西田「……出張ですか?」

編集長「そ。最近人気の『Kちゃんぬいぐるみ』の」

西田「はぁ……で、なんで私が?」

編集長「麻雀やってる子に人気だからねー。だから、各地のKちゃん持ってそうな子を知ってそうだし?」

西田「なるほど、分かりました。じゃ、早速行ってきますね」

編集長「うん。まずは」

編集長「鹿児島でも行ってみよう」



西田「さて、鹿児島に来たけど鹿児島なら永水よね」

西田「そんな簡単に会えるかしら……ってあの子は!」

西田「薄墨初美さん!」

初美「はいー?なんですかー?」

西田「ああ、いきなり失礼だったわね。私、記者の西田って言うの」

初美「マスコミですー?姫様の取材はお断りしてるですよー?」

西田「違うわよ。今日はあなたよ」

初美「私ですかー?」

西田「あなた、Kちゃんぬいぐるみ持ってる?」

初美「持ってますよー。今も」水着Kちゃん

西田「それはいいわね。今、全国のKちゃんぬいぐるみの取材をしてるの」

初美「なるほどですー」

西田「で、持ってる人にいくつか質問したのだけどいいかしら?」

初美「いいですよー」

西田「じゃあ」

西田「どこでKちゃんの情報を手に入れたの?」

初美「普通にネットですー」

西田「え……巫女なのに?」

初美「巫女なのに、ですー」

初美「フツーに連絡取り合うのに携帯電話使ったりしてますから、私達はネットもしてますよー?」

西田「なるほど……ちょっとしたギャップだわ」

初美「そりゃ伝統守ったりしてますけど、こういうの使うことに得手不得手はあっても抵抗はないですー」

初美「ちなみに買うのを最初に決めたのは霞ちゃんですー」

西田「じゃあ」

西田「対局の前には……Kちゃんに 祈りを捧げたりするんですか?」

初美「祈りって……祈るなら祭っている神様ですー。ぬいぐるみにやったりしませんよ」

西田「あ、神様に祈ってりはしているんですね」

初美「巫女ですからねー。ぬいぐるみに祈ったりしませんよー」

初美「……一回変なもの降ろしてしまいまして、おっと、今の無しですー」

西田「そこを詳しく!すっご気になるから!」

初美「駄目ですー。あ、時間の都合で次の1問で最後にしてほしいですー」

西田「そうね、じゃあ」

西田「Kちゃんのモデルの人に会えたらどうします?」

初美「どう、ですかー。うーん、連絡先を聞きたいですねー」

初美「あ、後泳ぎが得意なんで一緒に泳いだりとかしたいですー」

西田「なるほど、要するに自信のあるところでアピール?」

初美「そんな大層なものじゃないですよー。巫女がそんな下心持ったことしてどうするんですかー」

西田「確かに、欲望まみれの巫女さんっていうのもねー」

初美「……アリですけどー」

西田「おい!」



西田「さて、次はどこ行こうかしら」

西田「岩手にしましょう」

西田「岩手なら宮守よね」

西田「宮守の子なら……ってあの子は!」

西田「小瀬川白望さん!」

白望「……誰?」

西田「私、記者の西田って言うの」

白望「……取材?ダルイし部長の塞にして」

西田「違うわよ。あなた、Kちゃんぬいぐるみ持ってる?」

白望「……あるけど」

西田「今、全国のKちゃんぬいぐるみの取材をしてるの。持ってる人にいくつか質問したのだけどいいかしら?」

白望「……ダルイ」

西田「お願い!質問は3つだけだから!」

白望「……手短に」

西田「ありがとう!じゃあ」

西田「あなたの仲間もKちゃん持ってる?」

白望「……持ってない」

西田「え?人気なのに?」

白望「品切れで私しか買えなかった。だからうちは私のひとつだけ」

西田「なるほど。1人だけ、ね」

白望「……ダルイけど、みんなが見たがるから私の部室に置いてたりしてる」

西田「仲がいいのね」

白望「……ん」

西田「それじゃあ」

西田「次に買うならどんなKちゃんが欲しい」

白望「……次とか考えてない。ダルイし」

西田「え、そうなの?でも、こういうのが欲しい、とかないの?」

白望「……枕かクッション」

西田「なんで?」

白望「寝やすいように」

西田「ぬいぐるみの意味なくない?」

西田「じゃあ、最後に」

西田「Kちゃんのモデルに会えたらどうする?」

白望「…………分かんない」

西田「へぇ……前の子はあっさり答えてたけど?」

白望「……会って、それから考える」

西田「消極的だね」

白望「……でも、ダルくないから会ってみたい」

西田「……なるほどね」



西田「さて、次は」

西田「兵庫県ね」

西田「兵庫なら、劔谷ね」

西田「さて、どこかにいないかしら」

西田「依藤澄子さん!」

澄子「はい?そうですけど」

西田「私、記者の西田って言うの」

澄子「ああ、取材ですか?でしたら2年の私なんかより先輩に…」

西田「違うわよ。あなた、Kちゃんぬいぐるみ持ってる?」

澄子「ありますけど」

西田「今、全国のKちゃんぬいぐるみの取材をしてるの。持ってる人にいくつか質問したのだけどいいかしら?」

澄子「分かりました。そういうことなら大丈夫です」

西田「ありがとう!質問は3つだけで時間は取らせないわ!」

西田「それじゃあ」

西田「まず、Kちゃんのどこがかわいい?」

澄子「全部です」

西田「即答!?」

澄子「これは即答しますよ?」

西田「じゃあ、他の人はどんなの持ってる?」

澄子「あんまり詳しくは分からないんですけど、部長は着物でした。一緒に並べてお茶のんでましたね」

澄子「後、友香ちゃんが普通の持ってましたね。最初、金髪だから海外の有名人とか言ってました」

澄子「他は、ちょっと分かりません」

澄子「あ、私自身のものも普通のものです」

西田「それじゃあ最後に、どんなKちゃんを商品化してほしい?」

澄子「……今のままでも、大抵は要望きいてくれそうですから難しいですね」

澄子「あ……すごく、リアルなものとか、ですね」

西田「今のデフォルメじゃなくて?」

澄子「はい。ちょっと面白そうで」

西田「なるほど」

澄子「……そして脱がしたいです」ボソッ


西田「さて、これくらいで一旦帰りますか」

彼女の取材は、まだまだ続く