過去に「最新情報」で取り上げた記事の一覧

■過去に「最新情報」で取り上げた記事の一覧(1)


基本的に、下の方の記事ほど掲載された時期が古いものになっています。
これより新しい記事は、過去に「最新情報」で取り上げた記事の一覧(2)のページか、
トップページの最新情報コーナーよりご覧下さい。


関西大学関西学院大学が、司法試験委員会委員長に対し、
連名で、本件の事実調査と是正措置を、正式に要求しました!

691 :氏名黙秘:2007/07/15(日) 11:45:18 ID:???
まとめサイトの
 >関西の私大ローが正式に調査・是正措置を要求した模様。
 >↑関大と関学からピロシ宛
これってマジ?マジなら山が動いたとも言える。自浄作用が始まったということだね。

695 :氏名黙秘:2007/07/15(日) 11:53:19 ID:???
先週、学内に掲示されてたやつだろ。

715 :氏名黙秘:2007/07/15(日) 12:56:29 ID:???
安心しろ、がっつり貼ってあるぞ
でも掲示したのは2週間前だよ

744 :氏名黙秘:2007/07/15(日) 13:36:29 ID:???
童率みたいに消極的なローもあるが、委員がいる寛大は現に行動している。
我が官学ローは行動したのだから、他のローも追随して欲しいよ。

745 :氏名黙秘:2007/07/15(日) 13:36:47 ID:???
これで徹底調査せよ、との声を上げないローは怪しいという流れがスタートしたわけだ。

463 :氏名黙秘:2007/07/19(木) 15:46:43 ID:???
435だが、>>458 >>462GJ!!
                                           平成19年7月3日
司法試験委員会 委員長高橋宏志殿          
                             関西大学法務研究科長  山中敬一
                             関西学院大学司法研究科長 安井宏 

                       要望書

新司法試験委員会が守秘義務に違反して出題内容や採点基準を「漏洩」したのではない
かと疑われかねない事態が、新聞等で報道されています。もし報道内容が事実であると
すれば、公正たるべき新司法試験への信頼を著しく損ない、新司法試験制度そのものの
存立を危うく重大問題だといわなければなりません。これは、受験資格者を送り出す法
科大学院として、見過ごすことのできない事態です。今年度新司法試験を受験した修了
生からも、今回の事態に対し、強い憤りの声が聞かれています。
 つきましては、貴委員会において、ことを一委員の見識や責任の問題として処理する
のではなく、新司法試験制度の公正に関わる根本的問題であるという認識に立って、今
回の事態について十分な調査と必要な対応措置を検討していただきたく、下記の事項に
つき要望いたします。
                     記
1.今回の事態について、十分な事実調査を行い、厳正な対応措置を講ずること。
2.事態の再発を防ぐための措置について検討すること。
3.今年度の新司法試験において、試験の公平性と平等性を損なうような得点偏差が
  生じていないかについて検証し、必要な措置を講ずること。
                                                以上

上記関大掲示板の写メールが、有志の手によりアップロードされました。

ファイル1(掲示板の報告書)

ファイル2(印鑑部分の拡大)

ファイル3(要望書の全文)

疑惑の真相を解明するため、我々の目に触れないところで、幾つもの山が動いています。



民主党の前川清成議員が提出した質問主意書に対し、内閣から答弁書が送られました!

http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/syuisyo/166/meisai/166057.htm  (質問主意書情報)
官報・平成19年7月2日号 (質問主意書の提出)
官報・平成19年7月17日号 (前川議員が内閣から答弁書を受領)

                      質 問 主 意 書
         -司法試験委員による、司法試験問題の事前漏洩に関する質問主意書-
                                 参議院議員 前 川 清 成

 司法試験委員である植村栄治慶應大学教授(以下、「植村慶大教授」と言います)が、事前に司法試験の問題を、同教授の勤務する慶應大学の学生らに漏洩していたとの疑惑が浮上している。
 国民から疑惑を持たれること自体、公正であるべき国家試験としてあってはならないことである。
 加えて、司法試験は、弁護士や裁判官、検察官になろうとする者の学識及び応用能力を判定する国家試験(司法試験法第1条)であり、司法試験に対する不信感は、国民の司法に対する不信感に直結し、司法に対する信頼を損う。
 そこで質問する。

