………



……








和「(暖かい…♥♥♥)」

意識がゆっくりと浮上する和が最初に覚えたのは、身体の暖かさでした。
まるでぬるま湯に使っているようなその温かさはとても心地良く、つい何もかもを委ねたくなってしまいそうになります。
しかし、それは和の一方面から与えられるものでしかなく、和の全身を包み込んではくれません。
それに不満を覚えた和がそれをもっと強く感じようと身体を動かそうとしますが、それはあまり芳しいものではありませんでした。

和「(神経が…ピリピリして…凄い…身体が気怠くて…)」

まるでマラソンの後のように反応が鈍く、鉛を着けているかのように重いのです。
けれど、それは乳酸が溜まっている感覚とは少し違いました。
そういった直接的な疲労ではなく、もっとこう精神的にというか神経的な疲労なのです。
まるでついさっきまで思考以上に激しい何かに従い続けて、精魂尽き果てたようなそれは…和にとって始めてのものではありません。
いえ、寧ろ、それはまるで眠気に支配されたような胡乱な頭の中でも真っ先に出てくるくらいに身近なものだったのです。

和「(あぁ…♥そうだ…和は…ぁ♪♪)」

アレから訳が分からなくなるまで責め立てられ、二度も気絶した和。
絶頂の最中で意識を失い、再びオルガズムで意識を強引に覚醒させるのを繰り返したところまでは何とか覚えていました。
けれど、そこから先の記憶が無いという事は…恐らく三度目の失神で和はもう完全に壊れてしまったのでしょう。
頭の中を快楽で一杯にして…記憶を失うくらいにおかしくなっていたのでした。

和「(ご主人様…ぁ♥♥)」

そして、そうやっておかしくなった和を温めてくれるこの優しい熱は、きっとご主人様のものなのでしょう。
少しずつ浮上する意識が身体から受け取る感覚も、それを肯定していました。
引き締まった筋肉が齎す独特の硬さも、ゴツゴツとした感覚も、とても慣れ親しんだものなのですから。
和が失神する度に寄り添ってくれるそれらを、今更、間違うはずがありません。

和「(大好き…♥♥大好きぃぃ…♥♥)」

それを…好きだと言った事は今まで殆どありませんでした。
本当はそうやって和が起きるまで優しく寄り添ってくれるのが…愛しくて嬉しくて堪らなかったのに和は素直になれなかったのです。
それは…勿論、そうやって認めてしまったら、和がご主人様の事を心から愛している事まで目を向けざるを得なかったからでしょう。
ゆーきや咲さん、そして神代さんとの友情の板挟みになっていた和にとって、それは拒まなければいけないものだったのです。

和「(だからこそ…和はこれを感じた瞬間に…意識を切り替えようって…努力してきました…♥)」

愛玩奴隷としてご主人様に愛されていたメス犬ではなく、一個人として人権と意思を持つ『原村和』に戻ろうとしていたのです。
拒まなければいけないものを拒む為に、和は理性ある一人の女性として立ち上がろうとしていたのでした。
けれど、それはご主人様に調教されればされるほど…どんどんと先延ばしになるようになっていたのです。
まるで…その甘美さを知れば知るほど堕ちていくかのように…和は『原村和』に戻りにくくなっていました。

和「(そして…今は…ぁ…♥♥)」

自分の中の感情を和は未だ完全に肯定する事は出来ません。
ゆーきも咲さんも少しずつ吹っ切れ始めたとは言え…和は彼女たちに何も伝えていないのですから。
ろくに向き合う事もせず、ただ、流され続けるままの自分を肯定する事なんて出来るはずがありません。
しかし…そうやって流された結果でも…和は一つ…行き着く事が出来たのです。
ご主人様の事を絶対に譲りたくないって…一番であり続けたいって…淫らで独善的な答えに。
そんな和にとって最早、『原村和』はさほど重要なものではなく、それよりも甘美な陶酔の方がよほど大事なものでした。

和「(また…ご主人様に任せっきり…ぃ…♪)」

そんな和にとっての懸念はアレからの後始末をご主人様に任せっきりだった事です。
幾度となく失禁し、潮を吹き、涙とヨダレをまき散らした和。
さ、流石に大きい方までは漏らしていないと思いますが、その後処理は決して楽な作業ではなかったでしょう。
最早、恒例となっているとは言え…またご主人様一人に任せっきりな和に呆れたりしていないだろうか。
そんな風に思うと…なんとなくもの寂しくて、身体は優しい熱を求めるようにご主人様へと絡みつくのです。

和「ふぁ…あぁぁ…♥♥」

瞬間、それに応えるように和の頭を硬い手が撫でてくれました。
ちょっぴり角ばったそれは優しくも暖かな手つきで何度も和の髪を往復します。
まるで子どもをあやすようなそれには一片の敵意どころか呆れも見当たりません。
寧ろ、そこには目を閉じたままの和でもはっきりと分かるほどの愛しさが込められていたのです

和「(幸せ…ぇ…♥♥和…とっても幸せです…ぅ♥♥♥)」

それはセックスの最中のように激しいものではありません。
和が記憶を失ってからどれだけ経っているのかは分かりませんが、最早、オルガズムの残滓は和の中には残っていなかったのですから。
しかし、それが和にとって物足りないかと言えば、決してそんな事はないのです。
激しい快楽がない分、はっきりと感じられる多幸感に和の意識は喜び、甘く蕩けていました。

