http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1348229345/




優希「ほほう、犬のくせにあがるとはなかなか生意気だじぇ」

咲「珍しい、っていうか京ちゃんが打つの始めてだよね」

和「それもそうですね……とりあえず須賀君、点数計算できますか?」

京太郎「すまん、ちょっとそこまでは……」

優希「まったく、それぐらいとっとと覚えるんだじぇ」

咲「まぁ高校から麻雀始めたんだし、仕方ないよ……京ちゃん役はわかる?」

京太郎「ちょっとまってくれ、まずリーチで、全部3つそろえてるからトイトイで……」パタタタタ

京太郎手牌
東東東白白白発発発中中中北 ツモ:北

咲和優希「」

京太郎「あと東があるから場風だろ、三元牌が3つ全部あって、ドラが3つで……これぐらいか?」

咲「え、えーっと……これは、その」

和「そ、そんなオカルトありえません」ブツブツ

優希「な、なんて運だじぇ」

京太郎「あ、裏ドラ確認してなかったな・・・お、北ってことは東だから、3つ追加だ」

一同(確認しなくていいから……)

京太郎「これ、何点かわかるか……?」

咲「四暗刻で役満、だよ」
和「字一色で役満ですね」
優希「大三元で役満だじぇ」

京太郎「ま、まて、なんで全員別の役なんだ」

咲「えー、えーっとね京ちゃん」

和「一応役満の上にダブル役満などがあるのですが」

優希「大会じゃあダブル以上はないから、別にここまでやる必要はないじぇ!」

京太郎「うーん、そういうもんか?最初で結構綺麗だったからそろえたんだが」

咲「は、配牌はどうだったの?京ちゃん」

京太郎「ちょっとまってくれよ、たしか……こんなんだな」

4m5m6m1s2s3s東白白白発発発 ツモ:東

和「こ、これはちょっと……」

優希「おい犬、絶対明日死ぬじぇ、これ」

京太郎「そうか?ネト麻やっててもこんなんだったり、最初からリーチできたりするけど、おかしいのか?」

咲和優希(すごいおかしいよ(です)(じぇ))

京太郎「うーん、そこそこ俺も打てるようになったと思うんだけどなぁ」

咲「あ、あはは、最近はじめたにしてはすごいできる方だと思うよ京ちゃん」

久「ごめーん、みんな遅れ……あら?どうかしたの?」ガチャ

まこ「なんじゃ?痴話喧嘩……じゃなさそうじゃな」

和「え、えーっと、これは、その」

久「うーん、いったい何があったか教えてくれるかしら?」


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久(う、うわぁ)

まこ(嘘ついとるようじゃないのう、これは……)

京太郎「やっぱりおかしいですかね?みんな今日はもうやめたほうがいいって言うし」

久「そ、そうね、実は今日ちょうど買出しに行って欲しかったのよ」

まこ「ほ、ほれ、はやくいってこんかい」

京太郎「???……ま、まぁいってきますね」ドヒューン

久「……さて」

まこ「どうしたものかのう」

久「みんなはどう思う?今の須賀君について……」

和「はっきり言っておかしいです、こんなオカルトありえません!」

咲「わ、私はうれしいかな?京ちゃんが強くなってくれて……強くなりすぎだけど」

優希「私は咲ちゃんに同意だじぇ」

まこ「とはいえ、ネット麻雀でも、というのが気にかかるのう」

久「……実はさっき渡したメモ帳、かってきてほしいもの5つも書いてないのよねぇ」

和「で、ではすぐ帰ってきますし、4人で打っておきましょう」

咲「……それで帰ってきたところで」

優希「……残りの一人がネト麻に誘う」

まこ「ま、そうなるのう」

久「それじゃあ私が誘うから、4人で打ってて頂戴」

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京太郎「ただいま戻りましたー」ガチャ

久「おかりなさい、須賀君……無理に行かせちゃってごめんなさいね」

京太郎「あはは、大丈夫ですよ、調整とかで役に立てない分、こういうとこで役に立たないといけませんし」

久「今はもう4人で初めちゃってるし、そうね……」

京太郎「今は……東1局2本場、まだ始まったばかりですね」

久「そうねぇ、私が教えてもいいけど……あ、ネット麻雀なんてどう?」

京太郎「ネット麻雀ですか?いいですよ、家でもたまにやりますし」

咲(これで京ちゃんの発言の真偽がわかる……!)

