それは、不確かな存在。
ある結末、ある未来を求めて何度も同じ結果を見てきた存在。求める未来にしか存在できないもの。
今まで傍観者としてしかその役目を許されず、同じ結論に達しては何度も何度も繰り返して別の結末を見ようとした存在。
女性であり、黒い短めの髪を揺蕩わせながら黒のワンピースをいつも着ている。
黒い眼にはハイライトがない、俗にいうれーぷ目。感情もあまり顔に出ないが笑ったりしないわけではないようだ。
13歳程の見た目、発育はいい方のようだ。元はいきものならざるものであるからか、性格は割とねじまがっている。
他人との意志疎通もなかったからか、交流の勝手も知らない上に独り言も多い。
その短い髪は、風もないのに揺れていたりする。それは自分の意思で、まるでメデューサの様に変貌させて動かすことができるという。
その時の髪はまるで真っ黒な泥のように滑らかで柔らかく伸びたりもして、まるで液体の様な振る舞いを見せる。
あと腹ペコキャラ、文字通りなんでもたべる。腹の中は宇宙になってるとかなんとか、食ったものを複製したりはしない…はず。
食べる時は口か、更にその上に作った口かは問わないらしい。髪の毛怖い。
そんな彼女の能力は
その正体は、アルデバランの一族を縛る闇そのものが紆余曲折を経て人となった未来の姿。
【それ】が抱えた様々な闇を削ぎ落され、純粋な存在として残ったもの。
「自分が生を受け生まれ落ちること」、という…【それ】が持っていた元来の願いをかなえた姿。
尤も、ねじまがった【それ】が果たしてきた結末は常に、「時間を捻じ曲げ自分が永久に存在し続けること」に集約されてきたが。
名前がないのは意思疎通の上で厄介だから、九十九と名乗っている。
百の彼女から削ぎ落ちた【一】は、どうやら過程を変えて別のものとして今も存在しているようだが……?
アルマ・モンスターとかではない、たぶん
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最終更新:2015年11月22日 15:11