2年生集合+α

大人っぽく見られたい玄、灼、漫、衣の話

衣Side


京太郎「よく一人で来れましたね・・・」

衣「む、京太郎まで子ども扱いか」

京太郎「いえ、天江さんじゃなくても長野から東京の一人旅は難易度高いですよ」

衣「確かに。長い道のりではあったが、様々な手助けもあって辿り着いた」

京太郎「手助け・・・ですか」

衣「都会の者は冷たいという勝手なイメージを正す良いきっかけになったぞ。ははは」

京太郎(傍からは「はじめてのおつかい」風に見えたのかもなぁ…)

衣「さて、良い手本に出会えるといいのだが・・・」

京太郎「お、さっそく話し声が聞こえますよ」


豊音「それでねー、岩手の美味しいお菓子は・・・」

照「興味深い」

菫「東京(ここ)で探せば見つかるかもな」


京太郎「白糸台の2人と、姉帯さんですね」

衣「ほうほう・・・」コソッ

京太郎「どうですか?」

衣「背、だな」

京太郎「そーっすねー。姉帯さんはもちろん、照さんも弘世さんも女子の間では高い方ですし」

衣「残念だが衣は女子の間では低い方だから、彼女たちの身長は羨ましいな」

京太郎「(低い方というか・・・)でも、急に身長を伸ばすのははっきり言って無理ですよ?」

衣「何、実際高くなる必要はない。高く見えればいいのだ」

京太郎「はあ・・・シークレットブーツとか?」

衣「よいしょ」

京太郎「!?」

衣「・・・よし。おっと、京太郎、ちゃんと足を持ってくれないと落ちてしまうぞ」

京太郎「え、いや、なんすかこれ」

衣「?京太郎は肩車を知らないのか?」

京太郎「知ってますけど…これが高くなる方法ですか?」

衣「む、何か間違ってるだろうか?」

京太郎「色々言いたいことはありますけど、この方法はダメだと思いますよ」

衣「問題ない。現に衣の頭が天井に届かんばかりに高い」

京太郎「そりゃあ二人分だからな!これじゃなおさら傍から見ればお子様ですよ!」

照「何してるの、京ちゃん?」

京太郎「おおう!?」

衣「しまった。見つかってしまったか」

菫「見つかるも何も、声が聞こえたから見に来ただけだが・・・」

照(やっぱり京ちゃんだった。声だけで当てた!)

菫(嬉しそうだな・・・)

豊音「うわぁ、高ーい!」

衣「ふふん、そうだろう」

京太郎「高いのは間違いないんでしょうが・・・」

照「・・・京ちゃんはなぜその子を肩車してるの?」

京太郎「成り行きで・・・」

衣「よし、そろそろいいぞ京太郎」

京太郎「あれ、降りるんですか?」

衣「私とてバカじゃない。この方法でどうにかなるとは思ってないからな。ただ京太郎に肩車して欲しかっただけだ」

京太郎「?は、はあ」

菫「なぜ龍門渕の生徒がここに・・・?」

衣「その制服は白糸台か。まあ、清澄高校の激励と言ったところかな」

豊音「長野から来たの?大変だったね~」

京太郎「(そうか、龍門渕は去年IH出たんだっけ)・・・ん?照さん?」

照「肩車」

京太郎「・・・はい?」

照「私にも、肩車して」

京太郎「えっと、腕力的には全く問題ないですが、スカートはまずいんじゃ・・・」

照「白糸台のスカートは長いから問題ない。・・・も、もしかして美味しい思いが出来ないという意味でまずい・・・?」

京太郎「そ、そうではないです!」

照「私を子どもと思えば、大丈夫」

京太郎「とんだ超理論ですが、まあいいです。じゃ、乗ってください」

照「ん」

菫「・・・そこ、何してる」

照「肩車(の準備)だけど」

衣「おお、確かに京太郎の肩車は良いものだが・・・気を付けないと」

京太郎「よっと」


ゴンッッ


照「―――!!???」悶絶

京太郎「げっ!?ご、ごめんなさい照さん!!」

豊音「す、すごい音したよ・・・」

照「へ、平気・・・(涙目)」プルプル

衣「ここでは些か低すぎるな。場所を変えよう」

京太郎「はぁ・・・(大人だどうとかの話はどこ行ったんだ・・・?)」


移動。


豊音「ここ広いよー」

菫「まあ、このコンコースなら高さは問題ないか・・・」

照「じゃあ改めて」

京太郎「やっぱりやるんですか」

照「当然」キリッ

京太郎(何が照さんをここまで駆り立てるんだ・・・)

