神樹ヴェルトアウル

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世界にまだ大地と空しか存在していなかった頃、天から一つの種が落とされた。 その種は地に触れると瞬く間に根を張り枝葉を生い茂らせて大樹となった。 その枝葉から108つの実を成らせて、全ての生命はその実から生まれたとされている。 1から101までの実から様々な種類の植物と動物を生み出し。 102番目の実からドラゴン。 103番目の実から小人。 104番目の実からエルフ。 105番目の実から人間。 106番目の実から亜人。 そして107番目の実から有翼人が生まれたという。 108番目の実には現在も何かの生命が宿り、この地に生まれる時を待っている。 我ら生命の母とされる存在であり、108番目の生命が生まれる時世界に幸福がもたらされるという信仰がなされる神と崇められる対象。 現在も、その神樹ヴェルトアウルは世界のどこかに眠っていていると伝えられているが。 それを見た者は守護竜の他に誰もいないと言われている。

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