全ての答え -空、君、答えー
51  梨夢  2007/03/27(Tue) 16:11
   そして、お店に入った私達
   席順は、莉奈ちゃん、私、美樹ちゃん
   そして前に鍵本、伸也、古屋の順
   伸也は真ん中に不服そうやけど・・・・

「あっ、そういえば宏宜くんは?」

「宏宜さんは今日も彼女らしーで!べったり過ぎ!何してんだか!」
「そうなんやー。まあええ。食うで!」
「おうー!」
   焼肉食べ放題バイキング
   まず、走り出したのは、私と鍵本でした
   絶対、元値とったる!
   まぁ、絶対余裕やしー

   お皿を持ってバイキング
   みーんな一列でバイキング
   勿論、私先頭です
   かなり、はりきってますから

「みんな、違う肉持ってってよ!」
「おけおけ。」
   返事をしたのは鍵本だけ
   そして、少し辺りを見渡せば

   また伸也が莉奈ちゃんで遊んでる・・・

「お前、完全場違いやってー」

「うるさいなー。自分だってスウェットなくせに!」
「お前より、ましやと思うで。焼肉のタレ飛んだらおしまいやん」
「・・飛ばさないもん」

   莉奈ちゃんが、拗ねてる
   それ見て楽しんでる伸也
   あんた、SやなS・・・

   そして、肉とりまくって
   席に着席
   食べ放題は開始んしましたー

「来実、あんま食うな」

「何?聞こえへん」
「もうええ」
   んなこと言われたって食うしな
   お腹いっぱい食ったるし

   そして、食べ放題は進み、
   始めにダウンしたのは、莉奈ちゃんと古屋

   ”「もう無理ー」”そんな言葉が聞こえ
   ダウンしたなと確信
   でも、まだまだ私は絶好調です

   そして、また時間は経ち
   次のリタイアは、鍵本と、伸也
   でも、結構2人は食ってたと思う

   でも、私まだ余裕なんすけど・・・
   きっと、隣の美樹ちゃんも・・・

「美樹ちゃん、まだ食べれる?」

「余裕、余裕!何か持ってこよーや来実ちゃん」
「おけー」

   仲間が居た
   でも、そんなめっちゃ細い体のどこに
   入るんやろうと不思議に思った

   ってか、何で太らんわけ!?

「つーか、澤田何でそんな食うのに太らんわけ?来実と違って」
「伸也ー!うっさいんやけど!悪かったな!デブで!」
「分かってんなら、もう食うなよ!」
「嫌ー」
   もう、食うなって
   食べ放題なんやから
   食うしかないやろ!
   何しに来たと思ってんねんっ

   そして、また食べ始めること10分程

「うまいねー。美樹ちゃんっ」

「そやねー。でも、もうそろそろ私もダメかもー」
「うっそ?まだ余裕なんやけどー!」

   美樹ちゃんダウンか?
   残るは、私だけ?

