ミーンミンミンミーン


京太郎「ベンチまで熱いじゃねえか……これだから東京は……」

えり「お待たせ、京太郎」

京太郎「姉さん時間は……まだ30分前だった」

京太郎「たった15分がやたら長く感じるわ……」

えり「時間にきっちりしているところは姉弟同士、やはり似てますね」

京太郎「似たくなかったよ、もっとゆとり持ちたかったよ」

京太郎「それもこれも、あの部長が俺のあの頃の生活を思い出させたせいだ……」

えり「似たくなかった、なんて悲しいことを言うのはどの口でしょうか?」ズイッ

京太郎「もういいから、高校生になってまで姉とチュウとかあり得ないから」

えり「……そうですか」ショボン

京太郎「あ、あー!でもたまには良いかな……なんて」

えり「それなら今してください」

京太郎「それは置いといて、こんな暑い中呼び出しておいて、今日は何の用なの?」

えり「ああ、忘れるところでした」

えり「今度の週末に花火大会があるのですが、一緒に行きませんか?」

444 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2013/08/13(火) 15:24:28.82 ID:3FzdV4930
京太郎「花火大会?」

えり「団体戦と個人戦の中日なので空いているかと思ったのですが……無理ですか?」

京太郎「逆に姉さんは大丈夫なの?」

えり「アナウンサーにも有給はありますからね」

京太郎「そっか、せっかくの休みだもんな……わかった、行くよ」

えり「本当ですか?」

京太郎「俺は姉さんには素直な弟なんだぜ、信頼してくれ」

えり「それでは新しい浴衣も出さないといけませんね」

京太郎「姉さんの浴衣姿見るの久しぶりだから楽しみだ」

えり「期待しておいてくださいね」

京太郎「おう、じゃあ俺まだ雑用あるから!」

えり「頑張ってくださいね!」

タッタッタッ

えり「……あれ?何か忘れているような……」

えり「何はともあれ、浴衣選び頑張りましょう!」



恒子「へぇ……」キラリ

恒子「聞~いちゃった、聞~いちゃった、ちょっと話を脚色してすこやんたちに言っちゃ~お~♪」


花火大会当日、弟とのデートを目撃されたえりは、以降健夜、はやり、理沙の三人から冷ややかな視線を浴びせられることとなった


カン!