和「(このまま…また眠ってしまいそうなくらい…♥♥)」

まるで両親の傍に居ればそれで安心だと…そう心から思える小さな子どもに魂までもが戻ってしまったような心地良さと安堵感。
それに和は胸中でうっとりとした言葉を浮かばせながらも、それを否定しました。
勿論、気怠い身体は休息を求めていますし、意識だってまだまだはっきりとはしません。
しかし、それでもこうして和の事を受け止めてくれる愛しい人の事を、そのままには出来ません。

和「ご主人…しゃま…ぁ…♥♥」
京太郎「ん…起きたか?」

そう自分に言い聞かせながら、ゆっくりと瞼を開く和の声は舌足らずで甘えるようなものになっていました。
それは決して和が意図したからではなく、まだ身体があまり言う事を聞いてくれないからです。
特にさっきまで嬌声を漏らしていたであろう和の舌の感覚は胡乱で、未だにはっきりとはしません。
そんな場所を無理矢理、動かして言葉を紡いだのですから、そうやって舌足らずになるのも致し方ないことでしょう。
…まぁ、和自身がご主人様に甘えたがっているという事も無関係ではないかもしれませんが、決してそれだけではないのです。

京太郎「でも、疲れてるだろ?今日は傍にいてやるから…ゆっくり休んどけ」
和「はふぅ…ん…♥♥」

そう言うご主人様は裸で腕枕をしながら、横向きで和の顔を覗き込んでくれていました。
そのまま優しく和の背中を撫でてくれるその仕草に和は思わず甘い声をあげてしまいます。
まるでオスを誘うメスのようなそれにご主人様の身体が微かに強張るのが分かりました。
それはきっと火が点いてしまいそうな自分の欲情を抑える為だったのでしょう。
一体、どれほどご主人様が射精してくださったのかは分かりませんが、愛しいこの人はまだまだ満足してはいないのです。

和「ご主人様…はぁ…ぁ♥♥」
京太郎「流石に泊まりはやばいから、和が休んだのを確認してから帰るよ」

しかし、それでもご主人様は和を襲うつもりはないのでしょう。
疲れた和を労うようにそう言いながら、優しく微笑んでくれました。
それそのものは嬉しくて堪りませんが…さりとて、それを和が許容出来るかと言えば微妙なところです。
ご主人様が満足していないのに一人だけ満足するだなんて奴隷の風上にも置けないような行為なのですから。

和「(それに…ここで帰してしまったら…また神代さんと…)」

もしかしたら…和に飽きて帰ってから神代さんとセックスするつもりなのかもしれない。
そう思うと和はどうしてもご主人様を帰したくなくなります。
勿論、ご主人様がそんなに不誠実な人ではないと思っていますが、やっぱり不安なのは否定出来ません。
実際にご主人様の事を満足させられなかったのは事実なのですから…それはどうしても和の目にあり得る未来だと映るのです。


和「あの…ぉ…♪♪」
京太郎「うん?どうした?」

そんな和が選んだのは、どうしようもないくらい愚かな遅延作戦でした。
所謂、時間稼ぎを選択したところで…ご主人様が帰らなければいけないのは変わりません。
そもそも…そうやって口を開く和の頭は朧気なままで、何ははっきりとした話題があった訳ではないのですから。
しかし、それでも…それでも和はご主人様を容易く帰す事は出来ず、「あの…その…」と言った無意味な言葉を紡ぐのでした。

京太郎「大丈夫だから落ち着いて話せよ。俺は何処にも行かないからさ」
和「あ…ぁ…♥♥」

それにご主人様は焦っていると勘違いしたのでしょう。
優しく和の背中を撫でながら、そう言ってくれました。
エッチの最中からは想像も出来ないくらい暖かなその言葉に和は思わず声を震わせてしまいます。
陶酔を強く浮かべるその声は、まるでセックスしているかのように淫らなものでした。
それに和は一つ、ご主人様に聞きたい事を思いつき、そっと唇を開くのです。

和「ご主人様…和は…どうでした…?」
京太郎「エロくて気持ち良かったよ。和みたいな奴隷が傍に居てくれて俺は幸せもんだ」

そう言って和に微笑みかけてくれるご主人様の言葉には嘘は見当たりません。
ご主人様は間違いなく本心から和にそう言ってくれているのです。
それに和は…思わず感謝の言葉を紡いでしまいたくなりました。
有難うって…和の方こそご主人様に仕えられて幸せですって…そう言いたくなったのです。
けれど、それを口にしてしまったら、和が聞きたい事からは少しばかりズレてしまうでしょう。
朧気な思考でもそれを理解する和が自らの言葉にストップを掛け、ご主人様をじっと見つめました。

和「神代さんよりも…?」
京太郎「それは…」

虚偽を見抜こうとする和の視線に、ご主人様は逡巡を返しました。
その迷うような仕草に、和の胸の奥がカァァと熱くなってしまいます。
だって…それは和が一番ではないって言う事なのですから。
ご主人様は和を誰よりも愛してくれているはずなのに…少なくとも即答出来るほど飛び抜けている訳じゃない。
それに和は神代さんに対する抑えきれない嫉妬を抱えてしまいます。

和「(和に…何が足りないんでしょう…?)」

お互いに愛し愛されていれば、それだけでセックスは素晴らしいものになるのです。
どんな行為よりも甘くて、幸せで…そして気持ちの良い…最高の交歓になるのですから。
少なくとも和がご主人様に愛して貰う時は…他の何かとは比べ物にならないほど甘い心地良さの中へと引きずり降ろされるのでした。
けれど、のっぴきならない事情によって、他の女性とも身体を重ねるご主人様にとってはそうではありません。
それはきっと…ご主人様が悪いのではなく、和に何か至らぬ点があるからなのでしょう。

