ニコニコ大百科はニコニコ動画とリンクした百科事典サイト。
編集には有料会員登録が必要であり、辞典サイトなんて
所詮は自己満アピールのためにあるという実態を隠さない素敵なサイト。
ニコニコ動画の利用者母数をそのまま引き継いだため
ポストウィキペディアとしてはもっとも成長が早く、
利用者も大手サイトに帰属している事を重要なアイデンティティーと考えている。
大百科、と謳っているが決まったスタイルはなくいわゆるネタ記事も許されているが
これはネタです、とわざわざ断りを入れる必要が生じるため歯切れが悪い。
あらゆる言葉を収集する、とされ内容のない瑣末な記事でも基本的に削除されず放置される。
編集の傾向としては外観上の体裁を取る事に心血が注がれており、
画像編集や文章の読みやすさにかけて注力される一方で
美しい言葉を並べれば情報源として有効かどうかという点に
あまり興味を持たれない事も多いようである。
特に信者記事やステマ記事で過剰な美談を書いても
ニコニコ側としても商品の宣伝になるため止める者がおらず、
逆に商業ラインを外れた話題に対してはおざなりになりがちで
詳しくはウィキペディアを見ろ、という投げっぱなしも多い。
出典が必要というルールは別にないが、ウィキペディアの風習で要出典タグをつけられる場合もあり
クレームの付いた記事は取り除かれるのでニコニコ納税者間の民主主義で回っているとも言える。
ニコニコ内での内輪ネタも主要話題の一つとして扱われており、分かって読む分には問題ないが
一般記事に偽装した配信者の個人記事は極めて迷惑な存在である。
こういった記事が先に立った場合一般名としての記事が執筆されづらい。
記事に掲示板が付いてコメントをつけられるが、これは馴れ合い目的のために設置されている物なので
正確性を疑問視したり、記事に批判的なコメントをする行為は注意深く行わなければならない。
ただし結束を高めるため他のサイトを敵視したり批判する行為はよく行われる。
無価値な情報が許容される点では一見他のサイトより自由度が高く見えるが
そもそも営利企業の主催するサイトなので学術的価値より
利益か不利益かで選別されているという違いがあるだけとも言える。
最終更新:2012年04月20日 15:30