あそびば、

東方RPG(仮称)最速攻略本(第5章)

最終更新:

YukaRin

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東方RPG(仮称)
最 速 攻 略 本

第5章~地霊戦線~

+ 解放作戦

解放作戦

いよいよ、「紅魔館」と「地霊殿」の解放に挑む。
順番はどちらからでもいいが、「地霊殿」のほうが僅かに敵が強い。
今回は順当に「紅魔館」から行こう。

+ 紅魔館解放作戦

紅魔館解放作戦

まずは、「霧の湖」へと向かおう。
手段は問わない。

「紅魔館」前まで到達したら、ついに結界戦だ。
これまでの結界とは格が違うので気を引き締めていこう。

+ 結界戦 -大結界:紅魔館-

結界戦

大結界:紅魔館

LV:21 特性:山 時間適性:昼A/夜A
HP:4311 種別:超大型/ボス 地形適性:陸A/空A
SP:108 性質:霊 経験値:3321
SC:無限 戦利品:結界札/結界札 所持金:344
腕力:10+3 近接命中:95 近接回避:0
魔力:20 遠隔命中:127 遠隔回避:0
知力:20 武器:なし
その他:なし
精神:20
速さ:15-3 耐性:斬撃75%/射撃75%/神経無効
. . .時空無効/精神無効/破魔無効/呪殺無効
弱点:打撃150%
体力:15
運:15 ランク:0 防御力:20/装備アイテム:なし
武器知識:0 魔法知識:0 系統:結界
※特徴:超大型ボス
 状態異常無効/SC無限/2回行動
 回復量1/5(実質回復量3倍)
※魔法攻撃に反撃「振動波」

総評

要所を護る強結界。
地味に知力が上がっているのがチャーミング。
今回は物理魔法「衝撃波」や「断空波」があるので、魔法防御だけでは防ぎきれないのもポイント。
2回行動に進化しており、もちろん魔法攻撃へのカウンターも健在だ。
さらに、SPチャージのタイミングでスペルカードまで使ってくれるという親切設計。
SCは無限なので、崩壊だけは気にしなくともよい。
※行動するたびにSPを10%消費する
※SPが50%未満になると「レゾナンスクェイク+チャージ」
※「結界破壊」系の術を成功させるとHP25%ダメージ(魔法なので反撃は受ける)
. .ただし、HP15倍なので実質効果は1/15となる

+ 習得術

習得術

名称 タイプ 対象 消費SP 依存値 停滞
振動波 攻撃 全体 SP:6 魔力 ×
無属性/攻撃力5/命中80
※カウンター時はSP消費無し
衝撃波 攻撃 前列 SP:4 体力 ×
打撃属性/攻撃力5/命中80/物理魔法
断空波 攻撃 貫通 SP:4 体力 ×
斬撃属性/攻撃力5/命中80/物理魔法
+ 習得スペルカード

習得スペルカード

大別 名称 タイプ 対象 消費SP 依存値 停滞
超振動波 レゾナンスクェイク 攻撃 全体 SP:18 魔力 ×
無属性/攻撃力15/命中80

異常なHPに、毎ターン連打される攻撃魔法。
さらに、4ターン程度の間隔で放たれるスペルカード。
攻撃の激しさは「西行妖」をも上回り、回復の猶予は微塵もないように思える。
だが、幸いにも攻撃力は低いので耐えながら戦う事は可能だ。
物理防御で対抗できる攻撃が入っているため、魔法防御の低い鬼などにも活躍のチャンスはあるぞ。
地味なダメージが蓄積していくので、回復タイミングには注意。
見事撃破すれば、ついに「紅魔館」内部へと潜入できる。

+ 紅魔館内部

紅魔館内部

  • 敵LV:12
  • 地上エリア
  • 夜間のみ
言わずと知れたキャッスルヴァニア悪魔城。
内部は4階建てになっているが、4階直通の中央階段は消滅しており最初使えない。
どうするかと言うと、館内にある小部屋のどれかに階段があるので、それを使うのだ。
構造自体はほぼ左右対称であり単純だが、小部屋はかなり多く、トラップの部屋もある。
敵も悪魔系が多く出現するため、火炎や水、精神や破魔など弱点を突けるメンバーで挑もう。
悪魔系は攻撃力が高いため危険だが、デーモンのようにタフではないので見敵必殺なら問題ない。

  • 1階
特に陰湿なトラップは無く、せいぜい警備兵に奇襲される部屋が幾つもある程度だ。
他にも開けるとスライムが飛び散って神経ダメージを受ける宝箱などあるが、危険は少ない。
殆どはカラッポだが一部は中身も入っているので、アイテムが必要なら開けていこう。
数百円もの大金や強力な武器も手に入るぞ。
すきま風の吹き出る本棚」などあからさまに怪しい物体もあるが、現時点では用は無い。
ただし、場所だけは覚えておこう。