和「(やっぱり…和は…)」

きっと…和に足りないのは覚悟なのです。
今までなあなあで…逃げ続けていたが故に、和は覚悟という面で神代さんに劣っているのですから。
和がもし、神代さんと同じ立場であれば、長野にまで追いかけたり出来ませんし、人目も憚らず、ご主人様に甘える事も出来ないでしょう。
勿論、それが良いと言う訳ではありませんが、しかし、神代さんはそれを決して厭わないくらいご主人様に全てを捧げる覚悟を固めているのです。

京太郎「和が一番…」
和「いえ…良いん…です」

ご主人様の言葉に…和はそっと首を振るいながら答えました。
一体、ご主人様が何を言いたいのかは分かりませんが…それはきっと偽りの言葉なのですから。
無理に紡ぐようなその顔を見れば…わざわざ中身まで聞かなくても分かります。
けれど、それもまたご主人様の優しさなのですから、失望したりはしません。
悪いのは…そうやってご主人様に逡巡させるほどライバルに劣っている和なのです。

和「(考えても見れば…未来を捧げるなんて…神代さんはもうとっくの昔にやっているんですよね…)」

思いついた時は…なんてエッチで素晴らしい響きなのだと…和はそう思いました。
しかし、そうやってご主人様に未来を捧げるのは、既にもう神代さんがやっているのです。
長野にまでご主人様の事を追いかけている今、進路選択にも多大な影響を及ぼしているのですから。
きっと主人様に出会う前と今では人生設計だって大きく変わっている事でしょう。
それが良い方にか悪い方にかは分かりませんが、最近の幸せそうな神代さんの姿を見ると…ほんの少しばかり嫉妬を覚えました。

和「(ですから…和は『その先』にいかないといけません…)」

そんな和には…『その先』についての考えがありました。
今までずっと逃げ続けてきたものに立ち向かえば、きっと和も神代さんに並び立てる事でしょう。
しかし、そうするのは決して容易い事ではなく…事ここに至っても肌がブルブルと震えてしまいます。
もし、失敗した時には、和はとても大事なものを二つ取りこぼしてしまうのですから…それも当然でしょう。

和「ご主人様は…あの…和の事…愛してくれています…よね…?」
京太郎「あぁ。誰よりも和の事を愛してる」
和「ふきゅぅ…♥♥」

それに立ち向かう勇気が欲しい。
そう思った和が尋ねるのはご主人様の気持ちでした。
まるでご主人様が傍に居てくれればそれだけで安心出来ると言うようなそれに愛しい人は最高の言葉で応えてくれるのです。
さっきのように虚偽混じりのものではなく本心から紡がれるそれに、ついつい和がお腹の奥を蕩けさせてしまうほどに。

和「和も…ご主人様の事を愛しています…♥だから…ほんの少しだけ…我侭を許してもらって…良いですか…?」
京太郎「ん…?」

それを抑えながらの言葉にご主人様は小さく首を傾げました。
普段、我侭なんて滅多に言わない和の言葉を不思議がっているのでしょう。
しかし、和にとって…それは最大級の我侭なのです。
下手をすれば…ご主人様にとってもトラブルに繋がりかねないほどの…大きな大きな自己満足なのですから。

和「和…ゆーきと咲さんに…ちゃんと言います。ご主人様の事が好きだって…愛しているんだって…」
京太郎「それは…」

和の言葉にご主人様が言葉を詰まらせるのも無理は無い事でしょう。
ご主人様が二人にどんな説明の仕方をしているのかは分かりませんが、二人は能力の事なんて何も知らないのですから。
その上、神代さんという表向きの婚約者もいる事になっているのですから、和が告白しても困惑するだけでしょう。
けれど、和はそうやって理由をつけて、ずっと逃げ続けてきたのです。
もしかしたら和よりもずっとずっと先に…ご主人様に恋焦がれていたかもしれない二人に…不義理を続けているのでした。


京太郎「…本当に良いのか?俺なんかの事を好きなんて言ったら…色々と心配されると思うぞ」

そう心配そうに言うご主人様は、きっと二人の好意になんて気づいてはいないのでしょう。
ご主人様にとって見えているのは、『婚約者がいる男性の事を好きだと友人たちに告白する』という事だけなのです。
だからこそ紡がれたであろうその言葉を、和は一々、訂正するつもりはありませんでした。
二人の気持ちをはっきりと聞いた訳ではない和には分かりませんし、分かっていたとしてもそれらを代弁するほど偉くもないのです。
いえ…もしかしたら…内心、新しいライバルが出来る事を、和は恐れていただけなのかもしれません。

和「えぇ。でも…大丈夫です」

しかし、それでも和はその声を震わせる事はありませんでした。
はっきりとご主人様に向かって…頷きながら伝える事が出来たのです。
まるで決意表明のようなそれに和は本格的に胸の中で覚悟が固まっていくのが分かりました。
勿論、二人に嫌われたり呆れられるのではないかという恐怖はまだ和の中に残っています。
ご主人様という例外を除けば、二人は和の中で最も大事な人達であるのですから。

和「でも…もし、和が二人とギクシャクしてしまったら…慰めてくれますか?」
京太郎「ん…?まぁ…それくらいなら寧ろ、俺からお願いしたいくらいだけど…」

そんな二人を失う事になるかもいれないという未来に恐れを感じる和が漏らした弱音。
その真意にご主人様はまったく気づいてはいません。
普段は気遣いも出来て、和の事も優しく受け止めてくれるのに、この人は変なところで鈍いのですから。
しかし、和にとってはそんな姿もまた可愛らしく映り…ついつい笑みを浮かべてしまうのです。