第1 政府は、植村慶大教授による司法試験問題漏洩疑惑について、誰が、いかなる方法で、どこまで調査したか。
   また、その調査はいつまでに完了し、結果をいつ公表するのか。
答弁 植村教授が慶應義塾大学法科大学院の三年生と終了生の新司法試験受験者のうちの希望者を対象に、
   複数回にわたり、学内で、正規の課程外の答案練習会を行うなどしたことについて、法務省職員が、
   本人及び関係者からの事情聴取や関係資料の収集を行った。
   これらの調査結果については、平成十九年六月二十九日に公表した。

第2 政府は、どのような経緯、理由で、植村慶大教授を司法試験委員に任命したか。
   また、任命に関する責任者は誰か。
答弁 植村教授は、司法試験委員会の推薦に基づき、司法試験を行うについて必要な学識を有する者として、
   法務大臣により任命されたものである。

第3 政府は、植村慶大教授に対して、どのような処分を検討しているか。
   司法試験委員の罷免は当然であるが、刑事告発等の厳正な処分は検討していないか。
答弁 平成十九年六月二十九日付けで、司法試験考査委員を解任した。これ以上の処分は予定していない。

第4 政府は、不公正な受験指導が明るみとなった慶應大学法科大学院に対し、どのような処分を検討しているのか。
   仮に現時点での処分が困難であるならば、漏洩の事実、経緯等詳細が明らかになった時点ではいかがか。
第5 植村慶大教授が学内の施設で行われた勉強会で司法試験問題を漏洩していたのであれば、
   慶應大学法科大学院の関与は否定できないのではないか。
   政府は、慶應大学に対する調査も進めているか。
答弁 現時点では、植村教授が慶應義塾大学法科大学院の三年生と修了生の新司法試験受験者のうちの
   希望者を対象に、複数回にわたり、学内で、正規の課程外の答案練習会を行うなどの事実が認められるが、
   更に、法曹養成における法科大学院教育の在り方という観点から、
   同大学における教育の実施状況に関する調査を行っているところである。

第6 万一慶應大学法科大学院に対して厳正な処分を行わない場合、
   政府はいかにして不公正な受験指導に対する「やった者勝ち」を阻止するか。
答弁 政府としては、すべての司法試験考査委員に対し、司法試験考査委員の任期中、
   勉強会、答案練習会等の受験指導をしたことがないかという点について報告を求めたところであり、
   また、今後の司法試験考査委員の体制についての検討や、
   法科大学院における教育の実施状況に関する調査等を行っており、
   その結果を踏まえ、適切に対処してまいりたい。

第7 政府は、漏洩によって恩恵を受けた受験生が、
   他の受験生との間で不公正が生じないよう、どのように対処するのか。
答弁 試験問題そのものが漏えいされたという事実は確認されていないが、現在、司法試験考査委員において、
   植村教授の行為が試験の採点に影響を与えたかどうかという点について、検討しているところである。

第8 そもそも大部分の法律実務において行政法は必要ではないにもかかわらず、
   何故行政法が司法試験科目に加わっているのか。
   政府は、この機会に、司法試験科目の検証を行うべきではないか。
答弁 法科大学院における科目開設状況等を踏まえ、
   受験者の幅広い理解力を判定することができる複数の法律分野にまたがる問題の出題も可能とするため、
   憲法及び行政法に関する分野の科目である公法系科目が試験科目とされたものであり、
   試験科目の見直しの必要性があるとは考えていない。

第9 植村慶大教授以外の司法試験委員は、試験問題の事前漏洩等を行っていないのか。
答弁 御指摘の「試験問題の事前漏えい」の事実は確認されていない。

第10 政府は、司法試験自体に対する疑惑払拭のためにいかなる措置を講ずるか。
答弁 法務省と文部科学省は、連携・協議をしながら、再発防止のための必要な措置を講ずることとしたところである。
   既に、司法試験委員会は、改めてすべての司法試験考査委員に対し、
   試験の公正さに疑念を抱かせかねないような行為をすることのないよう注意を促すとともに、
   司法試験考査委員の任期中、
   勉強会、答案練習会等の受験指導をしたことがないかという点についての報告を求めたところである。
   また、司法試験委員会では、今後の司法試験考査委員の体制について検討することとしている。