   そう考えた瞬間美樹ちゃんの口から
   ”「ごちそうさま」”という言葉が聞こえた

   そして、伸也の声がする

「来実、お前は?」
「まだ、食べる」
「・・・あっそ」
   伸也はもう諦めてるのか
   肘をついて私の食べる姿を見つめてた

   何か、食べづらい・・・
   でも、食べたい・・・

   ということで食べる

「お前どんだけ食うねん」

「ん?腹いっぱい食うねん」
「お前の腹はどうなっとん?」
「さぁー?」

   食べるのに忙しくて曖昧な返事
   たった1人食べ続ける私を
   みんなは不思議そうに見てた

   でも、気にしなーい
   してたら食べられへんもんっ

「くるみん、3,4人前くらい食べてない?」
「ほうかな?元値かなり取れてるーわーい」
「明日大丈夫なの?学校だけどー」
「なんとかなるってー!」

   莉奈ちゃんが隣で心配してるけど
   ええのっ。

   おなかいっぱいぜーったい食べるんやもんっ

   そして、私が最後に食べ終わり
   みんなは、その瞬間席を立った
   どうやら、私がいつまででも食べてたから
   待ちくたびれたらしい

「あぁー。お腹いっぱい」

「おい・・お前、その腹」

「ん?」
   みんなが立ち上がるから私もよいしょと立ち上がった瞬間
   伸也がそう言って私のお腹に手を置いた
   そして、溜息をひとつ

「何だこの腹!やばいやろ!食いすぎじゃ!」

「だって!食べ放題なんやもん!」
「だからってな!」

   伸也は、私のこのお腹を見て切れました
   確かに尋常やないくらい出ちゃってる私のお腹
   伸也がそんなに言うから触ってみれば
   確かにやばい・・・

   でも、何とかなるやろ・・・
   何とかなるよな?

   どないしよ、今日だけで3㎏増量とかやったら
   完璧デブの仲間入りしそうやわ

「お前、今後悔したやろ?」

「ん?分かる?ちょっとだけ・・・」

「まぁ、兎に角勘定やなー」

「へーい」

   そうして、歩き出す伸也
   みんなは、もう先に歩いてしまってた後
   私は、苦しくて上手く進めない・・・

   そんな私を後ろから片手で押す伸也
   何だか、お相撲さんになった気分
   くっ・・苦しい・・・・
「お前は本間に食いすぎなんじゃ!デブ!」

「もう、食っちゃったもんはしゃーないやろ?」
「1人で歩けや!」
「無理。伸也くんよろしくお願いしまーす・・・」

   そして、お勘定を済ませ
   私は伸也に助けてもらいながら外に出ることが出来ました

   目の前には、もう帰る気満々の
   4人が居た。
   もう、莉奈ちゃんは鍵本の自転車の後ろ
   美樹ちゃんは、古屋の後ろ

「よーし!帰ろうや!つーか、まだ8時やん?どっか行く?」

「あぁー。どうする?デブ」

   鍵本の言葉に伸也が答え
   デブにふる。
   デブ=私

   もう、言われなれたし
   そこはどうでもええ。

「ほな、うち来る?アホ兄ちゃんが寂しがってそうやしー」

「本間にー?涼平くん会いたいわ!賛成の人ー!」

   ”「はーい」”と手を挙げるのは3人
   鍵本、古屋はアホ兄ちゃん大好きやから勿論のこと
   涼平様とまで呼ぶ莉奈ちゃんも元気良く手を挙げた

   残りの2名は
   美樹ちゃんと、伸也

   美樹ちゃんは「別にええよー」って感じで
   もう1人は・・・・
   無視でした

   まぁ、こいつの意見は無視するつもりやし
   問題なし

「ほな、うちなー!行こう!」
「おうー!」

   そして、鍵本と古屋がペダルに足を掛けた瞬間
   伸也が鍵本だけを呼び止めた
「おい、輝待て」
「何?」
「莉奈、俺の後ろ乗れや」
   ・・・・その瞬間、頭にクエッションマーク。
   何で、莉奈ちゃんがあんたの後ろ?
   いきなり、何?
   きっと、鍵本もそう思ってた
   何故か目が合った私達
   同時に首を傾けた

「えぇー。何で私が谷内先輩の後ろ乗らなきゃいけないの?」

「ええから。今だけお前を指名する。降りろ」
「やだー!あっくんがいいー!」

   そう、言うて鍵本にくっつく莉奈ちゃん
   そんな莉奈ちゃんに、伸也は睨みを利かし
   「莉奈ちゃーん?」と言う
   それが、何故か恐ろしかった

   そしたら、莉奈ちゃんも恐怖を感じたのか
   案外あっさりと自転車から降り
   「たまにはいいよねー」なんて言っちゃって
   伸也の方へ歩いてく

   何で、莉奈ちゃん指名なんよ
   彼女の私は一体何?

