「あ、あっ、もう――」

京太郎が切羽つまった状況を伝えると、咲は手の動きをとめ、きょとんと首をかしげた。

「どうしたの、京ちゃん?」
「あの、もう、出るから……」
「あ、精液が出そうなんだね」

にぱっと笑みをこぼし、咲は手筒の上下運動を再開させた。

「いいよ、出して」

射精間近と知って、咲の手コキがリズミカルになる。
もはや我慢も限界。
下半身が気怠く痺れ、京太郎の腰が自然にうねりはじめた。

「あ、いく」

一瞬目の前が真っ白になり、腰椎が蕩ける。
そして尿道を熱い滾りが貫いた。

びゅくんッ!!

しゃくりあげたペニスから、濃厚な白濁液が糸を引いてほとばしる。

「わッ!」

驚いて悲鳴をあげた咲が、パッと手を離した。

「あ、そんな――」

これからというところなのに、このままでは快感が立ち消えになる。
せっかくのオルガスムスを無駄にしてなるものか。
もっともっとと脈打つ肉根を、京太郎は自ら握り、猛然としごいた。
快美が背骨を走り、呼吸がとまる。

とぴュッ、びゅるッ、だくンッ――。

青臭く粘っこいものは、これまで経験がないほど多量に噴出した。
ほとんどはすぐ前にいる咲にかかり、全開になった胸もとをヌメヌメと彩る。

「あ、すごい」

射精の様子を、咲は驚嘆の面持ちで観察した。

「はぁ、はぁ……」

息が荒ぶる。
疲労を伴った快感の名残にひたり、京太郎は肩を大きく上下させた。

「へえ、これが精液なんだ。すごく飛ぶんだね」

特に嫌悪は感じていないらしく、咲は自身の肌を汚したものを指ですくい、しげしげと観察した。