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*亀夫君問題 10スレ目 ***暗闇の黒き少女 [[10スレ157~232>http://jbbs.livedoor.jp/computer/6306/storage/1168086807.html#157]] 【問題】 あー?…えーと、何だこれは。 いつものようにパチュリーのところから本を借りていこうとしたら いきなり真っ暗闇じゃないか。何も見えないぜ… とは言っても、この場にルーミアがいるはずがない。 確かに紅魔館に入って、いつものようにメイド隊に荒っぽい歓迎受けたからな。 ってことはここは紅魔館なのか…? お?パチュリーの本が…喋ってる…!? 【解説】(反転して見て下さい) &color(#ffffff){魔理沙が弾幕を避けてる途中、偶然スキマの中に入り込んでしまったらしい} &color(#ffffff){何で紅魔館にスキマがあったかについては…} &color(#ffffff){魔「…で?なんであんなところにスキマがあったんだ?」} &color(#ffffff){紫「何か騒がしいからまた何か異変かと思って、スキマで移動してるところに貴女が飛び込んできたのよ」} &color(#ffffff){魔「……自分で言うのもナンだが、おおよそ日常茶飯事だぜ?」} &color(#ffffff){紫「知らないわよ。だって冬眠してるもの。あまりにも騒がしいから目が覚めてしまったのよ」} &color(#ffffff){魔「どうりで……でも何で私は何も見えなくなってたんだ?スキマの中は暗いわけじゃないだろ?」} &color(#ffffff){紫「とりあえず貴女の視角と死角の境界を弄っておいたわ。色々と見られても困る物も入ってるし」} &color(#ffffff){魔「どうりで…何も見えなかったわけだぜ」} &color(#ffffff){こうして無事?スキマから抜け出した魔理沙。} &color(#ffffff){追跡の魔法がかかっていては困るので、今回の本もパチュリーに返したとか。} &color(#ffffff){しかし、懲りずに魔理沙はまた借りると称して盗みまくってるらしい…} &color(#ffffff){トリは#ホールインワンでした。} &color(#ffffff){ふと思いついた上に、色々とお騒がせして申し訳ありませんでした…} &color(#ffffff){なにぶん、初めてなもので…大目に見てやってください。} ***とある日のマヨヒガ [[10スレ252~463>http://jbbs.livedoor.jp/computer/6306/storage/1168086807.html#252]] 【問題】「とある日のマヨヒガ」 ここは、おおむね平和なマヨヒガ。 日差しもうららかなある日のこと。 スキマ妖怪である紫と、その式である藍は、お茶を楽しみつつ日向ぼっこをしていました。 「平和ねー」 「そうですねー」 こんな日がいつまでも続くと良い。 主従揃って、そんなことを思っていました。 ところがどっこい。 そんな思いは、次の瞬間、断ち切られてしまったのです。 「ら、ら、藍様、紫様、たいへんたいへんたいへんですーーーーーー」 そう言って、毘沙門天ばりに回転して飛び込んできたのは、式の式。橙でした。 「あらあら、どうしたんだ。そんなに慌てて」 「それが……それが……」 橙は、そこで一旦息を吸い込んで。 「赤ちゃんができちゃったんですーーーーーーーーーーー!?」 「なんだってーーーーーーーーーーー!?」 「テンコーーーーーーーーーーーーー!?」 紫も藍も飲んでいたお茶を噴出しました。藍にいたっては、狂ったように回転しまくってます。まさに混『藍』。 「って、そんなことを言ってる場合じゃないわ。ここは私がなんとかするしかないわね!!」 いち早く正気に戻った紫でしたが、その顔は嫌らしいスキマスマイルです。こういう下世話な話は大好きなスキマ妖怪なのでした。 さて、皆さんは紫になりきって、事態の収拾に当たってください。 【ルール:亀男(一部ウミガメのスープ)】 追加ルールの通称亀夫君問題です。 司会者は問題の証言者になりきって回答します。 そのため、証言者の知らないことは答えられません。 その代わり、Y/N以外の質問も回答できます。 証言者に「~調べて」というように誘導をすれば、調べた結果を分かる範囲で 教えてくれます。 