なお、中央付近には食堂やホールと思われる大部屋がある。
ここは休憩と記録が出来る暫定拠点なので、有効に利用しよう。
ただし、食堂にある「?たべもの」は
持っているだけでダメージを受け続け、食べると灰化する
という脅威のトラップアイテム「くさったたべもの」なので、絶対に拾わないこと。
間違えて拾ってしまったら、即座にポイしよう。
何度でも拾えるのでアイテムコンプを目指す方もご安心いただきたい。
近年稀にみる凶悪トラップなので、セーブしてから捨てゴマに喰わして体感するのもよい。

  • 2階
通路の一部に「種族結界:妖」もしくは「種族結界:霊」が張られている。
ここは当該種族で突破後、近くの小部屋にあるスイッチで解除しなければ進めないのだ。
もちろん解除しないまま探索しても構わないが、PT分離状態では階段を昇降できないので注意。
「性質:人妖霊」または「妖霊」のメンバーだけでPTを組む、という荒技も一応ある。
霊夢・ルーミア・こいし・てんこと精神攻撃の使い手ばかりなので、それほど弱くもない。
面倒ならばこの4人で挑むとよいだろう。
パルちゃんがいるならばベストだ。乙女はDO MY BESTでしょ?
怒濤の弱点攻撃でデビルどもを蹴散らすことが出来るぞ。

なお、小部屋のトラップ自体は1階と大差ない。
PT分離中に奇襲を受けると危ないが、そこは頑張って頂きたい。

  • 3階
結界こそ無くなったが、小部屋のトラップが凶悪化した。
下の階層に落とされる「落とし穴」や、全員石化状態で奇襲を受ける「石化ガス」など、
楽しいギミックが盛りだくさんだ。

この階には中央階段を繋げるスイッチが2つあり、これを探すことが最大の目的である。
ただし、ダミーのスイッチもたくさんあるので、正しいものだけを選択しよう。
間違えた場合は再び入れ直さなければならないが、本物は2つだけなので、
神経衰弱のようなものだと思えば良い。
一度階段を出してしまえば、もう間違ったスイッチを押しても大丈夫だ。
意味もないが。

なお、スイッチを入れたあとは1階へ戻らなければならない。
4階への階段は、直通の中央階段しか無いのだ。
もっとも、戻るのはそれほど苦労しないだろう。

  • 4階
最上階。
レミの部屋がある尖塔であり、他のフロアは存在しないため探索の必要は無い。
入り口には美鈴がおり、安堵の表情で一行を迎え入れてくれる。

+ 玉座

玉座

レミリアの部屋である。
紅魔館が結界に包まれた後、万が一の為に主要メンバーは全員ここに集まっていた。
即ち、ここでレミリア・フラン・パチュリーの3人が一挙に仲間となってくれるのだ!
道中の苦労に見合うだけの、壮観な顔ぶれである。
うー最強格の格闘戦士レミリアに、制御不能の暴走機関車強大な魔力を誇るフラン、
喘息暴発乙カルテ様々な術を使いこなすパチュリーと、皆それぞれ非常に優秀だ。
LVも12と高く、即戦力となってくれるだろう。

さぁ、これだけ戦力が揃えばもう安泰だ!
急いで「地霊殿」の解放に向かうぞ!





なお、美鈴はこのイベント後に話しかけなければ仲間にならない。
主の許諾が無ければ動くわけにはいかないのだ。
もちろん、主を置いて行くわけにもいかないのでレミと話す前でも仲間にならない。
忘れずに連れていってあげよう。
イベントで仲間になったように錯覚させるという、紅魔館最後のトラップである。

+ 地霊殿解放作戦

地霊殿解放作戦

続いては「地底洞窟」だ。
だが、こちらは結界の前に恐るべき障壁が残っている。

そう。
パルちゃんである。
さすがに以前よりはこちらも強くなっているが、それでも強敵であることに変わりはない。
十分な準備をし、恐る恐る近づくと……

「見ていたわよ、貴女達の活躍!
 すごいじゃない、おかげで結界もすっかり弱体化したわ!
 これだけ強ければ、もう貴女達をテストする必要なんて無いわね♪
 さぁ、一緒に地霊殿の解放に行きましょう!」

