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ある池の側
誡「はぁ…はぁ…嫌だ…もうこんなの…嫌なんだ!」

第5話 恐れ

前回のあらすじ
誡を探していた龍達だが突如モノクロモンが襲いかかってきた。必死に抵抗したが敵わなかった。
そのとき、携帯からのメッセージ「エヴォリュ-ション」を頼りにガンムモンをキッドモンに進化させた。
そしてモノクロモンを倒し、龍達はモノクロモンに乗り、村へと向かった。

そのころ誡はある池の近くに居た。突然のシェルモンの暴走、そしてシェルモンを消滅させた剛輔とスネイクモン。その事に恐怖を覚えた誡はここまで逃げ出してきたのであった。
誡「畜生…畜生…なんで…なんで僕はこんな所に来てしまったんだ…」
誡は思い出していた。自分がこのDWに来てしまった日のことを。
誡「帰りたい…帰りたいよ…」
その時、ガサッ!
誡「ヒッ!」
しかしその音の先には、反応がない。
誡「だ…誰だ…」
???「何だ、誰か居るッチュか?」
誡「?」
ネズッチュ「あ、オイラッチュか?オイラはネズッチュモンだッチュ!」
ネズッチュモン。いつもバンダナをしている獣人型デジモン。必殺技はクロスファイアー。
誡「…ネズミ…」
ネズッチュ「あ、今オイラの事笑ったッチュね!こう見えてもオイラは強いんでチュよ!」
誡「あ、ゴメン…」
ネズッチュ「まあいいッチュ…所でお前1人ッチュか?」
誡「あ、あぁ…所で君は?」
ネズッチュ「ちょっと散歩してたらお前を見つけたッチュ…1人ならオイラについてくるッチュ!」
誡「いや…ついてくるって…」
誡の言葉も聞かずネズッチュモンは誡の腕を引っ張っていった。

ネズッチュ「さあ、着いたッチュよ」
誡「ここは?」
ネズッチュ「ここはオイラの家ッチュ。ここで休むといいッチュ」
誡「いや…悪いよ…」
ネズッチュ「そんな事言わずにこの木の実ジュースでも飲むッチュ!」
誡「…わかったよ…」
誡は木の実ジュースを飲んだ。しかし…
誡「…?!…ネズッチュモン…なんでこんな事を…」
誡はそう言うと眠りについた。
ネズッチュ「ゴメンッチュ…でもオイラが生きるためには…」

誡「…んっ…ここは…」
誡が目を覚ますとそこは洞窟の中だった。
ネズッチュ「目が覚めたッチュか」
誡「ネズッチュモン!なんでこんな事をするんだ!」
誡は逃げようとするが縄に縛られて動けない
ネズッチュ「…しかたないッチュよ…オイラが生きるためには…」
???「…持ってきたか」
ネズッチュ「あ!…はい、ボーグモン様」
ボーグ「それでいいんだ、お前の仲間が無事でいるためにはな!」
ボーグモン。自分より長い木刀を振り回す爬虫類型デジモン。必殺技は秘儀・笹鞘割。
誡「おまえは一体…」
ボーグ「?人間か?!お前、大手柄だな!」
ネズッチュ「…オイラの仲間は無事でチュか!」
ボーグ「ああ、無事だぞ!お前が俺にはむかわなければな…」
誡「き…貴様…」
ボーグ「しかしお前も災難だったな…こいつは自分のためならたとえ親友でも差し出すからな!」
誡「…ネズッチュモン…」
その時、遠くから声が…
???「誡殿!」
誡「…え?」
ナイフ「誡殿!」
誡「な…ナイフモン…」
ボーグ「何!ここが知られるだと!」
誡「…なんでここが?」
ナイフ「先ほど誡殿が運ばれる所を見つけ、尾行していたらここへ辿り着いたのでござるよ!」
そう言いながらナイフモンは縛っている縄を切った。
ナイフ「さあ、戦うでござるよ!」
誡「え…」
ナイフ「…どうされた?」
誡「嫌だよ…もう嫌なんだよ…」
ナイフ「…承知した、拙者1人で行きます…」
そう言うとナイフモンは1人でボーグモンに向かっていった。
ボーグ「何だ?私に立ち向かう気か?そんなの無駄だ!ドウ!ツキ!メーン!」
ナイフ「クッ…テイ!タァ!トゥ!」
ボーグ「…その程度か?」
ナイフ「?!」
ボーグ「その程度で私に勝とうなどと…無駄だ!秘儀・笹鞘割!」
ナイフ「グアァァァァ!」
誡「ナイフモン!」
ナイフ「グゥゥゥゥゥ…」
誡「…嫌だ…もう誰かが傷つくのは嫌だ…だから…戦う!」
その時、携帯にメッセージが、そしてナイフモンが光り輝いた。
誡「エヴォリュ-ション?これなら…ナイフモン、進化だ!」
ナイフ「承知した!ホォォォォ!ナイフモン進化!」
腕のナイフが形状を変えていく。そして…
ブレード「ブレードモン!」
ブレードモン。両腕に刀がついている人型デジモン。必殺技はストライクブレード。
ボーグ「な…何?!」
誡「…これが進化した姿…」
ブレード「行くでござるよ!」
誡「う…うん!」
ブレードモンはボーグモンに向かっていく。
ボーグ「クソ…なめるな!メーン!」
ブレード「…見切った!」
ブレードモンはボーグモンの太刀を受け流し、懐に飛びこむ。
ボーグ「な…」
ブレード「受けてみよ!この一撃!」
ボーグ「畜生…ここで負けてたまるか!」
そう言うとボーグモンは砂を目にかける。
ブレード「グッ!」
ボーグ「フハハハハ!食らえ!秘儀・笹鞘割!」
ブレード「ここまでか…」
ネズッチュ「クロスファイアー!」
ボーグ「な…グアァァァァ!」
ブレード「?!」
ブレードモンが目を開けるとひるんだボーグモンと技をかけたネズッチュモンの姿があった。
ネズッチュ「オイラだって…オイラだってがんばれば何でもできるッチュ!」
ブレード「…今だ!ストライクブレード!」
ボーグ「グアァァァァ!畜生…覚えてろ!」
ボーグモンはフラフラとその場から立ち去った。
誡「あいつは…カオスモンに操られてなかったのか」

ネズッチュ「今回は助かったッチュ」
誡「いや…僕は何もしてないよ…」
ナイフ「御主のその勇気が勝利へと導いたのだ」
ネズッチュ「誡…今回はすまないッチュ…」
誡「いいよ、それよりさっきはありがとう!」
ネズッチュ「いや…照れるッチュね…」
誡「じゃあ行こうか、ナイフモン」
ナイフ「御意」
ネズッチュ「もう行くッチュか?」
誡「うん、行きたいところがあるんだ…」
ネズッチュ「そうッチュか…また会えるッチュよね!」
誡「うん、会えるよ!」
ネズッチュ「約束ッチュよ!」
誡「約束だよ!じゃあ!」
そうして誡はネズッチュモンの家を後にした。

第5話 完
次回 罠