ウィキペディア

ウィキペディアはオンライン百科事典として設立された世界最大のwikiサイト。
意識して利用しなくても大手検索エンジンで自動的にトップ付近に現れるため、ネット世論形成に大きな影響力を持っている。
中立性のため企業の広告を取らないという方針を取っているが、運営資金の寄付を募る広告が表示される事がある。
百科事典という前提を満たすためルール上は信頼できる出典を要求しているが、
実情としては定期巡回するボランティア利用者の心証一つに判定が委ねられており、
慎重に当たり障りのない言葉を選んでいけば割ととんでもない捏造記事を書いても穏便に見過ごされる。

信頼性という多分に個人の価値判断を含んだ判定が許可されているため、
特定層にとって都合の悪い記事=信頼できないという循環論法によって
自由度の高い記事の取捨が可能というとても巧く出来たシステムになっている。
出典にかかわらずウィキペディアで一定期間削除されずに生き残った記事については、
「定説」としてウェブサイトや各種書籍にそれと明言されず二次引用される機会があり、
それらを再びウィキペディアの出典として還元するという自給自足が成立する。

繊細な話題を扱った記事が神経質に取り除かれる一方で、会話ページなどにおいて
意に沿わない編集をした人間への個人的な追跡と制裁が広く認められており
暗黙のルールに基づいた閉鎖的コミュニティーサイトとしての秩序を保っている。
都合の悪い記事をどうしても合法的に除去しきれないケースが発生した場合においては
文脈を無意味かつ複雑に組み替え日本語としての機能を崩壊させるなどのテクニックが存在する。
この技術は対話によるコミュニケーションの困難さを相手利用者に想起させるため
復帰のための議論を早々に諦めさせるという点においても非常に有効であり、
日本語話者の編集とは思えない不自然な文章が放置されている風景を比較的多くのページで見る事ができる。

日本語版ウィキペディアはマルチメディアタイトルに関連した記事の豊富さでも知られており、
アニメキャラクターの性格分析などの想像力豊かな話題に関して
特に出典がなくても自由気ままに編集されている。
ウィキペディアを権威と考える一部古参利用者によって抵抗が見られるケースもあるが 、
圧倒的な編集者母数こそが最大の権威であるというインターネット規則の前には無力であり、
一部の沽券に関わると判断され編集保護されたコンテンツを除いて
自由なキャラ萌え談義の場として有効活用されている。

ウィキペディア日本語版トップページ
http://ja.wikipedia.org/wiki

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最終更新:2012年04月20日 15:29