ジムゾン

名前(ジムゾン/Simson)

年齢:26 性別:男 レベル:9 メイン:聖職者 サブ:狩人 エクストラ:魔弾使い 追加サブ:探索者 種族:鬼人
アライメント:中庸 表の顔:自称神父 身長:189cm 体重:75kg PL名:あたろう

「……問題は、ない」


外見
痩せぎすだが長身で威圧感がある男。
ぼろぼろのカソックに、中ほどで折れている銀色のロザリオ。

ばさばさの砂色の髪は背の辺りまで無造作に伸びている。
眼光鋭い鳶色の目。無表情だが、口を開けば尖った乱杭歯が口から覗く。
お世辞にも人に受ける顔立ちではない。

自分でも顔が怖いのはわかっているので、あまり笑おうとしない。

両腕は奇妙にねじくれており、異様に大きな手は革手袋で覆われている。
顔立ちと相俟って、種族的な『人間』でないことは一目で判る。
半人狼。聞かれれば答えるが、聞かれない限りは自分から『何』とは語らない。

人格
基本的に朴訥。見える感情は平淡で、口調も淡々としたもの。時折ボケる。
無表情が大きく変わることはあまりなく、不愛想にも思えるが、
感情自体はきちんと備わっているようで、本人なりにはコミュニケーションを取ろうとしている。
なお、得意とは言っていない。

大人しくしていることが多いが、
頭に血が上った時には我を忘れて獣のように荒れ狂う。

来歴
比較的最近この街に訪れた男。
貧困区の片隅にあるほぼ崩壊寸前の教会にある日突如として現れ、
そこに屯していた貧民とチンピラを銃で強引に追い出し占拠したとまことしやかに噂される。
本人も特に否定しない。
なお、この教会に元々赴任していた神父の行方は知れていない模様。

『神父』を自称するが、説教や施しなど神父らしいことは、言われなければ特にしない。
逆に言うと言われればするらしい。儀礼や教義には精通している模様。

名前を問われれば『ジムゾン』と答えるが、明らかに思い出しながら
答えているので本名でないことはすぐに判るだろう。

+ 来蘭教会
来蘭教会(くるらんきょうかい)
貧困区の片隅にある廃墟と見紛うローマ・カトリックの教会。
本来は明治期の開拓時代に宣教師の拠点として建てられた立派な煉瓦造りの教会だったが、
悪徳のが広まると共に、窃盗、占拠が繰り返され荒廃し、
5年前のストレンヂア抗争の際、ついに屋根や壁の一部分を残してほぼ廃墟と化した。
地下に物を置くスペースはあるらしく、そこは居住にも使えるらしい。

礼拝を行う場は荒れ果てており、
オルガンや灯りはおろか来訪者のための椅子すら盗み出されている有り様で、
無残な有り様となった像や祭壇、瓦礫が残るのみである。
金目の物や、実用に耐える使えるものは何一つ残っていない。

まだ神父の派遣は行われているらしいが、そのほとんどが無事で帰ってきた試しがない。
半ば遺棄された状態だ。

「ジムゾン・ツァイス」と言う名の神父が1年ほど前にここに派遣されてきた。
暫く姿を見ていなかったが、ここ数か月は、神父服の男がここで生活を営んでいる姿が散見されている。
なお、それと同時に教会の周辺に泥棒避けの罠が張られるようになった。
生死に関わる罠ではないが、無理にでも踏み込もうものなら神父がライフル銃を向けてくるため、
現在は強盗や盗人の類は寄りついていない。


+ 机の奥に仕舞いこまれていた手紙
親愛なる■■へ

久しぶりだね。あれから随分と経ったが、君は元気にしているだろうか。
君のことだから、なんとかやっていてくれると信じているよ。

私も今は元気にしている。
差出人の住所で判ったかも知れないが、あの教会にはいないんだ。
今は、日本の九城に来ている。
正直に言うと、赴任が決まった時には「ついに来たか」と思ってしまったよ。