和「…エッチな意味じゃありませんよ?」
京太郎「わ、分かってるって!それくらい空気読めてるから!」

和の言葉にご主人様は顔を赤く染めながら、強く答えました。
その反応を見る限り…もしかしたらちょっと期待してくれていたのかもしれません。
少なくともまったく期待していなければ、そんな風に強い反応を示す事はないでしょう。
エッチの時からはまったく違うその分かりやすい姿に和は笑みを深めながら、そっとご主人様の胸板に頬を当てました。

和「本当に…?まったく想像していませんでした?」
京太郎「う…いや…それは…」

瞬間、ご主人様の硬くて広い胸板に当てた和の耳にドクンという強い脈動が伝わって来ました。
それに合わせてその身体が熱くなるのは羞恥心か或いは興奮か。
どちらにせよ、和にとってそれが喜ばしい事である事に変わりはありません。
だって…ご主人様のオチンポは和の足の間で少しずつ大きくなってくれているのですから。

和「んふ…♪ご主人様のオチンポは…もうこぉんなになってますよ…ぉ♥」
京太郎「の、和…それ…やばいって…」

そんなオチンポを太ももでスリスリって可愛がってあげれば、ご主人様は小さく肩を震わせながらそう言いました。
きっと今のご主人様は必死に自分の中の欲望を抑えこもうとしてくれているのでしょう。
しかし、和にそんな遠慮は無用です。
和にとって重要なのはご主人様に満足して貰う事と、そして出来るだけご主人様が傍にいてくれるようにする事なのですから。
そもそもさっきの会話だって、ご主人様を引き止める事を目的としたものであり、ご主人様に約束を取り付けたのはあくまで副産物に過ぎません。

和「ほら…聞こえますか…?ニチャニチャって…和ももう…愛液垂れ流しになっちゃってるんです…♥」

そう言う和の股間はもう愛液でネトネトになってしまっていました。
こうしてご主人様と抱き合っているだけで興奮した身体が漏らした体液は既に太ももに染み出すほどになっていたのです。
そんな場所でご主人様のオチンポを扱けば、ニチャニチャとエッチな音が鳴ってしまうのは当然でしょう。
しかし、和はそんな淫らな音に更に興奮を掻き立てられ、子宮からトロトロになるまで熱くなった粘液を漏らしてしまうのです。

和「やらしいですよね…♪エッチですよね…♪だから…お仕置き…してくれませんか…?ご主人様のオチンポで…和の一番、大事な部分まで…また躾けて欲しいんです…♥」
京太郎「うあ…ぁ」

和の淫らなオネダリに、ご主人様は微かなうめき声をあげました。
それに応えるようにしてオチンポはピクンと跳ね、本格的に勃起を始めます。
きっとさっきの和の言葉で勃起を抑えこむ事が出来なくなってしまったのでしょう。
和の太ももに押し当てられる硬い感覚はぐんぐんと大きくなり、熱い感覚を撒き散らします。

京太郎「失神するまでされたのにまだ満足出来てないのか?」
和「はぅ…んっ♪」

しかし、それは和の事をとても気持ち良くしてくれるだけのものではありません。
それはご主人様の中でタガが一つ外れた事を意味するものでもあるのです。
ご主人様のゴツゴツとした男らしい手は和の背中から前面へと回り、和の胸をガシっと鷲掴みにしました。
手のひらで乳首を抑えこむようなそれはとても乱暴で、まったく遠慮がありません。
しかし、どれだけ乱暴であろうとそれがご主人様によるものであれば、和の身体は容易く悦び、乳首をムクムクと立たせてしまうのです。

和「だって…ご主人様が…まだ満足していないから…ぁ♥」
京太郎「言い訳すんなって言ってるだろ」
和「はひぃ…っ♪♪」

瞬間、ご主人様は和の乳首をキュっと摘み、そのままクリクリと指の間で転がします。
乳房全体ではなく、弱点である乳首だけを重点的に責めるそれに和は思わず声をあげてしまいました。
そんな和の前でご主人様はその顔に嗜虐性を浮かばせ始めます。
優しい『須賀京太郎』から意地悪な『ご主人様』へと変わっていくその様に和は思わず甘い吐息を漏らし、肩を震わせるのでした。

京太郎「本当は和の方がしたかったんだろ?正直に言えば…可愛がってやるよ」
和「そ…れは…ぁ♥」

嗜虐的なご主人様の言葉に、拒否権はありませんでした。
だって…それは決して間違いではなかったのですから。
どれだけ言い訳を並べても…和自身もまたセックスを望んでいたのです。
その上…正直になれば可愛がって貰えると聞いて、歯止めが掛かるほど和は理性的ではありません。
そもそも、そんなものをとっくに投げ捨てたのが今の和であり、愛玩奴隷としてあるべき姿なのですから。

和「はい…ぃ♪本当は…和の方がセックスしたかったんです…っ♥ご主人様に犯して欲しくて…さっきからオマンコビショビショなんですぅ…っ♥♥」
京太郎「はは。そんなに和がセックスしたいなら…時間一杯まで犯し続けてやるよ」

そんな和の口から漏れる言葉に、ご主人様は嗜虐的な笑みを強めます。
その上…そんな風にエッチな事言われたら、もう我慢なんて出来るはずがありません。
子宮をジュンと潤ませた和はご主人様にされるがままにうつ伏せの姿勢にされるのです。
そのままそっとあげた腰の中には未だ倦怠感が幅を利かせていました。
しかし、それでも和はご主人様に魅せつけるようにしっかりと腰をあげ、挿入しやすいように足を広げたのです。


