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社会的合意形成の技法 第8回 議事録  12.5.6 10:45~12:15 


出席者

田川(司会進行)島田(記録係)池田 越前 桂木 進藤 鈴木 中村

議論概容

前回に続いて提言に関する具体的内容についての議論を行った。

発言・詳録

a) 前半は、前回に引き続き「現状改善を求められる課題の設定」、「提言につながる具体的仕組みの提案」について新たな意見が募られた。以下主だった発言内容。

「授業の本質において知識は大きな割合を占めており、これが生徒にとって必要かどうかの議論はさておき、その価値は疑いようがない。文系科目においてもより知識の習得を重視すべき。」(桂木)

「現状の様子を見て、文系科目には板書を頻繁に取る授業が少ない。このことは生徒の授業に対する重要性の認識を妨げ、眠気を誘因する一助となっているかもしれない。」(進藤)

「『文系導入科目』についてこの後、細かく内容を詰められたらと思う。」(池田)
「『文系導入科目』制度を提言するとして、どの程度詳細を詰めた上で提言を行えば良いのか。」
「『知識詰め込み型』のみではなく、例えばゲーム方式を取り入れるなど
「『生徒参加型』の授業であれば生徒の自主性や満足度を高められるだろう。」(鈴木)

「学生の声を教師が直接集め利用できるような制度。(やや短期的に実現可能な制度として)」
「生徒が、授業の結果に責任を持てるような授業。例えば社会参加型のような。(やや長期的に実現を目標とする制度として)」(越前)

「現在の文系授業にある名称(文系基礎や総合科目など)からは内容が判然としない。目的や内容に応じて体系建てて整理されるべきである。」(中村)


b) 司会の総括の後、文系導入科目の内容について話題は移った。
以下、「1年時に『文系導入科目』(ワークショップ等、"Output"を重視)を行い、2年時以降から知識を得られるような授業を行う」(池田)といった制度設計の提案に関しての発言。

「(ワークショップに関して)企業と連携した授業はどうか。」(越前)

「文系科目でより専門的で奥深い知識を得ることを目的として、その知識の洗練の先駆けとなるような導入科目というのはどうか。」(進藤)
「『導入』の時点で知識の洗練を前提にしていては、『広く知識に触れる機会を生徒に与える』という導入科目の趣旨に反するのでは。」
「あくまで1年導入時点では多くのことに触れる機会の提供にとどめ、知識の洗練は2年以降の主題とする一連の流れを作ることで、個々人が興味などに応じて選び、学ぶという文系科目の価値をより高めることができるのではないか。」(池田)  

「授業を通じて知識を習得していくことが議論の中心・前提となっているが、世間で実際に求められている能力は対話能力などではないか。」
「今までの議論を踏まえると、導入科目は『講義形式』と『ワークショップ形式』の2本柱とするべきだろう。」(越前)

c)「現在の文系科目講義は洗練性を欠いている。(講義内容のレベルが低い)」(田川)という考えに注目しつつ、われわれのプロジェクトによる提言は、『文系導入科目』に関するものを中心に行うことが司会によって提案され、これが可決された。
これによって、
1)情報の開示制度の意見、
2)文系導入科目の設計
3)文系科目のシステムに関するアイデア
の3つを提言の柱とすることとなった。
また、
「1年時に行われ、既存のものと比べ、2年生以降に行われる文系授業への橋渡しとしての機能をより重視した、ほぼ新しい制度」としての文系導入科目と
「現在のシステムの改善した」文系授業の2つを合わせて文系導入科目制度として、
この順に議論を行うこととなった。

以下、1年時導入科目の内容に関した主な発現。

「いままでの授業になかったワークショップに関する議論がより必要になるだろう」(池田)
「ワークショップ・講義形式の授業を1つの講義で行うことでこそ本来の趣旨に則った有意性のある授業となるのではないか。またこれの実現には必修が前提となるだろう。」(進藤)
「制度の具体化へ向けて受講生の人数や授業の目標の設定に関する議論を行うことは必要だろうか。」(鈴木)
「(ワークショップの内容として既に挙げられている)『他大学との交流』等は、生徒の自主性が伴わなければ実現が困難なのではないか。(たった2単位の授業のために他の大学まで移動しなければならないのは生徒の負担が大きいのではないか)」(中村)
→(前2者で触れられた実現可能性への言及について)
「提言の時点では、実現の可能性についてそこまで仔細に配慮を行う必要はないのではないか。」(池田・田川)
「(『他大学との交流』に関して)1年生は、つい先まで高校生だったわけであるから、いまだ各大学毎の特色を身に着けておらず、わざわざ他の大学生と触れ合わせる意味は薄いのではないか。」(桂木)
⇔(反論)「行うこと自体に意味があるのではないか」(何人か)
「ワークショップの具体的内容として、ディベートを行う授業はどうであろうか」(鈴木)

総括

先に議論を行っていた文系科目のシステム・情報開示の制度に関する提言に加え、文系導入科目に関する提言をプロジェクトの柱とすることが決まった。
また、制度の提案や現状の改善点に関する指摘の積み重ねも大きくなり、より深みのある議論・提言へ前進した。

次回の課題

  • ワークショップの内容についての意見、またどのようなことを目的とするかの確認
  • 文系導入科目制度の内容に関する議論 

所見

ファシリテイターは議論の間を見て、発言の少ない人にもっと意見を促すと、より議論が活発になると思いました。