さて1年生集合の続きっぽいもので今度は3年生を集めてみました
凄く長いですがあしからず

ガチャ

久「はーい、お待たせ皆」ガラガラ

洋榎「お?」

霞「なんですそれは?」

照「いい匂い…」

久「もうお昼だし、ランチでもと思ってね」

豊音「わぁ、ありがとう竹井さん~」

竜華「数種のタコスにサラダ…ホテルの食事ってこういうのなんやね」

怜「去年タコスなんてあったやろか…?」

久「ノンノン、これはホテルの食事じゃないわよ?」

塞「え、それじゃ竹井さんが作ったの!?」

久「いえ、私が作ったわけでもないわ」

セーラ「もう、焦らさんといてよ~。誰が作ったん?」

久「皆も会ったことあるわよね。うちの男子部員の須賀君が全部作ったのよ!」


「えーーーー!?」


恭子「うそやん!男子が、一人で!?」

巴「すごい…1年生、でしたよね?」

久「そうよー。ほら、お茶も暖かいのと冷たいのをご用意」

宥「暖かいの…嬉しいな」

菫「清澄にはすごい1年生がいるんだな…」

エイスリン「スガ君スゴイ!」

久「ふふ、そんなこともあるかもね。ささ、須賀君特製のタコスだから、食べて食べて」

エイスリン「ワー!Delicious!」

白望「美味しい…!」ガバッ

胡桃「シロが起き上がるほど!」

初美「これは絶品ですよー!」

久「よかった」

洋榎「なあなあ、その須賀っちゅうのについてちょっと教えてや」

久「そうねぇ…」


ペラペラ

久「身長は見ての通り高いでしょ、それに結構力持ちで…」

ペラペラ

久「性格はおおむね良しなんだけど、女の子に弱いのがちょっとね」

ペラペラペラ

久「いざという時は頼れるのよ。この間転んで足ひねった時におぶってくれたし、ふふ」


洋榎(ちょっとて言うたのに…)

由子(止まらないのよー)

セーラ(途中からほとんどノロケやん…)

照(さすが京ちゃん)モグモグ


菫(しかし、器用で、気立て良しか…)

怜(雑用スキルは申し分なし…)

恭子(話を聞く限り、麻雀への意欲も十分…根性もありそうやね)

霞(容姿もそれなりときましたか)

「……」

菫・怜・恭子・霞(欲しい!)

『ご馳走様でした!』


恭子「さて…竹井さん、その須賀君は今どこに?」

久「え、さっきまで1年部屋にいたわよ。どうしたの?」

洋榎「こんな美味い物頂いてもうたからな~。ちょっとお礼に」

ソソクサ バタン

久「なんだ、お礼なら私を通してくれればいいのに…」

巴(動いたわね…)

初美(ふふふ、まだ焦る時間じゃないのですよー)

怜(セーラ、準備運動しとき)

セーラ(了解や、もしもの時ん為にな)


菫「照、私としてはこの合宿の間だけ彼を…って聞いてるのか」

照「大丈夫。私が言えば京ち…須賀君は必ずこっちに来る」

菫「根拠は」

照「親友の姉だから」

菫「お菓子没収だ。作戦を練るぞ」

照「ちょっ、菫ひどい」


久、お手洗いへ

久「皆静かになっちゃって、どうしたのかしら」

宥「竹井さん」

久「あら、宥。何?」

宥「須賀君のことなんだけどね」

久「須賀君がどしたの?」

宥「須賀君、逃げないといけないかも…」

久「…え?」

――廊下

洋榎「須賀君!」

京太郎「え?あ、姫松の愛宕洋榎さん!」

洋榎「お~覚えてくれてるなんて嬉しいやん。そういうとこ、ポイント高いで自分」

京太郎「妹がいるのも知ってますよ。美人姉妹で有名じゃないですか~」

洋榎「お世辞上手いやんははは~。でも美人で巨乳の絹のおまけで覚えてたとかやったらしばくでー」

京太郎「ハハ、メッソウモナイ…」

洋榎「よし、じゃあ行こか」

京太郎「え、どこに」

洋榎「姫松専用の部屋やで。私について来れば問題なしやー」

京太郎「いやいや、意味がわかんないっす!」

怜「そうやね。強引なのはアカンと思う」

竜華「須賀君困ってるやん。もっと穏便にせな」

洋榎「む、千里山の」

恭子「邪魔せんといてくれますか。姫松には彼が必要です」

怜「それはこっちも同じや」

京太郎(何だこれ…なんでいきなり俺の前で修羅場が展開してんだ!?)

