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京太郎「あの、龍門渕の……なんというか、関係者の人ですよね」

ハギヨシ「あ、はい」

京太郎「なんで平日の昼間にマクドナルドに?」

ハギヨシ「ああ」

ハギヨシ「衣様…ええと、ご存知ですよね」

京太郎「もちろん」

ハギヨシ「はい。衣様から休みを頂いて」

ハギヨシ「いつも休みなしで働いてるから、たまには羽根を伸ばせと」

京太郎「それでマクドナルドに?」

ハギヨシ「他に思いつかなくて…」

京太郎「せっかくの休みなのにもったいないですよ」

ハギヨシ「そうは思うんですけどねえ」

京太郎「あ、ポテトどうぞ」

ハギヨシ「ありがとうございます」

ポテトモグモーグ

ハギヨシ「そういえばあなたは……ええと」

京太郎「須賀です。須賀京太郎」

ハギヨシ「須賀様はいったい何を」

京太郎「ああ、夏休みなんで、宿題を片付けに」

京太郎「暇だったんで」

ハギヨシ「ご立派ですね」

京太郎「まあ、ほとんど携帯いじってますけど」

ハギヨシ「部活のほうは?」

京太郎「ああ」

京太郎「まあ、俺が毎日いてもしょうがないんで」

京太郎「なんか週3ペースになってて」

ハギヨシ「女性所帯ですもんね」

ハギヨシ「でもみなさんと仲がいいみたいだし」

ハギヨシ「男性としては良い環境では?」

京太郎「でも一人くらい気の合う男子は欲しかったかも…」

京太郎「それを言うなら、ええと…」

ハギヨシ「ハギヨシで結構です」

京太郎「ハギヨシさんも」

ハギヨシ「私は衣様が楽しそうにしておられるなら結構なのです」

ハギヨシ「私など、めっそうもない」

京太郎「執事の鏡だなあ」

京太郎「でも龍門渕って可愛い子多いじゃないですか」

京太郎「そういう目線で見たりはしないんですか」

ハギヨシ「いえいえ」

ハギヨシ「まさかそんなことは…」

京太郎「だって、一人滅茶苦茶エロい服着てる子いるじゃないですか」

ハギヨシ「ああ、はい、いますね」

京太郎「僕からすればなんか、こう、ごちそうさまでしたという感じなんですけど。」

京太郎「ああいうの、同僚として目のやり場とかに困らないんですか?」

ハギヨシ「……」

京太郎「……」

ハギヨシ「あの、本音を言うと」

ハギヨシ「すごく興奮します」

京太郎「ですよね」

ハギヨシ「本人はわかってるのかわかってないのか」

ハギヨシ「あれ、チラチラ見えるんですよ」

京太郎「中身が」

京太郎「というか、乳首が」

ハギヨシ「ええ」

京太郎「あれ、絶対わかってやってますよ」

京太郎「見えるに決まってますよね」

京太郎「いったいなにを考えているのか」

ハギヨシ「なんなんですかね」

ハギヨシ「男として見られてないんですかね」

京太郎「逆にハギヨシさんに女として見られたいからやってるのかもしれないですよ」

ハギヨシ「いやいや、まさかまさか」

ハギヨシ「だったら私の前だけにしてほしいですよ」

京太郎「まあ、あんな服で街を出歩くとか」

京太郎「単なる痴女以外のなにものでもないですからね」

ハギヨシ「須賀様はどうなんですか?」

ハギヨシ「女性所帯に男性一人ですよ」

京太郎「ああ」

京太郎「そりゃもう」

ハギヨシ「気になりますね」

京太郎「でもガード固いんですよね」

京太郎「国広さんみたいにセックスアピールはしてこないし」

京太郎「それどころかタコス作れだの、こきつかわれて」

ハギヨシ「ほう」

ハギヨシ「ほうほう」

ハギヨシ「タコスですか」

京太郎「なにか引っかかりましたか」

ハギヨシ「これはね」

ハギヨシ「ドスケベでありますよ」

京太郎「はぁ」

京太郎「いやいやいやいや」

京太郎「あれに限ってそんな…」

京太郎「というか、タコスのどこがエロいんですか」

京太郎「あいつは単に腹すかせてるだけですって」

ハギヨシ「いえいえ」

ハギヨシ「考えてみてください」

ハギヨシ「皮を二つ折りして」

ハギヨシ「ソーセージやソースを挟む、情熱の国メキシコの料理ですよ」

京太郎「そうですね」

ハギヨシ「ソーセージを皮で挟むのをねだってくるんですよ」

ハギヨシ「これはね、セックスの隠喩ですよ」

ハギヨシ「間違いありません」

京太郎「あなたそういうキャラだったんですか」

ハギヨシ「執事たるもの、女性の前では紳士です。」

ハギヨシ「女性の前では紳士です。」

京太郎「大事なことだから二回言いましたか」

京太郎「しかしそういわれるとタコスって卑猥に見えますね」

京太郎「そういわれなくても卑猥な気がするけど」

