京太郎「俺の特訓?」

和「はい、大会も終わりましたので本格的に須賀君の指導をしたいと思います」

京太郎「でも部室の掃除とかがあるしな」

和「はぁ…一つ聞きますけど、須賀君はマネージャーなんですか?」

京太郎「え?いや、普通の部員のつもりだけど」

和「そうですよね。確かに大会中は色々仕事を押し付けてしまいましたけど、須賀君はれっきとした部員なんです」

京太郎「えーと…つまり?」

和「もう…では質問です。優勝した清澄には来年少なからず新入部員が来るはずです。そこでもし初心者が来て、今のままの実力の須賀君を見たらどう思いますか?」

京太郎「新入部員が俺を見たら?えーと…」

和「はぁぁ~…簡単ですよ『この部活は初心者に全く打たせずに雑用だけをやらせるんだ』ですよ」

京太郎「あ…」

和「また、経験者が入ってきても『この部活は実力さえあれば弱い相手をこき使ってもいいんだ』って思いますよきっと」

京太郎「で、でもちゃんと説明すれば」

和「人は自分が見たものを信じますからね。何を言っても『自分達に隠すために嘘をついているんだ』としか思わないでしょう」

京太郎「ぐう…」

和「それに今須賀君が退部しても噂は残るでしょうね。だから酷な話ですけど、須賀君は春までにそれなりの実力をつけなければいけないんです」

京太郎「でも…俺は…」

和「それになにより私個人としても須賀君一人に仕事を押し付けていた罪滅ぼしがしたいんです。それとも須賀君は麻雀を打つのは嫌いですか?」

京太郎「………いや…嫌いじゃないし、俺も咲や和達みたいに強くなりたい!」

和「では決まりですね。他の皆さんもお休みですしさっそく今日からやりましょう」

京太郎「おう!お願いします!」

和「はい、それでは今から私の家に行きましょう」

京太郎「え?」

和「私の家に色々揃えておきましたから教えるには最適な環境です」

京太郎「…え?」

和「ああ、両親のことでしたら大丈夫です。私のだけでなく須賀君の両親にもすでに説明していますから」

京太郎「……え?」

和「服や学校の道具も送ってもらいましたから一週間は泊まり込みで教えられますよ。それにお義母様から須賀君の好きな料理も聞いておきましたから夕食も楽しみにしていてくださいね」



京太郎「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・え?」

カンッ