魔城GM向け情報


実技演習学


設定面の解説はこちら → 魔城舞台設定

PC全員が原則的に履修している科目。通常の依頼はこの形態で行われる。
各寮の生徒が混在したチームで魔法使いとしての活動を演習する。
この目的のためチームバランスが悪くても特に問題はない。

全員の所属寮が同一になる場合は相応の理由を用意しておくこと。
(寮長や監督生からの指示であるなど)

※ 遠征任務(マビノギオン外での作戦行動)については通常の卓では扱いません。

+事件録
事件録



異種平行世界勢力



現在ガイアでの活動が確認されている、四種の異種並行世界の勢力をここに掲載する。
原則としていずれの種族もガイア勢力と敵対しており、和解と共存は不可能。
捕虜としての捕縛も非常に難しいとされる。(兵装等の鹵獲はこの限りではない)。

★対応種族
それぞれの異種平行世界勢力はガイアの該当種族相当として扱い、各スキルに対応することとなります。
ドラゴニア:竜
デイウォーカー:不死
ワンダラー:神・悪魔
ムスペル:機械


「ドラゴニア」


全てを滅ぼしらい尽くす
竜種に酷似した姿を取る、異種世界の中でも最も危険な種族。
いわゆる竜人のような半人の姿を取る種は極めて稀で、ほとんどが一般的な「ドラゴン」の姿を取る。
上位の個体は同族同志で「ドラゴンロア」というテレパシーのような通信手段を持つとされる。

ドラゴニアのマナは枯渇が激しく、それ故に生存競争も苛烈となりレプタイル以上の弱肉強食社会が生まれた。
また過酷な土地が多いため数は少ないものの、個体としては非常に強力なものばかりが残っている。
ただし個々が強力になりすぎたため、ワームホールを一度に通過出来る個体は少ない。
竜種や神種に匹敵する個体が存在するとされるが、あまりに存在が大きすぎて物理的にワームホールが通過出来ないという。
ガイアに到来するドラゴニアはガイアの竜種ほど超抜的な存在ではないが、それでも凶悪な勢力であることには相違ない。

ガイアに対する姿勢は対立で一貫しており、人種を矮小な種族として見下す節が強い。
基本的に作戦行動は破壊と侵略に徹底され、挑発目的で略奪を行う事はあるが他種と違い劣等種と見なしている人間を誘拐・捕縛する事はない。
破壊と捕食でマナを得るという特性上和解と共存は不可能である。

+ドラゴニアの財宝
■ドラゴニアの財宝
竜種に酷似した種族であるドラゴニアは生存競争の激しさや、
それぞれの個体が非常に強力であることもあり、上位個体であるほど大きな縄張りを持つようになっている。
下級のドラゴニアやドラゴニア世界の魔獣は上位のドラゴニアの配下となっている場合も多く、
それによって人間が作るようなものとは違う、独特な力関係がそのまま反映された弱肉強食の世界を形成している。
彼らのドラゴニアで文明的と言えるのは収集癖ぐらいだろう、彼らはあらゆる財宝を収集し自分の巣へと持ち帰る。
金銀財宝や魔法薬の材料……最上位のドラゴニアの巣にはこの世のあらゆるものがあるとさえ言われている。

★生物と非生物
ドラゴニアの収集において生物が集められることは殆ど存在しない。
彼らは存在そのものが強大であり、他生物を理解しようとしない。
そのため、美しい生物を見つけて捕まえたとしても、すぐに壊してしまうのである。
ドラゴニアが集めるものはほとんどが自分の力を誇示するための貴金属であり、
それをより多く独占していることによって他のドラゴニアに対して威を示すようだ。

★財宝を求めて
いつの頃からかドラゴニアの収集癖がガイアの人間に知れ渡っており、
好事家や欲深い人間は彼らの巣からなんとかして財宝を持ち帰れないかと計画を立てている。
そのせいか、違法遣いなどを向こうへ渡らせようと、ゲートを奪おうとするガイアの人間も少なくない数がいる。
ドラゴニアは異種平行世界勢力との戦いだけではなく、ガイアの人間同士の争いも呼び込んでいた。