   そう思ってたら、莉奈ちゃんが伸也の自転車の後ろに乗り
   伸也がその答えを口にした

「輝、そいつ乗せてって絶対重そうやから嫌やねん」

「はぁー?自分の彼女やろ?俺の莉奈ちゃん返せー!」

「別に莉奈が欲しいわけやないから安心しろ。そいつの腹見てみ?」
   指を指された私
   そして鍵本の視線は、伸也に言われた通り
   私のお腹へ・・・

「・・・ぽっこり所の騒ぎやないやん!何その腹!こんなん妊婦やんけ!」
「あぁ?」
   失礼な・・・
   確かにそうかもしれんけど
   んなでかい声で言うなやし

   デリカシーのないやつ
   そんなヤツは、1発どついとかんとな

   そして、私は鍵本の後頭部を右手でどつく

「いって・・・」

「でかい声で言うなやアホ!乗せてけアホ鍵本」
「嫌やし!」
「そんなん言うても、莉奈ちゃんはもう伸也に連れ去られてるでー」

   私がどついた頭を抑えながら
   鍵本は顔を上げた
   そして、煩い・・・・

「えぇー!ありえへーん!姫がさらわれた!」

「何が姫やねん。んなこと言うとらんで、乗せてってー」

   1人大騒ぎ・・・
   私と鍵本が取り残された状態やから
   余計恥ずかしい

   もうっ、伸也のアホー
   重くても何でも彼女を置いてくなっちゅーねんっ 

「行くで!妊婦!姫を救いに!」
「あんた、最低」

   妊婦やと?
   伸也なら、まだしも
   あんたに言われると本間に腹立つねん

   ということで、もう1発鍵本の後頭部に・・・

「いっ・・いてー・・同じとこどついた、同じとこ」
「ええから乗るで!」
   お腹が苦しくて乗るのも一苦労
   鍵本の服引っ張りまくって、やっとのことで乗れた
   鍵本の自転車の後ろ

   食べ過ぎた・・・
   本間に、食べ過ぎた・・・
   段々、お腹にどっしりと焼肉が・・・

「おっ・・重いかも・・」

「本間に?」
「いや、分からん。莉奈よりは重いな」
「余計なこと言わんと扱げアホ!姫が行っちゃうで?」

「おう!姫ー!」

   やっと、自転車が進みだした
   姫って何やねん、姫って・・・

   あぁー・・・
   鍵本と2人かよ

   なーんか、変なのー

「おりゃー!莉奈姫ー!」
「あんた声でかい。恥ずかしいねん!」
「谷内伸也ー!姫を返せー!!」
   あぁ・・・もう
   自転車を扱ぎ始めてからずっと、何か叫んでる鍵本
   恥ずかしい

   恥ずかしいっていうのもあるけども
   このとんでもないスピード、やばい・・・


   やばい・・・

   やばい・・・

   やばい・・・



   やばい!

   ピークが来たのは、鍵本が必死に自転車を扱いで
   やっと、姫に追い着いた頃やった

「姫!迎えに来たで!」
「えっ、あっ、ありがとう。あっくん凄い速いね?」
「愛のパワー!!伸也くん、チェンジチェンジ!姫と妊婦チェーンジっ!」

「あぁ?嫌やし。俺やってアホ莉奈のがええし」
「莉奈はアホやなーい!姫や!姫!」
「うっせーな。勝手に言ってろよ!」

   変な会話が周りで繰り広げられる中
   私は、そんな場合やなかった
   やばい・・・


「かっ・・鍵本っ・・」

「何や?今姫取り返すのに必死やねん!」

   こっちは、もう限界やねん・・・
   と、思って、必死に訴えた

「はっ・・・吐く・・」
「はっ?」
「吐く!きっ・・きもぢわるい・・」

「えっ!えぇー!ちょ!ちょ!我慢して!」
「無理!吐く!!」
「待ってや!!」
   その後、すぐに、鍵本の自転車はキキーッと急ブレーキで止り
   鍵本に背中を押され、道の隅っこへと連れられて行き
   私は、救われました・・・

   ありがとう鍵本。
   背中まで擦ってくれて・・・

「うっ、うえ”ー!ゲッ」
「くるみん、大丈夫なん?吐くだけ、吐いてまえー!」

   遠くから聞こえる来実と輝の言葉に
   嫌気が刺す・・・

   全く、あいつは・・・
   本間に女か?