なんと、あの凶悪娘が戦闘することなく仲間になってしまった!
実は、「西行妖」を鎮めておけば、彼女は戦闘することなく仲間になってくれるのだ。
悪夢のようなバトルを繰り広げる必要など無かったのである。
これで、LVが13もあり、あらゆる面で規格外の性能を誇る超才色兼備美少女、
スーパーニンジャにして宇宙銀河プリンセスパルちゃんがついに使えるぞ。
彼女を敵視する文も、騙されないよう警告こそ発するものの、仲間になること自体は反対しない。
彼女とともに「妖怪の山」に赴き、彼女の行為の不当性を直に訴えかけるのだ。

……

なお、上記条件を良く見ていただけると分かるのだが、
実は「紅魔館解放作戦」の前に彼女を加入させることも出来る。
今回は一応順当に進めているのでやらなかったが、ラクしたければ先に「地底洞窟」に寄っていくとよい。
驚異の全体攻撃術の嵐により、デビルどもを一瞬にして葬り去ることが出来るだろう。

ちなみに、彼女が加入するとエキシビションにて「風林火山モード」が使える。
彼女とのハンデ戦でもお馴染みの、「高レベル/HP3倍/特性:風林火山」状態になれるのだ!
こちらは一人になってしまうが、無双の戦闘力を楽しめるだろう。
もちろん、敵に設定することも出来る。

+ 無知の代償

無知の代償

事前に「萃香がパルちゃんをバカにして逆にボコられる」イベントを行っていない場合、
ここで当該イベントが発生する。

「そんなこと言って、本当はこっちが怖いんだろ?
 負けるのが嫌だから戦わないんだよな。
 まぁ、お前なんてどうせ一撃だけどさ、手加減してやるから一度くらい戦おうよ?」

コイツどうしても橋姫さまを怒らせたいようだが、普段のパルちゃんはそんな挑発には乗らない。
能ある鷹は爪を隠すのだ。
だが、今回は「力」を見せ、鬼を味方にするのが得策と判断したようだ。
ならば、とばかりに萃香vsパルちゃんの一騎打ちである。

基本的には「萃香を仲間にする」時と同様、オートバトルで萃香がボコられ終了だ。
今回は萃香の発言にもあるとおり、強制的に初期状態の萃香様が出陣する。
事前にLVを上げておこうとも、手加減してしまうため意味がないのだ。
そして、手加減したとはいえ手も足も出せないままやられてしまった萃香は、
彼女を「強き者」として認めてくれるのである。

+ ブッ潰してやる!

ブッ潰してやる!

サガ・フロンティア。
さて、彼女を倒すためにここまでやってきたという方も多いであろう。
そんな方々の為に、「敢えて力を示す」という選択肢もある。
これにより、彼女と本気の勝負をすることが出来るのだ。
もちろん、イベントでは手加減してしまう萃香も本気で戦える。

見事打ち勝てれば、彼女は賞賛の言葉を贈ってくれるだろう。
また萃香がいる場合、逃げずに戦った彼女に対し敬意を払い、結局「強き者」として認めてくれる。
LVを上げまくって一撃で倒したとしても、である。
本能的に、彼女の底知れぬ「力」を感じ取ったのであろう。

当然、負けてしまっても何度でも挑戦出来るし、また戦わず仲間にもなってくれる。





+ ...

実は……

実は、彼女との戦闘にはもう一つ重大なイベントが隠されている。
ヒントは、最初の頃に僅かに触れられたメッセージ。
そして、キャラ詳細にある「総評」である。

恐らく、このゲームでも最も理不尽かつ難解な謎解きであろう。
それでもウルティマ3ほど酷くはないのだが、殆どの方は気づけないはずだ。
何より、必須イベントでないことが大きい。
ルーミア加入と同じく、いやそれ以上に見つけるのが難しい隠しイベント。
あからさまに登場していた阿求などとも違う、僅かな手がかりしか示されない本物の難題。

それではご覧頂こう。

最強の戦士。
ブラックチルノの覚醒である。
+ 凍姫転生

凍姫転生

「チルノもお友達でしたわよね?」
「うん、アタイのこと褒めてくれたんだ♪」

覚えているだろうか。
序盤、アリス亭晩餐会での一コマである。

そして、「キャラ総評」……

もっとも、能ある鷹はなんとやら。
もしかすると、隠れた才能なんかがあるかもしれない。
そうは見えないが。

僅かこれだけのヒントから、どれほどの方がこのイベントを見つけられるだろうか。
しかも、このイベントを起こすにはチルノでパルちゃんに一騎打ちを申し込む必要がある。
火炎魔法を操る幻想郷のゾロアスターに、火炎に最も弱いチルノで挑むなど、
普通の方は絶対に避けるであろう。
このイベントは、常識に囚われていてもいけないのだ。

