京太郎「気づけばもうクリスマス間近ですよ・・・どうしますか衣さん」

衣「どうしたんだ京太郎?ひどく意気消沈しているように見えるが」

京太郎「俺、いまだに恋人の一人もいないんです」

京太郎「ほら、モンブチって箱入りで男慣れしてないお嬢様が多いじゃないですか」

京太郎「そこに付け込んでモーションかけてみたんですけど、意外とみんなガード硬くて」

衣「至極当然。顔にした心がありありと浮かんで見えたのだろう」

京太郎「はぁ今年も一人さびしくクリスマスという平日が過ぎるのを待つしかないのかなぁ」

衣「案ずるな。京太郎には衣がいる」

衣「衣と共に過ごせば京太郎の闃寂極まる聖夜もたちまち冬日之温に満たされよう!」

京太郎「あ、智紀さん智紀さーん!今年のクリスマスは俺とリスキーでホットな夜を過ごしませんか?」キリッ

衣「衣を無視するな!」ドカッ

京太郎「ぐえっ・・・あぁ!智紀さん待ってー」

京太郎「・・・・・・」

京太郎「なにするんですか衣さん。智紀さん呆れて行っちゃいましたよ」

衣「京太郎の虚けが過ぎるからだぞ!」

衣「だいたいなぜそこで智紀を誘うのだ!衣を誘えばいいだろう!」

京太郎「ふぅ・・・考えても見てくださいよ。俺みたいないい年した男子高校生が衣さんとイチャイチャしながら路上を歩いている様を!」

衣「・・・」

衣「何も問題はないな!衣も京太郎も髪の色は金。むしろとてもお似合いに見えるぞ!」

京太郎「だがしかし。世間はそうは見てくれないんです」

衣「どうしてだ?」

京太郎「衣さんがどうサバ読んでも小学校高学年にしか見えないからです」

衣「衣は大人だぞ!大人のお姉さんだ!」

京太郎「わかってます。衣さんは見た目はまぁ置いておいて中身は立派に円熟した大人のレディーです」

京太郎「でも衣さんも本当はわかっているんでしょう?自分の見た目が実年齢より低く見られてしまいがちであることに」

衣「それは・・・」

京太郎「年相応に見られる俺と年下に見られがちな衣さん・・・そんな二人がクリスマスに恋人オーラ満点で街中を練り歩いたら・・・」




『ねぇ見て見てかわいい~兄妹かなぁ?』

『え~それにしては妙に距離近くない?時折見詰め合っちゃって・・・』

『え?じゃあ何?恋人?もしかして男のほう、ロリコォン?』





京太郎「うっそー!ロリコンが許されるのなんて小学生までだよね~キャハハハハー」

京太郎「・・・ってな感じになりますね。間違いありません」

京太郎「おわかりいただけましたか?世間の目はロリコンに優しくないんです」

衣「・・・」

衣「京太郎は、衣とクリスマスを過ごすのが嫌なのか?」ウルウル

京太郎「へ?」

衣「先ほどから聞いていると衣といるのを避けるための口実を並べているように聞こえる」

衣「やはりバインバインでない衣では京太郎を満足させることはできないのか?」グスグス

京太郎「わあああぁぁ違います違います!俺はただそういうこともあるからと警鐘を促しただけでそんな意図はこれっポッチも!」

衣「本当か?」

京太郎「もちろんですとも!」

衣「ならば聖夜は衣と過ごしてくれるのか?」

衣「宵が深けるまで衣と語らい、寝付くときには衣を抱きしめ、まどろみの最中も片時も離れず衣と一緒にいてくれるか?」

京太郎「お、おう」

衣「京太郎!」ガバッ

京太郎「うわぁっ!」

衣「ふふふ。クリスマスが楽しみだな!」ギュ

京太郎(参ったな。今年こそおもち女子を誘いこんでもっちもちする予定だったんだけど・・・)





衣「えへへへ~京太郎~♪」スリスリ

京太郎(これはこれでありだな!)ムクリ


カンッ