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優希「インターハイも終わって、ぶちょーも引退してしまったから寂しくなったじぇ」トンッ

和「……それだけじゃないんですけどね」トンッ

咲「部長はもう卒業だもんね」トンッ

和「ええ、しかし一気に二人減ると寂しく感じますね……」

咲「うん……」

優希「京太郎は、来年度から共学になる阿知賀にいくんだったっけか」

咲「阿知賀って和ちゃんのいた学校の高等部だよね?」

和「はい、穏乃や憧も夏以来連絡とってないので詳しくはわかりませんが」

優希「むむむ……」

和「もうすぐ春休みですね……染谷先輩もお店の手伝いで部活にあまりこれないらしいです」

優希「むう……暇だし京太郎に電話してみるか」

てるるる

京太郎「もしもし?」

優希「京太郎か?私、優希様だじぇ」

京太郎「お前が電話かけてくるなんてめずらしいな」

優希「ふふん、そちらは私がいなくて寂しかろう?だからかけ……」

「なになに?彼女サンからの電話ー?」

「へー、恋人とかいたんですね!」

京太郎「ちょ、うるせえ、ちげーよ!」

優希「ぁ……」

京太郎「ワリ、周りがちょっとうるさいけど気にしないでくれ」

優希「いや、元気そうで、なにより…だ……ところで、今どこにいるんだ?」

京太郎「ん?今は阿知賀の麻雀部にいるけども……」

優希「そ、そうか……」

「須賀さんの恋人私気になります!」

京太郎「おい、ちげーっての」

京太郎「ったく……そっちはどうだ?」

優希「ま、まぁ……ぼちぼち……じゃ、またいつか掛け直す!」

和「どうでした?」

優希「女の子と、仲良くしてた……」

和「そうでしたか」

優希「む~……」

和「まぁ、親の都合での転校は仕方のないことです」

優希「のどちゃん……」

優希「そうだ、この春休みに奈良まで行ってそいつらの顔を拝んでやるじぇ!」

咲「は、話が飛躍してるけど……」

優希「私は奈良へ旅立つ!」

和「待ってください」

優希「じょ!?」

和「まったく、旅費はどうするんですか……」

優希「お、お小遣いで……」

和「往復で何万円かかると思ってるんですか」

優希「う……うぐ……」

和「それに泊まる場所とかも決めないといけないでしょう?」

優希「京太郎の家に泊まるとか……」

和「はぁ……仕方ないです、私もついて行きます」

優希「本当か!?」

和「私も穏乃や憧、玄さんに会いたいですからね」

咲「わ、私はお留守番してるね…迷子になりそうだし」

優希「咲ちゃんはいかんのか?」

咲「うん、私はいいよ」

優希「よっし、電車に乗り込むじょー!」

和「そんなにはしゃがなくても……」

優希「ふんふ~ん♪」

優希「……」ウトウト

優希「すぅ……」

優希「ついたじょ!」

和「やっぱりあの時と変わってませんね……」

優希「で、のどちゃんはどこに宿をとったんだじょ?」

和「宿は……松実館にしときました」

優希「ほほう……」

和「今の時間ならまだ部活やってると思いますから、そっち見に行きますか」

優希「おうともよ!」

和「阿知賀学院……」

優希(京太郎……)


和「麻雀部は……ここですね」

優希「やってるみたいだじぇー」

和「そうですね」

優希「よ~し……た~の~も~!!」バァーン

玄「うひゃっ!?」ビクッ

穏乃「おおう!?」

優希「京太郎を出さんかー!」

和「ちょ、優希……」

京太郎「……」ポカーン

憧「お、スガくんの彼女が登場?」

優希「おい犬、人様に迷惑かけてないだろうなー」

京太郎「こいつ彼女ちゃいます!それと俺は犬じゃないだろ!」

優希(ッ……)ズキ

憧「へー」ニヤニヤ

京太郎「……ニヤニヤしないでください」

憧「えーだってー」ニヤニヤ

玄「憧ちゃん、須賀君いじめちゃダメだよ……」

和「……驚きました、すっかり溶け込んでますね」

京太郎「まぁ、ほとんど雑用なんだけどな俺は」

穏乃「いえいえ、今まで女しかいなかったんで助かりますよ」

京太郎「ハハハ……ありがとうございます……」

優希「……」

京太郎「それと来るならちゃんと言ってくれてもよかったのに……」

和「須賀くんに連絡いってなかったんですか?」

憧「ぁ……忘れてた☆」

京太郎「ひでえ!」

優希「……」

優希(仲、よさそうだじぇ……)

和「まぁ、せっかくここまできたんですから打ちましょう」

穏乃「和が打つなら私はいる!」

灼「じゃ、私は見てるね」

和「優希、はいりましょう」

優希「……おう!」

和「ツモ、3000、6000」

優希「くぁぁ~……のどちゃんはやっぱ強いじょ……」

和「優希が甘いだけです」

優希「ガ~ン……」

穏乃「和は相変わらず強いけど……片岡さんも東場の爆発力とんでもないですね!」

優希「ふっ、私はそれが取り柄だからな……」

穏乃「もう一回、いいですか?」

優希「かかってこい!」

灼「じゃ、今度は私も」

玄「わたしも入りたいなー」

わいわい

和(ついてきてよかったですね……ん)