さて、さっそくパルちゃんにチルノで挑むが……

……

残念ながら、「煉獄の炎」で124ものダメージを受けるため、殆ど勝ち目は無いだろう。
もちろん勝てれば覚醒出来るのだが……

「むきー!
 また負けたー!
 何でなのさー!」
「全くよね。
 火炎魔法の得意な私に、火炎の苦手な貴女が挑むなんて」
「あー、あんたまでアタイの事バカにしてー!
 友達だと思ってたのに!」
「仕方ないわ、貴女は自分の力を出し切れていないのだから。
 貴女には素晴らしい力が眠っているのに、全く引き出せていない。
 なのに、これほどの自信が得られるなんて……妬ましいわね」
「え……アタイの……力……?」
「そう、貴女に秘められた強大な力。
 心の中を、よく見てみなさい。
 心の奥底に秘められた、恐るべき『力』……
 貴女をバカにしてきた者達を見返せるほどの、光り輝く『力』……」
「心の奥底……
 あれ……これ……なんだろう……胸の中があっついよ……!」
「そう、それよ!
 その『力』をモノに出来れば、貴女の力は本物になる……
 さぁ、出てきなさい……大冷『ラウドコールネス』!」

中二病乙まぁ会話内容はどうでもよかろう。
ともあれ、パルちゃんの助力もあり、ついにチルノに秘められた力が発現した!
彼女の纏っていた冷気は、凍気となって吸着され、
溢れ出る力は、彼女の自信を不動のモノへと押し上げていた。

「これが……アタイの『力』……!
 すごい……すごいよ!」
「素晴らしいわ!
 思った通り、これほどの凍気を完璧にコントロールしている!
 そうよ、それとやってみたかったのよ!」
「なんだか、今度は勝てる気がするよ……!」
「そうと決まれば、さっそく行くわよ!」
「行くって、どこへ?」
「決まってるじゃない!
 『霧の湖』……貴女の力を最も発揮出来る場所よ!
 本当の力を見られるのは、あそこしかないわ!」
「よーし、今度こそ!」

+ 生ける伝説

生ける伝説

ついにブラックチルノが覚醒した!
キャラクター詳細4を見ても分かる通り、腕力と精神が大幅に上がり、
彼女の欠点が一挙に解消された驚異の進化形態である。
デメリットは強烈だが、この戦闘においては全く関係ない。

相手は強敵パルちゃんだが、なんとこの2戦目では以下の特典がもれなく付いてくる。
  • 場所は「霧の湖/昼間」
  • 武器は「忍刀」しか使ってこない
  • スペルカード/状態異常/防御/回復/補助行動を使ってこない
  • 火炎魔法は初回のみ(17ダメージ/次ターンに全回復)
  • 特徴:嫉妬効果封印
  • 最大ダメージはチルノの現在HPの80%まで
  • チルノは「特性:風林火山」状態
  • 瀕死になると「どうしたの!?貴女の力はその程度!?」などハッパをかけられHP微回復
  • 経験値1/所持金ゼロ
などなど、端的に言えば絶対負けない戦いになるのだ。
そう、例え自分に攻撃しても「最大ダメ制限」と「HP回復」が立ちふさがるのである。

この戦いに打ち勝てば、晴れて「ブラックチルノ」状態へのモードチェンジが可能となる。
戦闘不能になると灰化するのは恐ろしいが、逆にそれ以外のデメリットは全くない。
練成された凍気は腕力へと転化し、溢れ出る凍気は全ての武器を冷凍剣へと変貌させ、
荒ぶる凍気は魔力の奔流となって敵を討ち、渦巻く凍気は鎧と化して彼女を護る。
力に裏打ちされた自信は精神力にも繋がり、もはや彼女の心は炎さえも恐れない。
かくして、幻想郷最強の妖精が誕生したのである。

「信じられないわ!
 私、これでも神様って言われたことだってあるのよ?
 神様に勝ってしまうなんて、トンでもない妖精ね、まったく♪」
「へっへ~ん♪」

吸着された凍気により、ドレスはまるで漆黒の様相を呈していた。
これこそ「ブラックチルノ」と呼ばれる所以であり、見る者全てを凍てつかせる畏怖の象徴なのだ。
かつてバカにされ続けた彼女から放たれる、圧倒的なまでの威圧感。
彼女を貶していた者たちは、己が誤りに愕然としながら永遠なる凍眠につくのである。

そんな威風堂々たるチルノちゃんの「ブラックチルノ」衣装は、もちろん追加衣装でもある。
見た目ブラックの「ノーマルチルノ」で相手を牽制したり(※効果は気分的なものです)
見た目ノーマルの「ブラックチルノ」で相手を油断させるなど(※効果は気分的なものです)
地味な小細工も可能だ。
好きなように選ぶといいだろう。
パンツはどちらも白いようだ

