京太郎「うーん……あ、またミスった」

尭深「どうしたの?」

京太郎「いや、さっき頼まれたやつパソコンで書いてるんですけど」

尭深「うん」

京太郎「手がかじかんでタイピングが上手くいかなくて」

尭深「そっか、外から戻ったばっかりだったよね……手、出して?」

京太郎「?はい」スッ

尭深「ん……」ギュ

京太郎「あ……先輩の手あったかい」

尭深「さっきまでお茶淹れてたからね。……これはちょっと冷たすぎるよ」

京太郎「実は感覚もあんまりなくて……そろそろ離してもらえません?早く書かないと」

尭深「駄目、しばらくこのまま。こんなに冷たいままほっておけない」

京太郎「でも……」

尭深「離しません」

京太郎「…………はい」

尭深「ん」ニコッ

京太郎(……何も言えないな、こんな笑顔になってくれるなら)

京太郎「……たまにはいいかもしれませんね」


カンッ!!