京太郎(ったく、優希の奴、パンツくらい自分で買いに行けっつーの)テクテク

京太郎(でもまあ、全国大会の団体戦出場選手だからな。しゃーなしだな)テクテク

ドンッ

バシャッ

菫「っ・・・!?」

京太郎「す、すみません!俺が前をよく見ないで歩いていたもんだから・・・」

菫「いや、こちらも曲がり角なのに不注意だった」

京太郎「でも、飲み物がこぼれてしまってますし、服に染みも・・・」

菫「いや、そういう君の方こそ、私とぶつかったせいでズボンにを濡らしてしまって申し訳ない」

京太郎「そんな、俺のズボンなんて大したことないですよ」

菫「そういうわけにもいかない。幸いうちの高校の控え室が近い。そこでタオルで拭くくらいのことはさせて欲しい」

京太郎「そうですか?すみません。では、お言葉に甘えて・・・」



控え室

淡「菫先輩おそー・・・いぃぃぃ!?」

誠子「お、男・・・!」

照「菫が男を連れ込んだ・・・。不潔・・・」

尭深「よく見ると二人の下半身が濡れてる・・・」

照・誠子・尭深・淡「・・・・・・・・・///」

菫「な、何を誤解している!そういうのではない///」

京太郎「そ、そうですよ」



優希「京太郎の奴どこで油売ってるんだじょ」

和「やはり自分で買いに行った方がよかったんじゃ?」

優希「あいつは雑用として女子の大会についてきたんだじょ。仕事もしないで遊んでるなんて許されないじぇ!」

咲「あはは・・・」

久「まあ、そのうち戻ってくるでしょ」

染谷まこ「あんまり遅いようじゃったら携帯で連絡すりゃいいじゃろ」




誠子「・・・なるほど。つまり、弘世先輩と彼が曲がり角でぶつかり、
その際に弘世先輩の持っていたドリンクがお互いの服にかかったということですか」

京太郎「そうなんですよ・・・。すみません、他校の控え室にお邪魔してしまって・・・」

照「ふむ・・・」

尭深「確かに理屈は通ってるけど・・・」

淡「とにかく早く拭いちゃいなよ。はい、タオル。拭いたげるねー」ゴシゴシ…

京太郎「んぁぁっ・・・///」ビクッ

菫・照・誠子・尭深・淡「!?」

京太郎「す、すみません、何でもないです///」

菫「あ、ああ」

京太郎「自分で拭けるんで大丈夫です」

淡「う、うん・・・///」

京太郎「・・・・・・・・・///」ゴシゴシ

照「・・・・・・///」

淡「・・・・・・///」

尭深「・・・・・・///」

誠子「・・・・・・///」

菫「・・・・・・///」

京太郎(気まずい・・・・・・)

京太郎「タオルありがとうございました。あの、これ・・・」

菫「ああ。すまなかったな」

京太郎「いえ、そんな。こっちにも非があるわけですから。それじゃ俺はこれで・・・」スクッ

誠子「ちょっと待って下さい!」

京太郎「へ・・・?」

誠子「そのズボン、飲み物が染みになってしまってるじゃないですか!」

照「!?」

菫「!?」

尭深「!?」

淡「!?」

京太郎「!?」

誠子「これは染み抜きしないといけないですよ。そうですよね!?」

照「!?」

照「あ、ああ、そうだな。うちの生徒が迷惑をかけたんだ。ズボンをダメにしてしまってはこちらとしても立つ瀬がない」

京太郎「そんな、いいですって」

淡「そうこうしてるうちに染みが抜けにくくなってるよ!ねえ、どうするの!?ねえ!?」

菫「お、おい、お前達何を・・・」

尭深「とりあえず染み抜きするためにも、ズボンを脱いだらいかがでしょう?」ニッコリ♪

菫「!?」

照「そうだな」

淡「さ、早く早く」

誠子「恥ずかしがらなくても大丈夫です。ズボンの染み抜きをするだけですから」キラキラ

京太郎「や、やめて下さい・・・。そんな、女性の前で下半身を脱ぐだなんて・・・」

菫「そ、そうだぞお前達!」

京太郎「!?」

京太郎(よく見ると飲み物で服が・・・胸の辺りが透けて・・・///)ムクムクッ

菫「・・・?どうかしたのか?」

京太郎「な、何でもないです・・・///」

照「!?」

淡「!?」

誠子「!?」

尭深「!?」

菫「いや、何でもないわけがないだろう。いきなりかがみこんでどうかしたのか?」

京太郎「いや、これはその・・・///」モジモジ

尭深「簡単な事です」

菫「どういうことだ?」

尭深「弘世先輩のドリンクが彼の下腹部を濡らし、腹痛を起こさせたんです」

照「それだ!」

淡「さっすが冴えてる~♪」

京太郎「い、いやっ、ちがっ・・・」

菫「そう・・・なのか・・・?」

京太郎「ち、違います!お腹は平気です。何でもないんです!」

尭深「それは違うよ!」ダンガン…

菫「どういうことだ・・・?」

尭深「その証拠に彼は立ち上がることすらできないじゃないですか!」ロンパァ!