+ 後日談

後日談

「あんた、なんであんなヤツの為にそこまでしたのよ。
 しかもわざわざ手加減までして……
 そりゃあ私だって、アイツにあんな『力』があるなんて知らなかったけど」

イベントの後、地底洞窟にて密やかに交わされる霊夢とパルスィの会話である。
チルノにハッパをかけ、わざわざ手加減してまで彼女の「力」を引き出したパルスィ。
その真意を測りかねるのも、無理はないだろう。

「あの子に秘められた『力』は、今回の異変を解決するのにきっと役立つと思ってね。

 あの子、自分に『力』があることは潜在的に気付いていたのよ。
 引き出すことが出来ていなかっただけ。
 決して強くないのに、いつでも自信たっぷりだったのはそのせい。

 だから、さっきも一度はわざとバカにして、あの子の負けん気を引き出したの。
 そこで『力』の話を持ち出して、あとは……ちょっと心に火を、ね♪

 手加減したのは、アレよ。
 あそこでまた負けてしまったら、せっかくの自信も砕けてしまうから……
 でも、ちゃんと『力』を使いこなせているみたいだから、きっと大丈夫。

 まぁ、そんなところね」

「ふ~ん……あんたがそんな事を考えるなんてね……
 まぁ、異変の解決に協力してくれるってなら構わないけど。
 で、あんたはこの後どうするの?」

「『私に勝てたら仲間になる』って言ったでしょ。
 だから、仲間になることにするわ。
 貴女達なら、私が心配するまでもないだろうし。
 迷惑だっていうなら帰るけどね」

「別に構わないわよ。
 迷惑さえかけなければ私はそれで」

というわけで、このイベントでもちゃんと彼女は仲間になってくれるので安心だ。

なお、このイベントを起こすための条件は「パルちゃんとチルノが一騎打ちする」ことである。
例えこのイベントを見逃してしまっても、なんとエキシビションで条件を満たすことが出来るのだ。

+ さらなる驚異

さらなる驚異

さらに、上記条件は恐ろしい要素を孕んでいる。

パルちゃんと戦闘出来るのは、「地底洞窟」に進入した時点から……
即ち、初期イベント完了直後にパルちゃん加入+ブラックチルノ覚醒という
トンでもない行為も可能なのである!
ブラックチルノ時は極めて特殊な戦闘なので、例えLV1でも勝ててしまうのだ!

恐るべきバランスブレイカーゆえに公開は迷ったが、
これはここまで読んでくれたキミへの心ばかりのお礼だ。
取っておきたまえ。

さて、最強の仲間も加入したことだし、意気揚々と橋を渡ろう。
橋の反対側は「旧地獄街道」……
即ち、鬼と亡霊の住む「あの世」の街である。
結界は、まさにその境界にあった。

それでは結界に挑むとしよう。
とはいえ、基本的には「紅魔館」の結界と同じだ。
LVは22に上がっているが、既に「紅魔館」を解放出来ているのなら戦法も同じで大丈夫だぞ。
見事に結界を撃破すれば、ついに地底の街「旧地獄街道」へと入れるようになる。

+ 旧地獄街道

旧地獄街道

  • 敵LV:13
  • 地上エリア
  • 昼夜あり
地底に作られた、怨霊達の牢獄。
まだ閻魔がいなかった時代、行き場を無くした魂達を受け入れ、選別していた場所である。
が、それも昔の話。
今では、獄吏であった鬼や忘れ去られた亡霊が仲良く暮らす、地底の繁華街となっている。

街なのに敵が出現するなど治安は最悪に見えるが、火事と喧嘩は何とやら。
彼らなりの歓迎なので、こちらも相応の礼を尽くしてやろう。
力任せの鬼などは、魔法防御が低いので魔法が効果的だ。
亡霊は、今まで通りの対処で構わないぞ。
また、この街は照明や鬼火が充実しており、地底にも関わらず昼夜の変化が見られる。
鬼達が寝る時間を忘れないように、という配慮であるが、現に鬼は昼間に弱い。
有効に利用させてもらおう。

敵は出現するものの、街なので店や宿などはきちんとある。
また、待望のLV2技道場もあるのだ!
かつてパルちゃんに散々辛酸をなめさせられた(と思われる)LV2必殺技。
圧倒的なパワーを是非とも体感しよう。
ただし、武器屋は商品仕入れ中なので、現時点では道具しか買えない。

+ 火事と喧嘩は江戸の花

火事と喧嘩は江戸の花

挨拶代わりに喧嘩をふっかけてくるという、幻想郷でも最もバルバロイな地域「旧地獄街道」。
義理と人情に厚く、弱者には決して力を振るわない江戸っ子ではあるが、
酔った彼らが勢いで地上へと溢れ出す、というような事件は起こらないのであろうか?
かつては結界によって封鎖されていたものの、それも無くなった今となっては……