優希(流石に京太郎の発言は嘘八百……!)

和(コンピュータにオカルトが通じると思う時点で麻雀部の面汚し……!)

まこ(どこの四天王じゃ、まったく)

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京太郎「お、またツモですね」

久「」

久(な、なにこれ、ダブリーがあたりまえだし、できなくても絶対リーチ一発)

久(危険牌きっても全部通ってるし……絶対おかしいわよ、これ)

久「……見ないうちに強くなってるじゃない、これなら上出来よ!」

京太郎「そ、そうですか?……でも、ほとんど部長が言ったことやってるだけですよ」

久(いやこんなこと教えた記憶ないわよ)

咲(さっきから京ちゃんずっと部長と話してる……なんか嫌だな)

咲「カン!カン!カン!カン!」

和優希まこ「」チーン

京太郎「お、あっちも終わったみたいですね」

久「それじゃあ混ざりましょ……」

咲「京ちゃん!ちょっと今日は早めにかえろ!」ガシッ

京太郎「え、わ、ちょ、引っ張るなって、咲!」

咲「それじゃあ部長、お疲れ様でした!」ズルズル

京太郎「お、お疲れ様です!」バタン

久(なんだったのあれ……まぁ、咲にはあとで言っておきましょ)

まこ「して、さっきの結果じゃが……」

優希「そうだじぇ!終始無言だったけどいったいどうだったんだじぇ!」

和「ありえませんでしたよね!?というか絶対ありえません!」

久「……まぁ、これをみて欲しいわ」

今日の戦績
四人打ち 半荘戦 9回 1位100% 2位0% 3位0% 4位0%
役満7回 三倍満4回 倍満2回 跳満0回 満貫0回

まこ「……そろそろメガネを変えるべきじゃな」

優希「た、タコスが食べたいじぇ、先に帰らせてもらいたいじぇ」

和「」チーン

久「ほんっと、何食べたらこんなことできるのかしらねぇ」

まこ「それ以前に、この麻雀サイトがおかしいんじゃろ」

優希「一応ここ、国内最大のネット麻雀サイトだじぇ……」

和「す、すいません、今日は帰らせてもらいます、ね」

まこ「……も、もう今日は解散でええじゃろ?のぉ」

久「そうね……とりあえずお疲れ様、今日のことは忘れた方がいいわ」

優希「だじぇ……咲ちゃんにはどういっておくんだじぇ?」

まこ「自分の目で見た方が早いじゃろ、それ抜きでも言わんほうがええ」

久「確かにそうね……とにかく、このことはもう忘れましょう、覚えてても口外禁止よ」

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咲(……そういえば急いで出てきたから京ちゃんの戦績見てないや)

京太郎「ん?どうした咲」

咲「あ、いや、ちょっとね……急いででてきたから京ちゃんの戦績見てないなって」

京太郎「そういえばそうだな……ま、見ても面白いものじゃないと思うぞ?」

咲「で、でも気になるのは気になるし」

京太郎「そっか……なら、家近いし寄ってくか?今までの分見せるぞ?」

咲「ほ、ほんと!?いく!絶対いく!すぐ行く!」

京太郎「お、おう……それじゃ行こうぜ」

咲(久しぶりに京ちゃんの家いくなぁ……ふふふ)

京太郎(やけに食いついてくるな……そんなに俺の麻雀っておかしいのか?)

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京太郎「たっだいまー」

咲「お邪魔しまーす」

京太郎「部屋、わかるだろ?飲み物もっていくから先に行っといてくれ」

咲「はーい」

咲(ちょっとベッド下とタンスの裏でも探してみよ)

京太郎「お茶しかなかったけど、大丈夫か?」

咲「う、うん、大丈夫だよ!」

咲(結局何もなかった……一冊くらいあると思ったんだけどなぁ)

京太郎「よっと、立ち上がったか……ほら、これがお前の見たかったもんだぞ」

咲「どれどれ?」

今までの戦績
四人打ち 半荘戦 283回 1位93% 2位7% 3位0% 4位0%
役満245回 三倍満123回 倍満73回 跳満14回 満貫45回

咲「……なにこれ怖い」

京太郎「そ、そんな怖いか?」

咲(何これ、一回で役満一回にしても245/283、8割は超えてるよね)

咲「1位と2位にしか、なったことないんだね」

京太郎「ん?あーこれか、このライバルのアラサー鍛冶屋さんとやると絶対勝てなくてな、2位になるんだよ」

咲「そ、そうなんだ、あはは」

咲(おかしいよね、絶対おかしいよね、京ちゃんもだけどそのアラ……アラフォー鍛冶屋さんもおかしいよね)

咲(京ちゃん、いったいどうしちゃったの?こんな強いはずないのに……)

京太郎「ま、つってもどうせビギナーズラックとか言うのだろうしな、すぐ負け始めるって」

咲(半荘300回近くやってるのにまだビギナーとか言うの?)