第11 そもそも当初の予定を大きく超えて、74校もの法科大学院が設立されたことが、
   植村慶大教授による司法試験問題漏洩の原因ではないか。
第12 74校もの法科大学院が設立された結果、法科大学院間の競争が激しくなり、
   学生が司法試験予備校に通う有様は、法科大学院を設置した際の法曹養成の理念を、
   大きく損なっていると言わざるを得ないのではないか。
   政府による、法科大学院設置許可に誤りはなかったか。
答弁 法科大学院の設置については、平成十三年六月十二日付けの司法制度改革審議会意見書において、
   「関係者の自発的創意を基本としつつ、基準を満たしたものを認可することとし、
   広く参入を認める仕組みとするべきである。」、
   「各法科大学院は、互いに競い合うことによりその教育内容を向上させていくことが望まれる。」
   と提言されていることを受け、
   専門職大学院設置基準(平成十五年文部科学省令第十六号)において設置に必要な最低の基準を定め、
   それを満たしたものについて、設立を認めることとしたものであり、
   御指摘は当たらないものと考えている。

前川議員は、本件疑惑の追及活動に、特に熱心に取り組んでおられる国会議員の一人です。
今回の答弁書も、未だ参議院ホームページでは電子化されていないものですが、
受験生の思いを考えた前川議員の意思により、答弁書の内容をご報告して頂くことができました。
なお、これまでに各方面から頂いた返信のメールや、前川議員の活動報告などは、こちらでご紹介しています。


・法学セミナー8月号の編集後記が、本件リーク疑惑について言及しました。

859 :氏名黙秘:2007/07/11(水) 22:19:54 ID:???
法学セミナー8月号(7月12日発売)の編集後記に、慶応漏洩問題にちょっと触れてる人がいるな。

「先日の新聞報道にあった試験委員による事前演習・採点基準の漏洩を疑わせる事態は、
多くの人の心を踏みにじるものだ。明確な究明を求めたい(中野)」

新司法試験特集読みたくて買ったが、まともな感性の人が編集部にいるとわかりうれしい。


法科大学院協会の佐藤幸治理事長が、本件について緊急談話を発表しました。

全体的に慎重な口調ではありますが、答練については問題漏洩行為の可能性があり、再現答案については採点基準を一部の学生に漏洩する行為にあたる疑いがあると断言されています。
今回の行為が、当初の司法制度改革の理念に真っ向から反しているという評価については、同感に思います。


文部科学省が行っている全校調査について、毎日小学生新聞が記事に取り上げました。

 文部科学省(もんぶかがくしょう)(国(くに)の役所(やくしょ)の一(ひと)つ)は全(ぜん)法科大学院(ほうかだいがくいん)74校(こう)に対(たい)し教育内容(きょういくないよう)の調査(ちょうさ)を始(はじ)めました。
法科大学院(ほうかだいがくいん)は裁判官(さいばんかん)らを目指(めざ)す人(ひと)に教(おし)える大学院(だいがくいん)。裁判官(さいばんかん)らになるには司法試験(しほうしけん)に合格(ごうかく)しなければなりません。
この試験(しけん)の出題(しゅつだい)をしていた慶応大(けいおうだい)法科大学院(ほうかだいがくいん)の教授(きょうじゅ)が、実際(じっさい)に試験(しけん)に出(で)た問題(もんだい)と関連(かんれん)する説明(せつめい)を試験前(しけんまえ)に学生(がくせい)にしたことが発覚(はっかく)。
似(に)たようなずるをしていないか調(しら)べることになったのです。  (7月6日)
「ずるをする」という非常にストレートな表現は、本件の核心をついており、痛快です。


文部科学省が、全国の法科大学院につき、答案練習会の実態調査を開始しました。

文部科学省は全法科大学院74校を対象に答案練習会の実施状況など教育内容の実態調査を始めた。
練習会の講師に考査委員が含まれていたかどうかも調査しており、新たな不正が発覚する可能性もある。
調査は法科大学院の教育内容が新司法試験の受験指導だけに偏らず、省令で定められる法科大学院の教育課程(カリキュラム)を実施しているかどうかを把握することが目的で、答案練習会の実施形態や開催時期、回数などのほか、練習会の実施教員と考査委員の有無を調べている。
また、答案練習会で配布した資料の提出も求めており、新司法試験の実際のテスト問題と照合することも検討。類似した問題が配布されるなど不正が疑われるケースが判明した場合、法務省と連携をとりながら対応策を考えていく方針だ。(毎日新聞)


民主党の前川清成議員が、法務省から本件に関して説明を聴取しました。(7月4日を参照)

