学校にて?



久「いたた……まずったわね…」スリスリ

京太郎「部長?どうかしたんですか?」

久「あ、須賀くん。ちょっと挫いちゃったみたいでね」

京太郎「運動不足じゃないんですか?」

久「失礼なこと言うわね。まあちょっと肩貸してくれる?」

京太郎「良いですけど…どうぞ」

久「ありがと」ギュッ

京太郎「じゃあ歩きますね。部室までで良いですか?」

久「ええ。お願いするわ」ピョンコピョンコ







京太郎「………」スタ…スタ…

久「よっ、やっ」ピョンコピョンコ







京太郎「………器用なことしますね」

久「そう、はっ、かしら?えいっ」ピョンコピョンコ



京太郎「そうですって。まさか部室までずっと片足で行く気だったりします?」

久「まあそうなるわよねぇ。私立みたく校舎にエレベーターが付いてる訳でもないし」

京太郎「なんなら俺が背負って行きましょうか?」

久「なんかやらしいこと考えてそうだからいい」

京太郎「んなこと考えてませんって。つか人の善意をなんだと…」

久「冗談よジョーダン♪」テヘペロ

久「ま、こうして肩貸してくれてるしね。余裕でしょ」

京太郎「はぁ……なら荷物だけでも俺が持ちますよ」

久「あら、気が利くじゃないの」

京太郎「処世術です」

久「可愛くなーい」

京太郎「男子に言う台詞じゃないですから!」

久「そう?私は結構嬉しいわよ?」

京太郎「でしょうね!!だから“男子に”って言ったじゃないですか」

久「やーねー。細かいこと気にしないの。じゃないとモテないわよ?」

京太郎「…………マジっすか?」

久「マジマジ」

京太郎「…………うす」

久「よろしい♪」

京太郎「でも滅多に言われないと思いますけどね」

久「それを言ったら私だってそうよ。女の子同士で言う“可愛い”には大体裏があるから素直に喜べないし、男の子はヘタレて言わないし」


京太郎「まあ…ねぇ。変な噂になりかねませんから」

久「『アイツ実は○○の事が~』って?」

京太郎「そうですそうです。一歩間違ったら、男子にはからかわれて女子からは汚物を見るみたいな視線を突き付けられるんですから……」

久「そういうのって可愛かったり天然入ってる娘だと特に酷いわよね」

京太郎「罰ゲームで咲に言った後は地獄でした」

久「うわぁ……あの娘だと普段仲が良くなくてもクラス全員が味方になりそう」

京太郎「まさにその通りでした」

久「須賀くんもその……苦労してるのね」

京太郎「否定は……出来ません」
久「後で練習見てあげるからテンション上げて頂戴ね」


京太郎「ありがとうございます」ペコリ

久「ホントは言わなくても見てあげるべきなんだけどね」ポリポリ

京太郎「いえ、このクソ忙しい時期に見てもらえるんですからありがたいですよ」

久「そう?」

京太郎「ええ。部長は優し過ぎるとこがあるんですから俺くらいは気楽に接して良いんですからね?」

久「や……優しくなんてないわよ」プイッ

京太郎「とーにーかーくっ!!俺相手に変に気を回さなくても良いってことです。なんなら甘えてくるレベルでもOKです」

久「あ、あま…甘えるだなんてそんな恥ずかしい真似出来るわけないでしょ!?」

京太郎「まあね。俺が言いたいのは部長ももっと自然体になっても良いってことですよ」

久「………君が頼り甲斐のある人になったら考えてあげる」プイッ

京太郎「今は頼りないって言われた!!?」



その後、京太郎の腕に抱き着いたまま部室に入ってしまい全員にニヤニヤされたりされなかったり


カンッ!!