咲(あとこのサイト東風戦が……あった、って500戦以上してるし……役満も400越えてる)

咲「これなら京ちゃんも全国大会までいけるんじゃないの?」

京太郎「そうかー?一応個人男子は魔境って聞くしなぁ」

咲「おかしいのは向渕高とか福本大付属とかだけだって!」

京太郎「まぁ、あそこは17年連続で全国決勝進出してるしなぁ」

咲「そうだよ!だから全国大会まではすぐいけるって!」

京太郎「できれば団体女子と一緒に全国一位!とかやりたいけどな、ははは」

咲「きっとできる、いや絶対できるよ、京ちゃん」

京太郎「よし、そうと決まればこれから毎日やるか、麻雀!」

京太郎「というわけで教えてくれ咲、いや咲先生」

咲「せ、先生って……私より強い人に教わった方がいいと思うよ?たとえばこのアラフォー鍛冶屋さんとか」

京太郎「そうだなぁ、一応チャット機能あるし……ちょうどアラフォーさんオンラインじゃん、聞いてみっか」

咲「そ、そうだね、まずはいろいろうまい人から聞いてみるといいよ!」

京太郎「じゃあまたなー」

咲「うん、また明日ねー」

京太郎(さて、咲を家まで送ったし、早く帰って麻雀すっかな)

京太郎(鍛冶屋さんとも連絡取れて練習時間指定してもらったし)

京太郎(でもなんでアラフォーって言ったらあそこまで否定してきたんだ?)

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SG.kyo:こんばんわー
アラサー鍛冶屋:こんばんわ、結構早めにきたね
SG.kyo:教えてもらう側なのに待たせたら悪いですからね
アラサー鍛冶屋:それじゃはじめよっか、一応知り合いも呼んでるし
SG.kyo:お、ちょっとそれは期待しちゃいますよ?
アラサー鍛冶屋:ていっても人数足りないから1人CPUだけど、じゃあ4827番部屋で
SG.kyo:わかりました

京太郎「鍛冶屋さんの知り合いか……どれだけ強いんだろうか」

SG.kyoさんが入室しました
アラサー鍛冶屋:いらっしゃーい!
こっこ:お、これがアラフォーの知り合いかー、はじめましてー
SG.kyo:はじめましてー
アラサー鍛冶屋:アラフォーじゃないよアラサーだよ!

京太郎「アラフォーを否定する鍛冶さんとこっこさん……うーんどっかで聞いた気が」

京太郎「ま、気のせいか」

アラサー鍛冶屋:ともかく、手始めに半荘1回やろっかー
こっこ:確かにkyo君の実力わかんないしね
SG.kyo:手加減しませんよー?……まぁ勝てないんですが

京太郎「さてと、鍛冶屋さんだけだと飛ばないけど、その知り合いがいるからなぁ」

京太郎「今日の目標は飛ばないこと……そうだ、毎日目標決めるか」

京太郎「そっちの方がモチベーションあがるだろうからな」

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数ヶ月後、東京

久「さて、みんな集まったわね……まさか本当に全国大会に出れるなんて、思ってもなかったわ」

京太郎「ほんと、俺が高校から麻雀始めたって知ったら会場の人どう思うんでしょうか」

まこ「どちらかというと長野の方からお前さんに負けた奴が殴りこみにくるじゃろうな」

咲「ここが会場……うー、緊張するなー」

和「もう、咲さんは大将なんですからね?もう少し胸を張って堂々としてもいいんですよ?」タユンタユン

咲(何これ、嫌味?)ツルペターン

優希(あわわわ会場に来て早速仲間割れおきそうな雰囲気だじぇ)

京太郎(そういえば俺の方は決勝まで注意した方がいいとことは当たらないな、結構ついてるかも)

京太郎「ツモ、16000オールです」

モブABC「」チーン

京太郎(よ、弱い、長野もそうだったけど、全国でもこんなのか?)