また、当事者に直接聞いてみることもできますが、 質問内容によっては怒ってしまうので慎重にお願いします。 なお、橙のみ、非常に混乱しているためにY/N以外の回答、及び調べる等の動作はできません。 また、全年齢に引っかかる質問は、絶対に禁止です。藍が暴走して収拾がつかなくなります。 【解説】 &color(#ffffff){住居の裏にある、マヨヒガの畑。} &color(#ffffff){ニンジン、大根などが埋まっていましたが、その中に橙の育てているキャベツの畑もありました。} &color(#ffffff){ちなみに、橙にキャベツの作り方を教えたのは、藍でした。ただし、時々紫も手伝っていたので、橙はどちらが父親か確証が取れなかったのです。} &color(#ffffff){「ここ、ここ!! ここなんです!!」} &color(#ffffff){そうして、橙が指差したところには、なんとキャベツの中に小さな人間の赤ちゃんが眠っていたのです。} &color(#ffffff){「紫様。これは一体、どういうことなのでしょうか?」} &color(#ffffff){「そう言えば、藍は大陸の出身だから知らないのね」} &color(#ffffff){ ヨーロッパでは古来から、子供から『子供の作り方』を聞かれた時のごまかし方として、『キャベツから赤ちゃんは生まれてくる』というものがあったのです。} &color(#ffffff){ しかし、あくまで作り話でしかないそれが幻想郷にやってきたということは……} &color(#ffffff){「外の世界で性教育がしっかりなされるようになったか、子供が勝手に知るようになったか……どちらにしても、夢が無い話だわ。} &color(#ffffff){それにしても、藍。貴方も、自分の式の教育くらいしっかりしなさい。こんなことくらいでうろたえてるようでは、いつまでたっても『八雲』の字は与えられないわ」} &color(#ffffff){「おっしゃるとおりです」} &color(#ffffff){「うー、藍様、ごめんなさい……」} &color(#ffffff){「とりあえず、この子は里にでも任せようかしらね」} &color(#ffffff){「では、私が後ほど里長殿かワーハクタクあたりに挨拶に行ってきます」} &color(#ffffff){と、頭を下げた式でしたが、ふと気になることがありました。} &color(#ffffff){「今回の件、これだけで終わりなのでしょうか? ひょっとして、幻想郷のキャベツ畑中、みんなこんな風になっているのでは……」}  &color(#ffffff){その一言で、空気が固まりました。}  &color(#ffffff){幻想郷は、人間と妖怪がバランスを取っていることにより崩壊せずに続いているのです。}  &color(#ffffff){それが、崩れるようなことになったら……紫の顔が青ざめていきます。}  &color(#ffffff){と、唐突に空から紅白のおめでたい服を着た少女が飛んできました。} &color(#ffffff){「ちょっと、紫!! 大変よ!! 急にコウノトリが飛んできたと思ったら、これが私の子供だって――」} &color(#ffffff){どうやら、騒動はまだ終わらそうにないようです。} &color(#ffffff){お・わ・り♪} &color(#ffffff){おまけ} &color(#ffffff){「美鈴。ちょっといいかしら」} &color(#ffffff){「はい、なんですか。咲夜さん?」} &color(#ffffff){「実はね……最近、『アレ』が来ないの……」} &color(#ffffff){「え……ちょ、ちょっと待ってください!! それって、物理的に、不可能じゃ……!?」} &color(#ffffff){「え、赤ちゃんってキスするとできるんじゃないの?」} &color(#ffffff){ どこまでも完璧な乙女な咲夜さんでした。} &color(#ffffff){トリップ#キャベツ} ***色の変わる花 [[10スレ624~663>http://jbbs.livedoor.jp/computer/6306/storage/1168086807.html#624]] 【問題】 紅魔館のとある日。 美「さ、咲夜さーん!」 咲「なによ。騒々しいわねえ、美鈴。」 