京太郎「あぁ、ちょっと待てよ。面白いもの見せてやるからさ」
和「ぅぅ…ん…っ♪♪」

けれど、ご主人様はそんな和からそっと離れ、パソコンラックへと移動します。
そのままディスプレイの電源を入れたご主人様は何やらそこにコードを繋いで操作していました。
そんなご主人様をベッドに預けた顔で見上げながら、和はふりふりとお尻を揺らします。
早くご主人様に愛して欲しくて、犯して欲しくて堪らないメスの部分を強調するように、お尻をくねらせました。

京太郎「よし。出来た」
『清澄高校一年…原村和です…♥』
和「…ぇ…?」

そう言いながら、ご主人様はそっとパソコンラックから離れました。
瞬間、流れてきた声に視線をそちらへと向ければ、大きな画面に和の顔が映っているのです。
紅潮した頬を隠さず、もじもじと身体を揺らすそれは既に発情し始めているのが分かりました。
実際、抱き寄せるような胸の頂点ではもう桃色の突起が張り出し、太もももテラテラと光り濡れ始めているのが分かります。

京太郎「まだ編集も何もしてないからな。文字通り無編集のノーカット版だぜ」
和「あ…あぁ…ぁ♪♪」

それは…勿論、さっき撮ったばかりの和の動画です。
ご主人様に一杯、エッチな事をされて、イかされ続けてアヘ顔まで晒した和の記録なのです。
そう思うと和の身体がゾクリとし、お腹の奥がキュンと唸りました。
その先を知っているが故のその興奮に身体は一気に熱くなり、今すぐオチンポを突っ込んで欲しくて堪らなくなります。

京太郎「どうせだしこれ流しながらやろうぜ」
和「きゅぅんっ♪♪」

そんな和の顔がディスプレイへと向けやすいように姿勢を調整しながら、ご主人様は和の腰をそっと撫でてくれました。
それだけで興奮しきった和の身体は反応し、奥からトロリと粘っこい粘液を漏らしてしまうのです。
それにご主人様が一体、どんな反応を見せてくれるのかは和には分かりません。
だって…和の視線はもうディスプレイに釘付けになってしまって、後ろを振り返る余裕なんてないのですから。
はぁはぁと荒い吐息を漏らしながら…自分がどれだけ乱れたのかという記録に…目を奪われていたのです。

和「んおぉぉおおっ♪♪♪」

肌に何か硬いものが押し当てられたと思った瞬間、それはグイグイと和の中に入って来ました。
大陰唇すら開く事はないまま強引に犯そうとするそれに和はつい情けない声をあげてしまいます。
けれど、それを挿入した人 ―― ご主人様はそれで手を緩めてくれるような人ではありません。
寧ろ、それに興奮を掻き立てられたのか、最初から激しく腰を振るい、和の奥をガンガンと突いてくれるのです。

京太郎「ほら、和のフェラが始まったぞ。何時もあんな風にくわえ込んでくれてるんだぜ」
和「はぁ…ぁ♪♪んふぉぉ…ぉおおぉ♥♥」

それだけでも気持ち良くって堪らないのに、ご主人様は耳元で和に対して動画の内容を囁いてくるのです。
あの時はこんな風だって、あんな風に思ったと度々、補足するようなそれに和の興奮はもう止まりません。
まるで血が燃料になっているかのように内側がメラメラと燃え、蕩けるような感覚が広がるのです。
今までよりも数段強いそれに和の身体がクラクラとしますが、もう和はディスプレイから目を背ける事は出来ません。

和「(そして…ご主人様から囁きを受ける度に…和はイッてしまって…♥♥)」

胸の奥から湧き上がる興奮の極み。
オマンコで感じるそれよりも心地良さを強めたそれに和の思考はどんどんと流されていくのです。
そんな和に同調するように動画の中の和も蕩け、ご主人様に淫語を放ち始めました。
ご主人様を必死で興奮させようとするそれに…こうして聞いている和もドキドキが止まりません。
結果、和は何時もよりも敏感になり…そして… ――




