京太郎「ふうっ、買い出しはいいんだけど一々旧校舎に行かなきゃいけないってのはやっぱり疲れるな」

彩乃「あら、須賀君じゃない」

京太郎「あっ、寺平先輩」

彩乃「また会長から買い出し頼まれたの?」

京太郎「ええ、まあ……みんなが頑張ってるのを見てるから苦ってわけでもないんですけどね」

彩乃「へぇ、なかなかいい心構えしてるのね、感心感心」

京太郎「そちらも大変なんじゃないですか?」

彩乃「何が?」

京太郎「家の麻雀部はようやく人数が集まったくらいの小さな部活なのに、結構予算いただいてるみたいですから……学生議会の会計は寺平先輩でしたよね?」

彩乃「ああ、その事なら問題ないよ。 確かに少しも融通利かせてないと言ったら嘘になるけど、それでも常識の範囲内だし」

京太郎「そうなんですか?」

彩乃「それに今の活動費って会長が必死に少ない額を貯めてきたやつを使ってるのが主みたいよ?」

京太郎「部長が……」

彩乃「それだけ会長は今年にかけてるってわけ。 まあ、飄々として見えるけど会長はプレッシャーに結構弱いからみんなで支えてあげてくれると助かるな」

京太郎「ええっ、あんまり部長のそういうプレッシャーに弱い姿とか想像出来ないんですけど……」

彩乃「あー……うん、その気持ちはわかる。 自分でも言ってて胡散臭いもん」

京太郎「ひどっ!?」

彩乃「あはは、まあ会長と一緒にいればいずれわかるよ」

京太郎「そうですか……あっ、じゃあみんなを待たせてるので俺は行きますね」

彩乃「うん、呼び止めて悪かったね」

京太郎「いえいえ、部長の意外な一面が知れましたから」

彩乃「たまには無理しない程度に学生議会に顔出してって言っておいてねー」

京太郎「わかりましたー」

彩乃「うんうん、元気がいいのはいい事だ……ってマズい! 早く戻らないと内木副会長にどやされるー!」