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咲「だって、100万弱はするカピバラを飼ってたり、優希ちゃんにたかられるままタコスを買い与えてたりするんですよ?」

久「そんな動物飼ってたんだ、須賀君」

まこ「さすが中学からの付き合いだけあるのう」

咲「そんな、付き合うだなんて・・・///」

和「咲さんはお金があればいいんですか?」

咲「ち、違うよ・・・。ただ、京ちゃんについての感想を言っただけで・・・」

和「ですよね」

優希「のどちゃんなんて両親がエリートだからお金持ちだじぇ」

咲「そだね。おうちも立派だったし」

4京太郎「お、何の話題だ?」

久「須賀君について話してたのよ」

京太郎「俺っすか?」

咲「あはは、何でもないよ、京ちゃん」

京太郎「何でもないってことはないだろーが。ほら、素直に吐けー」グリグリ

咲「いたた、やめてやめて///」

久「相変わらず仲がいいわね」

まこ「夫婦じゃの、夫婦」

咲・京太郎「「夫婦違います!」」

優希「息もぴったりだな」

和「・・・・・・・・・」ムスーッ…

まこ「機嫌悪そうじゃがどうしたんじゃ?」

和「須賀君に決闘を申し込みます」

京太郎「決闘・・・?」

和「須賀君はカピバラとか飼っているようですが、ポケモンはどうですか?私のポケモンと勝負しませんか?」

京太郎「そりゃいいけど、決闘って・・・」

優希「はわわ・・・、のどちゃんやる気だじぇ・・・」

咲「何でいきなり決闘なんて・・・」

和「私が勝てば須賀君は咲さんと別れて下さい。私たちには麻雀に集中しなければならないんですから」

京太郎「いや、だから付き合ってないんだが」

久「和が負けたらどうするの?」

和「その時は須賀君の言うことを何でも聞きます」

京太郎「えっ?何でも聞いてもらえるのか?」

和「はい」

久「面白そうじゃない。じゃあ、今から30分後にグラウンドに集合よ!」

咲「そんな・・・」

咲「あんなこと言ったけど、京ちゃんどうするの?」

京太郎「ま、決闘ったってポケモンだろ?大丈夫だって」

優希「のどちゃんは強いじぇ~?タウリンとか何か高級そうなのいっぱい与えてるし」

京太郎「マジかよ!?で、でも、俺のポケモンには愛を与えてるし、それに公式バトルも出れるように6匹も飼ってるんだぜ?」

咲「すごい!餌代とかかかりそう」

京太郎「和は何匹飼ってるんだ?」

優希「一匹しか見たことないじょ」

京太郎「なら余裕だな」

久「和、勝算はあるの?」

和「そんなものありませんよ。勝つか負けるかの話じゃないんです、これは」

まこ「ほう・・・」

和「私は勝ちます」

久「咲が須賀君と仲良くしてたのが腹立たしかったから?」

パァン

久「痛い・・・」

和「茶化さないで下さい!」

久「ぶった・・・。お父さんにもお尻をぶたれたことなかったのに、後輩にお尻をぶたれた・・・」

パパァンッ

空気が乾いた音を立てた

和「まだ言いますか!」

久「ふぇぇーん、二度もぶったー」

まこ「よしよし。和もやり過ぎじゃぞ?」

和「これは生死(せいし)をかけた決闘なんです。茶化すことは許されません」

まこ「ならしゃーなしじゃな」



一時間後 清澄高校グラウンド

和「逃げずに来れたことをまずは賞賛しましょう」

京太郎「いや、だって和は一匹しかポケモン飼ってないっていうし、それに勝ったら・・・ぐへへ」ニヤァ…

咲「エロスなこと考えるの禁止!」

和「では決闘です。モンスターボールを出したらどうですか、須賀君」

まこ「なんじゃ和の奴・・・。一匹しかポケモン持ってとらんっちゅーに随分余裕そうじゃな」

優希「そうか、先輩たちは知らないんだな・・・」

咲「何を?」

優希「のどちゃんは、高遠原中学のポケモン番長として有名だったんだじぇ」

久「和が番長?ありえないでしょ」

優希「本当なんだじょ!のどちゃんは奈良から転校してきた日、
そのおっきなおっぱいに目を付けた番長グループに目を付けられたんだじぇ。そしてのどちゃんは・・・」

咲「まさか・・・」

優希「全員を返り討ちにしたんだじぇ・・・。その後、番長グループはポケモンで悪い事をしなく・・・いや、できなくなったんだじょ」

まこ「そりゃすごいのう・・・。一匹で全部倒せるっちゅーことは、まさか伝説ポケモンを持っとったりするんじゃろうか?」

優希「わからないじぇ・・・。誰もその姿を見た者はいないのだからな・・・」

咲「何それ怖い・・・」

京太郎「じゃあ一匹だからって遠慮はしないぜ?行け!ゲノセクト!ピッピ!」

ぽんっ



