京太郎は関西の大学へと進学しました


初瀬「おっはよー」

憧「おはよう。はいこれ、出席簿」トサッ

初瀬「いやー間に合って良かった。実は電車ギリギリだったんだぁ」カキカキ

憧「そうなんだ。でも初瀬は滅多に遅刻なんてしないじゃない。問題はあのバカ二人よ」

初瀬「須賀君にメールしとこうか。って言ってもこの時間で来ないならきっと寝てるな」

初瀬「メールメール」ポチポチ

憧「初瀬もお人好しねぇ。単位落としても困るのあのバカ共じゃない」

初瀬「あぁでも二人とも必修授業じゃないみたいよ」

憧「なんだそれならいいじゃん。あっ……京太郎からメール来てたわ。昨日の23時」

初瀬「なんて?」

憧「えーなになに。『巨乳黒ギャルが居る雀荘見つけたった!』、……はぁ。麻雀打ってたのね」

初瀬「メール送るのやーめた」

初瀬「高鴨さんは?」

憧「メール送ってみたけど返信無し。シズも寝てるわね」

初瀬「ありゃりゃ~」

憧「昔は部活の朝練とかもほとんど休んだ事無かったのに大学に入って怠けだしたわね」

初瀬「一人暮らししてるんでしょ?高鴨さんって」

憧「そうね。行った事あるけど1LDKの小さいマンションだったわ」

初瀬「一人暮らしってきっと大変なんだよー。ほら、掃除洗濯も自分でしないとダメだし」

憧「……遅刻していい理由にはならないわね」



お昼過ぎ


京太郎「うおぉぉぉぉぉぉぉ、俺の点棒があぁぁぁぁ!」ガバッ

京太郎「ぜぇぜぇ……夢か」

京太郎「あれ?ここ俺の家……、ああっ財布!」パカッ


スッカラカーン

京太郎「ちくしょーーーー、隠してた一万円札までしっかり取られてやがる!くそっ」ダンッ

京太郎「なんで俺はあの時ドラなんか捨てちまったんだ……。あーもう!大学行かなきゃ」チラッ

京太郎「って昼過ぎじゃねぇか!もう知らん!今日は休みだ休み休み!」

京太郎「今日は気が済むまで寝るぞ」

ギュルルルルルル


京太郎「……頑張って寝る」

グーグー


京太郎「いかん。お腹が空いて寝れん。」ムクリ

京太郎「仕方ねぇ、起きるか。しかし明日からの生活どうしよう……」

京太郎「今日って何曜日だっけ?月曜か」

京太郎「ジャンプの発売日だ!ついでに飯も余ってたら分けて貰おう」ピポパ

プルルルルルルル

穏乃「はひ……どちら様ですか」

京太郎「おぅ寝起きか?俺だよ俺」

穏乃「オーレ?外人さんに知り合いは居ません、むにゃむにゃ」

京太郎「俺だよ俺!須賀京太郎!携帯に表示されてるだろうが!」

穏乃「ぐーぐー」zzZZZ…


ツーツー

京太郎「あーもう!切れやがった」

京太郎「こうなったら家にまで直接行ってやる。なんせ上の階だからな」


ガチャ、バタン

ピンポーン

京太郎「おーいシズ。開けてくれー」


ピンポーンピンポーン

京太郎「おーい。起きてるかー」ガチャガチャ


ドン!ドン!ドン!

