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夜会小話

+遊里と陽子
【遊里と陽子】


 ここは御月家の一室、若くして当主となった御月陽子が書類をまとめていた。
 本来は、まだ学校に通っているような年齢だが、当主として……十三家の当主として、大きな責任を背負っていた。


陽子「(それでも、この生き方を選んだことを、後悔なんてしない。)」


遊里「忙しそうだな、陽子。」


 いつの間にか陽子の隣には幼い子供が座り、その手元を覗きこんでいた。


陽子「…遊里様、部屋に入る時はノックをしてくださいませんか。」
遊里「そんなことはどうでもいいだろう。」
遊里「それよりも陽子。最近世間では技術交換なるものが流行っているらしい。」
陽子「何故そのような話を……いえ、そうですね。御月家は様々な術を取り入れて来た家系ですし、ある程度は理解も出来ます。」
遊里「ああ、ということで十三家でも外部組織を作ろうと思う」
陽子「は?」
遊里「これが書類だ、トップは如月の所の娘がやってくれるそうだ。」
陽子「へ?」
遊里「良かったな、僕も根回しに歩きまわったかいがあるというものだ。」
陽子「え、ちょ」
遊里「ああ、あとはサインをするだけだから、それじゃ僕は如月のに会ってくるから。」


 幼子は立ち上がり、部屋から出て行った


陽子「……え?」



+遊里と顕礼
【遊里と顕礼】



遊里「ところで顕礼、仕事は慣れたか?」


 とある茶屋でお茶を飲んでいる女性の前に、幼子がやって来る。


顕礼「んぇ……ぶふっ!?うぇ、ちょ、遊里様なんでこんな所に!!」


 女性は幼女を見て咳き込む、幼子の雰囲気は超然としており、浮世離れしていた。
 ……まぁ、この通りではそれほど浮いていないが。


遊里「実は、お前のことが心配でな……、無茶な仕事を押し付けてしまって……」
顕礼「遊里様……そう、そうなんですよ!」
顕礼「あいつら、私が下手に出てたら色々無茶振りして来て……私の体は一つしかないっての!!」
顕礼「というか、みんな私の話全然聞いてくれないんですよ、流されるにもほどがあるっていうか!」


 顕礼はバタバタと手を動かして幼子に自分がどれだけ大変かをアピールしている。
 目には涙も浮かび、物凄く大変なのが読み取れる。


遊里「そうか……そうだろうな、うん。」


 幼子、顕礼にこの仕事をやらせている御月遊里は顕礼の団子を勝手に食べながら、うんうんと頷いている。


顕礼「というか遊里様も遊里様ですよ、本部も置けないなんて聞いてないっていうか!」


遊里「あぁ、ということで新メンバーを用意しておいた。」
顕礼「え、人手が増えるんですか、やった!仕事する人の手が足りなくて足りなくて……嬉しいです、どんな人ですか!!」
遊里「あぁ期待の新人だよ、クク……」



 後日、魔法使いとしても新人な、数十人の新メンバーを見て悲鳴を上げる女の姿が夕闇通りで目撃されたと言う……




+十四夜会と夕闇通り
【十四夜会と夕闇通り】


 夕闇通りの一角。茶屋にあるまじきどんちゃん騒ぎ。
 酒を盛られてはぺこぺこと何度もお辞儀をしている如月顕礼が、その中心に居た。


顕礼「え、本当にいいんですかこんなに!?」
金次郎「構わん。むしろ礼を尽くすべきはこちらだろう」


 顕礼の傍で自分もまた静かに酌をする男。夕闇商会の会長である銭山金次郎だ。


金次郎「近頃は夕闇通りにも下らんごろつきが増えつつあるからな。連中を成敗してくれて助かった」
金次郎「にしても……俺は人間がああも漫画じみた吹き飛び方をしたのをはじめて見たぞ」
顕礼「いやあ、それほどでも! あはははは!!」


 顕礼は明らかに酔いが回っており、声や仕草が大げさになっている。


金次郎「さて、時に如月。お前は十四夜会なる組織を束ねていると先程言っていたが」
顕礼「う……はい。でも、上手くいかないことばかりなんですよね……」
顕礼「公な組織ではありませんから、いろいろと困ることが多くて。正式な本部も設置できませんし」
金次郎「この通りを使え」
顕礼「……えっ?」


 金次郎の一言で、喧騒が少しずつざわめきに変わっていく。


金次郎「言っただろう。治安は悪化の一途、俺達の力じゃどうにもならんこともある」
金次郎「公的機関は頼りにならん。ならば……陰を頼るというのも悪くはあるまい?」
金次郎「その代わり、この通りをお前達が自由に寛ぐ場所として提供してやろう、と言っているんだよ」
顕礼「わ、ちょ、ちょっと待ってください! 私の一存では――」


 金次郎が立ち上がり、両腕を広げる。


金次郎「皆の者。夕闇通りと十四夜会で協定を結ぶというのはどうだ」


 茶屋に歓声が巻き起こる。


顕礼「す、ストップ! ストップストップストップ~~~ッ!?」

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