132-133

作者:ID:5AIS734H

ハルト邸、夏。
迷い家にも四季はある。

美作「あ~つ~い~」

倉刀「……」

美作「じ~ぬ~」

倉刀「……うん。」

美作「ギブミークーラー~」

倉刀「……わかったからもう言わないでくれ。暑いのは皆同じだって。」

美作「倉刀は良いよね~薄着でもなんも言われないし~」

倉刀「美作も負けず劣らず薄着だろ。」

美作「それでも倉刀より一枚多いぃ~」

倉刀「さっきから氷もかじってるし。」

美作「あげないよ~」

倉刀「……そんなに暑いのが嫌ならギャラリー行けばいいじゃないか。あそこならクーラーあるよ。」

美作「あそこつまんない。」

倉刀「……仮にも芸術家を志してる人間がそれでいいのか?」

美作「それとこれとは別問だーい」

倉刀「……」

美作「……」

倉刀「……暑い。」

美作「やっぱせめて扇風機は欲しいよね。」

倉刀「だな。」

美作「そしたら私その前から動かないよ。」

倉刀「発言がいちいち宇宙人ボイスになるぞ。」

美作「ワレワレハウチュウジンダ」

倉刀「初めまして、こちらは地球人です。」

美作「キミタチハカンゼンニホウイサレテイルーオトナシクデテキナサーイ」

倉刀「地球からどう出てけと。」

美作「オカアサンモナイテイルゾー」

倉刀「お母さん宇宙に居んのかよ!」

美作「……」

倉刀「……」

美作「……そういえばさー」

倉刀「ん?」

美作「ばっちゃんは暑いの平気だよね。」

倉刀「ああ、だな。いつものあの暑そうな格好でも涼しい顔だ。」

美作「心頭滅却すれば火もまた涼しいわけねぇだろちくしょー」

倉刀「だな。もしかしたら服に何か仕掛けがあるのかもよ。」

美作「例えば?」

倉刀「見た目は同じだけど布地が違って、風をよく通すとか。」

美作「あーありそう。」

倉刀「内側に冷えピタと同じゼリーがついてるとか。」

美作「下着着てないとか。」

倉刀「服のように見えて実はボディペイントだとか」

美作「そこはボディペイントより、海苔を体に貼り付けてるとかの方がエロいよー」

倉刀「何の話だよ。」

美作「さぁ?」

倉刀「……」

美作「……」

倉刀&美作「……あつはなついねぇ……」


オチは無い

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2012年03月13日 16:19
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。