【司法試験問題漏洩】
国会が終わろうとしているのに、重大な課題が数々残されていることも事実です。
今朝は、①公安調査庁元長官が朝鮮総連に対する詐欺で逮捕された事件について法務省刑事局と民事局、金融庁、公安調査庁から、②慶應大学の植村教授による司法試験問題漏洩に関して法務省大臣官房から、③緑資源機構に対する捜査状況について法務省刑事局から説明を聴取しました。公安調査庁元長官に関しては4回目、司法試験問題漏洩に関しては2回目の説明聴取ですが、どれも、これも不満です。
特に答案練習会を実施する法科大学院については、ただ司法試験予備校の法科大学院への看板掛け替えです。何のための法科大学院だったのでしょうか。「格差」が拡大する中で、法曹を志す若者達に高額な学費を押し付け、短くても2年間も司法試験合格を遅らせて、ただ大学と大学教授の職を守っただけになります。
誰でも受験できて、公正な評価を受けて、合格したら平等に扱われるという、司法試験の「公開」、「公平」、「平等」の理念が崩れようとしています。
だから、私は、法科大学院構想そのものに対して、「もう大平光代さんは現れない」と反対していました。
国会が再開されたら、必ず取り組みます。


民主党と自民党の国会議員が、衆院法務委員会で、本件疑惑を追及しました!

7月4日(水)の中継
13:00  衆議院法務委員会
http://www.shugiintv.go.jp/jp/video_lib3.cfm?deli_id=36450

発言者一覧
   説明・質疑者等(発言順): 開始時間 所要時間
   七条明(法務委員長)  13時 03分  01分
   山下栄一(参議院法務委員長)  13時 04分  06分
   神崎武法(公明党)  13時 10分  15分
★ 柴山昌彦(自由民主党)  13時 25分  16分
   西村智奈美(民主党・無所属クラブ)  13時 41分  41分
   河村たかし(民主党・無所属クラブ)  14時 22分  15分
★ 高山智司(民主党・無所属クラブ)  14時 37分  17分
★ 平岡秀夫(民主党・無所属クラブ)  14時 54分  30分
   保坂展人(社会民主党・市民連合)  15時 24分  22分

法務委員会における質疑の模様を特集したページは、こちらです!



・民主党が、7月4日13時からの法務委員会で、本件疑惑を追及する予定です!

362 :TripleD ◆yju6qTZNPI :2007/07/04(水) 01:04:01 ID:???
民主党からメールがきたよー
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

明日、11時から民主党の法務部門会議を開いて、この新司法試験漏洩疑惑について再度法務省から、
その後の調査の進捗状況などを聞くことになりました。
その後、1時から衆議院法務委員会が開かれ、DV防止法改正案の採決と一般質疑が行われることになりました。
会期末ぎりぎりで、短時間の開催となってしまいました。

7月4日(水)の中継予定
13:00  法務委員会
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.cfm?ex=TD


・読売新聞の朝刊に、本件の関連記事が掲載されています。

953 :詳細な内容は買って読んでください!:2007/07/07(土) 10:06:23 ID:???
2007年(平成19年)7月7日(土曜日)読売新聞 朝刊 3面(スキャナー)
「新司法試験 考査委員兼務どうする 大学教員 受験生と日々接触」

読売新聞社会部が、「新司法試験の考査委員だった慶応大学法科大学院教授が事前に試験の類題を教えていた問題」を踏まえて、現在の考査委員制度の問題点と今後の考査委員制度の在り方と、今回の問題を生み出した背景である「新司法試験を巡る法科大学院間の競争激化」を有識者・受験生の意見を踏まえて分析している。

