優希「京太郎、本当に行くのか?」

京太郎「ああ、俺のタコスには牛肉・豚肉より羊肉がベストなんだ。そしてそれは自分で確保しなきゃならない」


『愛宕洋榎のたこ焼き』あの大きな眼で選び抜いた極上のタコを始め特上の素材を使った美味さ鉄板のたこ焼きと

『ちゃちゃのん焼き』アイドル雀士佐々野いちごがそのアイドル人生を賭けて送り出した広島風海鮮お好み焼き

それに対抗できるタコスともなればとてもではないが素材選びから手を抜くわけには行かない

通販で羊肉が容易く手に入ろうとも現地に向かう必要があるのだ


優希「だからってなにもニュージーランドまで行かなくても……」

京太郎「心配するな、咲にも照さんにも勝てるくらいパワーの出るタコスを作るともなればこのくらいはな」

優希「それが京太郎の覚悟なんだな、信じて待ってるから安心して行ってくるんだじぇ」

京太郎「ああ、期待して待ってろよ」



そうして京太郎がニュージーランドへ行って1ヶ月後、優希に絵葉書が届いた

優希「京太郎からか?電話でもメールでもなく絵葉書とは風流というものを理解…し…て……!?」

そこにはかつて全国大会で染谷まこと対戦したエイスリン・ウィッシュアートと恋人よろしく腕を組み

広大な羊牧場をバックに撮影した京太郎の写真、しかも『私たち結婚します』と日本語&英語で書き込み有り

しばし考え込んだのち、優希は携帯電話を手に取った


優希「咲ちゃんの方にもこの絵葉書は届いてる?じゃあ話は早い、これから京太郎を取り返しに行くじぇ。」

咲「うん、それでお姉ちゃんも連れて行ってたっぷりエイスリンさんには麻雀楽しんでもらおうね」

カンッ