事件録
+「竜の卵、持ち帰るべからず」
「竜の卵、持ち帰るべからず」事件
マビノギ学園成立初期、ドラゴニアを討伐した学生がその場にあった卵を戦利品として学園内に持ち込み、孵化した事件である。
その時はまだノウハウが積み上がっておらず、異種世界との対応が不透明の時期だった。

孵化して暴走したドラゴニアは想定以上に強く、当時の東條治三郎までもが出撃して討伐する事態となった。
重傷者は四十数名、死者は奇跡的に居なかった。

後になって分かったことだが、討伐したドラゴニアAと卵から孵化したドラゴニアBは別種であり、ドラゴニアBの魔力総量は討伐したドラゴニアAのソレを大きく上回っていた。
上記の事実から、当時の東條治三郎は以下の推察を出した。

『今までワームホールを通過してきたドラゴニアは格下の存在であり、より巨大かつ強力なドラゴニアが存在する』
『では何故上位ドラゴニアは今まで侵略してこなかったか? 我々が蟻の巣を探索できないのと同じく、ワームホールが小さすぎるからではないだろうか?』
『もしこの仮設が事実なら、今回の事件は上位ドラゴニアがガイアを侵略せんと、ワームホールを通過するために手を講じた可能性が高い』
『卵については今後とも調査していくが、ドラゴニアは我らとは起源の異なる、しかして油断ならぬ魔技を秘めている事は明らかだ』

『今回の事件を鑑みても、ドラゴニアの卵を発見した場合、然るべき処理が不可欠である』
『上位ドラゴニアの卵は孵化して成長すれば、ガイアにおける竜種に匹敵する可能性がある』

この事件のことは、今となってはルミナスコイン寮監の東條治三郎も
「くれぐれも、ドラゴニアの卵を拾って目玉焼きにしようなどとは思うなよ?」
と笑い話として話すが、ドラゴニアが持つ知性の一片と、異種世界との和解と共存は不可能であることを改めて知らせる事件であった。

ガイアへの侵攻目的:【全てを奪い喰らい尽くす】


「デイウォーカー」


クズには過ぎた世界だ、我らがおう
4つの異種世界の中ではヒューマノイドが多く、既知の種に最も近い異種世界。
しかしその実体は魂や生命力を資源とする不死種に近い生態を持った種族の集合である。
生物特徴としても霊体や不死の肉体を持つものが多く、ガイアの定義で当てはめると吸血鬼や悪魔が近い。

血統と実力を重視した上下社会が形成されており、魔法が定着し発達している。
文化としても科学文明は余り発展していない様子で世界としての在り方はアストラルに近い。
特定の国家はなく、巨大な一つの国家に複数の領地が存在しているようである。
基本的に我が強く一丸となっての協調性はあまりないが、領地ごとの勢力は強力。
なお下位種は得てして社会的地位を持っていないか、使い魔同然の立場にある。

他の異種世界と比べるとまだ対話可能な部類であるものの、
生物としての在り方から他種と共存は不可能である。

+デイウォーカーの下僕
■デイウォーカーの下僕
デイウォーカー達は稀に人間を拐かすことがあり、
それの被害にあった人間は数日の間を置いて日常に戻ることとなる。
しかしながら、一度拐かされた人間にはデイウォーカーの下僕としての印が刻まれ、
その人生のすべてを主であるデイウォーカーのために使うこととなる。
下僕となった人間は主人への絶対服従だけではなく、
倫理観や価値観を破壊されたことによって罪悪感もなく犯罪を行うようになる。
一度下僕として堕ち切った場合、元の状態に戻ることは不可能である。
これはデイウォーカーによって魂そのものが変化してしまうからだ。

★堕落について
人間を下僕にする場合、下僕となる相手が精神的に屈服する必要がある。
そのためデイウォーカーは下僕にする人間に対して様々な手段を用いて心を折る。
時にはデイウォーカーが優しい人物に見えることもあるかもしれないが、
勘違いしてはならない、彼らにとって他種族は弄ぶための玩具であり、獲物に過ぎないのだ。

★治療
下僕となった人間を治療する方法は無い。
しかし拐かされた人間が堕ちきる前に救い出されることは稀にある。
その場合でも、デイウォーカーによって行われたことが魂に刻み込まれ、
被害者は夜毎にその記憶に蝕まれるようになる。
魂すら加工してしまう彼らの行いは、ガイアの人間達にとって許せるようなものではない。


