シロ「京太郎、話がある。」

京太郎「どうしたの母さん?」

シロ「いいから。」

京太郎「なんだよ……」

ガラッ

衣「む~……」

淡「……あ、京太郎。」

京太郎「姉さん達まで、どうしたの?」

シロ「……実は3人に重要なお知らせ。」

淡「何々~?」

シロ「母さん再婚することにした。」

衣「…………」

京太郎「へぇ~。」

淡「どんな人なの?」

シロ「今から紹介する。」

シロ「……入ってきて。」


豊音「こんにちわだよー!」
塞「こんにちはー。」
胡桃「こんにちは。」
エイスリン「コンニチワ!」

シロ「再婚相手の新しいお母さんズ。」

衣「」
淡「」
京太郎「」

京太郎「……母さんどういうこと?」

シロ「実はこの中にあんたたちの実のおかあさ……お父さんがいる。」

衣「何故言い直した……」

京太郎「どう見ても全員女の人じゃん……」

淡「というかいつも遊びに来てくれる人達じゃん……」

シロ「言い方を変えるとiPS細胞で遺伝子提供してくれた人はこの中にいる。」

シロ「だけど母さんはこの中にいる人たち全員好きだから……誰を選んだとしてもあんたたちが選んだ人と結婚する。」

京太郎「どういうことなの……」

豊音「……」ニコニコ
胡桃「……」ワクワク
塞「……」ニコッ
エイスリン「……」ジーッ


淡「この中にお父さんが……」

衣「うぬぬ……」

シロ(一発で分かると思うんだけど……)

京太郎「きょ、姉弟会議!」

衣・淡「「!」」

淡「う、うん!」

衣「でかした京太郎!」


塞「ねぇ……姉弟会議って?」

シロ「ただのあの三人のひそひそ話。」


京太郎「で、どうするよ?」

衣「どうするも何も無いだろう……」

淡「あの人たちの中からお父さんを選ばなきゃいけないんだよね?」

衣「そうだな。」

京太郎「とりあえず母さん達にヒントを貰ってそこから推理していこう。」

淡「私はそれで良いと思う。」

衣「衣も異議は無い。」

京太郎「よし。」

シロ「……終った?」ダラー

京太郎「ああ、終った……それと母さん、今大事な場面だからだらけないように。」

シロ「んー……」

淡「お母さん、私達とお父さん共通点ある?」

シロ「……見れば分かる。」

エイスリン「!」ササッ

胡桃(髪を直してる……)

衣「他には?」

シロ「……みたまんま。」

京太郎「見た目以外に性格とか……あと父親らしいところってある?」

エイスリン「!」ピトッ

塞(なんで付け髭……?)

シロ「何を言ってるんだ京太郎は……どう見たって全員女……」

京太郎「ですよねー。」

エイスリン「……」シュン

豊音(エイスリンさん髭が取れちゃったよー。)

シロ(分かりやすいくらい落ち込んでる。)

衣「…………!」

衣「姉弟会議だ!」

京太郎「姉さんどうしたの?」

衣「ふっふっふ……衣は気付いたぞ。」

淡「何が~?」

衣「衣達の父君について共通点を見つけた。」

衣「まずは衣の容姿について忌憚の無い意見を言ってくれ。」

京太郎「ちんちくりん。」
淡「ぺったんこ。」
京太郎「ちっこい。」
淡「幼児体型。」

衣「ただの悪口ではないか! 泣くぞ!? お前達の姉君は泣くぞ!?」

京太郎・淡「子供みたいに?」

衣「子供ではない! 衣だ!」フンガー

京太郎「で、結局共通点って?」

衣「んん、共通点はだな……」

衣「……胡桃だ。」

京太郎「胡桃さんがどうかしたのか?」

衣「ふむ、衣の体型は哀しいかな、恐らく胡桃の遺伝であろう……」

衣「しかも衣の名前に注目してほしい。」

衣「衣の名前はころも……つまりKRM! そして胡桃の名前もくるみでKRM!」

衣「どうだ! 見事な推理だろう!?」ドヤァ

淡「おお!?」

京太郎「成る程……合点が行った!」

シロ(家の子達ってバカだったのか……)

エイスリン「…………」ズーン

シロ「…………」

淡「お母さん! 答えが出たよ!」

シロ「タンマ、もうちょい考えて。」

淡「ええ~!?」

衣「うぬぬ……」

京太郎「……姉さん、一つ良いか?」

衣「む? 何だ愚弟。」

淡「何だぐてー。」

京太郎「よくよく考えたら姉さんはいいけど淡や俺は胡桃さんに似て無くないか?」

淡「確かに!」

衣「それはお前達双子が母君に似ているだけだろう。」

淡「あー……確かに京太郎お母さん似だもんね~。」

京太郎「そういえば最近母さんと間違えられることが多くなったな。」

衣「男は母親に似ると言うがここまでとは……」

淡「年々京太郎はお母さんに似てきてる。」

京太郎「いや、そんな事より父親?のことだよ。」

京太郎「俺的には豊音さん辺りが怪しいと思ってる。」

淡「なんで~?」

京太郎「俺小さい頃に良く豊音さんに高い高いしてもらった記憶があるんだ。」

京太郎「つまり豊音さんはいつでも父親役が出来るように練習していたんじゃないか?」

豊音(京太郎君にせがまれるとついやっちゃうんだよー。)

衣「ふむ……」

衣「そんなことを言ったら塞なんかもよく夕餉を作りに来てくれていたな。」

淡「お姉ちゃん、塞さんはお父さんって感じじゃないよ。」

衣「……ああ、そうだな。」

塞(え、何? 私あの子たちの中でどういう位置付けなの!?)

衣「うむ、分からん。」

京太郎「ああ、わかんねぇ。」

淡「うん、わかんない。」

シロ(どこで子育て間違えたかな……)

エイスリン「シクシク……」

シロ「ダル……」


カン