●教授の権威
「そもそも出題する側が、受験生に講義もしているという構造そのものがおかしいのではないか」。
4日の衆議院法務委員会で、民主党議員が追及すると、長勢法相は「権威は持った先生に問題を作ってもらうことも大事なので・・・・・」と言葉を濁した。
●モラル頼み
考査委員の教員が不正を行うことは、制度上、全く想定されておらず、各教員のモラルに委ねられているのが実情だ。法務省も、答案練習会の自粛を委員に要請しているが、拘束力はない。
☆都内受験生談
「膨大な試験範囲の中から特定の論点を示唆してくれれば、そのメリットは大きい」と話す。
☆小規模法科大学院の教員の声
植村教授の問題発覚後、法科大学院関係者が集まったある会合では、小規模校の教員から、
「考査委員が一部の名門校に偏っているのは不公平ではないか」との声さえ上がった。
●米国では完全に分離(制度の今後)
州ごとに司法試験を実施している米国は、全米司法試験担当者会議が作成した問題を試験に使用する州が多く、各地のロースクール教員は出題を事前に知り得ないという。
ニューヨーク大学ロースクールランディ・ハーツ教授は、「米国では試験を作成する側と、ロースクールが完全に分離されている。日本で起きた今回の問題は、試験のシステムを変える良い機会だ」という。
法務省の今後の検討が注目されます。私は、日本も、透明・公平・公正な司法試験制度と司法の廉潔を守るために、米国と同様の制度に改革すべきだと思います。


読売新聞の夕刊が、本件を大きく扱っています。

2007年(平成19年)6月29日(金曜日)読売新聞夕刊 第3版
1面 4段 18面 6段 記事
1面 ネットに掲載(省略)
18面 「公平性失われた」受験生怒りと不信(抜粋)
●慶応大
「大学は厳しく対処するべきだ」。今回の問題が発覚して以降、慶応大には、批判の電話が相次いでいる。
毎回130~150人を集めた植村教授の答案練習会が行われていたのは、慶応大の法科大学院の教室で、教室使用には大学当局の許可も得ていた。だが、慶応大は「植村教授が授業を補完するために実施した自主勉強会で、大学側は関知していない」との立場を崩していない。
●受験生
他の法科大学院を修了した受験生からは、不満の声が上がっている。
「考査委員の教授が試験直前に開催した答案練習会であれば、学生はどの論点が試験に出やすいのかを推測するのは容易だったはず」。今年度受験した東京都内の男性(31歳)はそう話す。勤めていた会社を辞めて法科大学院に入り、3年間で計500万円前後の学費を支払った。
「試験の公平性を損ねたことは許せない。答案練習会を黙認した慶応大にも責任がある」と教授個人の処分にとどまったことも批判した。
今年度行政法を受験した女性(36)は、「再試験は無理でも、せめて(植村教授が問題作成に関与した)行政法の点数は合否に反映させないようにするべきだ」と、採点方法を変更するように訴える。
●元検事談
実態解明の必要性を強調し、「個人の処分だけで片付けると、今後、考査委員の立場を受験指導に利用する行為が、より巧妙に行われる恐れがある。法務省がすべての考査委員について、受験指導への関与を緊急調査することが不可欠だ」と語っている。

読売新聞の関連記事は、こちら。

◆「合格数維持に危機感」…練習会、好評で
「多くの合格者を出すことに貢献したかった」――。新司法試験の考査委員でありながら、教え子に試験直前、試験問題と類似した論点を教えていた慶応大法科大学院の植村栄治教授(57)(行政法)は、読売新聞に対し、行き過ぎた試験対策に走った動機をそう明かした。


大宮法科大学院で、昨年度の新司法試験に関し、採点基準漏洩疑惑が浮上。(中国新聞)

国際関係法の教授は「考査委員だからといってほかの法科大学院でもやってることをやらなければ、学生に不利になる。個人的な採点基準を示すことは問題ではない」としている。
なお、この考査委員は、3年前から慶応ローで、国際取引法実務、渉外法務BP・WPなど、国際私法を教えています。
関連記事はこちらからどうぞ。 朝日新聞


疑惑の渦中にあった考査委員の教授は、考査委員を解任されました。(読売新聞)

考査委員の解任は、旧司法試験時代も含め、初めて。
同省の司法試験委員会は近く、考査委員全員を対象に、同様の受験指導をした事実がないか報告を求め、大学院の教員が考査委員も務める現行制度の見直しについても検討するとしている。
関連記事はこちらからどうぞ。 朝日新聞  TBS1 TBS2
慶応大学ロースクールは、「答案練習会」の定義を争う構えを見せています。


法相が考査委員を解任しました。 慶応の記者会見と併せてどうぞ。(TBS)

http://www.moj.go.jp/SPEECH/POINT/sp070626-01.html (法務大臣閣議後記者会見の概要:法務省より)


慶応大学が記者会見を開き、謝罪しました。(GOO写真ニュース)


慶応大学が本件について、謝罪のコメントを発表しました。 (慶応大学)