美「そ、それが、また花の色が変わっちゃったんですよぉー!」 咲「また? この間と同じでパチュリー様の仕業じゃないの?」 ・ ・ ・ ・ ・ パ「…私じゃないわよ。あの時に凡その目標は達したから、 わざわざ二回目をやる意味なんてないもの。」 咲「そうですか…それで、一体何処の、どういう花?」 美「花畑の隅にいつの間にか生えてた木の花です。…名前なんて知りませんよぉ。」 咲「それじゃお嬢様に聞いても意味はなさそうね… 仕方ないわねえ。門番は暫くローテーション変えておいてあげるから、 さっさと原因を突き止めて、治せるものなら治してしまいなさい。」 美「はいー…」 ルール:亀夫君問題 皆さんは美鈴を誘導してとにかく「色の変わった花の名前だけでも」突き止めてください。 咲夜さんがローテーション表を弄ってくれたので時間はしっかりありますし、移動も出来ます。 が、美鈴は花の名前も知りませんし、知らない相手にも会いにいけません。 (知り合いは紅魔郷・芋夢想参戦メンバーのみ、と設定。) これ以上咲夜さんやパチュリーに面倒をかけるときっとハリネズミや切断ショーにされるので、 そういう選択肢はありません。無論、お嬢様や妹様も論外。 【解説】 &color(#ffffff){結局原因も治す方法もまったくつかめず、途方にくれる美鈴。} &color(#ffffff){するとそこへ一人の妖怪が文字通りふわりと現れた。} &color(#ffffff){幽香「あら、貴方…花畑で考え込むなんて、粋じゃあないと思わない?} &color(#ffffff){それとも、花の事で何かお悩みかしら?」} &color(#ffffff){美「だ、誰ですか!?侵入者ですか!?」} &color(#ffffff){幽「乱暴ねえ。私は通りすがりのフラワーマスターよ。} &color(#ffffff){花のことでお悩みかと思って寄ってみたけど…必要ないかしら?」} &color(#ffffff){美「あ、ええ…それじゃこの際お願いします。」} &color(#ffffff){かくかくしかじか。} &color(#ffffff){美「館の庭の隅にあった、この花なんですけど…」} &color(#ffffff){幽「あら、これは…紫陽花ね。正確な名前は『#ガクアジサイ』。} &color(#ffffff){これはこのままが自然なのよ。} &color(#ffffff){紫陽花は…花弁に見えるのは「咢」なんだけど…} &color(#ffffff){ともかく、花が老いるにつれて咢の色が濃くなっていくの。、} &color(#ffffff){多分開花した頃と今しか見なかったから、} &color(#ffffff){急変したと思ってしまったんじゃないかしら?」} &color(#ffffff){美「そうだったんですかー…」} &color(#ffffff){幽「ええ、そうだったのよ。} &color(#ffffff){この事で心配するのは取り越し苦労って言う事。」} &color(#ffffff){美「良かった、それじゃ心配なく仕事が出来ますね。} &color(#ffffff){ありがとうございました。」} &color(#ffffff){…が、その報告を聞いた咲夜さんは「取り越し苦労」の単語に過剰反応、} &color(#ffffff){美鈴はいつものようにハリネズミになったのでした。 どっとはらい。} &color(#ffffff){ガクアジサイは今のもこもこしたあれの原種で、} &color(#ffffff){円形に並んだ咢(装飾花)と真ん中の花(ブロッコリーみたいな)で構成されています。} &color(#ffffff){ちなみに、最古の原種は青かったそうなので、幻想郷的だなあとその色を採用しました。} &color(#ffffff){あと、ゆうかりんに会えない仕様にしたのは解答編担当にしたかったからでした。} ***気体のスープ [[10スレ741~997>http://jbbs.livedoor.jp/computer/6306/storage/1168086807.html#741]] 【問題】「博麗神社襲撃!? 神社に放火! 巫女は出血多量で重体」 去る神無月の一日の深夜、博麗神社の居住区が燃えているのが発見され、またその中で、博麗神社の巫女・博麗霊夢が血まみれになって倒れているのが発見された。 発見したのは、紅魔館の吸血鬼・レミリア・スカーレットと、そのメイドである十六夜咲夜。 