京太郎(よし、逃げよう)

ダッ

洋榎「あ!須賀君どこ行くん!?」

竜華「ちょっと怖がらせてしもうたかな?」

怜「セーラ!」

セーラ「合点!待て~須賀!」

ダダダッ

京太郎「えええ!?追っかけてくるぞ!?ていうか江口さん速い!!」

京太郎(この先階段だな…結構急だしこのまま行ったら江口さんが怪我しかねない…よし)

セーラ「あ、曲がった?」

キョロキョロ

セーラ「あれ、どこ行ったんやろ…く~見失った!」

京太郎「ふぅ…思わず全力で逃げてしまった。何だったんだ…」

霞「お疲れ様、須賀君」

京太郎「え」

初美「永水にようこそなのですよー」

京太郎(え、永水!?というかこの胸の格差社会は…)

霞「女子は男の子の視線、結構気づいてるから気を付けてね」

京太郎(ギクッ!!)

初美「今見比べましたねー。失礼千万なのですよー」

京太郎「…」汗ダラダラ

霞「まあ、ここまで大きいと見られるのは仕方ないと思ってるけどね」

京太郎(デカいっす。今年度No.1っす)

初美「でも対価として永水のお手伝いをしてもらうのですよー」

京太郎「マジすか」

初美「本気と書いてマジなのですよー」

京太郎「失礼しますっ!!」

霞「あら」


京太郎「何か知らんが嫌な予感が…って何してんすか――!?」

初美「うぐ、逃がさないですよー」←京太郎におぶさってる

京太郎「はぁ…参ったな」

初美「あれ、走らないんですかー」

京太郎「走ると危ないっすから」

初美「…そうですかー」

テクテク

初美(あれ、この状況は私引っ付いてる必要ないんじゃ…)

???「そこの方そこの方」

京太郎「はい?」

???「しそーが出てるよー。助かりたければ宮守の部屋に行くべし…ってお告げが」

京太郎「姉帯さん何してんですか」

豊音「ええー!?変装してたのに、見破るなんて京太郎君ってエスパーなの!?」

京太郎(いや、背で…というかホテルの廊下に占い師なんかいないし…)

初美「これがエスパーになるなら皆超能力者なのですよー」

豊音「うう…ばれちゃった。どうしよう…作戦がー」

胡桃「仕方ない、ならば実力行使!」バッ

京太郎「うおっ!?」

胡桃「足をガッチリホールドしたよ!これなら…ってうわああ!?」

京太郎(軽いなー。この人たち何キロなんだろ)スタスタ

胡桃「ちょ、ちょ、足にしがみついてんのに何で歩けるの!?」

初美「仲間が増えたですよー」

豊音「胡桃さんが連れてかれちゃった!い、一時退散だよー!」

塞「あ、あれ豊音!エイちゃんの『絵でしりとり大作戦』は!?」

エイスリン「シッパイシタノ?」

 

京太郎「もう離れていいんじゃないすか?」

胡桃「ふふふ、そろそろバテてきたんじゃない?その時がチャンスだよ!」

京太郎「そっちがバテそうですが」

初美「私も、ただおんぶされてるように見えて実は機会をうかがってるのですよー」クテー

京太郎「随分と居心地良さそうにしてませんか」

京太郎「しかし結構歩いたな…あれ?」

照「こ、ここはどこなんだろう…」

京太郎「照さん!」

照「え、京ちゃん!?」

胡桃・初美(京ちゃん?)