ガイアへの侵攻目的:【下等種族には過分な世界を自分達が手に入れる】


「ワンダラー」


なんて楽しい世界なんだ、ここでぼう!
決まった固定の姿を持たない特殊な異種世界。
異種世界全体が軍勢、兵団とも言うべき統一国家でもある。
空想そのものが生物になったとでもいうべき特性を持ち、
交差しないはずのガイアの童話を元にしたような個体が多く見受けられる。

性質はプレイライトに類似しているが、役割を演じるのではなくそういった「種族」として生まれる。
たとえば「マッチ売りの少女」にまつろう個体なら生まれつき火を扱うことが出来る。
「狼」種であれば好んで人肉を食らう性質を持つ、といった具合である。
なお、ワンダラーは幻想生物に近いとされ死亡しても肉体は残らず、「栞」と呼ばれる痕跡のみを残すという。

そして特に危険とされるのが、取り込んだり自分たちの元へ拉致した他種をワンダラーに作り変える能力である。
空想で構築された種族故のいわゆる繁殖と戦力を同時に行う手段であると見られ、
またワンダラーに恭順・友好を示した時点で取り込まれてしまう為にガイアとの共存は不可能である。

+ワンダラー病
■ワンダラー病
別名夢見病とも呼ばれる奇病、魔城での研究により『ワンダラー』という種族による感染病であることが判明した。
初期症状として悪夢や不可思議な夢を見るようになり、睡眠時間が長くなる。
この時に見る夢は非情にファンタジー色の強いものや絵本になりそうなものが中心となる。
自覚症状に薄く、この時点で病気が判明することはほとんどない。
ここから数か月から数年かけて次段階である夢遊病や起床時での幻覚などが見られるようになる。
その症状が出るようになると、封印措置を行わない限りは一ヶ月以内にワンダラー病の患者は失踪する。
なお、ごく稀にこの病気にかかった人間が、学んでいないはずの魔法を使えるようになることがあるが
これは夢の中で魔法の原型に近いものに触れているためではないかと考えられている。

★感染について
この病気は感染病ではあるが、感染する可能性が非常に低い。
感染した人物から夢についての話を口頭、あるいは文字で伝えられることで感染する可能性が生まれる。
記録された感染者も本人の精神的免疫能力が低下している若い大人。
あるいは10代の少年少女ばかりだ。
ワンダラー病にかかる人物は魔法的素質、及び創造的素質を持っていると言われている。

★治療
ワンダラー病の完全な治療法は発見されていない。
今までの治療が成功した例も本人の精神的、魔法的な資質を向上させることにより
自己免疫能力を高め病に打ち勝った、というものだけだ。
初期症状であれば、患者の心の持ちようによって回復すると言われているが、
夢遊病などの末期症状が出始めた場合、回復した例はほんの一握りである。
+Q&A
Q.感染力低いらしいけど具体的には?
A.よほど素質があったり、精神が1だったりしない限りはレベル4以上の魔法使いであればほぼ罹らないです。(魔法抵抗力で弾く)

Q.一般人だと罹りやすいの?
A.一般人だと夢見がちだったり現実と理想の差が大きいと罹りやすい

Q.これって結局ワンダラーになる病気なの?
A.ワンダラー病そのものは『最終的にワンダラーになりたくなってしまう病気』であり、失踪時はワンダラーへ移動する魔法を身に付けることで失踪します、実際にワンダラー化するのは世界を移動した後です。

Q.これってワンダラー側が能動的に仕掛けて来る可能性ある?
A.ワンダラーたちは適当な存在なので仕掛けて来たり来なかったりします、お前の心のワンダラーに従え。
 まあ具体的には『夢を見せる能力』とかを持ったワンダラーになら出来るんじゃないですか

Q.なんだ世界移動前なら末期でも治せるじゃん!
A.その末期症状って現実と夢の境界を完全に失くしてる上、魔法が使えるようになると世界移動で即失踪なので、拘束し続けられないのです。

Q.この辺の情報ってどの程度知られてるの?
A.感染力が低いことと、魔法使いが罹りにくいことは一般的に知られていると思いますが、それ以外は詳しい人じゃないと知られてません。

  • 余談
ワンダラー病の感染はつまり「楽しさ」の感染なので、我々オタクだと結構身近な話。
趣味が合わないと感染しない、趣味がワンダラーと合うと感染する。ワンダラー病の資質や適正は概ねそういうことです。