―― 結局、その日は一時間も経たない内にノックアウトさせられ、またご主人様の手を煩わせてしまうのでした。






………



……







【清澄高校麻雀部室】

―― ガチャリ

和「…あ…」

咲「あ…和ちゃん」

和「え…えっと…こんにちは。ゆーきは…」

咲「まだ来てないみたい。でも…珍しいね。部室でお昼を食べたいだなんて」

和「あ…その…二人に…言わなければいけない事があって…」

咲「…言わなければいけない事?」

和「え、えっと…その…と、とりあえず…ゆーきが来てから…」

咲「…うん。それは良いけど…」チラッ

和「なな…何でしょう…?」カクカク

咲「…ううん。なんでもない」

咲「それより…今日は私がお茶淹れるね」

和「あ…それくらい私が…」

咲「良いから。和ちゃんは座ってて」

咲「(正直…今の和ちゃんギクシャクしっぱなしでお茶なんか任せたら火傷しちゃいそうだし…)」

優希「おまたせだじぇ」

和「あ…」

咲「優希ちゃんも、おかえり」

優希「ただいま。いやぁ、パチンコで思ったより出てなぁ」

咲「はいはい。どうせ学食混んでたんでしょ?」

優希「むぅ…咲ちゃんは相変わらず、付き合いが悪いじぇ」

咲「そう言うのは京ちゃんの担当だから。それより…三人揃ったし、そろそろお弁当広げよう?」

和「そ…そうですね」カクカク

咲「…ねぇ、優希ちゃん」ヒソヒソ

優希「言いたい事はなんとなく分かるけど、私もどうしてなのかは良く分かんない…」ヒソヒソ

咲「そっかぁ…じゃあ…何か言ってくれるのを待つしかないか…」ヒソヒソ

和「…あ…お、お箸忘れました…」

咲「…ほら、部室に割り箸あるから、それを使おう」

和「え、えぇ…ごめんなさい咲さん…」シュン

咲「(…これは重症だなぁ…)」

優希「(かなり深刻な状態だじぇ…)」


咲「……」モグモグ

優希「……」モグモグ

和「……」モグモグ

咲「(…か…会話が出てこない…!)」

優希「(空気が重い…!!)」

咲「(ほ、ほら、優希ちゃん…!何時もみたいに何かお話してよ!!)」チラッ

優希「(咲ちゃんが私の事見てる…こ、これは何か話題を振れという合図…?)」

優希「(で、でも、こんな重苦しい雰囲気を払拭できるようなネタはないじぇ…)」

優希「(だけど…こんな状態じゃ折角のタコスも美味しくないし、何よりギクシャクしてるのどちゃんはあまり見ていたくないじぇ)」

優希「(ここはやはり…話題を振るにしても出来るだけのどちゃんの事を元気づけるような話題を選ぶべき…!!)」

優希「(それでいて…全員が共感出来る話のネタとなれば…やっぱりこれしかないじぇ…!)」

優希「あ、そうそう。さっき京太郎と会ったんだけど」

和「え…?」ピクッ


優希「アイツまた神代さんと二人っきりで昼食食べてたじぇ」

咲「……へぇ、ここ最近、また多くなって来てるよね」ゴゴ

優希「そ、そうそう。まぁ、昔みたいにベッタリって雰囲気じゃないけれど…また増えてきたな」

咲「…どうせ一緒に食べるんなら私達も誘ってくれれば良いのに…」

優希「一応、婚約者だし色々とあるんだと思うじぇ」

優希「それにこの前の里帰りで親と大喧嘩して家出同然に別れたみたいだし…やっぱり寂しいんじゃないかな」

咲「それは…まぁ…分かってる…けど…また前みたいに…京ちゃんだけにベッタリになってないかなって…」

優希「うん…それは確かに私も不安ではあるけれど…」

優希「今はこっちに石戸さんたちもいるし、きっと大丈夫じゃないかな」

咲「そうかなぁ…」

優希「のどちゃんはどう思う?」

和「え……?…あのその…わ、私は…」アセアセ

優希「(あれ…?これ…地雷だった…?)」

和「わ、私は今の神代さんなら京太郎君と一緒でも大丈夫じゃないかと…思いますけれど…」

咲「そ、そう…なんだ」

優希「…のどちゃん大丈夫?」

和「え…?だ、大丈夫に決まってるじゃないですか。何を言っているんです?」

優希「(…自分で京太郎君って言った事にも気づいていない…)」

咲「(これは…本格的に不安になって来たかも…)