36 :氏名黙秘:2007/07/04(水) 20:40:14 ID:???
こういうのは「謝ってない」っていうんだよ。書き出しの文章(理念に則り)は関与の否定だからな。

本件に関して、法務大臣閣議後記者会見の概要が法務省から発表されました。

Q: 今年度の試験の採点のことなのですけれども,今回,そちらで認定されている事実に基づくと,どうしても他大学の学生さんなどからみると,慶応の学生さんが有利になってしまったのではないかという,そういう疑念というのも生じるのではないかと思うのです。
その辺りの手当てについて,具体的にどういうことをやるかということは別としても,何かしらの採点への配慮が必要だということは,大臣はお考えにはならないのですか。

A: 具体的な事案と今おっしゃったような疑念といいますか,当然,受験者の方々には大変深刻な問題ですから,そういうふうに思う方もいらっしゃるだろうと思います。
現実に,この受験している中身なり,今おっしゃったようなところまで,採点や何とかにまで,どの程度影響があるかは,やはり専門的な立場で少し見てもらうしかないと私は思います。
当然,この試験の採点とか,合格の判定は,考査委員会で行うわけですので,考査委員会,司法試験委員会で,そういう点も十分御検討して御判断をいただくということが,まず行われるべきことだろうと思います。
私としては,その判断を待って考えたいと思います。

Q: 試験の採点もどんどん進んでいくことでありますし,そういった考査委員や新司法試験委員の調査結果というか,今される御対応の目途というのは,いつぐらいにと考えられますでしょうか。

A: 今,具体的な目途は申し上げかねます。

考査委員に授業を担当させる事の是非や、可能な受験指導の線引き、是正措置の予定など、様々な質問がなされた模様。


民主党が、6月29日9時からの法務委員会で、本件疑惑を追及する予定です!

4 :明日朝9:00~   法 務 委 員 会 :2007/06/28(木) 20:51:13 ID:???
また、近く開催される見込みの衆議院法務委員会などでもこの問題を取り上げて問題漏洩疑惑の徹底解明を求めていくことを確認した。(民主党hpより)
http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=10240

6月29日(金)の中継予定
9:00  法務委員会
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.cfm?ex=TM
※ 法務委員会は、内閣不信任案が提出された関係で、残念ながら順延になったようです。


・速報:民主党が法務省に対し本件疑惑の追及を続けています!

53 :氏名黙秘:2007/06/28(木) 11:34:09 ID:???
新司法試験の公正を害する行為は、最終的には国民が公正な裁判を受ける権利をも害する行為を意味しており、断じて容認、放置できないと考えております。
民主党としては、皆様からいただいたご指摘などを法務省に伝えて調査をするよう求めてきましたが、先週来、法務省もようやく調査に乗り出し、新聞各紙でも大きく取り上げられるようになりました。
また、昨日は民主党の衆参法務委員が集まる会議で法務省から調査の現状についての説明を求めました。
慶應大学法科大学院の植村教授の漏洩疑惑については法務省も調査結果に基づいて厳正な処分を行うことを表明していますが、民主党としては、植村教授の行った答案練習会の問題文等の資料をすべて提出すること、法務省に寄せられている他の科目、他のロースクール等での漏洩の疑いについての指摘についてもその概要と対応結果を明らかにすること、すべての新司法試験考査委員について、植村教授と同様の行為がなかったかを早急に実態調査し、結果を報告することなどを法務省に要求しました。
引き続き徹底解明を求めていく考えですので、よろしくお願いします。


・本件疑惑に関する民主党HPのニュースコーナーは、こちら。

出席した民主党の議員からは、「試験を行う側が一部の受験者と通じていたというのは、まるで公安調査庁問題と同じ構図ではないか」「他の受験者らから多数メールが来ているが、皆『不公平だ』とものすごく怒っている」など、新司法試験の公正さを害する行為に対して厳重な対応を求める意見が相次いだ。
一方、「他の科目でも問題漏洩の疑いが指摘されているが、どのように対応してるのか」との質問には、「そのようなメール等はいただいているが、(個々の法科大学院での指導の)中身を知り得る立場にないので・・・」と法務省の担当者は現時点で何ら対応していないことを認めた。
これらの質疑を踏まえ、民主党法務部門としては、植村教授が行った答案練習会の問題文などの資料、これまで法務省に寄せられている他の科目での漏洩の疑いについての指摘内容とこれに対する対応状況、すべての考査委員について同様の受験指導を行っていないかどうかの実態調査結果――などの資料をすみやかに提出するよう、その場で法務省に求めた。また、近く開催される見込みの衆議院法務委員会などでもこの問題を取り上げて問題漏洩疑惑の徹底解明を求めていくことを確認した。