ガイアへの侵攻目的:【新たな広い世界で遊び、自分たちの色に染め上げる】


「ムスペル」


資源豊かな採掘地を発見、り取ります
鋼の身体を持ち、無機物で構成される種の住まう異種世界。
より厳密には鉱物体ではなく珪素生命体とされるが、それも正確ではなく謎の多い種。

特徴として大型ロボットや兵器のごとき見た目を有するのが基本で、いずれも生態兵装を有する。
なおマキナ人のような人形の個体はほぼ存在せず、いてもアンドロイドに等しい外見をしている。
他の物体を回収して兵装や、分解・再構築を行い自らの身体として換装。
これは無機物ならず有機物、無論生命であっても対象である。

ガイアには他種同様マナをはじめとした資源の回収のため侵攻している。
このためそもそもこちらを資源あるいは障害としてしか捉えておらず、根本的な相互理解が不可能である。

+ムスペルの再構築
■ムスペルの再構築
調査によりムスペルの優先行動の一つに[情報収集]というものが存在していることが判明している。
彼らは進行先の情報をより詳細に調査することで効率的な資源回収を行おうとする。
そのためか、彼らはガイアの生物を分解、精査し、無機物にて再構築を行う。
蜘蛛などの虫や、犬猫のような動物、木々といった植物も彼らによって真似られ用いられている。
アンドロイドのような姿をしたムスペルは、ガイアの人間が調査、再構築されて生産されていると考えられている。
ガイアでの活動を行うムスペルが、ガイアに存在しているものを模した姿をしていることが多いのは、
その現地に適した姿を用いるという、彼らの特性の一つなのかもしれない。

★回収
生物はもちろんのこと、植物やガイアの武器や兵器、幻想種などあらゆるものを彼らは回収していく。
その中でも生物を回収した場合、ムスペルは生物をより詳しく調査するために一定期間生かしておくことがあるようだ。
それは生態の調査のためというよりは、より新たな技術を扱うための実験研究に近いものである。
ムスペルの世界は無機物で構成されているが、一部に回収した有機生命体を管理するための設備があると言われている。
現状はまだ発見されていないものの、回収されてしまった幻想種などがまだ生きている可能性は残っている。

★【人間】の再現
ムスペルはどのような技術なのか、人間の【人格】や【記憶】までコピーし再現することがあるようだ。
そのため、アンドロイドの中にはガイアの人間のように喋り、人間のように振る舞う者たちが存在している。
生体パーツや有機物を用いていないという点を除けば、ガイア人と同じように行動することすら出来るだろう。
しかし忘れてはならない、彼らはムスペルによって【生産】された存在であり、元となった人物は、既に死んでいるのだ。
知性を再現する関係上【人間】の姿を模したムスペルは頭脳級、あるいは上位の存在であり、普遍的にいるものではない。
なお、ムスペル由来の存在ではないため、本隊には人型の者たちはほぼいないと思われる。

ガイアへの侵攻目的:【資源豊かな新天地での開拓】


異種世界間の共闘


基本的に他の世界とも共存・和解を行うことがないため異種世界同士が手を組むケースは少ない。
ドラゴニアは他種を見下し、ワンダラーは共存こそが捕食であり、ムスペルはそもそも自分達以外を生命扱いしていないからだ。
ただし場合によっては(主にデイウォーカーが主体となり)一時的に手を組むケースもあるが、殆ど互いに利用しあってるようなものである。

過去の大規模作戦


■富士大戦
青木ケ原樹海の異界で4年前に起きたデイウォーカーとの大きな戦争。
デイウォーカーは死者の魂をここに集め奴隷や素材として一大兵団と巨大領地を作り上げるつもりだった。
すんでのところで事前に察知したガイア側が襲撃を仕掛けた。
準備時間が足りずに苦戦はしたものの、デイウォーカー側への大打撃と有力領主を討ち取った事で敵軍は撤退。
しかしガイア側にも大きな被害が出た。当時の学園生徒や教員、OBも参戦していた。

※GM注※
 規模の大きさは予測されていたため、PCが参加していた事にしたい場合は応相談とします。
 ただし戦争の規模および時系列が比較的遡る為、参加していたとしてもせいぜい後方支援等が主でしょう。