイレに入る変態がいるのかと思ったよ」

咲「ははは」

咲(危なかった・・・)

キーンコーンカーンコーン

モブ子A「あ、予鈴」

モブ子B「そういえばモブ子A、会長に何か頼まれてなかったっけ?」

モブ子A「あっ!! そうだった! 早く行かないと!」


タッタッタ

ガチャン

咲「・・・・・・ふぅ・・・」

咲「咲ー出てきても大丈夫だぞー」


スタスタ

京太郎「・・・・はぁ もうダメかと思ったよ」

咲「お前なー・・・グニィ」

京太郎「ひふぁいふぉふぉうふぁん」

咲「それよりさっさと出よう 誰かに見られたら即OUTだっからな」

京太郎「うん」


ガチャ 

スタスタ

咲「ふぅ・・・しかしまじで危なかったな」

京太郎「うん・・・正直もうダメかと思ったよ」

咲「お前がテンパって返事しなけりゃよかったのにな」グニグニ

京太郎「ふぁふぁらいふぁいふぉきょうちゃん!」

咲「おっと・・・取り敢えず今から気を取り直すぞ さ・・・京ちゃん」

京太郎「うん 咲」

??「・・・・・・」

??「あれは咲ちゃんと・・・・京太郎? あそこって女子トイレじゃ」

??「どうして咲ちゃんと京太郎が・・・」



~昼休み~

咲「ふぅ・・・なんとか授業中や休み時間は誰にも怪しまれずに済んだな」

京太郎「ky・・・咲はずっと授業中寝てたからでしょ!」

京太郎「わ俺なんていろんな人が喋りかけてきて大変だったんだから!寝てるわけにもいかないし!」

咲「はいはいご苦労さま」

京太郎「京ちゃん はいは一回でいいよ」

咲「はいよ」

咲「それよりもだ」

咲「取り敢えず今後のことを話さないといけないから、和と優希には悪いけど今日は二人で食べてもらうとするか」

京太郎「うん、そうだね」

咲「さてと・・・・・どうしますか」

京太郎「お父さんが朝言ってた事を思い出してみると



咲父「で、まあ、ある日入れ替わって、一月くらいで元に戻った」

咲父「正直、いつの間にか戻ってたとしか・・・まあ色々あったからなあ、色々・・・」(遠い目)



京太郎「ってことだから正直今のわた・・・俺たちにはどうすることもできないよ」

咲「そうだな・・・ それよりも今おれ・・・私たちが入れ替わっていることを和たちに話すかどうかだな・・・」

京太郎「うん・・・ 正直信じてもらえるか分からないよね・・・」

咲「まあそりゃそーだろ 俺と咲が入れ替わってるんですー」

咲「なんていったって和はそんなオカルトありえませんとかいって絶対信じないだろうし」

咲「優希や部長は面白半分でしか話聞かなそうだし」

咲「染谷先輩もなんていうか予測がつかないしな・・・」

京太郎「けど、隠し通せるとも思えないよ・・・?」

咲「一ヶ月だもんな・・・短いようで長いし・・・」

咲「まあ最悪何か違和感が隠しきれなくなったら正直に白状するしかないだろ」

京太郎「っていうことは今はまだ言わないって事?」

咲「もしお前が、誰かと誰かが入れ替わってるって知って今までどおり接することができるか?」

咲「そんなぎこちないことになるぐらいなら隠していたほうがマシだと思うんだ」

京太郎「そっか・・・そう言われるとそうかも」

咲「そう・・・・・・・・・・・」ピーーン

咲(・・・・・待てよ?)

咲(そういえば、今の俺の体は咲。つまり女子だ)

咲(それって・・・・・・俺が今考えている以上に今・・・)

咲(とても幸運な状態なんじゃないのか・・・?)