京太郎「ここ高校麻雀のエリアじゃないですよね」

照「う、実は菫とはぐれてしまって…」

京太郎「迷ってたんですね」

胡桃「チャンピオンが方向音痴とは」

初美「意外な弱点発見ですよー」

照「……え、どういう状況…?」

京太郎「俺もよくわかんないけど説明します…」


照(そういえば菫がそんなこと言ってた。すっかり忘れてたけど)

胡桃「ふぅ、さすがに疲れたよ」ストン

初美「そろそろ降りますよー。(ちょっと名残惜しいのは秘密ですー)」

京太郎「ふぅ。とりあえず照さん、元のフロアに戻りましょうか。皆さんも」スッ

照(手…そっか、道に迷った人を送るときは自然に手を差し伸べる…京ちゃんの変な癖だったね)

照「ありがとう」ギュッ

胡桃(なんかいい感じなんだけど)

初美(意外に紳士って話…嘘じゃないみたいですねー)

――別の廊下

洋榎・竜華・巴・菫「あ」バッタリ

洋榎「…須賀君が見つからんって顔やね」

巴「当たりです…。この階にはいなさそうですね」

竜華「う~ん、やっぱり1年の階やろか」

菫「ど、どうだろう…。(私が探してるのは照だからな…)」


――3年部屋

白望「…」

由子「貴女は参加しないん?」

白望「ダルいし…須賀君は清澄の生徒だから」

由子「私も同感なのよー」

宥「皆も本気で須賀君を引き抜こうなんて思ってないと思うな」

由子「でも合宿中に限定するとなると…」

宥「そっか。それは…」

白望「…参加したくなった?」

宥「!そ、そんなことないよ!」

由子「でも阿知賀さんの1年組は須賀君と親しいのよー」

白望「根回しは万全…」

宥「違うよ~!」

ガチャ

京太郎「到着ー」

照「ほっ」

胡桃「シロ、ただいま」

初美「部屋ガラガラですねー」

由子「おかえりなのよー」

白望「どういうメンバー…」

京太郎「逃げ回ってたらこのメンバーに落ち着いたってわけです」

宥「須賀君、お疲れ様。大変だったね」

京太郎「いやいや、なんてことないっす。女の子に追いかけられるってのも悪い気分じゃないですし、はは」

ガチャ

恭子「戻りましたー…あ」

セーラ「須賀、戻ってたんか…」

京太郎「ええ、ついさっき」

洋榎「そっか。…その、ゴメン!」

怜「私も…ゴメンな須賀君」

京太郎「いや、別に気にしてないですから!」

恭子「それでも、須賀君の気持ちを無視して振り回したんやから…。ホントにゴメンなさい!」

霞「私たちも…」

京太郎「…ああ、もうやめましょう!謝らなくていい…いや、もう謝んないでください」

京太郎「ちょっと変な鬼ごっこだったと思えばいいじゃないすか。俺自身少し楽しかったですし」

エイスリン「タノシカッタノ?」

京太郎「ええ。だからオールオーケーっすよ!」

竜華「須賀君…ありがとう」

洋榎(敵わんわぁ…。竹井さんの話で聞いた以上に出来た子や)


京太郎「じゃ、失礼しました!」

バタン

宥「……お茶入ったから、皆で飲もう?」

怜「そやね、ちょっと落ち着こか」

恭子「賛成です」

初美「…今度は別の形で会いたいですねー」

霞「ハッちゃん、何か言った?」

初美「別に何でもないですよー」


白望「よかったね、胡桃」

胡桃「…何が?」

白望「許してくれて」

胡桃「…うん」


菫「全く、探したぞ照」

照「ゴメン。でも京ちゃんのおかげで戻れた」

菫「京ちゃん…か」

照「あっ…それはその、」

菫「別にいいよ。ただ、お茶を飲んだら、そのにやけた顔は戻してくれよ」

照「う…頑張る」

 

京太郎「部長!」

久「あ、須賀君…」

京太郎「これから練習ですよね」

久「そ、そうね。…須賀君、一つ聞いていい?貴方は、どこの生徒?」

京太郎「…もちろん、清澄ですよ」

久「……そう、よね。うん!じゃあ、行きましょうか!」

京太郎「オッス!」


カン!