悪徳の街2工業区

区名 結社 人口 治安 衛生 結界
工業区 【NEU】 不定 不定

 工業区は悪徳の街の中でも工場や工房が立ち並ぶ区域である。
 第二次産業を担う区画であり、それゆえに企業と労働者が集まり
 その人間たちを相手にする商売などが盛んとなっている。
 マキナ人の保護を名目として、企業による意図的なマキナ人の囲い込みも行われている。


概要


 海岸沿いに築かれた、この都市最大の工業地帯。
 ありとあらゆる欲望が多くの労働者の犠牲の上に成り立っている。
 もともとは普通の工業区だったはずなのだが、マナの噴出と小規模な異界化と消滅。
 そこに目をつけた【NEU】が魔道具の生産ラインを作成。
 それによる莫大な利益が生まれ、多くの欲望と労働者、成り上がりの富裕層を生んだ。
 今では無茶苦茶な労働環境と、それを隠そうともしない支配層によって
 ここで働く最下級の人間達は【労働奴隷】とまで呼ばれているようになってしまった。


詳細



人口:中

 工業区には企業結社【NEU】を中心として様々な企業があり、様々な人が住んでいる。
 技術者、実業家、傭兵、労働者……などとあげていけばキリがない。
 立場も支配層から労働奴隷まで様々で、そのため起こる諍いも数知れない。
 平行世界人としてはマキナ人が最も多く、【漂流】が起こる以前からマキナ人街であるフォークタウンが作られている。

治安:不定

 工業区の治安は区域によって千差万別である。
 企業が【大楽軍】や私兵を雇い治安維持に努めている場所は比較的安全だが、予算などの問題で巡回兵が居ない場所は悪い。
 増してや工業区は各企業の重要施設や機密が詰まった区である。
 雇っていようといなかろうと、何時も何処かで企業同士の争いが行われていることだろう。

衛生:悪

 工業区の衛生は総じて悪い。
 生産や実験から起こる排気ガスなどは勿論、【漂流】以前から確認されていた白マナ病など問題は山積みである。
 各企業の互助結社である【NEU】自体が「利益」と「結果」を何よりも重んじる傾向にあり、この衛生問題が解決されることはないだろう。

結界:不定

 治安と同じく、工業区において結界が張られている区域は千差万別である。
 企業活動の安定のためには自身達の区域で【漂流】を防ぐことは必要不可欠であり、専任の結界師を雇っている企業は一定数存在する。
 だがそのようなコネ・資金がない企業もあり、そういった区域では【漂流】が起こっている。


主な施設



九城港

 悪徳の街で最も人と物の出入りが多い場所、それが九城港だ。
 ここでは毎日人や物を詰め込んだコンテナがやってきて悪徳の街へと流していく
 悪徳の街の中からも様々なものが外へと吐き出される。
 それは魔道具、薬、食料、自動車、中には違法品や実験品も含まれる。

白煙町(工場街)

 いくつもの工場が立ち並ぶ工業区のメインエリア
 工場から吐き出された煙によって視界や空が狭く
 今日もごほごほと咳き込む労働者へ、
 怪しげな白衣の男が薬を売りつけている。

我楽街(工房職人街)

 工場で働かないような職人たちが工房を構えている地域。
 彼らの多くはこの異質な土地と、治外法権を利用し
 魔道具や魔法の研究、制作を行っている。
 趣味人ばかりの職人達だが、下手に強盗しても返り討ちは必至だろう。

フォークタウン(マキナ人街)

 人と機械が手を取り合う街。
 マキナ人によるサービス業から機械産業と様々な店が立ち並ぶ。
 彼らの機械文化の技術は目を見張るものがあるが
 一般市民にとってこの街はただの歓楽街でしかない。

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最終更新:2018年02月04日 20:21