京太郎「うーん……あ、またミスった」
尭深「どうしたの?」
京太郎「いや、さっき頼まれたやつパソコンで書いてるんですけど」
尭深「うん」
京太郎「手がかじかんでタイピングが上手くいかなくて」
尭深「そっか、外から戻ったばっかりだったよね……手、出して?」
京太郎「?はい」スッ
尭深「ん……」ギュ
京太郎「あ……先輩の手あったかい」
尭深「さっきまでお茶淹れてたからね。……これはちょっと冷たすぎるよ」
京太郎「実は感覚もあんまりなくて……そろそろ離してもらえません?早く書かないと」
尭深「駄目、しばらくこのまま。こんなに冷たいままほっておけない」
京太郎「でも……」
尭深「離しません」
京太郎「…………はい」
尭深「ん」ニコッ
京太郎(……何も言えないな、こんな笑顔になってくれるなら)
京太郎「……たまにはいいかもしれませんね」
カンッ!!
最終更新:2013年11月30日 16:48