京太郎「誕生日だわーいわーい」

    京太郎「高校初の誕生日だけあってそれなりに祝われましたが…特に祝われた場面をダイジェストでお送りしたいと思います」

    ――和の場合――

    和「誕生日おめでとうございます。須賀君」

    和「それでですね…私からの誕生日プレゼントはこれです」スッ

    京太郎「ありがとう和!……!こ、これは…!」

    京太郎「『小鍛治健夜の麻雀必勝本~後なき者の選択~』じゃねーか!」

    和「題名はアレですが何切る本ですよ。…大沼プロのもありましたが、より現代的なほうを選ばせていただきました」

    京太郎「へぇー……」パラパラ

    京太郎「………なぁ」

    和「はい」

    京太郎「……所々にあるこの『すこやん牌』ってなに…?」

    和「切ってはいけない牌ですね。ちなみに『こーこ牌』が最も切るべき牌です。」

    和「レビューでは『斬新な自分の売り込み方ですね』と好評みたいですよ?」

    京太郎「おお、もう…」

    ――優希の場合――

    京太郎「タコスアリガトウユウキ」

    優希「まだ何もあげてないぞ!?」

    京太郎「もういいよわかるよ。お前のことだもんタコスだもん」

    優希「あら、以心伝心かしら?あ・な・た」

    京太郎「やっぱりタコスじゃないか…」

    優希「まぁそういうな京太郎。これが私のおタコスさんだ」ドン

    京太郎「ワーイありがとう」シラー

    優希「感謝が感じられないじぇ…」

    京太郎「いやまぁ腹減ってたし助かるよ…あぐっ…」モグモグ

    京太郎「!…うまいなこれ!」

    優希「あたり前だじぇ!私のお気に入りだからな!」

    優希「……京太郎に私のお気に入り…知っておいてほしかったんだ…」モジモジ

    京太郎「優希…」

    優希「タコス作れるから」

    京太郎「オイコラ」

    ――久の場合――

    久「久しぶりね須賀君!久だけに!」バーン

    京太郎「定番ネタか何かですかぶちょ…先輩」

    久「んー……セーフ、ね。まこが聞いてたら悲しむわよー?」

    京太郎「うっ…気を付けます…」

    久「よろしい。それではそんな素直な須賀君には誕生日プレゼントをあげましょー!」

    京太郎「嫌な予感がする…」

    久「てっれれれってっれーてれー!まーじゃんてほどきけんー」ピカーン

    京太郎「案外まとも!」

    久「使用可能地域は私の下宿先になります」

    京太郎「だと思った俺が馬鹿だったよ」

    京太郎「…………まぁ……ありがたく使わせていただきます先輩」

    久「えぇ。来てくれたらビシン!バシン!っと教えてあげるわ!」

    京太郎「物理!?」

    ――咲の場合――

    咲「おめでとー」

    京太郎「ありがとー」

    咲「なんだかんだで4回目の誕生プレゼントだね京ちゃん」

    京太郎「長い付き合いになったなぁ俺達」

    咲「それで今回は京ちゃんに内緒で誕生日プレゼントを買ってみました!」

    京太郎「ほう」

    咲「はい!スリムジーンズ!」ガサッ

    京太郎「それは相談してほしかったかな!」

    咲「大丈夫!サイズはぴったりだよ!」バサー

    京太郎「本当にぴったりでこえーよ!ウェスト、モモ幅、丈まで完璧じゃねーか!」

    咲「長い付き合いだからね、これぐらいできないと」

    京太郎(あれ?これ咲への誕生日プレゼントのハードルやばくなってないか?)

    ――ダイジェスト終了――

    京太郎「―――ってな感じでしたね」

    まこ「ハハッ、色男はつらいのう」

    京太郎「そんなんじゃないっすよ多分…」

    まこ「まぁそう自分を卑下するな…あんたはあんたが思ってる以上によい男じゃけぇ、わしがよーけ知っとる」

    京太郎「部長……」

    まこ「これ…今は二人きりじゃぞ?」

    京太郎「……まこ先輩」

    まこ「ん……そうじゃ、わしからのプレゼントを忘れとったな」

    京太郎「正直な話凄く期待してます」

    まこ「―――真心とかどうじゃ?」

    京太郎「まこだけにですか?」

    まこ「…………ほれ」ジャラ

    京太郎「ああっ視線が痛い……これは…牌ですか」

    まこ「おう、前見た時大分摩耗しとったし…気分で変えるのも乙なもんじゃろ?」

    京太郎「まこ先輩……ありがとうございます!」

    まこ「ええって……すまんな、もう少し女らしけりゃ誕生日プレゼントにふさわしいのが渡せただろうに……」

    京太郎「……先輩こそ自分を卑下しすぎっすよ。俺は―――」

    まこ「すまんすまん。せっかくの誕生日……辛気臭いのは無しじゃな」

    まこ「……あぁ、そうじゃ京太郎。忘れとった」

    京太郎「……?」

    まこ「誕生日おめでとう。これからもよろしくな」

    京太郎「……ふふっ、こちらこそ、よろしくお願いします!」

    カンっ