和「ほ、ほら、ご飯だってこんなに沢山、食べてるじゃないですか」パクパク

和「これだけ減ってるんですから、私が元気な証拠です」モグモグ

優希「…うん。まぁ…それはそうなんだけど…」

咲「そもそも…和ちゃんってもっとのんびりと食べる人だったような…」

和「き、今日はお腹が減っているんです」

優希「そ、そうなんだ」

咲「お、お腹が減ってるならしょうがないよね」

和「そ、そうです。お腹が減ってるから仕方がありましぇん」

優希「(…噛んだ)」

咲「(…噛んじゃった…)」

和「…」ジワッ

優希「の、のどちゃん大丈夫!?」

咲「ほ、ほら!お水!お水あるから!!」


優希「ふぅ…ご馳走様でした…」

咲「ご馳走様…」

優希「(…結局、殆ど味分かんなかったじぇ…)」

咲「(和ちゃんが普段と違いすぎてそれどころじゃなかった…)」

和「え、えっと…わ、私も…ご馳走様です…」パタン

優希「そ、それで…どうして今日は部室でお昼なんて言ったんだじぇ?」

和「それは…その…」

咲「私達に伝えたい事があるんだって」

優希「え…?もしかして愛の告白?」

和「あっ」カァァ

咲「え…?ほ、ホントに?」

和「あ、いや…ち、違うんです!そ、そうじゃなくって!そ、そうなんだけど、そうじゃなくって!!」アセアセ

和「た、ただ…その…二人に…決意表明と言うか…あの…そ、そういうのを…ですね…」ウツムキ

咲「決意表明?」

和「あ…え…えっと…その……わ、私は…私は…」グッ

和「…す、須賀君の事が…好きれしゅ!」

咲「……」

優希「……」

和「…す、好きです!」ハンナキ

咲「だ、大丈夫だよ!」アセアセ

優希「噛んだけど伝わってるから!だから、泣かなくて良いから!!」アセアセ

咲「…で…それがどうしたの?」

和「…え?」

優希「うん。そんなの傍目から見て丸わかりなんだけど…」

和「……う…嘘でしょう?」

優希「いや…本当に」

咲「和ちゃん分かりやすいんだもん。多分、気づいてないのは神代さんくらいじゃないかな」

優希「いや、咲ちゃんもかなり…」

咲「ナニカナ?」ニコッ

優希「…いや、何でもないじぇ」カクカク

和「そ、そんなに分かりやすかったですか…?」フラァッ

咲「あぁ!和ちゃんが!!」

優希「だ、大丈夫!?」

和「だ、大丈夫です…ちょっと目眩がしただけですから…」


和「それで…えっと…私は…」

咲「京ちゃんの事好きなんだよね?」

和「…は…はい…」カァァ

優希「まぁ…良いんじゃないか。正直、のどちゃんは京太郎には勿体無いと思うけど」

咲「そ、そんな事ないよ。京ちゃんだって…良い所も一杯あるし…まぁ…スケベなところは玉に瑕だけど…」

和「そ、それだけですか?」

優希「それだけって…京太郎のダメな所か?」

和「あ、いえ…そ、そっちじゃなくて…あの…私の事…怒ったり…嫌ったりしないんですか?」

優希「あー…つまりのどちゃんは私達が京太郎の事を好きだって勘違いしてたって事?」

和「う…あ、いや…その…」

優希「……」

優希「大丈夫だじぇ。私は別に京太郎の事なんて何とも思ってないし」

優希「京太郎はただの部活仲間で反応が面白いオモチャみたいなものだから」

優希「のどちゃんが京太郎の事が好きだって言うんなら精一杯、応援するじぇ」


咲「私は…私はちょっと悔しいかな」

和「咲さん…」

咲「私ね。まだ分からないの。京ちゃんの事…そういう風に好きなのか…ただのお友達として好きなのか」

咲「そういう事…決めるのはまだまだ先で良いって…そう思って…ずっと逃げてた」

咲「でも…そうじゃなかったんだって…神代さんが来て…初めて気づいたの」

咲「だけど…私…それでも向き合えなかった」

咲「自分の気持ちをはっきりとさせる事が出来なくって…ずっと逃げ続けてた」

咲「だって…もし、自分が京ちゃんの事、そういう意味で好きなんだって気づいたら…絶対、辛いもん」

咲「私のどんな部分でも…神代さんに勝てないんだから…絶対に失恋するって」

咲「婚約者もいる人の事を好きだって気づいても無意味なんだってそう言い聞かせて…ずっと…目を背けてた」

咲「結局、私はスタートラインに立てなくて…和ちゃんのライバルになる資格もなくて…」

咲「…ただ、神代さんに対して…モヤモヤとし続けてる私には…羨ましいんだ」

咲「そんな風に…自分に向き合える強さを…私は持てなかったから。そんな強さを持った和ちゃんが…羨ましくて…悔しいかな」

和「わ…私は…」

和「私は…そんな風に…羨ましいと言われるような…立派な人じゃありません…」

和「こうして二人に…話をするつもりだって…ほんのすこし前まではなかったんです」

咲「でも…今、和ちゃんはこうして私達に話をしてくれたじゃない」

優希「そうだじぇ。あんなに緊張していたのに…誤魔化さずにちゃんと言ってくれたのは間違いなくのどちゃんなんだから」

和「それだって…須賀君に…背を押されてようやく出来た事で…」

優希「…だったら、それは余計に誇るべき事だじぇ」

和「…え?」

咲「…そうだね。実際…私は京ちゃんにそうやって背中を押して貰えなかったんだもん」

咲「それだけ京ちゃんに気にかけて貰えて…傍に居て貰えるっていうのは…二人の仲が良い証拠だと思うよ」

優希「咲ちゃん…」

咲「だから…そんな風に緊張しないで大丈夫」

咲「私たちはそんな事じゃ和ちゃんの事嫌いになったりしないから…ね?」

和「…ありがとう…ございます…」グスッ

優希「はい。ハンカチ」スッ

和「…ごめんなさい」グシグシ

優希「まぁ、普段からのどちゃんには世話を焼いてもらえてるしな!正直、ちょっと新鮮で楽しんでる私もいる!」

和「た、楽しんでるってそんな…」

咲「んー…私もそうかも」

咲「まさか和ちゃんがこんなポンコツ気味になるなんて想像もしてなかったし」

和「さ、咲さんまで…」

和「それに…私…ポンコツなんかじゃ…ありません」カァァ

咲「緊張して舌噛んだのは?」

和「そ、それは…その…」モジモジ

優希「(咲ちゃん容赦ねぇ…)」

和「そ、それだけ二人が大事だったからです!」

和「べ、別に…私がポンコツとか…そ、そういうのは関係ありません」マッカ

咲「んー…優希ちゃん的にはどう?」

優希「可愛いからオールオッケーだじぇ!」

和「か…可愛いって…嬉しいですけど…な、なんの関係があるんですか…」モジモジ

咲「(可愛い)」