京太郎「じゃあ立ちます。よっ」

照「わっ」

京太郎(・・・スカートに防がれて太ももの感触etc・・・が味わえないが、この際不満は言うまい)

照「高い・・・」

京太郎「照さん軽いですねー。ちゃんと栄養取ってます?」

照「京ちゃんが怪力なだけ」

菫「あれだけお菓子食べてるのによく太らないな」

衣「・・・」

豊音「どーしたの?」

衣「コンプレックスだったらすまないが、背が高いな・・・」

豊音「大丈夫だよー。うん、190越えてるからねー」

衣「うむ、その身長+京太郎の力・・・この方程式により、衣は恐ろしい答えを導いてしまった」

豊音「え!それは一体!」


『京太郎 の上に 豊音 の上に 衣』


衣「これならばその体躯は軽く3mを超える!」

京太郎「出来るかー!」


衣「それはそうと、そろそろ衣も京太郎の頭が恋しくなってきた。代わってくれ!」

京太郎「俺は乗り物か!」

照「・・・」

豊音「?宮永さーん?」

衣「ん?聞こえなかっただろうか、交代を望むと―」

照「・・・」

菫(聞こえないフリしてる!大人げないぞ照!)

京太郎「(照さん降りたくないのかな・・・)そ、そうだ。天江さん、大人は肩車をしてもらわないらしいですよ」

衣「うむ、だろうな。だが、京太郎に肩車してもらえるなら衣は喜んで子供になろう」

京太郎「序盤のやり取りは何だったんだ!?」

豊音「天江さん、積極的だよー。見習わなきゃ」

菫「そ、そうだな・・・」


照「あ、あと5分」

衣「大人げないぞ白糸台!」

京太郎「て、照さん、あんまり動かないで!スカートがまくれてきてます!」

照「!え、きょ、京ちゃんのエッチ///!」

京太郎「そのレッテルはあんまりだ!」



誠子「何してんですか、宮永先輩」

照「」

尭深「・・・肩車?」

菫(・・・私は知らん、知らんぞ)

衣「む、流石に騒ぎすぎたか?」

まこ「ここにおったんか京太郎、と天江さん。で、この状況はつっこむべきかのう」

絹恵「関西人でもツッコミに困る図やね・・・」

京太郎「て、照さんが童心に帰りたいと仰ったので!幼少期の思い出と言えば肩車ですよね!つまりはそういうことです!」

照「」←羞恥心オーバーロード


降りました。

衣「結局大人になるための秘訣は分からずか・・・」

京太郎「あ、その話まだ続いてたんですか・・・」

京太郎「!そうだ、天江さんと大人な皆さんの共通点を見つけましたよ!」

衣「!なに!」

京太郎「ズバリ、ロングスカートです!姉帯さんや白糸台の二人も長いスカートをはいている」

「大人はみだりに肌を見せるものではない!」(※個人の感想です)

「だからロングスカートで脚を見せない天江さんはもうすでに大人だったんですよ!」ババーン

衣「!!!な、そうだったのか・・・もう答えは自分の中にあったと」

まこ(なんじゃその無駄にカッコいい言い方)

衣「・・・灯台下暗しとはこのことか。ありがとう京太郎、衣は真実に辿り着いたぞ」キリッ

京太郎「いえ、天江さんのお役に立てて光栄ですよ」キリッ

菫(なんだこれ)

衣「うむ。答えを見つけられ、良い時間を過ごせた」

京太郎「良かったですね」

衣「そうだ、京太郎。衣の高さまで屈んでくれ」

京太郎「ん?どうしました?」


チュッ


照・他『!!!???』ピシッ

衣「これはお礼だ。それではな!」

京太郎「・・・へ?」ボー


照「・・・」ゴゴゴゴゴゴ

菫(自然な流れで須賀君の頬に口づけを・・・!天江衣、恐ろしい子!!)ギギギ

誠子(先輩たちがなんか怖い・・・)


京太郎「さ、さすが大人・・・」


衣Side カン!

2年生+3年生一部集合
ホントのホントにカン!