京太郎「穏乃!出・て・来・い」


シーン

京太郎「……」

京太郎「ってドアの鍵かかってないな」ガチャガチャ

京太郎「不用心なヤツだ」

京太郎「おーい、入るぞ?失礼します」


ギィィィィィ

穏乃の家、玄関


京太郎「穏乃?シズ!居たら返事しろよー」

穏乃「ぐーぐー」zzZZZ…

京太郎「うわっ!?こんな所で寝てやがる……しかも半ケツ出して寝てるし」

穏乃「すぅすぅ……」プリン

京太郎「おいこらシズ。起きろ!もう昼だ」ツンツン

京太郎「こらこら女の子が玄関で寝ちゃ行けません」ツンツン

穏乃「すーすー」

京太郎「って言うか。鍵かけ忘れんなよーっていい加減起きろ!」ユサユサ

穏乃「わわわわっ」

京太郎「塩大福!」

穏乃「わあああああああああ!もう塩大福は見たくなあぁぁぁい!ってあれ?ここどこだ?」キョロキョロ

京太郎「お前の家の玄関だが?」

穏乃「ふわ~よく寝た。私、また玄関で寝てたのか」ゴシゴシ



穏乃の部屋、リビング

穏乃「……」ウトウト

京太郎「ほれコーヒーだ。もちろんお前の家の冷蔵庫にあった物だが」コトッ

穏乃「飲む。砂糖も入れてよ」

京太郎「はいよ」サラサラ

穏乃「んぐっんぐっ、プッハー―目が覚めた」



京太郎「なにこれ?またダンベル増やしたのか?」ヒョイ

京太郎「いちに、いちに」フンフン

穏乃「あぁそれ、一つで3キロあるんだ」

京太郎「しかし来るたんびに筋トレグッズが増えてるな」キョロキョロ

穏乃「つい買っちゃうんだよね。貸そうか?」

京太郎「いやいらん。体を鍛える趣味はない。ところでシズ、今週のジャンプは?」

穏乃「もちろん土曜日に買ったよ。当然当然」

京太郎「で、どこにあるんだ?」

穏乃「その辺に転がってない?」
50 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2014/02/04(火) 01:48:43.31 ID:y3dFPByv0 [12/22回(PC)]
京太郎「その辺ってどこだよ……。しかし汚いなぁ掃除くらいしろ!」