淡「さっすが先輩♪弾丸の様に相手の矛盾を論破するなんて、そこに痺れる憧れる~♪」

誠子「もしお腹が痛くない健康な状態ならすぐに立ち上がれるはず」

照「何でもないというのなら今、この瞬間に証明して欲しい」

京太郎「うぅっ・・・・・・」

京太郎(だ、大丈夫だ・・・。少し時間が経ったから股間も落ち着いた・・・。いける・・・!)

ヴヴヴヴヴヴヴヴヴ

京太郎「んんっっ・・・・・・///」ビククンッ

照「!?」

菫「!?」

淡「!?」

誠子「!?」

尭深「!?」

菫「だ、大丈夫なのか?」

京太郎「だ、大丈夫です、大丈夫ですから・・・///」

京太郎(くそっ、タイミング悪くメールの着信かよ!ポケットに入れてたけど、振動で股間が・・・)

尭深「本当に大丈夫なんですか?」

京太郎「え、ええ、ほんと何でもないんですっt

尭深「それは違うよ!」

照「やはりそうか」

淡「私もそうじゃないかと思ってたんでよね~」

誠子「やっぱり違ったんですか。なら、脱ぐしかないじゃないですか!」

京太郎「!?」

菫「ま、待て!何が違うか説明しろ!彼だって違うと言ってるじゃないか!」

尭深「彼の顔を見て下さい。何かに気付きませんか?」

照(イケメン・・・?)

誠子(整った顔立ち・・・?)

菫(あまり意識して男性を見たことはないが、かっこいい・・・のか・・・?いやいやいや///)

淡「ま、まさか・・・!(わかんないけど)」

尭深「そう。彼は顔が赤らんでいるんです。我慢してたのか、結構前から!」

京太郎「!?」

京太郎(くそ、これじゃあ俺が腹痛でかがみこんでると完全に誤解されてしまう・・・!)

京太郎(何か・・・、何か相手の論理を突き崩す穴(あな)さえあれば・・・!)

菫「であれば対処は早い方がいい。早く脱いだ方がいい」

京太郎「あ、その・・・」

京太郎(早く何か反論しなければ俺は・・・)

菫「どうしたんだ?」

尭深「やはり・・・」

照「知っているのか尭深?」

尭深「彼は腹痛により立ち上がることすらできない。であれば自力でズボンを脱ぐことすら困難でしょう」

淡「あ、あわわ・・・。じゃ、じゃあ・・・」

尭深「ええ。脱がぬなら、脱がせてみせよう濡れたズボン」

誠子「それだ!」

菫「そうか・・・。自力で脱ぐことすら・・・。わかった。さ、足を開くんだ」

京太郎「や、やめて下さい」

淡「暴れんな・・・暴れんなよ・・・」

誠子「私と大星で上半身を押さえます!」ガシッ

照「ならば私と尭深で両足を押さえよう」ガシッ

京太郎(これじゃ身動きが・・・!?)

尭深「弘世先輩、彼がこうなったの責任は弘世先輩にあるんです。であればズボンを下ろすのは先輩がするのが筋(スジ)でしょう」

菫「わかった。では・・・」ズルゥッ…

京太郎(終わった・・・)

菫「どういうことだ!?これは一体・・・」

照「うわわ・・・///」

淡「あわわ・・・///」

誠子「ひゃー・・・///」

尭深「おっき・・・///」

京太郎「み、見ないで下さい・・・」

京太郎(くそぅ、くそぅ・・・。他校の・・・それも咲のお姉さんの高校の女の子達に囲まれてこんな恥辱を味わわされるなんて・・・)

菫「な、何故彼の股間がこんなに膨らんでいるんだ?」

照「ふふっ」ニコニコ

淡「えへへ~」ニコニコ

誠子「うぇひひ」ニッコリ

京太郎(くそっ・・・。手が・・・足でいいから押さえつけられてなければ隠せるのに・・・!)