発見時、巫女は瀕死の状態であったが、咲夜が得意の手品を用いて永遠亭の薬師・八意永琳の元へ一瞬で運んだため、現在巫女は重体ながらも、意識はしっかりしているとのこと。 また、神社の火については、神社の異変に気が付いた、妖怪の賢者・八雲紫と、その式が消火にあたり、こちらも障子数枚と畳数枚程度の被害で済んだという。 この事件に関して、発見者であるレミリアは「誰が霊夢を……絶対に許さない。犯人を見つけたら八つ裂きにする」とのこと。 レミリアは、紅魔館に捜査本部を設置。事件の究明に当たるという。 文文。新聞 神無月の一日の号外より抜粋 「ねえ、どうしても、ダメなのかしら」 「ダメです。私の道具は、そのような目的で使うのではありません」 「はぁ……わかったわ」 昨日の深夜。博麗神社に遊びに行った私、レミリア・スカーレットは、道中不意に血の匂いを感じ、咲夜を時を止めて先に行かせ、様子を見させることにした。 その結果が……全て、私の手にある新聞に記されている。 だが、閻魔に訊けば、浄頗梨を通して楽に事件を解決できるかと思ったのだが、そうも楽にはいかないらしい。 まあ、ダメで元々だったので、そう深い落胆はない。 執念深く、しっかりと調べていけば、必ず霊夢にあんなことをした犯人は突き止められるはずだ。 まあ、とりあえずは……いろいろと、聞き込みから始めますか。 さて、皆さんはレミリアとなり、幻想郷中を調べ、誰に、どのようにして、霊夢が襲撃されたのかを明らかにしてください。 【解説】 &color(#ffffff){「つまりは、不幸な事故だったのね」} &color(#ffffff){夜の紅魔館。私は、憂鬱な気分のまま、咲夜の淹れる紅茶を飲んでいた。} &color(#ffffff){「ワーハクタクは、ただ新米のおむすびを作ってやっただけ。あの蓬莱人にしても、まあ厨房でボクシングなんてはしたないことこのうえないけど、それ自体に罪は無い」} &color(#ffffff){ただ、不幸だったのは、おひつに蓬莱人の歯が混入してしまったこと。そして、ワーハクタクがそれに気づかないまま、おむすびにしてしまったこと。} &color(#ffffff){そして、霊夢もまたおむすびをほとんど噛まずに食べてしまったため、そこに蓬莱人の歯が入っていることに気づかなかった。} &color(#ffffff){そして、あの夜。輝夜との殺し合いで、リザレクションした妹紅の元に歯が戻ろうとし、歯は霊夢の腹を焼いて突き破る。} &color(#ffffff){神社の放火は、燃えながら飛んでいった歯が障子を突き破ったため――} &color(#ffffff){証明は、簡単だ。} &color(#ffffff){歯がなくなったことは、確認されている。} &color(#ffffff){ならば、歯の行方は、霊夢の腹の中か、ワーハクタクの家しかありえない。} &color(#ffffff){そこで、あの夜、ワーハクタクの家が燃えていないなら……残るは、霊夢の腹の中しかありえない。} &color(#ffffff){「まったく、間抜けな話だわ」} &color(#ffffff){「それで、どうしますか。上白沢慧音か、藤原妹紅か、蓬莱山輝夜か。あるいは、その全員を八つ裂きに?」} &color(#ffffff){「しないわよ。それこそ、間抜けすぎるわ」} &color(#ffffff){はあ、とため息をつく。} &color(#ffffff){まったくもって、間抜けすぎる事件だ。どいつもこいつも、間抜けばっかりで、救いようが無い。抜けているのだから、掬えないのは当然か。} &color(#ffffff){はあ、ともう一度ため息をつく。} &color(#ffffff){今回の事件、こんなもののために右往左往していた自分が、一番間抜けだ。} &color(#ffffff){とりあえず……二番目に間抜けだった霊夢には、しっかりと淑女のなんたるかを教えなくては。} &color(#ffffff){今回はことなきを得たものの、今後、今回のようにつまらないことで、大異変が起こらないとも限らない。} &color(#ffffff){そんなとき、一番割りを食うのは、彼女ではなく、彼女を心配する者達だ。霊夢は、それをまったく分かってない。} &color(#ffffff){まあ、その向こう見ずなところも、彼女の魅力の一つなのだ――と弁護してしまうあたり、やはり今回一番間抜けなのは私に違いない。