???(ククク……おもしれぇ)

???(生きのいいのがいるな)

???(……楽しみだな)

一方そのころ団体女子
咲「カン!カン!カン!カン!」

咲「さらにカン!もいっちょカン!おまけにカン!」

咲「ツモ!嶺上開花!麻雀って楽しいね!」

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京太郎(一応全国なんだよなぁ……)

京太郎(これなら鍛冶屋さんとこっこさんの方が強い)

京太郎(結局鍛冶屋さんには一回も一位を取れなかったけど……)

京太郎(これは……いける!)



時は飛んで男子個人決勝
京太郎「ツモ……16000オールですね」パタッ

東東東白白白発発発中中中北 ツモ:北

???*3「」チーン

京太郎(終わった……勝った、勝ったんだ、全国一位になったんだ)

京太郎(にしても親だから最初から飛ばしていこうと思ったけど、役満が2回で終わるとは思ってなかったな)

京太郎(あとは咲たちが勝つだけ……一応、応援に行くか)

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女子団体決勝
淡(これが照の妹……!)

淡「……」ゴッ

咲(ここで勝って、優勝して、お姉ちゃんと仲良くなって、京ちゃんと付き合う、だから)

咲「……」ゴッ

咲(絶対、絶対に負けられない!)


京太郎(うわー白糸の人強そうだな……同じ一年生とはいえ、大丈夫かな……咲)

咲(あ、京ちゃんだ、応援に来てくれたんだ……えへへ、ちゃんと見ててね)

淡(……笑った!?この状況で!?……いったいどれだけ自信があるのよ)

淡(けど、そうじゃなくちゃ……おもしろくない!)


京太郎「……いいなぁ、こっちは楽しそうで」

京太郎「なーんか歯ごたえなかったんだよなぁ……うーん」

???「あのー、まさかとは思いますが、すいません」

京太郎「ん?なんでしょうか?」

健夜「SG.kyo君、だったりする、かな?」

京太郎「な、なぜその名前を……」

京太郎(って小鍛冶プロじゃん!初めて生で見た!)

京太郎(ってあれ……この人が俺のネト麻の名前知ってるってことは)

健夜「あーよかった、間違えてたらどうしようかと思ったよぅ」

京太郎「ていうことは……鍛冶屋さん、ですよね?まさか小鍛冶プロだったとは」

健夜「あはは、一応内緒にしておいてね?」

京太郎「偶然、といえば偶然ですけど、偶然じゃないといえば偶然じゃないですね」

健夜「よ、よくわかんないけど、これから少し暇だったりする?」

京太郎「ええ、暇ですけど……」

健夜「それじゃあ、今から麻雀やらない?他のプロも呼んでたりするよ?」

京太郎「いいんですか?自分じゃ勝てないでしょうが、是非やらせてください!」

健夜「それじゃいこっか、こっちだよー」

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咲「勝った、全国大会、優勝……」

咲(京ちゃん、途中から居なくなってたけど、ちゃんと別の場所で見ててくれたよね)

咲(早く会いに行こう、覚悟ができてる内に)タッタッ

京太郎「つ、強すぎですよ……プロってやっぱすごいですねー」

健夜「少なくとも一回も4位になってない上に、他のプロ飛ばした人が言う台詞じゃない気がするな」

京太郎「あはは、まぐれですよ、まぐれ」

咲(あれ?京ちゃん?……と、誰、あの女の人)

咲(それにプロって……ふーん、そうなんだふーん)

京太郎「って、ん?咲じゃないか」

咲「あ、京ちゃん!ここにいたんだ!」

京太郎「ああ、そうだけど、何かあったのか?」

咲「何かあった、じゃないよ!もう、みんな待ってるんだから、はやくいこ?」ズルズル

京太郎「わ、わかった、わかったから、引っ張るなって、す、健夜さん、今日はありがとうございましたー」

健夜「あ、うん、お疲れ様ー」

健夜(連絡先聞きそびれた……ま、お互いリアルであったし、ネト麻であったとき聞けばいいか)



数年後、国内無敗のアラフォーを負かせて新たに最強になったプロがいるとかいないとか










カン!