菫「お前達!彼は腹痛で苦しんでいるんだぞ!何でそんなほっこりした顔してるんだ!」

尭深「・・・よくわかりませんが、炎症でも起こして膨らんでるんじゃないですか?」スットボケ

菫「炎症・・・?下半身を冷やしてか?」

京太郎「と、とにかく脱いだんですから何か着せて下さいよ!これじゃ寒いですって///」

菫「そ、そうだな。だが男性用の服などないから何かタオルでも・・・」

尭深「意義あり!」

照「!?」

淡「!?」

菫「!?」

誠子「!?」

京太郎「!?」

尭深「風邪で熱を出したりすることもあるでしょう。弘世先輩、パンツ越しでいいので触ってみて下さい」

菫「し、しかしだな・・・///」

京太郎「さ、触らないで下さい!汚いですから!」

照「菫、私はこう思うんだ。わざとではないにしろぶつかった相手に
飲み物をぶっかけ(ブッカケ)、あまつさえこんな目にあわせておいて、それはないんじゃないかって」

誠子「確かに。責任を持って熱をはかるのが筋(スジ)ですよね」

淡「いーけないんだ、いけないんだー」

菫「くっ・・・。わかった・・・。では失礼するぞ?」

京太郎「だ、ダメですって!」

尭深「私達が四肢を押さえているので早く」

京太郎「離して下さい!お願いですから!何でもしますから!」

菫「君は病気かもしれないんだ。すまないが確認させてもらう。熱があったら大変だからな。では・・・///」スッ…

京太郎「んぁぁぁぁあああっ、だめぇぇぇぇぇっ!!!!」ビビクンッ!!!

菫「うわわ!」

照「おぉ!」

淡「あわわわ・・・///」

誠子「・・・///」

尭深「すごいです///」

もとの おおきさの こかんに もどった きょうたろうは

ほうしんしたような ひょうじょうで・・・

とおいめをしました

菫「確かに熱かったぞ!手の中で脈打ってた!しかし、彼の今の様子は何だ・・・?
それに、股間が大きく動いて今では小さくなってしまったぞ?治った・・・のか・・・?」

京太郎「うぅ・・・」ポロポロ

きょうたろうは しずかに なみだをながしました

尭深「手の中の熱は高く、脈打っていたんですよね?そして今のこの状況・・・」

菫「ど、どうしたっていうんだ!?なあ、答えてくれ!」

淡「これ、もしかすると最悪な状況かも・・・」

誠子「確かに・・・」

菫「そんな・・・。照、何か言ってくれ!」

照「菫、落ち着いて。・・・彼のパンツを見て」

菫「・・・?あっ、これは・・・!」

尭深「気付いたようですね」

菫「何故か濡れている・・・。それに、何だこの匂いは・・・?」

菫が気付いた匂い。それはとても美味しそうな匂いだった

菫「どこからこの匂いが来ているんだ?」

照「外からだな」

淡「阿知賀の控え室だ!」

阿知賀の控え室ではホットプレートの上で餅を焼いている最中だった

穏乃「うわっ、白糸台!?」

灼「何でうちの部室に・・・」

衣「差し入れのお餅の匂いに釣られたのか?」

蒲原「いやしんぼさんめ」

菫(聞くと、練習試合で仲良くなった長野の生徒が差し入れを持ってきてくれたとのことだった)

衣「ほら、焼けたらこんなに伸びて美味しいんだ」うにょー

蒲原「美味しい!美味し・・・んぐっ!?」

衣「智美、どうし・・・うぐぐ・・・!?」

憧「二人とも大丈夫!?」

菫(結局二人は餅を喉に詰まらせ、帰らぬ人に・・・)

菫(そして、私達が白糸台の控え室に帰ったとき、彼の姿はなかった・・・)

由子「わわ、この人、女児用パンツを穿いた変態なのよー///」

京太郎「ち、違うんです!これには訳が・・・。だ、誰か助け・・・」

京太郎(優希に頼まれたパンツを局部を隠したことが裏目に出るとは・・・)

全国大会女子会場の通路では、控え室を抜け出た京太郎が揉め事に巻き込まれていた

菫「困っているようだな」

京太郎「あ、貴女は・・・!?」

菫「君がいなくなったから探してたんだ。困っているようだな、助けてやる。そうだな・・・バナナミルクで手を打とう」

京太郎「!?」

その二年後、女子プロとして活躍する弘世菫は長野の一般少年と結ばれ元気な子宝にも恵まれたらしい

照「良かった」
誠子「そうですね」
淡「感動だよー」
尭深「計算通りです」

神算鬼謀!
おそるべし王者白糸台!