和「須賀君はやらないんですか?」

京太郎「あぁ、今はそんな気分じゃなくてな」

和「はぁ」

京太郎「ところで和、泊まるところはどこなんだ?」

和「え、松実館ですけど……」

京太郎「だよな……そこしかないもんな……」

和「……?」

憧「あー、スガくんあそこに一時的だけど泊まらせてもらってるんだっけ?」

京太郎「あぁ、実家は改修工事のせいでなー」

和「い、いつまで!?」

京太郎「春休みが終わる頃には工事も終わるとか言ってたけど……」

和「そ、そうでしたか」

和「やましいこととかしてませんよね?美人姉妹に」

京太郎「へっ?」

京太郎「お世話にはなってるけど流石にそんなことはしねーよ」

和「そうですか……」ジトー

京太郎「してないですよ?」

和「まぁいいです」

憧「あらあら……」

和「ハッ!?」

和「違います!これは違いますから!」

憧「ふーむふむ、なるほどー」

和「あぁぁぁぁ……」

京太郎「と、もうこんな時間か……」

京太郎「玄さん、熱中してるのはいいんですけど時間大丈夫ですか?」

玄「あー、そろそろ帰らないと!!」

灼「じゃ、今日はここまでだね」

穏乃「はーい」

玄「和ちゃん、うちに泊まるんでしょ?」

和「あ、はいそうですね……」

優希「おう、もう終わりか」

玄「ではみなさんまた明日であります!」


和「帰り道はいつも二人で……」ジトー

京太郎「タスケテー」

玄「?」

優希(……)

和「優希、どうしたんですか?」

優希「へ?なんでもないじょ」

和「なんか元気ないように見えましたけど……」

京太郎「やっぱり長野じゃないと落ち着かないのか?ん?」

優希「こんのバカ犬!私がそんな子供なわけないだろうが!」

京太郎「おーこわ……」

優希「がるる……」

和「相変わらずですね、この二人は」

玄「見てて和んじゃうね」

和「ですね」

玄「ただいまー」

和「ここも変わってないですね、あの頃をおもいだしますよ」

玄「ふふ、たしかに」

宥「玄ちゃんおかえりー……」

玄「ただいまお姉ちゃん、今日泊まる二人もいるよー」

宥「うん、ではこちらへ……」




優希「おー、うまいじょ!」ガツガツ

和「……食べすぎないでくださいよ」

玄「す、すごい食べっぷり……」

優希「腹八分で止めるから大丈夫だじぇー!」

玄「は、ははは……」

優希「ごちそうさま!」

和「おいしかったですね」

優希「もうここに住みたいくらいだじぇー」

和「もう、そんな無理があること言って……」

優希「まぁいいじゃないかー!」

和「……そうですね」

優希「さてさて、お次は風呂か……」

優希「のどぱいを拝めそうじゃ……ふひひひひ」ワキワキ

和「……」スッ

優希「冗談です」


カポーン

優希「ふひー…長旅だったから疲れたじぇ……」

和「でも、こういうのも悪くはないですね」

優希「そうだな……あいつの楽しそうな顔も見れたし……ぐすっ」

和「……優希?」

優希「な、なんでもないじぇ」

優希(そうだ、私なんかが邪魔してはいけない)

優希(あいつだって楽しそうにしてた、これで……いいんだよな)

優希「逆上せちゃうから先にあがるじぇ」

和「はい」

優希(諦めなきゃ、いけないよね……)

私は草原に突っ立っていた。
そして私の周りには、二人の子供と一人の―――

優希「ん、夢か……というか何時の間に寝て……」

優希「……トイレ」

和「すぅ……すぅ……」

優希「うう……まだ夜は冷えるなぁ」

優希「ん、ここは……」

優希(……見てもバチは当たらないよね?)スー

京太郎「ぐー」

優希(……)

優希(やっぱり私がここにくることは京太郎にとって邪魔なんじゃないだろうか)

優希(……)グッ

優希(甘えるのは、これで最後にしよう)

優希「だから、一度くらいは許してください」

優希(……)

優希「……んっ」

優希「ごめんね」

優希「さて、部屋に戻って寝ないと……」

優希(おやすみなさい)

咲「あ、和ちゃん、優希ちゃん旅行はどうだった?」

優希「おう、楽しかったじぇ!」

和「ええ、みんな元気にしてたのでよかった」

咲「京ちゃんはどうだった?」

優希「……楽しそうにしてたじぇ」

咲「……そっか」

優希「でも、踏ん切りはついたから大丈夫だじぇ」

優希「私、プロになった後アイツに想いを伝えようと思う」

和「応援しますよ」

咲「私も応援するよ!」

優希「ありがとうみんな」

優希(その時にはもう手遅れかもしれないけれど私は信じたい――――そう思った)


カン!