京太郎「どうしたんだよ爺ちゃん、こんなところに呼び出したりして」
秋一郎「いやな、今日はお前の誕生日だろう。こいつをやろうと思ってな」
京太郎「これって…爺ちゃんの煙管じゃんか、いいのかよ」
秋一郎「こいつとは長い間一緒にいたんだ。いい加減老いぼれにも飽きただろう」
秋一郎「だからお前にくれてやる」
秋一郎「吸い口はきちんと変えておいた。孫と間接キスなんて嫌だからな」
京太郎「でも俺、まだ未成年だぜ?」
秋一郎「昔はお前ぐらいの年になるとみーんな吸ってたぞ」
京太郎「時代が時代だろ…」
秋一郎「ほどほどにすりゃあいいんだよ、こういうのは」
秋一郎「だが…母ちゃんには内緒だぞ。婆さんに似ておっかないからな」
京太郎「うーん…でもなぁ…」
秋一郎「とりあえず持っていけ。使うかどうかはあとで考えりゃあいい」
京太郎「…そっか、そうだよな!」
京太郎「ありがとな! 爺ちゃん!」
秋一郎「大事に使えよ?」
このあとかーちゃんに見つかって爺ちゃんと一緒に滅茶苦茶怒られた。
煙管も没収された。
カンッ
最終更新:2014年02月23日 14:53