メルヴィン・ブレイズ=アジール

年齢:18  性別:男性  レベル:5  初期メインクラス:戦士 サブ:探索者 種族:人間
参戦回数:5回 コミュニティ:放送委員 身長:182cm 体重:72kg PL名:ガリ

「俺にはもう、人間として生きることなんてできないよ。
 誰かを殺してしまった者は、人の道を外れたモノになるんだ。
 きっと俺は、人間として死ねないんだ」

概要
 日本生まれ日本育ちだが、両親はアメリカ人。
 その両親を秘密結社“イルミナティ”によって殺された。
 失ったものは重く、大きかった。
 幼い彼の生き方を、容易に変えてしまうほどに。

 復讐のために、殺すためだけの技を身に着けたのは何歳の時だったか。
 彼は世界中を渡り歩きながら、“イルミナティ”に所属する者を消し続けた。
 豚のような命乞いの言葉だけに、安らぎを感じ続けながら。
 過酷な戦いの日々は、彼に何も与えることはなかった。
 神経を擦り減らし、傷は癒えるよりも早く増え続け、気なんぞとっくに触れていた。
 最早ソレは、人と呼ぶのもおこがましい異形。
 復讐者メルヴィンの名は、畏怖と憎悪を以って裏社会で轟いた。

 だがある時、彼は自身と似た境遇の子供を見つけてしまう。
 目撃者として殺すのは、きっと簡単だった。
 しかし彼の中に残っていた、最後の人間らしさがそれを許さない。
 彼は血に塗れていない部分を探すのが難しい手で、子供の手を救い上げた。

 その後も似たような境遇の子供を拾い続け、彼は復讐をやめた。
 諦めたのではない、やめたのだ。
 失ってしまったもののためではなく、得たもののために生きると決めた。
 両親を失って以来、止まっていた彼の時間が動き始めたのだ。

 15歳の頃、彼は神楽坂学園に編入。
 以後は普通の高校生として、家族を助けながら生きている。


コネクション・友人関係
 学園では放送委員として精力的に活動している。
 生徒会長に対しては、ゲリピーと親しげに声をかける仲。
 友人も多いが、どちらかと言えば広く浅い交友関係である。


PickUp
 もう殺すための力を振るわないと決めた彼に、そんな力は必要ない。
 仲間の盾となって守ることが、彼の選んだ新しい生き方である。

 非戦闘時では探索や情報収集もこなすが、専門家には一歩譲る。
 あくまで補助や代理と考えておいた方がいいだろう。


現在のサブクラス
 探索者2レベル
 錬金術士3レベル
 魔法芸術家4レベル
 死霊術士1レベル


裏設定
 秘密結社“イルミナティ”は、“ソロモンの再来”エド・ゲインの信奉者が集まった組織である。
 エド・ゲインに何かあった時のため、彼らはそのコピーを作っておくという計画を立てた。
 そうして生まれたのがメルヴィンであり、遺伝的には完全に同一人物である。
 しかし“イルミナティ”に所属していたある夫婦が、良心の呵責に負け、メルヴィンを連れて脱走。
 この夫婦こそがメルヴィンの両親であり、組織に消された理由である。

 メルヴィンはコピーとして、バックアップとして作られた。
 そのため生まれた時点で、肉体的には12歳ほどであった。
 彼の戸籍における年齢もそこを基準としている。

 両親との生活は、実質的には一年にも満たないものであった。
 だが彼にとっての世界は家族しかなく、両親を奪われた以上、復讐しか道はなかった。

 エド・ゲインのコピーとして、本来は異能者と悪魔使いの適正を持つ。
 レベルにして50前後に到達しているものの、その力は現在では自ら封じている。
 もしもまた家族を失えば、彼は再び復讐のためにその力を開放するだろう。

 現在の能力は、周囲に合わせて段階的に過去の力を開放している。
 ただしカバーリングなど、誰かを守るための技は、新たに覚えたものである。
 いつかは守るための新しい生き方で、過去の自分を超えたいと願っている。

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最終更新:2013年03月13日 12:20