※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

秘密の研究所関連のテキスト。
わざわざ読みに行くのは面倒だからまとめてみた。
ネタバレ注意な。
※改行とか原文ままだけど整形すべきかどうか

























【少年のノート】

お父さん、お母さん、そしてミラノの友人たちへ
ロミオです。お元気ですか?僕も元気に過ごしています。
ご存知のとおり、ここは寒いし、暗いし、とても寂しいところです。そして、魔道士の方々しかいないので、みんな無口です。
本当に毎日が退屈だと思えるほど同じことの繰り返しですが、身体が疲れるようなことをするわけじゃないので、特に不満はないです。
とにかく私はここでラダル大魔道士様にお仕えして仕事のお手伝いをしています。これは、それなりに運が良かったのかもしれません。
大魔道士様は…ちょっと頑固ですが、親切な方ですから。話で聞く限り、他の魔道士の方たちは結構神経質な性格で、その魔道士の方に仕えて僕みたいな仕事をしている人はちょっと苦労をしてるそうです。
そういえば、昨日は大魔道士様の水晶球を壊してしまったのに、特に何も言わず、怒られもしなかったんですよ。それで僕は…(途中、燃えた跡があり読み取れない)
とにかく運がよければ大魔道士様の下で見習い魔道士として仕事をさせてもらえるかもしれません。でも、そうなると地下実験室での仕事も任せられるので、少し不安です…。見習い魔道士になるのは嬉しいことですが、地下実験室は嫌ですね。
地下実験室から夜になると聞こえる音は…え~っと、言葉ではうまく表現できないです。まるで悪魔の悲鳴のようだって言えばなんとなく伝わりますか?(これ以降の内容は完全に焼失している)

【診療記録簿】

氏名:ロミオ・ホワイト
職業:見習い魔道士
症状:
発作的な攻撃衝動。狼のように生えた鋭い犬歯。人間を遥に凌駕する強力な力。非人格性。強力な魔法抵抗力。
事故経緯:
上記の患者は事件発生当時、7番地下実験室で他2名の見習い魔道士の仲間とともに廃棄物の処理作業を行っていた模様。
作業を開始してから1時間ほど後に、患者は急な発作症状を起こし、仲間の首に噛み付くなどの乱暴な行動をする。なお、首に噛み付かれた被害者は即死。
現場にいた他の見習い魔道士は、患者との格闘により重症。激しい出血だったため生存の可能性は極めて低い。
所見:
現場を制圧した魔道士の証言によると、患者は人間以上の魔法抵抗力を持っており、制圧することは困難だったとのこと。
5回にわたり発生している近似事件と本事件を含めて判断すると、まだ原因を明確にするには難しいと思われる特殊な魔力の作用により魔物化したと推定。
患者は、すでに全人格及び記憶を喪失しており回復の可能性が極めて希薄なため、安楽死の許可を要望する。

【研究進行状況の報告書 序文】

ロペロー家の偉大なる歴史に尊敬の念を込め、以下の事項を報告します。
  • 報告書の要約

ここは過去、大魔道士デュークの研究施設で、時空のひずみとその中に存在する魔力の流れを明確にすることがその目的だったと思われる。現在、大魔道士ラダルと研究員は、デュークの研究資料を復元中。
-時空のひずみとは誰かによって人工的に作られた、ねじ曲げられた空間である。
-時空のひずみを通るとこの世界とはまったく別の異世界に接近できる。

デュークの研究によると、世界は私たちのイーストマイル以外にも3つの空間がさらに存在しており、その空間は強い結界により部分部分に断絶されている。
-時空のひずみとは、このような結界を人口的にねじ曲げて作り出したひずみである。

時空のひずみが持っている魔力は想像を絶する。もし、これが軍事に活用されたなら、世界を滅亡させることも可能である。
-現在、世界を4つに分けている結界の生成原因は不明。
-現在、時空のひずみの発生原因も不明。
-デュークの研究の究極的な目的は、結界の開放だと推定。
-現在、新たな事実を解き明かすため、閉鎖された地下遺跡に進入可能な通路を工事中。完成すれば容易に新たな資料の収集が可能となる。

【大魔道士ラダルへの手紙】

尊敬する大魔道士様。
昨今、研究所の地下で起こっている事件について、ある程度はご存知だと思い、勇気を出して手紙を書きます。
もう魔物化した見習い魔道士だけで15名を数え、しかも全員が安楽死となっています。また、異常症状が発症している者まで数えると
50名を数えています。さらには、地下の最下層階に接近することが事実上ない現場の魔道士も、2名が異常症状で隔離中という状況です。
この事態をこのまま放置した場合……我々では手を付けられないほどになるかもしれません。やはり現時点での、勇気ある判断が必要な時ではないかと思います。
既に過去3年間の研究で、大魔道士デュークの貴重な研究資料の大半を復元させました。しかし、ここ1年間は研究がほぼ進行してない状況ですので、事実上、これ以上研究を進行させる大きな意味はないかと思われます。
今残っているものは皆、これ以上撤収を遅らせると大きな災厄を呼び起こすだけだと考えております。
あとは尊敬する大魔道士ラダル様の決断だけを待っている状態です。どうか賢明な判断で数多くの魔道士たちの安全をお考えください。
--第5地下実験室 室長 ラミアス・ブラックヒルド