} &color(#ffffff){私は、二度、はあ、とため息をついた。} &color(#ffffff){というわけで、まったくもって救(掬)いようの無いスープ、いかがでしたか?} &color(#ffffff){クレイジー・ダイヤモンドは欲しいスタンドナンバーワンです。} &color(#ffffff){ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました!!} &color(#ffffff){なお、トリップは「#異物混入」でした。} &color(#ffffff){最近、怖いですね。}
*亀夫君問題 10スレ目 ***暗闇の黒き少女 [[10スレ157~232>http://gensokyotekiumigame.web.fc2.com/thread/umigame10.html#R157]] 【問題】 あー?…えーと、何だこれは。 いつものようにパチュリーのところから本を借りていこうとしたら いきなり真っ暗闇じゃないか。何も見えないぜ… とは言っても、この場にルーミアがいるはずがない。 確かに紅魔館に入って、いつものようにメイド隊に荒っぽい歓迎受けたからな。 ってことはここは紅魔館なのか…? お?パチュリーの本が…喋ってる…!? #openclose(show=解答を表示){ 魔理沙が弾幕を避けてる途中、偶然スキマの中に入り込んでしまったらしい 何で紅魔館にスキマがあったかについては… 魔「…で?なんであんなところにスキマがあったんだ?」 紫「何か騒がしいからまた何か異変かと思って、スキマで移動してるところに貴女が飛び込んできたのよ」 魔「……自分で言うのもナンだが、おおよそ日常茶飯事だぜ?」 紫「知らないわよ。だって冬眠してるもの。あまりにも騒がしいから目が覚めてしまったのよ」 魔「どうりで……でも何で私は何も見えなくなってたんだ?スキマの中は暗いわけじゃないだろ?」 紫「とりあえず貴女の視角と死角の境界を弄っておいたわ。色々と見られても困る物も入ってるし」 魔「どうりで…何も見えなかったわけだぜ」 こうして無事?スキマから抜け出した魔理沙。 追跡の魔法がかかっていては困るので、今回の本もパチュリーに返したとか。 しかし、懲りずに魔理沙はまた借りると称して盗みまくってるらしい… トリは#ホールインワンでした。 ふと思いついた上に、色々とお騒がせして申し訳ありませんでした… なにぶん、初めてなもので…大目に見てやってください。 } ***とある日のマヨヒガ [[10スレ252~463>http://gensokyotekiumigame.web.fc2.com/thread/umigame10.html#R252]] 【問題】「とある日のマヨヒガ」 ここは、おおむね平和なマヨヒガ。 日差しもうららかなある日のこと。 スキマ妖怪である紫と、その式である藍は、お茶を楽しみつつ日向ぼっこをしていました。 「平和ねー」 「そうですねー」 こんな日がいつまでも続くと良い。 主従揃って、そんなことを思っていました。 ところがどっこい。 そんな思いは、次の瞬間、断ち切られてしまったのです。 「ら、ら、藍様、紫様、たいへんたいへんたいへんですーーーーーー」 そう言って、毘沙門天ばりに回転して飛び込んできたのは、式の式。橙でした。 「あらあら、どうしたんだ。そんなに慌てて」 「それが……それが……」 橙は、そこで一旦息を吸い込んで。 「赤ちゃんができちゃったんですーーーーーーーーーーー!?」 「なんだってーーーーーーーーーーー!?」 「テンコーーーーーーーーーーーーー!?」 紫も藍も飲んでいたお茶を噴出しました。藍にいたっては、狂ったように回転しまくってます。まさに混『藍』。 「って、そんなことを言ってる場合じゃないわ。ここは私がなんとかするしかないわね!!」 いち早く正気に戻った紫でしたが、その顔は嫌らしいスキマスマイルです。こういう下世話な話は大好きなスキマ妖怪なのでした。 さて、皆さんは紫になりきって、事態の収拾に当たってください。 【ルール:亀男(一部ウミガメのスープ)】 追加ルールの通称亀夫君問題です。 司会者は問題の証言者になりきって回答します。 そのため、証言者の知らないことは答えられません。 その代わり、Y/N以外の質問も回答できます。 証言者に「~調べて」というように誘導をすれば、調べた結果を分かる範囲で 教えてくれます。 