ハギヨシ「隠喩どころか直喩ですよ、それは」

ハギヨシ「相手の方はいつでもウェルカムですよ」

京太郎「まさかまさか」

ハギヨシ「失礼なことをお聞きいたしますが、ご経験のほうは?」

京太郎「彼女すらまだいないです…」

ハギヨシ「甘酸っぱいですねー」

ハギヨシ「いいですねー」

京太郎「ちょっと恥ずかしい…」

ハギヨシ「しかしここはチャンスです」

ハギヨシ「ここで行かなきゃ相手の女性にも申し訳ないです」

京太郎「いや、でも…」

京太郎「ぶっちゃけあいつも悪くないというか」

京太郎「まあ、何度か押し倒そうかと思ったことはあるんですけど」

京太郎「タコスに限らずあるんですよ、いろいろ思い当ることが」

京太郎「でもなあ、本命が別にいて…」

ハギヨシ「あら」

ハギヨシ「どの方ですか?」

京太郎「ええと……」

京太郎「大将戦の子といえば分ります」

ハギヨシ「ああ、はい」

ハギヨシ「意外ですね」

ハギヨシ「あの中だと地味じゃないですか」

ハギヨシ「実は巨乳だとか?」

京太郎「残念ながら巨乳じゃないんですよね」

ハギヨシ「それは残念です」

京太郎「ああ、でもやべえ」

京太郎「あいつ巨乳だったら完璧だったのになあ」

ハギヨシ「いいですよね、地味巨乳」

京太郎「俺も派手巨乳よりは地味巨乳ですね」

京太郎「まあ、とにかく色々と悩んでるんです」

京太郎「周りもそういう目で見るんですよ」

京太郎「露骨に『めんどくさいからさっさとどっちか選べよ』みたいな」

京太郎「ワカメなんか特に露骨にそういうこと言ってきますね」

ハギヨシ「それはそうなるかもしれないですね」

ハギヨシ「女同士で喧嘩なんかはじめられても困りますし」

京太郎「でも本命に告白して、キープしてるほうとギクシャクするのも…」

ハギヨシ「完全に打算じゃないですか」

京太郎「俺はどちらともいまのままの関係を維持したいんです!」

ハギヨシ「ドヤ顔して言わないでください」

京太郎「これがモテキというやつですかね…」

ハギヨシ「それはモテキというやつですね」

ハギヨシ「でもここではっきりしないと部活にも出れないですし」

ハギヨシ「なにより女性を傷つけることになりますよ」

京太郎「紳士だなあ」

京太郎「さっきまで下ネタ喋ってた口だとは思えない」

ハギヨシ「女性には紳士なのです」

ハギヨシ「話を聞く限り、タコスの女性のほうは積極的だと思いますが」

ハギヨシ「幼馴染の女性のほうはどうなのですか」

京太郎「あいつもね」

京太郎「あいつがはっきりしないのが駄目なんですよ!」

ハギヨシ「どういうことですか?」

京太郎「思わせぶりなんですよ!」

京太郎「あれ?こいつ俺に気がある?という日もあれば」

京太郎「あれ?こいつ俺に興味ない?という日もあるんですよ」

京太郎「だからもうわけわかんねえという」

ハギヨシ「ああ」

ハギヨシ「それは単にそういう性格の女性というだけなような」

京太郎「いやあ、でもねえ!」

京太郎「手とか握ったりしてきますよ」

ハギヨシ「ああ、それは勘違いする」

ハギヨシ「天然か意識的かはわかりませんが」

京太郎「でも気がないのにそんなことします?」

ハギヨシ「する人もいるんですよ」

京太郎「ほんとかよ……」

ハギヨシ「須賀様を男性としてみてないからそんなことをするパターンもあります」

京太郎「いやいやいやいや」

京太郎「それはありえる…」

ハギヨシ「私はタコス氏(仮)でなんの問題もないと思いますけれども」

京太郎「でもここでタコスと付き合ったとしたら」

京太郎「今度は俺があいつと顔を合わせにくいし」

京太郎「ちゃんとタコスを振って、咲に告白するのが一番いいとはわかってるんだけれども…」

ハギヨシ「全部なくしちゃう可能性がありますね」

京太郎「咲に告白して駄目ならタコスじゃ無理ですかね?」

ハギヨシ「本人たちが納得しても周りにしばかれます」

京太郎「そりゃそうだ」

ハギヨシ「図らずも清澄の闇を垣間見てしまいました」

ハギヨシ「部員がほぼ全員残るから来年も強いと踏んでいたのですが」

ハギヨシ「そんなことが起こっていたとは」

京太郎「我ながら怖いですね」

京太郎「部活に顔出せないです、今は」

京太郎「龍門渕はそんなことないんですか」

ハギヨシ「いやあ、まあ」

ハギヨシ「割り切ってますよ、そのあたり」

京太郎「ええと、どういうことですか」

ハギヨシ「お互い割り切ってオープンな関係です」

ハギヨシ「女性所帯に男が紛れ込むというのは強靭な精神が求められるのです」

京太郎「おお、カッコいい」