久「うわぁ、ピッピじゃない!」

咲「かわい~・・・。私、ピッピ生で初めて見た!」

まこ「どっちも一般人が買えるもんじゃないからのう・・・」

京太郎「和、どうした?早くポケモンを出せよ。まあ、負けを認めるんだったらポケモンをボールに戻すけど」

和「須賀君の目は節穴ですか?」

京太郎「えっ?」

和のモンスターボールは既に空を示していた

まこ「どういうことじゃ?和のポケモンなんてどこにも・・・」

和「須賀君、そのままポケモンを棒立ちにさせておいていいんですか?」

京太郎「くそっ・・・!和のポケモンがわからねぇ!ピッピ、ゼノセクト、周囲を警戒するんだ!」

刹那、ピッピは爆散した

咲「キャァーーーッ!!!!」

久「おぇぇ・・・気分が悪くなってきたわ・・・」

辺りには土ぼこりと共に霧と化した血が立ちこめ、飛び散った血肉は京太郎の頬を濡らした

京太郎「そんな・・・嘘だろ・・・?」

幼京太郎『おばあちゃーん、ピッピ買ってよー』

祖母『ピッピ?ポケモンかい?』

幼京太郎『うん!お父さんもお母さんも仕事で忙しいから、一緒に遊ぶんだ!』

祖母『はいはい』

京太郎の幼少期からピッピはずっと一緒だった
寝るときも、遊ぶときも、食べるときも・・・

幼京太郎『ピッピ、寂しくて眠れないんだ・・・。何か歌ってよ・・・』

ピッピ『うっんめいっせーん♪』

幼京太郎『何で大橋歩夕っぽく歌うん・・・だよ・・・Zzz』

京太郎「ピッピーーーーーーーーーー!!!!!!」

京太郎は泣いた
叫びはグラウンドに乾いて響いた

久「どういうことなのよこれは・・・うぅっ・・・」

まこ「わし、見えたかもしれん・・・」

優希「えっ?じゃあ、ピッピはどうしていきなり・・・」

まこ「はるか上空から何かが降ってきたんじゃ・・・。そいつがピッピを・・・」

和「ご明察です。そして、須賀君、もう一匹いきますよ?」

京太郎「やめろぉぉぉおおおおーーーーーーーっ!!!!!」

パァン

何かが破裂する音がした
ゼノセクトは京太郎の前から姿を消した
土ぼこりの中から一瞬で京太郎のポケモンを攻撃し、殺害したのだ
不思議な色の体液、筋繊維や何かの破片、割れた甲殻の欠片・・・
無残な光景が広がっていた

咲「和ちゃん、こんなの酷いよ・・・」

土ぼこりから姿を現し、和の横に立っているのはカイリキーだった



まこ「カイリキー・・・。二秒間に千発のパンチを打てるっちゅうあの・・・」

優希「あんな奴の攻撃を喰らったら死ぬしかないじぇ・・・」

久「で、でも、あのカイリキーおかしくない?だって・・・」

優希「のどちゃんは高い薬とかいっぱいあげてるからな。だからかもしれないじぇ」

和「私のカイリキーはレベル100です」

京太郎「和・・・ぜってぇ許さねぇ・・・」グイッ…

袖で涙を拭うと京太郎は残りのモンスターボール全て握った

和「私もです。咲さんが受けた痛みはこんなものじゃない・・・!」

咲「えっ?えっ?何で私が?」

京太郎「ピッピたちの仇・・・。お前のカイリキーも殺してやる・・・」

まこ「それは無理じゃ。市販のモンスターボールで捕まえたポケモンは相手のポケモンを殺したりはできんようになっとるんじゃ」

久「えっ?でも、和のカイリキーは・・・」

優希「のどちゃんのモンスターボールはぼんぐりの実を加工して作ったのどちゃんのハンドメイドだじぇ」

咲「じゃああのカイリキーは公的機関とか、どこにも登録されてないポケモン・・・」

和「カイリキー、マッハパンチ」

カイリキー「・・・・・・」スゥッ…

まこ「やばい!みんな伏せるんじゃ!」

その拳は音を置き去りにした

ぼぼぼぼんっ

咲「京ちゃんのモンスターボールごと中のモンスターまでっ!?」

京太郎「ああ・・・そんな・・・。ラティオス、ギャラドス、ナットレイにヘラクロスまで・・・」

全て死んだ

和「約束です。咲さんと別れて下さい」

京太郎「・・・・・・るせぇ」

和「はい?今なんと?」

京太郎「うるせぇ!咲、聞いてくれ!」

咲「は、はいっ!」

京太郎「好きだ!結婚しよう!」

和「須賀君、何を・・・!?」

京太郎「俺は何も和へのあてつけでこんなこと言ってるんじゃない。前からずっと咲のことが・・・」
咲「ごめんなさい」

久「えっ?そんなあっさり・・・」

咲「私、霞さんって三年生と文通から始めて、今は遠距離恋愛してるんです。だから・・・」

京太郎・和「「そんな・・・」」

まこ「・・・回る寿司でも食いに行くか」
優希「やったー」
久「そうね」



みんなの胸に心の傷を残し、決闘は終わった

咲「みんなもポケモンをするときはマナーを守ろうね」