優希「(可愛い)」


優希「あー…こんなに可愛いのどちゃんが京太郎にあんな事やこんな事されるだなんて…」

和「い、いや…でも、一応…合意の上ですし…」カァァ

優希「…今、何か聞き捨てならないセリフがあった気がするじぇ」

咲「…もしかして…和ちゃん…」

和「い、いや、ち、違うんですよ!の、のっぴきならない事情があったと言うか…し、仕方がなかったというか…っ!」

咲「…これは京ちゃんギルティ確定だね」

優希「帰り道でタコス奢らせてやる…!」グッ

咲「私は駅前の喫茶店でパフェ頼んじゃおう」

和「あ、あんまり虐めないであげてくださいね…?そもそも…私が勝手にす…す…好き…になっただけですし…」モジモジ

咲「いや、別に和ちゃんは悪くないよ」

優希「そうそう。悪いのは女たらしの京太郎だじぇ」

咲「神代さんって婚約者がいるのに、和ちゃんまで手を出すなんて…最低だよっ」

優希「今の私たちは正義の代行者であり、京太郎に何をしても許されるじぇ」

咲「まぁ、それはあくまで京ちゃんに対してのものであって…」

優希「詳しい事情はのどちゃんからも聞きたいけどな!つーか、聞かせるまで帰さん!!」

和「あうぅ…」

咲「その辺りは長くなりそうだし、とりあえず部活が終わった後にでもするとして…」

優希「…うん。のどちゃんは可愛いし完璧だけど…でも、神代さんもかなりの強敵だからなぁ…」

咲「お嬢様属性がなくなったとは言え、あのおっとりした性格は手強いよ!」

和「ぞ、属性…?」

優希「大した意味は無いから気にしない方が良いじぇ」

咲「それにのどちゃんと胸のサイズはそう変わらないし…それなのにところ構わず京ちゃんに甘えるし…」

優希「お陰で一時期、京太郎のこと独占状態だったからなぁ…」

咲「だから、和ちゃんももっとガンガン行かないとダメだよ!」

咲「神代さんに負けないくらい思いっきりアピールしないと!!」

和「あ、アピールって…」カァァ

優希「私も…咲ちゃんに同意…かな」

優希「ただでさえ婚約者っていうアドバンテージがあるのに、手をこまねいてたら何も出来ないじぇ」

優希「今みたいに一歩引いてたら、そのまま持っていかれてもおかしくないと思う」

優希「ただ、神代さんと同じようなやり方じゃ相手に有利過ぎるし…お弁当作ってきたり、マッサージしてあげたり良妻方向のアピールが良いんじゃないかなぁ…」

和「良妻方向…ですか…」ムゥ

咲「…って言うか、優希ちゃんかなり指示が的確だよね」

優希「のどちゃんは私の嫁だからな!どんなキャラかは大体、把握してるじぇ!」

咲「よし。私、これから優希ちゃんと作戦会議する」

和「さ、作戦って…何をですか?」

優希「勿論、のどちゃんが神代さんから京太郎を略奪ラブする為のものだじぇ」

和「別に…略奪ラブ…って訳じゃ…京太郎君も…わ、私のことが一番だって…」ボソボソ

咲「そんな訳だから、悪いけど、和ちゃんは先に帰ってて」

優希「こっからは部外者厳禁の作戦司令本部の時間だじぇ」

和「私…当事者なんですけど…」

咲「当事者だからこそだよ!」

優希「先に聞かれてたら面白く無いしな!」

和「面白いってなんですか…」

咲「まぁ…私たちは和ちゃんの力になりたいって思っているのは本当だよ」

咲「だから、少しだけ任せてくれないかな?」

和「…分かりました。では…先に戻っていますね」

咲「うん。また放課後に」


咲「…で、どうして優希ちゃんは嘘吐いたの?」

優希「…何の事だかさっぱり分かんないじぇ」

咲「京ちゃんの事…かなり意識してたのは確かでしょ?」

優希「それは…オモチャとして優秀だったからで…」

咲「…本当にそれだけ?」

優希「……」

咲「私…誰にも言わないよ。和ちゃんにだって…絶対に口を割らない」

優希「……ちょっとだけ…好きだったかもしれない…」

優希「でも…仕方ないじぇ。のどちゃんも神代さんも…良い子だもん」

優希「私みたいなチンチクリンじゃなくて…可愛いし、おっぱいだって大きいし…」

優希「そんな二人に…私が勝てるはずないし…」

咲「で…諦めたの?」

優希「…うん。それに…下手に張り合ったりして…のどちゃんとギクシャクしたくなかったし…」

優希「結局…私も勇気が足りなくて…だから…本音では私ものどちゃんの事、羨ましかった…」

咲「…凄いよね。私はどれだけ背中を押されても…あんな風に好きだって言える自信はないなぁ…」

優希「きっと…昔ののどちゃんも無理だったと思う」

優希「のどちゃんはアレで結構、人に遠慮するタイプだから…」

咲「でも…」

優希「…うん。のどちゃんは…変わったんだと思う」

優希「実際…のどちゃんは最近、感情を顕にするようになったし…」

咲「それも…京ちゃんの影響なのかなぁ…」

優希「それだけじゃないと思うじぇ。きっと咲ちゃんの存在も大きいはず」

優希「でも…一番はやっぱり京太郎の事なんだろうなぁ…」

優希「…あーぁ…やっぱり…ちょっと悔しいじぇ」

優希「私…ずっとのどちゃんの親友だと思ってたのに…ポッと出の二人に負けちゃうなんて…」ハハッ

咲「…そんな事ないよ」

咲「優希ちゃんは今でも和ちゃんの中で親友なんだと思う」

咲「私のアピールって言葉には照れるだけだったのに、優希ちゃんの指示には考えこむような素振りを見せたし…」

咲「アレでいて恥ずかしがり屋で頑固な和ちゃんが恥ずかしがりもせず拒絶もしなかったのは優希ちゃんへの信頼感の表れだと思うよ」

優希「そう…かなぁ…」ジワッ

咲「そうそう。だから…ほら、涙拭いて…ね」

咲「二人で…和ちゃん達をくっつけるやり方を考えよう?」

優希「……うん」













【System】
原村和の屈服刻印がLV4になりました。
原村和は自分の力を受け入れるようにしたようです。
原村和のアピール作戦が始まりました。







【オマケ】

咲「それにしても…和ちゃん…京ちゃんに何をされたんだろうね」

優希「まぁ、貞操観念やら高いのどちゃんが婚前交渉するイメージは沸かないし」

咲「精々、キスとかハグ止まりって事?」

優希「或いは手を繋いだだけでもあんな反応をする可能性もあるじぇ」

咲「あー…確かに…そんな感じかも」

優希「まぁ、そもそも京太郎にそんな度胸はないだろうしな!!」

咲「京ちゃんヘタレだもんねー…」

優希「そうそう。そんな二人がいやんな事してるだなんてそれこそオカルトだじぇ」

咲「あはは。だよねー」