京太郎「締まりは誰が一番良かったですか」

ハギヨシ「締まりは純様」

ハギヨシ「胸は智紀様」

ハギヨシ「総合的には一様」

京太郎「まじかよ」

京太郎「もう」

ハギヨシ「執事たるもの、女性を悦ばせるのも務めです」

京太郎「うわー、惚れるわ」

ハギヨシ「さすがに衣様には手を出してないですよ」

京太郎「それは良かった」

京太郎「これはでもね、ちゃんと言いたい」

京太郎「男が女性所帯に入るのってまじ大変ですよ」

ハギヨシ「それは間違いありません」

京太郎「ハーレム主人公が優柔不断でなんだのかんだのとか言いますけどね」

京太郎「周りの関係壊さないためにはああするしかないんですって!」

ハギヨシ「それは時と場合によりますが…」

京太郎「俺もソープで童貞捨てれば変わるだろうか」

ハギヨシ「間違いありません」

ハギヨシ「ソープ万能説です」

ハギヨシ「しかし須賀様は高校生です」

京太郎「そりゃそうだ!」

京太郎「……」

京太郎「……タコスで童貞捨てるか」

ハギヨシ「おっ」

京太郎「いや、でも、それはあまりにもゲスい考え方で…」

ハギヨシ「なんでそこで日和るのですか」

京太郎「タコスってなんとなく重そうなんですよ!」

京太郎「夜中の三時にメールしてきそう!」

ハギヨシ「それはわかりませんが」

ハギヨシ「そういうタイプなら今晩だけヨロシクしてというのは難しいですね」

ハギヨシ「一様も実はそういうタイプで、あのときは大変でしたおおっと」

京太郎「ちょっと!」

京太郎「気になる!」

ハギヨシ「女性には恋愛をエンジョイできるタイプと恋愛を生きる糧にするタイプがいますね」

京太郎「後者が本命で、前者がキープ対象なら楽なんですけど」

京太郎「逆だから難しいんですよ」

京太郎「タコスを今振ったら部活どころか学校にも出てこなさそうな気がする」

ハギヨシ「なんでそこまでわかっててキープするんですか」

京太郎「そりゃそうなんですよ……」

ハギヨシ「私が察するに、おそらく女性、特にタコス氏(仮)のほうは今の状況に悩んでいると思われます」

ハギヨシ「心当たりは?」

京太郎「確かに最近、あいつ元気ないです」

京太郎「麻雀の調子も悪いし」

ハギヨシ「やはりそうでしたか」

ハギヨシ「あまりお勧めはできませんが、今の状況を維持したいにしても」

ハギヨシ「事態が重くなる前に機嫌を取っておくくらいはできるかもしれませんね」

京太郎「なるほど」

ハギヨシ「プレゼントでもあげればいいかと思いますよ」

京太郎「おお」

京太郎「あいつが喜ぶものといえば…」

京太郎「タコスか」

ハギヨシ「食べ物で釣られてくれるのはリーズナブルでいいですね」

ハギヨシ「タコスで喜ぶとかなんかエロいですけど」

ハギヨシ「なら、手作りタコスなんかどうでしょう」

京太郎「そんなのでいいんですか?」

ハギヨシ「愛が重い女性ほど、ささやかなものに過剰に愛を感じたりするものです」

京太郎「なるほど」

京太郎「でもタコスの作り方なんてわかんないしなあ」

ハギヨシ「よろしければご指南いたしますよ」

ハギヨシ「ここでお話しできたご縁もあります」

京太郎「マジですか!」

京太郎「いいんですか!」

ハギヨシ「もちろん」

京太郎「じゃあ、お言葉に甘えて…」

京太郎「じゃあ、差し出がましいようですがもう一つ」

ハギヨシ「私にできることなら」

京太郎「俺、巨乳が好きなんですけど」

ハギヨシ「はい」

京太郎「あの、沢村さんで童貞捨てさせてもらったりとかできますかね?」

ハギヨシ「あっ」

ハギヨシ「それは自分で頑張ってください」

京太郎「……」

京太郎「ですよねー」

……
………
…………

京太郎「ほら、タコスだ」

優希「おお!いつもありがとだじぇ!」

優希「さすが未来の旦那様!」

京太郎「そういうのはいいから、ちゃんと点棒稼いで来いよ」

優希「もちろんだじぇ!」

優希「じゃあ、いってくるじょ!」

和「最近、絶好調ですねえ」

まこ「丸く収まってなによりじゃ」

久「一時はどうなるかと思ったけど…」

咲「やっぱり、麻雀は楽しいのが一番だね!」

京太郎「せやな」

和「そういえば、最近はハギヨシさんのところでタコスの作り方を勉強してるんですよね」

まこ「お、なんじゃそりゃ。愛か、愛なのか―」

京太郎「あはは、そういうのじゃないですよー(流し目)」

久「マネージャーの鏡ね。感謝しきれないわ」

咲「どちらにせよ、やっぱり麻雀は楽しいのが一番だね!」

一同「あはははは」

優希「今日も京太郎のタコスがうまい!」