「○○中学?迷った……ってこっから一本道じゃねえか」


「宮永、か、俺は須賀……あれ、俺たち同じクラスだな」


「図書委員?入る委員会もないからいいけど……なんで俺?」


「お、宮永もこの図書館に来るんだな、好きな本とかあるのか?」


「土曜?またあの図書館か、いいぜ。ついでに勉強教えてくれよ、昼食奢るからさ、な?」


「花火大会、行ってみようぜ……なんで、って……宮永の浴衣が見たいから?」


「宮永と隣の席か、宿題が見やすくて楽だな!……ちゃんとやって来いって言われても、毎日お前んちで飯食っててやる暇無いんだよ、諦めろ」


「右足出せ、もうちょい近くに来ないと結びにくいだろ、なんだって宮永と俺がカップル扱いされてんだよ……」


「誕生日プレゼント……なんだよ、なんで怪しがってるの、正真正銘の須賀京太郎だよ?」


「親父さんと宮永とでクリスマスパーティー?親父さんに迷惑にならないか?……大歓迎?なら行くか」

「三年とも宮永と同じクラスって、なんでまたお前の世話せにゃならんのじゃい」


「京都まで来て迷子になるとかどうなってんだ、ほら、手繋いで行くぞ」


「宮永はどこの高校行く?……うげっ、またお前と同じか」


「なんで宮永と塾まで被るんだよ……ん?今年の花火大会?そうだな、今年も宮永と行こうかな」


「三年目ともなればお前との二人三脚も慣れてきたなー、お前の足の遅さもマシになってればいいんだが」


「誕生日日曜だし、塾の息抜きってことで出かけようぜ、勉強?宮永に教えてもらってるから大丈夫だよ」


「咲、今年は俺んちでクリスマスパーティーな、もちろん親父さんも呼んでくれ。じいちゃんとばあちゃんも咲が来るの楽しみにしてるんだ」


「咲ー絵馬書いてこうぜ、絵馬!」


「なんでお前は合格発表の日に限って寝坊するんだよ、いつもは逆だろ……早く着替えて来い」


「合格してて良かったな~……咲?」

「……咲、今朝からどうかしたか?」

「……………………」

「……好き、か」

「俺も、咲のことが好きだよ、好きだけど」

「咲が俺を好きな気持ちと、俺が咲を好きな気持ちは違うと思う」

「俺が堕ちたのは、恋じゃなくて愛なんだ」

「咲が危険な目に遭っているのなら助ける、咲が幸せなら俺も幸せになれる」

「俺にとってはキスとか、セックスとか、どうでもいい」

「兄妹愛みたいなもんなんだ、きっと」

「だから、俺はお前とは付き合えない」

「結婚して、っていうなら歓迎するけどな」

「…………ああ、ごめん」




「今年は咲と違うクラスか、頑張れよ!」