咲(さっきまではあまりそういうことを考えずに入れ替わりは隠そうとしてたけど・・・)

咲(・・・・・・・・・・・・)ニヤリ

京太郎「京ちゃん・・・?」



~昼休み~

??「むむむ・・・何だか二人共楽しそう」

??「それに何故だか咲ちゃんが今まで見たこともないような悪い顔をしているじょ・・・」

??「それよりも二人で・・・・まさかあの二人・・・・・・」

??「京太郎・・・・」

?「・・・・さんどうして須賀君と二人で・・・」

??「ん?あれは・・・?」

?「どうして私じゃなくて須賀君と二人で・・・」

??「のどちゃん・・・」

?「え? あ、優希」



~放課後~

咲(授業が終わるまで何も起こらなかったな・・・段々咲になりきるのも慣れてきたし・・・)

咲(・・・・・・・・・・)

咲(ダメだ・・・考えるのをやめるんだ・・・・これ以上考えるとニヤケが止まらなくなる)ニヤニヤ

京太郎「何ニヤニヤしているんだ咲・・・」

咲「いや、何でもない」

咲(咲と入れ替わった・・・まず咲と仲のいい女子で外せないのはもちろん・・・・)

咲「和だ!!!!」

京太郎「」ビクッ

京太郎「・・・・・? はっ」ピーン

京太郎「・・・・咲 和ちゃんに何かしたら許さないよ」

咲「!?」

咲「ななにを言ってるんだ咲?俺は咲の体なら俺でも嶺上開花和了れるんじゃないか試してみようと思っただけだぞ?」

京太郎「ほんと~?」

京太郎「あぁ、そういうことだから・・・じゃ・・・」



咲「・・・・・・」テクテクテク

咲「・・・・・・・」テッテッテッ

咲「・・・・・・・・」タタタタタタタ

咲(待ってろよお!和ぁ!)


和「宮永さん・・・どうして・・・」ブツブツ

咲「原村さん!」

和「宮永さん?!・・・どうしたんですか?」ハッ

咲「えへへ・・・」ギュッ

和「宮永さん?!」

咲「前から原村さんの胸の谷間に挟まってみたかったんだ~」

和「わ・・・わ・・・私も」


バタン

京太郎「ちょ、ちょっと!何やってるの?!」

咲「わっ!びっくりさせないでよ京ちゃん」

咲(ちっ勘づきやがったかこのチンチクリン)

京太郎「やっぱり原村さんの胸が目当てだったんだね・・・許さないよきょ、咲」ゴゴゴゴゴ

咲「あわわわわ」

京太郎「さぁこっちにきてゆっくりお話s──」

和「やめてください!」

咲「!」

京太郎「え・・・はら・・・和?」

和「どうして須賀君が怒るんですか?宮永さんがクラブメイトと交友を図ることのなにがいけないというのですか?」

京太郎「いやでもぉ・・・いくらなんでも抱きついて胸に顔擦り付けるのは行き過ぎなんじゃ・・・」

和「スキンシップです。相手が男性というわけでもないのだから校内の秩序を乱すような行為になるとは思えませんが」

和「それとも須賀君個人として私と宮永さんが仲良くすることに、なにか蟠りでもあるのでしょうか」

京太郎「それは・・・」


京太郎(もぉ・・・なんでか知らないけど原村さんの逆鱗に触れちゃったよぉ・・・)

京太郎(京ちゃんなんとかして・・・)チラッ

咲「ふぇぇ~原村さ~ん」ギュウウウゥゥ

京太郎「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」グギ

和「反論がないのなら消えてください。私たちはこれからもっとお互いを知りあう必要があるのですから・・・さ、宮永さん」

咲「うん!」

京太郎「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

京太郎「」ガシッ

咲「へ?」

京太郎「きて」

和「ちょっと、あたなまだ──!」

京太郎「」ギロッ

和「ひっ」


咲「いやちょっと待ってどこ触ってあ、あ、ああああああれえええぇぇぇぇぇぇ~~」





和(連れてかれちゃいましたね・・・)

和(でも、須賀君のあの射殺すようなまなざし・・・)

和(・・・・・・・・・・・・・・・・・ポッ)




咲「サキサンカワイイー」

京太郎「まったく京ちゃんはいっつもおっぱいおっぱい言って・・・」

咲「サキサンカワイイー」

京太郎「その年になって恥ずかしいと思わないの?」

咲「サキサンカワイイー」

京太郎「だいたいおっぱいなら手頃なのが近くにあると思うなー」

咲「リンシャンカイホー」

京太郎「だいたい胸って大きさだけじゃないと思うし──」




久「なにあれ」





咲「おっと、俺ここから帰るわ」

京太郎「ちょっと、そっちは京ちゃんの家でしょ?京ちゃんは私の家に帰らないと」

咲「おっと、そうだったな」

京太郎「じゃあ、私はきょうちゃんの家に帰るね」




~宮永家~

咲「ただいまー」

咲父「おう、おかえり。 何かいい方法は見つかりそうかな?」

咲「いや、まったく…」

咲父「そうか、とりあえず今日はもう部屋に戻って休んでなさい」

咲「? 部屋って、どの?」

咲父「咲の部屋に決まってるじゃないか」

咲「」



~in咲部屋~

咲(すげぇ、なんかかわいい小物がいっぱいあるな…)