穏乃「大晦日にしたよ」

京太郎「何日経つんだよ。あーあーカップラーメンの容器がこんな所に……」ヒョイ

穏乃「汁は残さない派だから大丈夫!」

京太郎「そんな問題じゃねぇんだよ!って……タオルタオル」ゴシゴシ

穏乃「あああ!そそそそ、その布切れ……」

京太郎「タオルじゃねぇの?おや、ハンカチか」ピラッ

京太郎「変な形してんな。これバンダナか?」ジーーー

穏乃「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」

京太郎「うわっ……血とかついてる。ばっちぃ」ポイッ

穏乃「このバカあぁぁぁぁぁ!」バチコーーーーン

京太郎「ふんぎゃあああああああ」



~~~~~~~~~

京太郎「あぁ下着ってヤツだったのか」ヒリヒリ

穏乃「せ、生理の日に履いたりする物だよ」

京太郎「見られて困る物なら床に置くな」

穏乃「う~ん、それについては私にも非があるよね」

京太郎「非しかねぇよ!じゃあ、カップラーメン一つで手を打とう」

穏乃「ええっ私の主食のカップラーメン持って行くの!?……いいよ、もってけ泥棒!」

京太郎「仕方ないからペヤングにしてやる」

穏乃「はぁ私のペヤング超盛りが~」


台所、カップラーメンを作る二人

京太郎「で、ジャンプはどこだよ」コポコポ

穏乃「多分、トイレかな。昨日、トイレで読んでた気がする」ジャーーー



トイレ

京太郎「おっ、あった。って臭せぇぇぇぇ」


プ~~~~~ン

京太郎「間違いなくこのトイレ洗ってない。俺でも週一で洗ってるのに」

京太郎「シズのヤツ、鼻が曲がってんのか?」

京太郎「自分の匂いだから気付かないものか……、便座カバーくらい代えて……うわあああああああ!?!??!?!」カパッ



穏乃「何なのさ?大声出して?」ヒョイ

京太郎「高鴨ォォォこれは何だアァァァァ!」

穏乃「便器。それと便座カバー」

京太郎「バカ野郎!それは見たらわかるだろ。この黄色液体だよ!これ」

穏乃「オシッコ」

京太郎「はぁ~~~~~~~!???!?!?!」

穏乃「水道代が勿体無いから、小はまとめて流すよ。一日の終わりに」

京太郎「はぁ~~~~~~~!???!?!?!」

穏乃「まぁでも汚いよね。お客さん来るなら流してるよ」クィ



ザ―――――――

穏乃「カップラーメン出来たよー。一緒に食べよう」

京太郎(一応、女なんだよな……。はぁ……)

穏乃「……」チュルチュル

京太郎「……」ズルズル

穏乃「……」ハフハフ

京太郎「……」モグモグ

穏乃「……ナルトあげよっか?」パッ

京太郎「……頂く」



穏乃「カップラーメンじゃお腹いっぱいにならないね」

京太郎「その小さい体じゃ十分だろ」

穏乃「失礼だな。私は二郎の全増しを完食出来るくらいには食べれるよ」

京太郎「マジかよ。って二郎行った事ないんだ」

穏乃「全国大会の時、東京に居たよね!?おまけで着いて来たよね!」

京太郎「お、おまけじゃねぇ……よ」

穏乃「私は二郎系回りまくってたよ!個人戦の間」

京太郎「あぁそう。試合終わった後はハギヨシさんとスィーツ巡りしてたわ」

穏乃「スィーツ!?男のくせに」

京太郎「お前だって女のくせに二郎だろうが!」



穏乃「むむむ」バチバチ

京太郎「ぐぐぐ」バチバチ

穏乃・京太郎「「ふんっ」」



京太郎「……」ペラッ

穏乃「……」ピコピコ

京太郎「小野寺さん可愛いなぁ」ペラッ

穏乃「千棘の方が可愛い」ピコピコ

京太郎「あれ?藤虎の能力って」ペラッ

穏乃「重力」ピコピコ



京太郎「……京都に美味しいラーメン食べれるお店あるぞ」

穏乃「行きたい」

京太郎「割り勘な」

穏乃「はいはい」

京太郎「なぁシズ」

穏乃「なんだよ」

京太郎「怒ってるのか?」プニッ

穏乃「別に」パタパタ

京太郎「お前が女らしくないのは事実だぞ」プニプニ

穏乃「女らしくする気もないよ」パシッ

京太郎「そうかい」ツンツン



憧「で、須賀京太郎はシズのどこ触ってるわけぇ?」ニコニコ

京太郎「いやーケツだけ見たら女の子らしく柔らかい感触だなぁとか思いつつ……」

憧「ふんふむ」ニコニコ

京太郎「……」チラッ

憧「やっほー、授業終わったから会いに来てやったゾ。もちろんシズに」ニコニコ

京太郎「あ、あの、違うんっす、誤解っす誤解。僕と高鴨さんに男女の仲があるわけではなくてですね」

憧「そんなの見ればわかるよーシズが男と付き合うとかそんなオカルトありえない」ニコニコ

京太郎「あーあー!俺、下の階に住んでて!ご挨拶が遅れました!須賀京太郎と申しますッッ」

憧「もう入学式以来の付き合いじゃん。住所教えなかったのは私を警戒してかなぁ?」



京太郎「ちちちち違うちちちがう、ごごごこご誤解、全部誤解だあぁぁぁぁぁ!!!!!!」

憧「……」ニコニコ



ドガッ、バキッ、ドゴオオォォォォォンン!パリーン!



次の日

初瀬「おはよー、今日はちゃんと来れたね」

穏乃「はははっ……たまにはね」

憧「シズはやれば出来る子なんだからね。はい、これ昨日のノート」

穏乃「いつもありがとう」

初瀬「あれ須賀君は?今日もサボり?」

穏乃「……入院生活に入ったよ」

憧「ふん」プイッ



終わり