【血まみれになった名も知らぬ見習い魔道士の日記】

11月7日//
くそっ!
ここは狂ってる。逃げないと。でも、どうやって?
みんなビビって何も言わないけど…俺は知ってる。ロミオもナタリーも他のみんなも頭がイカれて死んだんだ。今はもうラミアス先生も正常に見えない。わからない。俺以外はみんな狂ってるかも知れない。
なんだかわからないけど…ここの地下実験室は外部と隔離されているみたいだ。俺たちみんな死ぬまで放っておくつもりなのか?そんなのダメだ!明日中にここから抜け出る方法を見つけないと。ここを抜け(ここで日記は途切れている)

【急いで書きなぐったメモ】

母エレニアよ、私たちを救ってください。
母エレニアよ、私たちを救ってください。
母エレニアよ、あの悪魔たちから私たちを救ってください。

【ある魔道士の研究記録】

この世界を支配する女神である母なるエレニアを知らない人はいないだろう。エレニアこそ、この世界の支配者であり、唯一の尊厳の存在なのだから。
だが、精霊ジナスを知っているもの、ジナスの力を感じられる者はこの世にいるだろうか。名前すら神話の中でしか見ることのないジナス。現在、ジナスを崇拝する宗教はこの世界に存在しない。
神話の中に記されているジナスは、エレニアの敵であり、エレニアによって破滅した死神であるということだけだ。だが、大魔道士デュークが残した遺産と共にジナスの影が存在しているという事実、あなたは信じることができるか。
おそらくデュークは、ジナスによって破滅した。これまでに発見した様々な記録を総合してみると、デュークをもっとも苦しめたのは、一人の魔道士としては絶対に耐えることのできない、凄まじいまでの精霊の力に対する恐怖だったという点が明らかになっている。----もちろんデュークが残した文書が直接的にジナスを示している証拠はほとんどない。
デュークについての研究を本格的に進めたばかりの現時点では、デュークが示している恐怖の実態が、あのジナスだったという事実が判明しているだけである。
そのような状態にもかかわらず、デュークは時空のひずみについての研究を進めた。そして、その代価は過酷なものだった。ラダルを中心に私たちの課題であったこの廃墟になっている研究所こそが、その過酷な代価の証拠だ。
正確にはわからないが、この研究所とデュークたちはある日突然、恐ろしい力によって強制的に"破壊"されたのではないだろうか。そして、その力-ジナスの影-は今度は私たちを狙っているのかもしれない。
今現在、研究所で起こっているこの恐怖の実態が、果たしてジナスの呪いではないと誰が確信できるだろうか。

【相談記録】

問:どうして研究所を辞めようとしているんですか?
答:私は悪魔を見ました!!
問:
悪魔など存在しません。皆、病に苦しんでいて、病によって幻覚を見ているだけです。私たちが対策を考えているし、すぐに解決できる問題ですので、あなたが研究所を辞める理由になりません。
答:私が見たのは悪魔ですよ!!!
問:悪魔は存在しません。
答:それは悪魔だ!! 悪魔!! 悪魔!! 私たちを狂わせるだろう!!! そして、私たちを皆殺しにするだろう!!!
問:落ち着いてください。悪魔は存在しません。
答:あなたも死ぬだろう!! 奴らが…私たちを食ったんだ!!! 私たちを狂わせたんだ!!!
問:
実在しない悪魔を理由に、あなたをここから送り出すことはできません。とりあえず、あなたに7日間の休息を与えます。7日後に再度結論を出しましょう。
答:駄目だ!! 私をここから出せ!! 悪魔が…悪魔が来てるんだぞ!!!!

【謎のメモ】

鍵を発見した。ラダル様がおっしゃっていた通り、鍵こそ全ての力の根源のようだ。だが、遠征隊の生存者は自分を含め3名。残りは皆、病によって狂ってしまい私たち3名を追跡してきている。

【ラダルの遺書】

君が言っていた…ジナスの影だったか?…を初めて聞いたとき、私は笑ってしまったが…それは事実だったよ。君の言う通りだった。今になって謝っても仕方のないことだが悪かった。私の謝罪が君に伝わるかどうかさえも今はもうわからないが…。
もうこの研究所でちゃんとした理性を持っている人間は私だけだよ。皆、"守護者"になってしまった。
ああ、君は"守護者"がなんなのかわからないだろう。それは、今まで私たちを苦しめた病の正体だよ。この病は人を狂わせる病じゃなかった。ただ、私たちの自意識を破壊し、強制的にここを守ろうとする意志を埋め込む病だったんだ。
守護者は、ここに侵入する守護者以外の全ての生命体を攻撃するんだ。私たちが見た守護者たちが皆、あんなに凶暴だった理由がこれだ。
そして、この病を広めていたいわば"悪魔"が、君が言っていたジナスの影だ。もちろん私は未だにジナスが実在するとは思わない。
とにかく、もう全てが終わった。私たちが今まで苦労して復元したデュークの研究記録も守護者たちと共に全てが埃に埋もれ、消失するだろう。非常に残念だが…もう手遅れだ。
これを読んだ君は、そんな状態でどうやって私一人が生き残り、こんな手紙を書いていられるのだろうかと思うだろう。それはね…フフフ!おかしいと思うだろうが…実は…私も既に守護者なんだよ。
私の意志で守護者としての意志を抑え込み、自意識を維持しているんだが…あとどれほど耐えられるものなのかはわからない。
そういえば、君が戻ってくると約束した日はあと2ヶ月ほどだったかな?もし、再びここへ戻ってきて私に会ったなら…必ず、私を殺してほしい。頼む、もう私に残された希望はそれだけなのだ。
私は自分の自意識を失ったまま、誰かの操り人形などにはなりたくない!! ああ…!!
君がこの手紙を発見できることを心から祈っているよ…!!!