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ハイドロ「もう、春名は充分戦ったよ…」
セイレー「ありがとう…とにかく、他の人と合流できればいいんだけど…」
ヴァング「お前には聞きたいことがある…それに、お前と決着を付けねばな。俺はそのためにここまで来た」
ミラージュ「そうですか…ならば、相手になりましょう」

第71話 剛輔

前回のあらすじ
ドーケモンの術を打ち破った春名とハイドロモンはドーケモンを退かせた。
一方、奥を目指していた剛輔とオピュクスモンはミラージュモンと遭遇した。

ヴァング「言っておくが…俺は容赦はしない!」
すぐさまミラージュモンへ向けて飛び掛る。
だが、ミラージュモンはその姿を消しそれをかわした。
ヴァング「チッ!」
ミラージュ「せっかちですねぇ…カルシウム取ってます?」
ヴァング「黙れ!貴様は俺が倒す!」
ミラージュ「…少し、自分自身と向き合う必要があるようですね…」
ヴァング「何…」

気が付くと、周りには何もなくなっていた。
オピュクスモンも、ミラージュモンも、周りの壁すら見当たらない。
ただ、広い空間に一人取り残されていた。
ヴァング「…いや、違う」
そう、これは幻。
ミラージュモンが俺に見せている幻に過ぎない。
だとすれば…
『打ち破る術はある、か?』
ヴァング「だ、誰だ!」
落ち着け、これは幻だ。
ミラージュモンが俺に聞かせている幻聴に過ぎない。
『確かに幻聴だ。だが…お前の心の声でもある』
ヴァング「…どういうことだ…お前は一体…」
『わからないか?俺は…』
ゆっくりと相手の姿が見えてくる。
その姿は…
剛輔『お前だ』

ヴァング「何…」
オピュクス「剛輔!剛輔!」
ミラージュ「無駄ですよ…彼には貴方の声も聞こえません…」
オピュクス「貴様、剛輔に何をした!」
ミラージュ「何、自分と対面してもらっているだけですよ」

ヴァング「それで…どうするつもりだ?」
剛輔『…わかってる筈だ。これはミラージュモンが作り出した幻影だ』
そう…だから。
剛輔『デジタルアーマー、ダウンロード!』
幻影の体にヘビの皮がかぶさっていく。
ヴァング「なるほどな…お前は過去の『俺』ということか」
ポイズン『そうなる…そして、お前の敵だ』

ヴァング「うぅ…」
オピュクス「剛輔!」
ミラージュ「体は傷つかなくても頭は傷ついたと認識する…そうすると、ダメージだけが蓄積していく訳です」
オピュクス「いい加減にしろ!」
オピュクスモンが飛び掛るもミラージュモンはひらりと身をかわす。
ミラージュ「その程度では当たりませんよ…では今度はこちらから、『ミラージュレイン』!」
オピュクスモンの前に突如大量の隕石が現れ降り注いだ。
オピュクス「グッ…何故室内に隕石が…」
ミラージュ「これも一つの幻影ですよ、頭が受けたと認識しダメージのみが蓄積していく。いずれ精神が崩壊するでしょう…そこの彼もね」
オピュクス「ご、剛輔…

ヴァング「チッ…」
ポイズン『随分と粘るな…』
…こいつは絶望していた俺。
良平を諦め、すべてを諦めていた俺だ。
こいつの強さは俺自身が知っている。
目的のためなら何だってやってきた。
だが…それも過去だ。

ヴァング「オピュクスモン!」
オピュクス「剛輔?!解放されたのか?!」
ヴァング「今すぐ俺を全力で切り裂け!」
オピュクス「な、どういうことだ!」
ヴァング「今の俺にはお前の声は聞こえない、だがお前には聞こえているはずだ!早く!」
ミラージュ「どういうつもりでしょうね…気でも狂いましたか?」
ヴァング「早く!俺を信じろ!」
オピュクス「クッ…『サンダークロー』!」
オピュクスモンは全力でヴァングモンを切り裂いた。

第71話 完
次回 追及