聞き及んでいた通り、この街は酷い有り様だ。
上から下まで、当たり前のように犯罪が横行していて、
内側からも外側からも、それを変える手だてがない。
いや、誰も変える気が無いんだろう。
ただただ腐り果てていくだけの存在が、入ってくる弱者を食い物にしてなんとか日々生きながらえている。
そういう街のように、私は感じた。

この街で、私がどれだけ役目を果たせるかはわからない。
ただ、これも必要なことなのだろう。
私がここに遣わされたのであれば、ここで私にすべきことがあると。
きっと、主はそう思われたのだ。

できうる限りのことをやってみようと思う。
すぐにはできないだろう。だが、私はこの街を変えたいのだ。
どれだけ些細でも構わない。
1人でも、少しでも、この街で苦しむ人や、虐げられる人を減らしたい。
当たり前になってしまった悪に、そうではないと訴えかけたい。

何かが変わればいいと思う。
もしも近くに寄ることがあれば、是非立ち寄ってほしい。
私に何ができているか、見て欲しいのだ。
そして、君の話を聞かせてほしい。

また落ち着いたら君に手紙を送ろうと思う。
その時までには、いい報告ができるように努力するよ。

では、お元気で。
君に神のご加護がありますように。

ジムゾンより




+ 参加セッション

+ 友人関係
松田永梨(エリ)
献身的な少女だ、と思う。時々、どこか頑なだが。

ケラウノス
善人だ。明るく、強く。不思議と見ていると勇気づけられる。

クラン
この街の中では、話せる。……少し人をからかう傾向にあるが。

餡餅童子(アンモチ)
変わっている。しかし、真っ直ぐで飾らない。それが、好ましい。
今度は、タヘルも連れて来ようと思う。

東雲陽翔(ハルト)
見ていて危なっかしい。
それでも、悩みながらも人を信じて前に向かおうとする姿は。……懐かしくなるほど、眩しい。

ジェネラル
やはりこの街では珍しい善人だと思う。
この街で生きるためのバランスが取れていて、少し、おせっかいだ。

ナーシア
ところどころ趣味が合わないが、話は合う。そして少し、共感する。
もう少し、話をしてみたいと思う。
あの子に名前を、ありがとう。

アラン
食えない。しかし、この街で生きていくにはそれぐらいでいいんだろう。
小さくて弱いものに、そっと気を使ってやっている。

毒島聖(ヒジリ)
頭がいい、と思う。不要なことは避ける賢さを持ちながら、
守る意思は、強く感じた。

来禍友利(ライカ)
死にたいんじゃなくて、「死にたい」と言いたいんじゃないんだろうか。
……困った奴だ、と思う。

滑川霧人(キリト)
礼儀正しい。丁寧な子供だと思う。
何から何まで心を痛める必要は無いんじゃないだろうか。苦しい一方なのだから。

水野ケイ(ケイ)
これだけは言わせてくれ。
バイクは海の中を走るものじゃない。

+ 教会の地下
タヘル
やっと名前をつけられた。気に入ってくれたなら、嬉しい。
いつかお前に本当のことを、言わなければいけないと思う。
その時に、俺をどうするか。お前自身がどうするか。
決められるようになるまで、傍にいることを許してほしい。

+ 一つだけ閉じられた部屋の中
+ 乾ききったベッドの中
ジムゾン・ツァイス
怒っていると思う。許してくれなくていい。俺のことを叱ってほしい。
それでも俺はこの街を許せない。この街を殺す。この街を変える。
『神父ジムゾン』は、この街を変える。
―――あんたの代わりは、できているか?








PickUp

「俺が穿とう。……続いてくれ」

魔弾を撃つこともできる探索聖職。
燃費は限りなく残念。

キャラクター情報

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最終更新:2016年03月23日 22:08