だが、その心配は杞憂だ。
もちろん、酔った彼らが地上を目指した事は幾度もあったが、
実際には、洞窟出口まで到達することすら出来なかったのだ。

彼らを押しとどめたのは、言うまでもなく橋姫さまである。
パルちゃんが、酔って溢れ出んとする彼らを全員まとめて強制送還させていたのだ。
にも関わらずパルちゃんの力が知られていないのは、
酔っていた彼らには誰にやられたのか全く分からないから、なのである。

パルちゃんが仲間になった今でも、その役目は健在だ。
霊夢達と共に幻想郷を飛び回っている最中ですら、
彼女の特殊能力「分霊」により、橋を護る役目はきっちり果たしているのである。
単なる精神体とはいえ、彼女の恐るべき精神力を受け継いだ分霊ならば、
鬼や亡霊を押しとどめることなど造作もないのだ。

そもそも、今ここにいる彼女ですら、本当に「本体」なのかは不明だ。
強大な力を持つ者ならば、分霊に実体を持たせることさえも可能なのだから。
もっとも、「分霊の分霊」クラスになってしまうとさすがに力は衰え、実体化は出来ないようだ。
さて、彼女の正体はいかに。

+ 商品仕入れ中

商品仕入れ中

異国情緒溢れる良質の武器でお馴染み、地底の武器屋。
しかし、結界により原料仕入れが滞ってしまったため在庫切れだという。
もう少しイベントを進めれば入荷するので、少し待とう。

+ 鬼に打ち勝て!

鬼に打ち勝て!

「旧地獄街道」には、萃香と並ぶ鬼の1柱、勇儀がいる。
彼女も当然、一騎打ちで打ち勝てば仲間になってくれるぞ。

初期LV13と少々強いが、こちらにはパルちゃんがいる。
100%先攻して100%状態異常に出来る彼女を投入すれば、AIに任せていても勝てるだろう。

だが、ここはやはり萃香を連れていくのが望ましい。
萃香の時にも書いたように、彼女たち二人が揃えばたちまち宴会が始まり、
次の日には何の疑念も持たずに仲間になってくれるのだ。
この時だけ無料宿泊も出来てしまうので、是非ともこちらを選択しよう。

なお、萃香と違い彼女はパルちゃんに絡んだりはしない。
何故ならば。

あまりにもちっぽけな存在であり、存在自体の認識すらしていないからだ。
「地底にこんなヤツいたっけか?」
程度の扱いである。
もちろん、戦いに勝っても扱いは大差ない。
手加減しているのだから、勝てて当たり前なのだ。
当然、何の興味もない相手なので今後とも一切イベントなどは無い。

さて、奥には目的地である「地霊殿」があるものの、中央街道はそこら中が封鎖されているので、
路地を迂回しなければならない。

迷路のように入り組んだ細い路地。
地図があっても余裕で迷える下町の恐怖、存分に堪能するがよい。

+ 地霊殿

地霊殿

  • 敵LV:13
  • 地上エリア
  • 昼夜あり
路地裏の迷宮を突破すると、ついに「地霊殿」が姿を現す。
わずか2階層しかないもののそこら中が遮断されており、突破難易度は紅魔館に引けを取らないぞ。
また館内は燐光が舞い、旧地獄街道と同じように、あたかも昼夜を思わせる明暗の変化が起こる。
訪れる人々を楽しませるサービスなので、ありがたく受け取っておこう。

敵は、いよいよデーモン系が登場する。
LVが低いためまだそれほど脅威にはならないが、耐久性が高いので気を付けよう。
また、宝箱戦闘の時と違い仲間を呼ぶので要注意。
毎ターン呼ばれているといつまで経っても戦闘が終わらないので、手早く片づけること。
間違っても養殖などと考えてはいけない。

  • 1階
エントランスエリアと、中庭を囲うように構成された両翼からなるフロア。
入り口正面階段からは2階にも上がれる。
とりあえず両翼への連絡通路はカギがかかっているので、カギを探してこなければならない。
だが、元々怨霊を住まわせていた館内はバイオハザードの洋館よろしく小部屋だらけであり、
それらの部屋を調べ回らなければならないのだ。
当然、律儀に宝箱に入っていたりはしないので、怪しいポイントを調べる必要がある。
もちろん、1階用のカギが2階にあるなどもザラなので覚悟しておこう。
というわけで、まずは2階から調べていくこととする。

  • 2階
階段を上り、正面の壁を迂回しつつ廊下を奥に進めば「さとりの部屋」入り口に着く。
だがカギが無くては開かないので、別の場所を探索だ。
最初は、2階左翼方面へ向かおう。
「連絡通路手前の小部屋」にある植木の中に「歯車」が落ちているはずだ。
それを「1階右翼方面途中の小部屋」にある「こわれた時計」にセットする!
すると、「2階右翼連絡通路の扉」が開くのだ。
ついでに、戻る途中の部屋にある「金のカギ」も取っておくこと。

……

大丈夫か?
ついてこれてるか?

