哩「~~、でさ~」
姫子「はぁ~凄かですね~」
~~~
咲「でね、優希ちゃんがね……」
京太郎「マジかよ……ん?あ、危ない!!」タッタッタッガシッ
ププー!
哩「うおっ!?」ドサッ
キキーーッ!!
トラックの運ちゃん「危ねえだろうがー!おう嬢ちゃん今度から気を付けろ!」ブォーン
京太郎「…ててて、あの、大丈夫ですか?」
哩「いった……ん、ああ、大丈夫。助けてくれてありがとう」
京太郎「いえいえ。よいしょっと!(ムクリ)立てますか?」
(手を差し出す)
哩「よいしょっ!いやすまんね。ところで君は?」ムクリ
京太郎「えっと、俺は長野の清す……」
咲「京ちゃーん!何してるのー?早く行こうよー!」
京太郎「あ、すみません!失礼します!」タッタッタッタッ
哩「あっ!……行ってしもうたか……」ほけー
姫子「あの、ぶちょー?大丈夫ですか?」
哩「!?ああ、大丈夫…。いや死ぬとこやったばい」
姫子「ほんと危なかったですね」
哩「うん……(彼は一体どこの誰やろうか?確かさっきの女の子は清澄の宮永咲よね。って事は清澄の人やろうか?)」
姫子「………」ジーッ
哩「…っ、なんした姫子?」
姫子「いえ別に……」
哩「と、とりあえずホテルに戻ろうか?な?」
姫子「はい」
-ホテルにて-
哩「(確か清澄って同じホテルやったよな?礼の意味も込めてちと尋ねに行ってみるかな)」テクテク
煌「おや、部長どちらに?」
哩「恩人に助けてくれた礼ば言ってくる。すぐ戻ってくっけん心配はいらん」ガチャッバタン
哩「ま、つっても清澄の部屋の場所知らんとばってんな。適当に探してみるかな……お」
~~~
京太郎「ちょっ!離せよタコス娘!」
優希「何おう!?せっかく一緒に飯食べに行こうって言ってるのにつれない奴だじぇ!」
京太郎「だからってくっつくなって!……お」
哩「どうも。お取り込み中で悪かかもしれんばってん、ちょっとよかかな?」
京太郎「俺はぜ~んぜん大丈夫ですよ~!って訳で離れろ!」
優希「チッ!仕方ないじぇ、また後でな!」
京太郎「へいへい……。(クルッ)あの、怪我とかありませんでしたか?」
哩「お陰さまでなんも無かったばい。さっきは助けてくれて本当にありがとうね」
京太郎「い、いえそんな大した事は……」
哩「いやいや、あん時助けてもらえんかったら死んどったかもしれん。あんたは命の恩人ばい」
京太郎「そう言われるとちょっとくすぐったいですね」
哩「そいでさ、なんか礼ばしたかとばってんさ、なんか欲しかもんとかある?」
京太郎「え、ええと……(そう言われてもな~)彼女とか……なんちゃって……」アハハ
哩「………///」ズキューン!
京太郎「(やべぇ怒らせたかな?)あ!すいません!今のは冗談で……」
哩「(彼女って…私になって欲しいって事やろうか!?
ま、まあ確かに私も彼氏おらんばってんが、あ、よう見たらばりかっこよか!
しかも優しい感じがひしひしと伝わってくるし)……分かった」
京太郎「いやもうついつい本音が……んっ?」
哩「私なんかで良ければ……よかばい……///」
京太郎「えっ?……えっ!?」
哩「……やっぱ私のごたっ田舎娘は嫌よね……?」
京太郎「い、いえいえ全然そんな事!!え、本当にいいんですか?」
哩「……///」コクン
京太郎「(どどどうしよう!?た、確かに美人だし、さっき助けた時からちょっと気になっていたけどな!
ええい京太郎!何を迷う必要がある!ここは)あの、宜しくお願いします」
-清澄の部屋にて-
京太郎「でへへ~」
優希「おう犬!顔が緩みまくってるじぇ!みっともないから早く直せ!」
京太郎「おうすまんすまん」キリッ
優希「まったく……何か良い事でもあったのか?」
京太郎「おう、実はな……なんと彼女が出来ちゃったんだ~でへへ~」
咲「っ!?」
優希「なにぃ!?」
咲「きょ、京ちゃん!相手は誰なの!?」
優希「そ、そうだじぇ!相手は誰なんだ!?教えろ犬!」
京太郎「相手か?相手は新道寺女子の白水哩さんだぜ!
見て見て~さっき携帯で撮ったんだ~どうだ美人だろう?」ドヤ顔
優希「むぅ…!確かに美人だ…」
咲「そ、そんな馬鹿な……」
京太郎「きっとあの時助けたのは運命だったんだなぁ~」
咲「……許さない。よくも私の京ちゃんを……!!」
優希「よくも私の犬を~!!」
咲「優希ちゃん!今から新道寺女子の部屋に行こう!」
優希「合点だ!犬を取り返すじぇ!」ガチャッバターン!
続かない
最終更新:2013年11月06日 12:36