寂屋


昔、昔。
とある平凡な男がおった。
男には一人、友がいた。よくできた自慢の友だった。
この友人がある日の夜、血に塗れて男の元へと転がり込んだ。

「一晩だけ何も聞かずに置いてくれ、明日の朝には家を出て、全て話すから」
そう言われ、男は友を家に置いてやった。

しかし次の日の朝、血の付いた刀と、誰ぞから剥ぎ取った金子だけをその場に残して友は消えていた。

友の姿を探す男を迎えたのは、奉行所の者だった。
身に覚えもない人殺しの罪でもって、男は捕らえられてしまった。

男は訴えかけた。
「友を探して、呼んでくれ。彼ならきっと事情を知っている」。

奉行所の者は言った。
「他ならぬその友が、お前を人殺しだと知らせたのだ」。

男は裏切られたのである。
やがて、男はその罪でもって首を落とされた。

その恨みは深く、男は首を落とされてなお、
裏切り者の友を探し、亡霊となって街を彷徨い歩きだした。
友であった男はその亡霊に追われ続け、ついには心身ともに弱り果て死んでしまったという。


―――……夜道を歩く時は気を付けるといい。
男は今も裏切り者が許せず、そんな人間を探して夜の街を彷徨っているそうだから。
(出展:「寂屋怪談」)



プロフィール
名前 寂屋(さびや/Sabiya) PL あたろう
種族 不死(怪談) 性別 男性
年齢 ?歳 出身 異世界/柾良
身長 170cm 体重 62kg
★★ 所属軍 人軍
イメージアイコン 岡田以蔵(Fate/GrandOrder)
クラス構成
メイン 異能者 サブ 学徒 エクストラ 死霊術士
追加1 戦士 追加2 上級
シート キャラクターシート
ステータス
分類 復讐者 属性 中立・悪
真名 寂屋怪談(さびやかいだん)
筋力 B 耐久 B
敏捷 D 魔力 C
幸運 D 宝具 B
保有スキル 呪術[C] 死の誘い[C] 不死の烙印[A]


「ようもやってくれたのう。―――じゃあ、お前"も"死ねや?」

外見

紺黒の蓬髪を一纏めにしている。目は揺れる行灯の火の色。
体格は中肉中背。ジパング人と外見的にあまり差異がないため目立たない男。
市井に紛れていてもなんら不思議はない外観をしているが、
直に相対してみれば、勘の良いものであれば言い知れぬ不気味な印象を与えるだろう。

怪異としての姿も持っており、その際には燃えるような赤毛を振り乱す浪士のような姿となる。

性格

不死者とは思えないほど能天気で感情豊か。その場のノリで生きている。
不死者のくせに人好きのする性格であり、人の事も割と好き。
というか楽しいことが好き。ジパングライフエンジョイ勢。

尤も、殺人や魂の奪取に大した忌避感もないどころか、
嬉々とする辺りは生粋の不死者である。

来歴

近江清秀に反乱の折、召喚された異世界の存在。
誓約により自我を喪失した状態で戦列に加わらされていることが判明したため、
征伐の後は再契約にて、清十郎の軍門に下ることとなる。

元の世界では所謂『怪談』として語られていた怪異。言葉が訛っている。
発生した時分とジパングの国勢が似通っているのか、だいぶ馴染んでいる模様。

現在は犬小屋横丁に住み着いている。
居心地がいいらしい。
でも暑い日は武将棟に涼みに来たりする。プライドはない。

能力

殆ど怪談が形を成したようなモノ。
逸話からして「祟る」「復讐」「蘇る」の能力が強く現れており、
殺しても起き上がる不死身の肉体と、"応報"、"殺害"に特化した呪詛を用いる。
兵として戦う以上は、その肉体でもって味方を守り、
その呪詛は敵を葬り去るために奮うが、
根本的に人類と相容れない、人類に害をなすものでもある。

  • 呪殺してえ、恨み返ししてえしか考えてない
  • 怨念障壁あるけど硬くはない
  • 種族特性でLP供給して烙印で起き上がる……!
  • 永久機関が完成しちまったなァ~~~これでノーベル賞は俺んモンだぜェ~~~

+ 行動範囲
行動範囲
柾良城 武将棟、食堂
柾良城下町 侍町 あまり好かない
足軽町 賭博場『紅鷺』、山科大橋
町人地 屋台裏道
寺町 新来通り、寺子屋通り、下屋通り、三叉橋
『街道町』 征良レーシング場
城下町郊外 長馬川、犬小屋横丁
妖怪の地 寄合『狸の葉』

人のいるところによく現れる。
享楽的でもあるため娯楽のある所に現れがちだが、金は大して持ってない。
また、本能的に「恨み」や「死」の匂いのするところに惹かれる傾向がある。



+ マテリアル
+ 絆レベルを1にすると開放

+ 絆レベルを2にすると開放

+ 絆レベルを3にすると開放

+ 絆レベルを4にすると開放

+ 絆レベルを5にすると開放


「怪談が、何故語られるか知っとうか?」
「―――"こうであってほしい"と思うやつが、おるからよ」

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最終更新:2019年06月23日 07:22