さて、続いては新たに開いた「2階右翼連絡通路」だ。
「2階右翼エリア奥の部屋」にある「金庫」が、先ほど入手した「金のカギ」で開く。
中には、さとりの部屋のカギである「<◎>のカギ」があるぞ!
ただし、さとりの部屋を開けるには同種のカギがもう一つ必要だ。

次は、そのまま「2階右翼エリア途中の部屋」にある「穴」から1階に降りる。
そして、「1階右翼エリア最初の部屋」の棚の上にある「星形のもの」を取ろう。
取ったら、そのまま「1階右翼連絡通路の扉」を内側から開ける。

この「星形のもの」は「1階左翼連絡通路の扉」のカギである。
これを取ったら、一旦中央階段を上り、正面の壁に飾られた「絵」を揺すろう。
「銀のカギ」が出てくるはずだ。

これらを持ち、「1階左翼エリア中央やや奥の部屋」に向かう。
この部屋には、2階まで伸びた植物があるのでそれを登るのだ。
見事「2階左翼エリア奥の部屋」まで到達出来たら、「閉じたピアノ」を「銀のカギ」で開く。
これにてようやく、2つ目の「<◎>のカギ」が手に入った。
あとは、そのまま「2階左翼連絡通路の扉」を内側から開け、「さとりの部屋」に向かえばクリアだ。

探索ゲーとして見るとボリュームは小さいが、マズイことに館内はエンカウントが起こる。
幸いにもエンカウント率は低めだが、それでも道中に何やってたかを忘れてしまう恐れは多分にある。
出来ればメモを取りながら進めよう。
ちなみに立ち寄らなかった数々の部屋には、奇襲を受けたりダメージを受けたりするトラップの他に、
合計1000円近くもの大金が入った宝箱などがある。
さすがはセレブのすくつ。
余裕があれば探してみよう。
他にも、能ある箱は二重箱などという格言が記されたメモも見つかる。
何を意味しているか、よ~く考えよう。

+ 名探偵パルスィ

名探偵パルスィ

館内を探索していたものの、中断などで進捗状況を見失ってしまった方に朗報だ。
なんと、拠点にてパルスィに話しかけると、現在持っているアイテムから進捗状況を割り出し、
「どこまでやったのか」「次はどこが怪しいか」を教えてくれるのだ!
さらに、このヒントモード時は何故かセーラー服を着て学生探偵を気取ってくれるのである!
どこから持ってきたのか、など些末な問題。
この凄まじい破壊力を誇る新衣装は、もちろん彼女の追加衣装となる。
存分に堪能しよう!

+ さとりの部屋

さとりの部屋

<◎>のカギ」で部屋へと入ると、そこにはさとり、お燐、おくうの3人がいた。
そして当然、この3人もこの場で仲間になってくれるのだ!
驚異の回避能力を誇るさとり、バランスの良い戦闘職おりんりん、破壊帝王おくうなど、
紅魔館のメンバーに負けず劣らず強力な仲間だ。
LVは13とさらに高く、きっとキミを満足させてくれるだろう。

これにて、ついに全ての仲間が揃った。
次はいよいよ「妖怪の山」の様子を見に行くぞ!

+ こいしちゃんがいなかった場合

こいしちゃんがいなかった場合

序盤の南フィールドで、突然のエンカウントとともに加入してくれるこいしちゃん。
運悪く出会わず来てしまった方もいることだろう。
だが安心してほしい。
なんと、彼女に出会わずここまで来るといつの間にかお姉ちゃんと一緒にいるのである!
しかも、皆に合わせてLVも13に上がっているのだ。
このゲームでは、イベント進行次第で永久に見逃してしまう仲間など、一人たりともいないのである。
クリア目前なのに108星が穴だらけなどという悲劇とは無縁なのだ!

