100万回の旅>

ーーー朝

京太郎「咲!おきろ!」

咲「うーん、あと5分」

京太郎「いいから起きろ、弁当渡さないぞ」

咲「おきた、いやーいいめざめだね(棒)」

京太郎「さっさと、おりて来いよ。朝飯冷めるぞ」

咲「わかった、今着替えておりる」

京太郎「早くしろよ、学校遅れるぞ」

咲「うん」

ーーー教室

「ねぇしってるー」

「須賀君の話?知ってる知ってる」

「須賀君て雀麻部の使いゴマなんでしょ」

「アハハハ、それ言えてる」

ガラッ

京太郎「おはよう」

「…」

ひそひそ…。

京太郎「(居心地悪いな…)」

咲「おはよう」

「宮永さん、おはよう」

「この前の試合凄かったね」

「うんうん、リンシャンカイホーって」

咲「そんなことないよ、あはは」


京太郎「(咲ばかりいい目で見られて…)」

京太郎「(俺だって頑張っているのに…)」

京太郎「(なんで俺のことばかり悪口を)」

京太郎「(あんなやつ…いなくなればいいのに)」

咲「京ちゃん…あのさ、今日早めに部活に来てくれない」

京太郎「(部活行きたくないけど断れない…か)」

京太郎「…わかったよ」

咲「ありがとう、京ちゃん」

ーーー放課後

京太郎「(何だろう…部活辞めろとか言われるのかな)」

ガラッ

京太郎「こんにちわー」

咲「京ちゃんいつもありがとーう!」

京太郎「!?」

咲「いやさ…京ちゃんいつも頑張ってくれてるしさ…そのさ」モジモジ

京太郎「(…そっか、こいつはこういう奴だったな)」

京太郎「うるせーぞ!ちんちくりん!」

咲「ちんちくりんとはひどいな!そうだプレゼントがあるんだ!」

京太郎「ぷれぜんと?」

咲「ほら!」

京太郎「百万回生きたねこ?」

咲「そう、本が苦手な京ちゃんはこれでも読みなよ」

京太郎「ありがとな…大切にする」

咲「そうしてくれるとうれしいよ、あとさ…その」

京太郎「?」

咲「わ、わたひと付き合って下さい!」

京太郎「…」

咲「(噛んじゃたー!)」

京太郎「ぷっ、あはははは。やっぱり咲はいつまでたっても咲だな」

咲「ひどいよ!京ちゃん!」


ーーーーーー

「わーい、お父さんありがとう」

「その本は母さんが父さんに高校の時くれた本なんだぞ」

「へー」

「大切にしろよ、だって」

京太郎「その本は100万代先まで渡し続ける家宝だからな。なぁ母さん」

咲「そうですね。お父さん」

かん