咲(しかもめっちゃいい匂いがする、これが女の子の部屋か…)

咲「ん?これは…」

咲「洗濯物…だと?」

咲(いやこれはさすがにまずい)

咲(バレたら殺されるよな…)

咲「…」

咲(ちょっとだけならいいよな…)スッ

咲(綿ぱんつか、あいつらしいな…)プラーン

咲「…」

咲「ちょっと、ちょっと嗅ぐだけ…」

咲「…」クンカクンカ

咲(んん~まんだむ)

咲「さて次は……ん……あいつ…ブラジャーつける必要あんのか?」

咲「…」

咲「確かめてみるか…」


咲「」モミモミ

咲「……?」

咲「」モミモミモミモミ

咲「……!?」


   / :/  ...:/:′::/ :.:.:.....:./.:/:!:.:.:.i:..!:.:ヽ.:{::.:.:.:.:.:ハ  ピピピ…
.  /.〃/:...../:′'.::|:: i .::.:.:.:| :i:_{__|:.|:.:.:.i :|:.::ヽ.::... / ~`
  '://:′::/斗:十 |::.::.::.:.:.:.: :}}ハ ::ハ:{:≧ト|:::::::|.:: /  おもち力・・・
 {//::{: /|i:八::{=从:{ i::::: :N孑弐{ミト∨:::|:::::::|< .
.  i :从 ::::{イァ:う{ミト爪ト::::┌──‐┐';::|:::,--|. たったの1か・・・
.  |.::| : \《 { ::::::: }  ヽ\| cロ ュ  :T ~  日 |:
.  | ::!::|ハト.乂__ノ     ヽ__√\. :  日 |:| ゴミめ・・・
 八::| :|::::i /i, ,     ,     /i/ , }::ゝー、‐':人____
  (__):::l:::::.                 i.:/::::::::入
 / :{ | :V:入     {~`ソ      }/}::::}/::::::
 { ::|人::∨::::>...   `      . ィ升|:::/::::::::

咲「……元の身体と大差無い……」



次の日

京太郎「お邪魔しまーす」

咲「いらっしゃい京ちゃん」

咲「今、飲み物用意してくるね」

京太郎「おう!」


京太郎「なんかだんだん違和感なくなってきたけど大丈夫なのかな…」



咲の部屋

咲「和とイチャラブするためには…やはり麻雀だ!」

京太郎「アー、ソウダネ」

咲「なんで棒読みなんだよ」

京太郎「だって京ちゃん、麻雀ヘタでしょ」

咲「ぐっ…!?だがしかし咲の身体ならひょっとしたらと言うことも!」

京太郎「ひょっとするかなぁ…?とりあえずインターネットの麻雀してみる?」

咲「フフフのフ…期待の新星の実力、見せてやるぜ!」


ツモ!白一色!

咲「」

京太郎「…まぁ、こうなるよねぇ」

咲「じゅ、10回やって全部はんちゃんもたずにはこわれ…」

京太郎「一ヶ月なら大会前には戻れるかもだけど、それまで皆の足を引っ張っちゃう…よねぇ」

咲「さ、さきぃ…どうしよう…俺…」

京太郎(あ…姿は自分なのに凹んでる京ちゃんすごく可愛い…)

咲「和とイチャラブどころじゃなかった…このままじゃ俺のせいで…」

京太郎「京ちゃん」ヨシヨシ

咲「咲ぃ」ギュー

京太郎(わ、自分の姿なのに潤んだ目で抱きつかれたら…なんていうか、グッときちゃう)

京太郎「あ…」

京太郎(まただ…また、私…)

咲「──。──」

京太郎(私たち……ホントにこのまま戻れるのかな……)