+ 名探偵パルスィの助力を得なかった場合

名探偵パルスィの助力を得なかった場合

凄まじい破壊力を誇る衣装とともに、見事な推理を見せてくれるパルちゃん。
だが、キミの灰色の脳細胞が全ての謎を解いてしまい、彼女の出番が無いこともあるだろう。
それも心配しないでほしい。
全くヒントを得ず突破した場合、イベント終了後にちょっとした彼女の独り言が入り、
ちゃんと追加衣装に登録されるのだ。

おへその見える爽やかなミニスカ夏服や、暖かみを感じさせる冬のブレザー、
誰が呼んだか体操着にスク水など、意味もなく複数種類の制服が追加されるぞ。
ついでに、何故か霊夢など他のキャラにまで制服が追加される。
いらないかもしれないが、まぁ思う存分堪能してくれ。
(※追加衣装パックの発売は未定です)

+ 妖怪の山

妖怪の山

  • 敵LV:15
  • 地上/飛行モード複合エリア
  • 昼夜あり
「河童の大実験」が行われ、不自然な結界に阻まれた不可侵なる地。
いよいよ、今回の異変の真相に迫るときが来た!
なお、ここに挑むためには
  • 文/萃香/パルスィが加入している
  • 白玉楼が解放されている
という条件を満たさねばならない。
満たしていなければ今すぐリターンだ。

さて、今回は当然条件を達成しているので、結界に挑むことが出来る。
相手はLV24大結界だ。
LVが少し上がっているが、基本的に「紅魔館」や「旧地獄街道」を阻んでいた結界と同一だ。
こちらの戦力も充実した今、苦戦する相手ではないだろう。

結界を排除したら、ついに聖地へと足を踏み入れる。
敵は、獣や虫はもちろん、地中から染み出したと思われるスライムや、精霊・亡霊まで出現する。
特に、「河童の亡霊」が水属性全体魔法を使ってくるので要注意だ。
ただし自身も水に弱いため、反射して成仏させてあげるのもよい。
人々を死の世界より護り、生死の境界を司る道祖神・橋姫さまの本領発揮である。
小町も爆発してくれることだろう。

さて、敵は少々強いものの山の中腹まで登ることは出来るだろう。
しかし、そこからが問題だ。
なんと、山の上層部は分離・浮遊し、もはや歩いて進むことは出来ないのだ。
よって、ここからは飛行モードとなる。

基本は天空と変わらないが、障害物が多数浮遊しているため、
あたかも空中回廊のような構造となっている。
チューブ状の空間を進んでいく、グラディウスちっくなダンジョンだと思えばいいだろう。
要は、道沿いに進んでいける、ということだ。
ただし、構造は少々複雑なので迷わないよう注意。
地上部の数倍の広さがあるので、気を引き締めていこう。
幸いにも、やや大きめの浮遊岩などで記録・休憩は可能だ。

広大な空中回廊を突破したその先には……

+ 時空の歪み

時空の歪み

空中の真ん中に「それ」はあった。
一帯の重力場を狂わせ、全てのモノを飲み込んでいったと思われる、時空の裂け目。
だが、今は活動を停止しているようだ。
吸い込まれることは無いが、入ることも出来ない。

これが「河童の大実験」の成果であろうか?
実験に関わった者達は全く見かけなかったが、彼女らはこの「歪み」の向こうだろうか。
しかし、山を崩壊させるほどのエネルギーとは……

彼女らは無事なのだろうか。
これまで実験の成果を目の当たりに出来ることに興奮していた文も、
「歪み」がもたらしたと思われる影響の大きさに言葉を失っていた。

でも、空間を飛び越えるほどの実験なのだから、これくらい普通なのだろう。
みんなはきっと無事だ。
無事に違いない。

「これはたぶん、永琳の創り出した時空の裂け目……
 これを通って、遠くの世界へと飛び立とうとしたのね……
 でも、これほどの時空嵐、本当に大丈夫だったの……?

 巻き込まれた人たちが心配だわ。
 永琳の部屋に行けば、この奥に進む方法があるかもしれない。
 探してみましょう」

パルスィが、冷静に状況を判断する。
確かに、大実験には永琳が関わっている。
永遠亭の奥地、永琳の部屋まで行けば、何かが見つかるだろう。
パルスィは心配だ、などと言っているが、それはきっと実験が失敗したと思わせたいのだろう。
本当は実験は大成功で、この奥に行けばみんなと再び会えるのだ。
だが、そうなってしまっては自らの妨害が不当行為だったとバレてしまう。
そうならないよう、きっと事実隠蔽を謀るに違いない。

真実の隠蔽を阻止するのもジャーナリストの務め。
だから、何としてでもこの「歪み」へと飛び込み、真実をさらけ出さねばならない。
その為にも、永遠亭に……

文は、自らを納得させるように、自らの心に言い聞かせた。
しかし、それでも心の震えは止まらなかった。


次回は、「時空の歪み」へと進入する方法を探るべく、「永遠亭深層部」へと挑む。
侵入者を阻む無限回廊。
突破する方法は、果たして。






※このページの内容は全て、エイプリルフールの冗談です。ざんねん!!
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