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ジョーイ「おまたせしました。お預かりしたポケモンはすっかりよくなりましたよ」男「ありがとうジョーイさん。あれ?どうしたミュウツー、眠いのか?」M「…いえ、大丈夫です。」男「そうか、まぁ、長旅になっちゃったし、今日はここに泊まろうか」ブイ「さんせ〜い!僕もうお腹ペコペコなのですよぉ」リザ「大して頑張っても無いくせに…よく言うぜ」ダ「・・・・・・」ねむい…どうして…こんなに…眠い…のだ?ミュウツーは、昼間からずっと続く眠気にずっと耐えていた。昨日夜更かししたせいだろう。程度に考え、ポケモンセンターに泊まる事が決まると、気が緩んだのか立ちながら、うたたねを繰り返していた。男「やっぱり眠そうだな、ミュウツー」M「いえ…昨日夜更かししたので…主に心配をかけるとは何たる失態…!」男「い、いや、気にするなミュウツー。今日はゆっくり寝てくれ。」M「はい…」ダークライだけが、ミュウツーの身に起きた異変に、気付いていたがだが、その正体に気付けずに、何も出来ずに居た。 バナ「ダークライ?どうしたの?さっきから辺りを気にしてるみたいだけど」ダ「・・・」ふるふるミュウツーが突然の眠気に襲われてから二日。相変わらず眠そうに歩くミュウツーの周りをダークライはしきりに見ていた。そこに「何か」が居る。その気配までは掴めるのだが、その正体は、未だに解らないで居た。M「ふぁーあ…」リザ「おいおい、今日何回あくびすりゃ気が済むんだよ、こっちまで眠くなっちまうよ」M「うるさい…蜥蜴よ、寝るなら寝ていろ。置いていく」リザ「お前が置いていかれるぞ…?」男「ていうか眠いなら喧嘩するなよ。そろそろ次のポケモンセンターに着くからそれまでは我慢だ、ミュウツー」M「は!はい!主のためなら、いくらでも我慢しよう!」男「いや…そんなにしなくてもいいからね」リザ「しっかし、最近よーく寝てるくせにまだ眠いのかよ。」M「我ながら不思議でしょうがない。こんなに…眠いのは初めてだ…」気配は、主から行き先を聞いた途端、すーっと消えていってしまった…ダ「・・・」
男「ふぅ、やっとポケモンセンターが見えてきたよ」M「…」ドサッ ミュウツーは倒れた。男「え?おい!ミュウツー?」バナ「ちょっと!大丈夫!?…って寝てるみたいだけど」リザ「おいおい、どうなってるんだ?」男「わかんない。けど…とりあえず、ポケモンセンターまで運ぼう?」ジョーイ「いらっしゃいませ〜。あら?どうしたの?」男「さっき、道端で急に倒れちゃって…」ジョーイ「あらあら、すぐに診るわね。ハピナス、準備をお願い」ブイ「なんだかドキドキしますねぇ」波ピカ「なんでイーブイがドキドキしてるのさぁ」ブイ「この展開は何だか事件の予感なのですよぉ」波ピカ「まさか…またなんかしたんじゃ?」ブイ「今回は、何もしてないですぅ」――数時間後ジョーイ「お待たせしました。おあずかりしたポケモンは…すっかり元気にはならなかったわ…」男「その、ミュウツーの容態はどうなんですか?」ジョーイ「何だか、普通の眠り状態じゃなかったわ、催眠術でも無く、きのこの胞子でも無いの。」男「ええと、つまり?」バナ「つまり、対処法が解らないって事なのかしら?」ジョーイ「そう、そうなのよ。あなたなかなか話解る子ね。」バナ「ふふ、ありがとうございます。」男「えと、じゃあ、俺たちはどうすれば?」ジョーイ「ひとまず、今日は様子を見ることしか出来ないわ…あなたたちも良かったらここに泊まっていって」男「解りました。お世話になります」ダ「・・・」ダークライは、こっそりとミュウツーの寝ている部屋に入っていった。
ミュウツーの寝ている部屋の中は、クーラーが効いているおかげかひんやりと涼しい。ミュウツーはベットに横になっている。今回の騒動の原因がふわふわと浮いていた。「…あら?見つかっちゃったのかしら?」姿は、全くミュウツーと同じ形姿をしているが、声はミュウツーとは全く違う。聞いた事の無い、少女の声だった。ミュウツーの姿をした何かはダークライを見つけると、ぐにゃりと姿がゆらめき、徐々に姿を変えていく。今度はダークライに擬態して近づいてきた。ダ「…」「ふふ…驚いてるのかしら?」完全にダークライに擬態してはいたが、声だけは変わらない。ダークライは何も言わずに右手を振り上げて、シャドーボールを投げつけた。だが、ダークライに擬態していた何かは、ふいに消え去り、行くあてを失ったシャドーボールは、霧散して消滅した。ダ「キョロキョロ」気配は消えていない。だが、微弱すぎて位置がつかめない。ダークライは辺りを探したが、見つけ出す事が出来なかった。M「うぅ…あぁぁあ」ミュウツーがうなされている。ダークライは自分が近くに居るせいか、と思ったがどうやらそれだけではなさそうだ。その場で、しばらくダークライは考え込んだ。その夜皆が寝静まった深夜、ダークライはそっと、男のベッドの上へと近づいた。ダ「…」男の頭に手をかざし、ゆっくりと何かを書くような動きをしている。そのときのダークライの目は、赤く、怪しく光っていた。
カチリ、何かがはまるような音がすると、ダークライはその場を離れ、ミュウツーの元へと向かった。リザ「おい、今の見たか?」ブイ「みちゃったのですよぉ〜犯人はダークライだったのですぅ」リザ「信じたくはねぇが…そうみたいだな。あいつ、主に何してたんだ?」ブイ「僕が直接問い詰めてやるのですぅ〜」リザ「あ!おい!」リザ「…行っちまったよ」リザードンは男の様子を確認した。どうやら男は寝ているようだ。ゆっくりと寝息を立てている。リザ「まさか、主まで起きなくなるんじゃないだろうな…」ブイ「あれれ〜こんなところで何してるですかぁ?」ダークライの後ろに、追いついたイーブイが立っていた。なぜか伊達メガネと蝶ネクタイをしている。ダ「・・・」ダークライはゆっくりと振り向いた。ブイ「犯人はいつもひとつ!犯人!ミュウツーと主を起こすのです!」ダ「ふるふる」ブイ「僕を怒らせると色々と怖いのです!ちょわ〜」ブン!ダークライがダークホールを発動させるとあっという間にイーブイは眠ってしまった。ダ「・・・・・・」ダークライは男にしたように、頭に手をかざし、ゆっくりと何かを書くような動きをした。カチリ、また、何かがはまるような音がした。
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