咲「──。──!」

京太郎(もしかしたらずっとこのまま……)

咲「──ぃ!おい咲!」

京太郎「っ……なに?京ちゃん」

咲「お前何か変なこと考えてんじゃねぇだろうな……顔真っ青だったぞ」

京太郎「な、何かって何?」アセアセ

咲「どうせ咲のことだから何かくだらない事でも考えてるのかと思った」

京太郎「くだらない事って…そんなこと考えてないよ」

咲「本当か?」

京太郎「本当!」

咲「……」

京太郎「………」

咲「………」

京太郎「………少しだけ」

咲「やっぱりじゃねぇか」

京太郎「ごめんね」

咲「いや、別に謝られるようなことじゃないけど…」

京太郎「………」

咲「………」

咲「あのさ咲」

京太郎「?」

咲「大丈夫だから! 俺を信じてくれ!」

京太郎「なにさいきなり……京ちゃんを信じたからってどうなるものでもないんじゃないの?」

咲「そうだな……でもさ、少なからずこの一ヶ月はお互いが信じ合えてないとやっていけないだろうからさ」

咲「俺は咲のこと信じてるよ」

咲(今は取り敢えずこの心配性の咲をどうにかしないとな)

咲「だから咲も、俺を信じてくれ」

京太郎「…………うん」



京太郎「私がこの家に着いた時のやり取りあったじゃない?」

咲「ああ」

京太郎「あの時は冗談交じりに体に沿ってお互いを演技あってただけなんだけど」

京太郎「ふとした瞬間の京ちゃんがとる私の仕草、とか言動に……なんだろ……」

京太郎「女を感じるっていうか…異性的魅力に目がつくようになるって言うか…」

京太郎「あ、もちろんナルシストとかそういうわけじゃなくってね?」

咲「実は言うと俺もその感覚はある」

京太郎「え?」

咲「基本咲は俺の体でもナヨナヨしてくれてるから機会は少ないんだけど」

咲「密着した時に感じた体のたくましさとか、腕まくったりするとことか見るとなんかドキッとしたり……」

咲「って!これじゃほんとに自分に酔ってるヤバい奴みたいだな!」

京太郎「あはは……うん。そうそう……多分そんな感じなんだろうけど」

京太郎「そういうことを通していくうちに自分の意識がだんだんと男性に流れて行ってるような」

京太郎「私って意識が京ちゃんの意識に変わってっちゃうみたいな、そんな気がしてきてさ」

京太郎「私たち……元に…もどれるのかなぁ……」ポロポロ


ギュッ

京太郎「……京ちゃん?」

咲「大丈夫だよ」ナデナデ

咲「うん…うん、ごめんね、ほんとにごめん…」

京太郎「だからもう泣かなくていい、任せとけよ」

咲「…ぁ」

京太郎(そんな顔で上目づかいで見つめられたら…)

京太郎「…」

咲(だ、駄目だよ京ちゃん…そこで目をつむっちゃっうなんて…キス、しちゃうよ…)



チュ

京太郎・咲「ってもどってたぁ??!」






後日

咲父「いやぁ随分アッサりと戻ったもんだ。俺と母さんの時はもっと時間がかかったもんだけどなぁ」

咲父「二人の仲は俺が思っていたよりもずっと進展していたようだ」ギリギリギリ

京太郎「お、お義父さん。くっ苦しいッス」パンパンパン

咲「お父さんやめて~私の京ちゃんに乱暴しないで~!」

咲父「」パッ

京太郎「ゲホっ……ゲホ……」

咲父「いいか!エッチは20歳を超えてからだ!それと!俺はお前のお義父さんでは……」

咲父「ない!」バターン!!



咲「もう……お父さんってば……大丈夫、京ちゃん?」

京太郎「あ、あぁ……まぁ問題ないよ」

咲「……」

咲「結局入れ替わった原因ってなんだったんだろうね?」

咲「お父さんたちはキスで戻ったっていってたけど私たちはする前にはもう戻ってたし」

京太郎「わっかんねぇ……けどまぁ」

京太郎「俺としてはかわいい彼女が出来るきっかけになったことだし……一概に厄災だったとも言い難いんだけどな」

咲「も、もぉ京ちゃんは///」

京太郎「咲…」

咲「京……ちゃん…」





二人は幸せなキスをして終了