「くるみんほっといていいの?もの凄い吐いてるみたいだけど・・・」
「ええねん。見たくないわ・・・」
「んー・・・その気持ちも分かるかな」
   来実がアホってことは充分分かっとるし
   色気ないことも分かってるから
   まぁ、ましやけど

   これが、普通の女やったら、幻滅やな・・・・

「うえーっ。かぎもと・・苦しいよー」
「頑張れ!ってか、もう、俺も貰いゲロしそーやしーっ!」
   遠くから聞こえる声に嫌んなる
   速く、聞こえないくらい遠くに離れたい・・・

   あれが、俺の彼女か・・・
   溜息出るしー


72  梨夢  2007/03/28(Wed) 01:18
今日はここまでで(*゚∀゚)ノ
くるみん、ちょっと汚いっすねー(´゚ω゚):;*.':;ブッ
汚いと思いつつ思い浮かんだので
勢いで書いてしまいましたー  おい
では、感想良かったら下さいw

「あぁー・・気持ち悪い」
「あんなにゲロったのに?」
「うん・・・」
   結局、鍵本と私は最後に到着
   あの後、少しの間私の嘔吐が続き
   それから、鍵本は自転車のスピードを速くすると
   私が危ないということでゆっくり扱いでくれた

   そして、遅れて到着した私達は
   千葉家のドアを開ける
   鍵本が手を引いてくれるため進める私
   何か、鍵本に介護されてるみたい・・・

「もう、くるみん歩いて!ちゃんと!」
「歩いてるってばー!」
「ヨロヨロやんけ!」
「すいませーん・・」
歩くのも、一苦労。
やって、気持ち悪いんやもん

「伸也くーん!くるみん迎えに来てよねー!もう俺嫌やー!」

   鍵本が玄関で靴を脱いですぐにそう叫んだ

   その瞬間、ドタバタと足音が聞こえる
   珍しい・・っつーか、おかしい
   伸也が走ってくる?
   おかしい・・・
   あいつやったら、絶対放置やのに!

   どないしたん?

   珍しいこともあるねんな
   なんて思うと同時に何か嬉しくなった
   伸也、心配してくれてたん?
   そして、ドタバタという足音の中
   ドアがバンッと開いた

   そこに居たのは、期待外れ

「くぅーちゃん!大丈夫?吐いたって・・吐いたってーっ!」
   ・・・アホ兄ちゃん。
   ドアの向こうに居たのはアホ兄ちゃんやった
   本間に、ショック

「なーんで伸也やないのーっ!」
「なーんでそんな事言うの?久しぶりに会ったのに!
 俺、くぅーちゃん居なくて寂しかったー!」
   「う”え”っ」

   ただでさえ、気持ち悪いのに
   アホ兄ちゃんに抱きつかれ圧迫されたお腹
   やめてくれ・・・
「くぅーちゃん大丈夫?輝水!水!」
「また俺かよ!」
「はーはーく!」
「へいへい・・・」
   水も飲みたくないねんけど・・
   体内に、今何も入れたくないねんけど
   上手く、それを伝えられない・・・

「うっぷ・・う・・」
「くぅーちゃんしっかり!死なないで!くぅーちゃーん!」

   誰が死ぬんじゃ、ボケ
   大げさなんや・・・

   もう、何でアホ兄ちゃんやのー?

   そして、いらん水をアホ兄ちゃんに飲まされ
   私は、そのままアホ兄ちゃんに連れられリビングへ
   そして、鍵本がコップを台所へ片付けに行く
「伸也どいてー!そこくぅーちゃん!」
「何でやねん!」
「俺の隣だーかーらっ」
「・・ほー」
   ソファに座ってた伸也を見事にどかすアホ兄ちゃん
   ある意味すごい・・・・
   そんなこと、深く考えてる場合やなく

「気持ち悪い・・」
「くるみん大丈夫?」
   優しい莉奈ちゃんの言葉が心に染みます
   あぁー。食いすぎた・・・・


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