民主党の御活躍に日本中から注目が集まっています。真実解明に向けた厳しい追及を期待しております。
なお、これまでに各方面から頂いた返信のメールは、こちらでご紹介しています。


民主党の前川清成参議院議員が、本件疑惑に関する12項目の質問主意書を起案し、政府の対応策を追及しています!(「活動報告」コーナーの6月27日にご注目)



緊急速報!刑事系科目(刑訴法)でも漏洩疑惑!

現在まで問題になっている、公法系(憲法・行政法)・民事系(民法・民訴法)に加えて、
刑事系科目(刑訴法)においても、本試験の事案と酷似した内容の答練が行われていました。

慶応で行われた刑事系答練の問題文が写真付きでUPされました(7月1日)!

8 :氏名黙秘:2007/06/26(火) 10:20:00 ID:???
的中といえば、
「慶応義塾大学司法研究室新司法試験答案練習会第6回(2月24日実施)刑事法問題」
で、第一問ビデオ撮影、第二問前科記載について問われてます。全部で7回あったのですが、
選択科目を除く、7科目出題されたので、刑事法問題はこの一回だけです。すごい的中率です。
ちなみに第三回は刑訴法の問題で出題者はH先生です。他の問題では出題者の明示があるのですが、
何故か、この刑事法の問題には出題者の明示がありません。

刑事系答練の問題文はこちらにUPされています。(PDFファイル)

なお、この問題については、作問者の手による、詳細な模範解答まで添付されていました。

275 名前:氏名黙秘[sage] 投稿日:2007/06/26(火) 12:05:24 ID:???
167を分かる分だけテキストに起こして見る。

模範解答例
あくまでも一例を示しただけ。くれぐれもこの答案を覚えようなどとしないこと。
■(2月24日実施)刑事法 第二問 出題者による参考答案例
問1について
甲宅の監視や捜索について
 一般に、犯罪捜査として重要参考人宅を見張る行為は任意捜査として許されると
思うが、その一貫として人の容ぼうを写真撮影する行為は、プライバシー侵害のお
それもあるので、捜査目的に応じた必要性及び緊急性のある場合で、その方法も相
当である必要がある。
本件は、現に8歳男児の誘拐と思われる事件が発生中で、被害者が所持している
携帯電話からの電波が一定の場所から発信されていることから、被害者が犯人の元に
監禁されている蓋然性が高い。電波の発信源がわずか50世帯に絞られ、そのう
ちの甲に男児に対する罪の前科があることから、甲宅の人物の容ぼうを撮影し
て甲か否かを確認することは、甲宅の捜索許可状発布の疎明資料…
である。被害者が□■…

平成19年度の新司法試験とは、いったい何だったのでしょうか?
刑事系科目における疑惑は、こちらのページにまとめました。

・刑事系疑惑と慶応の司法研についても、民主党による徹底解明が行われます!

27 :氏名黙秘:2007/07/01(日) 18:18:48 ID:???
民主党に刑事系疑惑と司法研について説明したら、返信が来た。
これに折り返しで、さっそく刑事系答練のPDFファイルを送っておいたよ。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

ご意見ありがとうございます。
本件につきましては、皆様からの情報提供などをいただきながら、
残された国会の会期内に衆参両院それぞれの場で、法務省に徹底解明を求める取り組みを行っているところです。
今後ともご支援をよろしくお願い申し上げます。
お返事が遅くなり失礼しました。

 民主党広報委員会 メール担当


読売産経朝日毎日の新聞各紙が、本件について報道しました。

疑惑の渦中にいる教授は、事実関係を認め「公正さが疑われても仕方がない」と話している模様。
また、この教授に対して、法務省が聞き取り調査を始めたことも、明らかになっています。(読売新聞より)

法務省は、既に植村教授の考査委員解任も視野に入れているようです。
なお、慶応大学は、本件に対する組織的な関与を否定しました。(産経新聞より)
本件についてテレビ報道された、FNNの動画はこちら。

法務省は、本件における採点基準漏洩疑惑に対し、とくに高い関心を寄せている模様。(朝日新聞より)
「試験の採点基準はどこにも漏らさないことになっており、採点後であっても守秘義務違反にあたる可能性がある。」

