京太郎「バレンタインデー、か……」

京太郎(今の今まで、チョコを貰った記憶は、三年連続で咲に貰ったチロルのみ)

京太郎「またチロルかなぁ……」

咲「何がまたなの?」

京太郎「いや、咲からもらえるとしたら、って咲ッ!? いつからいたんだ?」

咲「今きたとこだけど?」

京太郎「ああ、そう」

咲「と、ところで京ちゃん、今日はバレンタインデーだね!」

京太郎「ああ、そうだな……」

咲「あの、これ……」

京太郎「こ、これって……」

京太郎(小さな箱に、ピンクのリボン……まさか……!?)

京太郎「手作り、なのか……?」

咲「うん。実は中学のころから、本当は京ちゃんに手作りのチョコ渡したかったの」

咲「でもいつも失敗しちゃって……」

咲「でも今年は、和ちゃんや染谷先輩に手伝ってもらって、ようやく出来たの」

京太郎「そうか……頑張ったんだな。なぁ、早速開けていいか?」

咲「あ、待って。その前に、言っておきたいことがあるの」

京太郎「え?」

咲「三年前から、ちゃんと手作りのチョコが手渡せたときに言うって決めてました」

咲「そのチョコと一緒に……わ、わたしも貰ってくだしゃいっ!」

咲(か、かんじゃったぁぁぁぁ!)

京太郎「咲……」ギュッ…

咲「あ……き、京ちゃん?」

京太郎「死ぬまで、大切にするから」

咲「お、お願いします……///」

カンッ