慶応大学は、本件答練について「自主勉強会は補講的なものであり、答案練習に当たらない」と主張。(毎日新聞より)


東京新聞中国新聞も、本件疑惑を報道しました。

新司法試験 慶大教授が類題講義 出題・採点担当考査委
2007年6月23日 夕刊 (東京新聞)

 先月実施された今年の新司法試験で、出題と採点を担当する「考査委員」を務める慶応大法科大学院の植村栄治教授(行政法)が同大学院の学生に、試験対策で開いた答案練習会やメールで、実際の試験問題と類似した論点を指導していたことが二十三日、分かった。

 法務省は考査委員にこうした練習会を行わないよう要請しており、植村教授から事情を聴くなど調査を開始した。

 慶応大などによると、植村教授は今年二月から三月にかけて、正規の授業の時間外に、計七回の練習会を開催。毎回百五十-百七十人の学生を対象に、「行政処分の執行停止」などの論点について講義した。

 その後、外国人強制退去処分をめぐる判例など六つの判例を紹介したメールを参加者に送信。先月中旬に行われた新司法試験の論文試験の行政法分野では、外国人の退去強制処分の執行停止について論じるよう求めた問題が出題された。

 新司法試験の考査委員は計百五十六人。法相が学者や裁判官、弁護士らの中から任命する。今年の新司法試験の行政法分野では、植村教授を含め十数人の委員が出題と採点を担当している。

 法務省人事課は「考査委員が、予備校で行われているような練習会を開くのは、いわばアンパイアがコーチするようなもの。公正さを疑われるような行為だ」と指摘。

 慶応大広報室は「植村教授は『(練習会は)昨年も開いており、今年も学生から要望があったので開いたが、軽率だった』と反省している。教授の私的な勉強会で、大学は関与していないが、社会を騒がせ申し訳ない」とコメントしている。

<メモ>新司法試験 法科大学院の修了者が対象の試験で、合格者は司法修習生になる資格を得る。受験資格の制限がない現行司法試験は2010年まで併存した後、廃止。11年からは法科大学院修了者以外の人は予備試験を受け、合格者は新司法試験の受験資格を得る。新司法試験は、法科大学院修了または予備試験合格から原則として5年間で3回しか受けられない。


J-CASTニュースが、本件について取り上げました。



・新たなる疑惑:採点基準・採点日程まで漏洩か?

スレッドが漏洩疑惑の議論で白熱する中、とんでもない新事実が浮上した。
現在、疑惑の渦中にある考査委員の教授が、自らの主催する答練の参加者に対して、
「本試験の再現答案をメールで提出してもらえれば、添削して返す」とのMLメールを送っていたのだ。
以下は、スレッドに投稿されたメールの一部である。

175 名前:氏名黙秘 投稿日:2007/06/18(月) 21:53:49 ID:???
 ・・・・・9月になってからの話ですが、希望者には行政法の復元論文があれば採点をして差し上げようかと思っています。そのため希望者には試験直後にパソコンで復元論文を書いていただく必要があるので、試験前にこのお知らせを差し上げます。
やり方としては、試験直後にできるだけ復元した行政法の答案をワード文書で作成し、そのまま保存して下さい。そして私の手元にメールで送るのは必ず8月27日(月)以降にして下さい(それまでに本試験の採点が終了しますので)。但し、短答落ちと分かった人はそれ以前に送付してくださっても結構です(もっともそれを採点するのは8月27日以降になりますが)。また、送付は9月13日の合格発表の後でも結構です。希望者多数の場合は処理にかなり時間がかかるかも知れません(来年も受ける人を優先する予定)。

論文試験の採点基準は、旧司法試験においても、いわば門外不出の秘中の秘だった。
司法試験考査委員には守秘義務が課せられ、考査委員を外れた後も、採点基準を関係者以外に口外する事は許されない。
しかし、この考査委員が再現答案を添削した場合、
論文試験の採点基準が、再現答案を提出した学生に漏洩してしまうのではないか。
また、8月27日より前にメールを送った学生がいて、その学生が択一試験に合格していたら、
「個人を特定できる答案は0点」という規定の潜脱が起こるのではないか。

かくして、新たなる疑惑に対する議論が始まった。
その詳細は、こちら。


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最終更新:2007年09月02日 08:34
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