また、当事者に直接聞いてみることもできますが、 質問内容によっては怒ってしまうので慎重にお願いします。 なお、橙のみ、非常に混乱しているためにY/N以外の回答、及び調べる等の動作はできません。 また、全年齢に引っかかる質問は、絶対に禁止です。藍が暴走して収拾がつかなくなります。 #openclose(show=解答を表示){ 住居の裏にある、マヨヒガの畑。 ニンジン、大根などが埋まっていましたが、その中に橙の育てているキャベツの畑もありました。 ちなみに、橙にキャベツの作り方を教えたのは、藍でした。ただし、時々紫も手伝っていたので、橙はどちらが父親か確証が取れなかったのです。 「ここ、ここ!! ここなんです!!」 そうして、橙が指差したところには、なんとキャベツの中に小さな人間の赤ちゃんが眠っていたのです。 「紫様。これは一体、どういうことなのでしょうか?」 「そう言えば、藍は大陸の出身だから知らないのね」  ヨーロッパでは古来から、子供から『子供の作り方』を聞かれた時のごまかし方として、『キャベツから赤ちゃんは生まれてくる』というものがあったのです。  しかし、あくまで作り話でしかないそれが幻想郷にやってきたということは…… 「外の世界で性教育がしっかりなされるようになったか、子供が勝手に知るようになったか……どちらにしても、夢が無い話だわ。 それにしても、藍。貴方も、自分の式の教育くらいしっかりしなさい。こんなことくらいでうろたえてるようでは、いつまでたっても『八雲』の字は与えられないわ」 「おっしゃるとおりです」 「うー、藍様、ごめんなさい……」 「とりあえず、この子は里にでも任せようかしらね」 「では、私が後ほど里長殿かワーハクタクあたりに挨拶に行ってきます」 と、頭を下げた式でしたが、ふと気になることがありました。 「今回の件、これだけで終わりなのでしょうか? ひょっとして、幻想郷のキャベツ畑中、みんなこんな風になっているのでは……」  その一言で、空気が固まりました。  幻想郷は、人間と妖怪がバランスを取っていることにより崩壊せずに続いているのです。  それが、崩れるようなことになったら……紫の顔が青ざめていきます。  と、唐突に空から紅白のおめでたい服を着た少女が飛んできました。 「ちょっと、紫!! 大変よ!! 急にコウノトリが飛んできたと思ったら、これが私の子供だって――」 どうやら、騒動はまだ終わらそうにないようです。 お・わ・り♪ おまけ 「美鈴。ちょっといいかしら」 「はい、なんですか。咲夜さん?」 「実はね……最近、『アレ』が来ないの……」 「え……ちょ、ちょっと待ってください!! それって、物理的に、不可能じゃ……!?」 「え、赤ちゃんってキスするとできるんじゃないの?」  どこまでも完璧な乙女な咲夜さんでした。 トリップ#キャベツ } ***色の変わる花 [[10スレ624~663>http://gensokyotekiumigame.web.fc2.com/thread/umigame10.html#R624]] 【問題】 #asciiart(){{{ 紅魔館のとある日。 美「さ、咲夜さーん!」 咲「なによ。騒々しいわねえ、美鈴。」 美「そ、それが、また花の色が変わっちゃったんですよぉー!」 咲「また? この間と同じでパチュリー様の仕業じゃないの?」 ・ ・ ・ ・ ・ パ「…私じゃないわよ。あの時に凡その目標は達したから、 わざわざ二回目をやる意味なんてないもの。」 咲「そうですか…それで、一体何処の、どういう花?」 美「花畑の隅にいつの間にか生えてた木の花です。…名前なんて知りませんよぉ。」 咲「それじゃお嬢様に聞いても意味はなさそうね… 仕方ないわねえ。門番は暫くローテーション変えておいてあげるから、 さっさと原因を突き止めて、治せるものなら治してしまいなさい。」 美「はいー…」 }}} ルール:亀夫君問題 皆さんは美鈴を誘導してとにかく「色の変わった花の名前だけでも」突き止めてください。 咲夜さんがローテーション表を弄ってくれたので時間はしっかりありますし、移動も出来ます。 が、美鈴は花の名前も知りませんし、知らない相手にも会いにいけません。 (知り合いは紅魔郷・芋夢想参戦メンバーのみ、と設定。) これ以上咲夜さんやパチュリーに面倒をかけるときっとハリネズミや切断ショーにされるので、 そういう選択肢はありません。無論、お嬢様や妹様も論外。 #openclose(show=解答を表示){ 結局原因も治す方法もまったくつかめず、途方にくれる美鈴。 するとそこへ一人の妖怪が文字通りふわりと現れた。 幽香「あら、貴方…花畑で考え込むなんて、粋じゃあないと思わない? それとも、花の事で何かお悩みかしら?」 美「だ、誰ですか!?侵入者ですか!?」 幽「乱暴ねえ。私は通りすがりのフラワーマスターよ。 花のことでお悩みかと思って寄ってみたけど…必要ないかしら?」 美「あ、ええ…それじゃこの際お願いします。」 かくかくしかじか。 美「館の庭の隅にあった、この花なんですけど…」 幽「あら、これは…紫陽花ね。正確な名前は『#ガクアジサイ』。 これはこのままが自然なのよ。 紫陽花は…花弁に見えるのは「咢」なんだけど… ともかく、花が老いるにつれて咢の色が濃くなっていくの。、 多分開花した頃と今しか見なかったから、 急変したと思ってしまったんじゃないかしら?」 美「そうだったんですかー…」 幽「ええ、そうだったのよ。 この事で心配するのは取り越し苦労って言う事。」 美「良かった、それじゃ心配なく仕事が出来ますね。 ありがとうございました。」 …が、その報告を聞いた咲夜さんは「取り越し苦労」の単語に過剰反応、 美鈴はいつものようにハリネズミになったのでした。 どっとはらい。 ガクアジサイは今のもこもこしたあれの原種で、 円形に並んだ咢(装飾花)と真ん中の花(ブロッコリーみたいな)で構成されています。 ちなみに、最古の原種は青かったそうなので、幻想郷的だなあとその色を採用しました。 あと、ゆうかりんに会えない仕様にしたのは解答編担当にしたかったからでした。 } ***気体のスープ [[10スレ741~997>http://gensokyotekiumigame.web.fc2.com/thread/umigame10.html#R741]] 【問題】 「博麗神社襲撃!? 神社に放火! 巫女は出血多量で重体」 去る神無月の一日の深夜、博麗神社の居住区が燃えているのが発見され、またその中で、博麗神社の巫女・博麗霊夢が血まみれになって倒れているのが発見された。 発見したのは、紅魔館の吸血鬼・レミリア・スカーレットと、そのメイドである十六夜咲夜。 発見時、巫女は瀕死の状態であったが、咲夜が得意の手品を用いて永遠亭の薬師・八意永琳の元へ一瞬で運んだため、現在巫女は重体ながらも、意識はしっかりしているとのこと。 また、神社の火については、神社の異変に気が付いた、妖怪の賢者・八雲紫と、その式が消火にあたり、こちらも障子数枚と畳数枚程度の被害で済んだという。 この事件に関して、発見者であるレミリアは「誰が霊夢を……絶対に許さない。犯人を見つけたら八つ裂きにする」とのこと。 レミリアは、紅魔館に捜査本部を設置。事件の究明に当たるという。 文文。新聞 神無月の一日の号外より抜粋 「ねえ、どうしても、ダメなのかしら」 「ダメです。私の道具は、そのような目的で使うのではありません」 「はぁ……わかったわ」 昨日の深夜。博麗神社に遊びに行った私、レミリア・スカーレットは、道中不意に血の匂いを感じ、咲夜を時を止めて先に行かせ、様子を見させることにした。 その結果が……全て、私の手にある新聞に記されている。 だが、閻魔に訊けば、浄頗梨を通して楽に事件を解決できるかと思ったのだが、そうも楽にはいかないらしい。 まあ、ダメで元々だったので、そう深い落胆はない。 執念深く、しっかりと調べていけば、必ず霊夢にあんなことをした犯人は突き止められるはずだ。 まあ、とりあえずは……いろいろと、聞き込みから始めますか。 さて、皆さんはレミリアとなり、幻想郷中を調べ、誰に、どのようにして、霊夢が襲撃されたのかを明らかにしてください。 #openclose(show=解答を表示){ 「つまりは、不幸な事故だったのね」 夜の紅魔館。私は、憂鬱な気分のまま、咲夜の淹れる紅茶を飲んでいた。 「ワーハクタクは、ただ新米のおむすびを作ってやっただけ。あの蓬莱人にしても、まあ厨房でボクシングなんてはしたないことこのうえないけど、それ自体に罪は無い」 ただ、不幸だったのは、おひつに蓬莱人の歯が混入してしまったこと。そして、ワーハクタクがそれに気づかないまま、おむすびにしてしまったこと。 そして、霊夢もまたおむすびをほとんど噛まずに食べてしまったため、そこに蓬莱人の歯が入っていることに気づかなかった。 そして、あの夜。輝夜との殺し合いで、リザレクションした妹紅の元に歯が戻ろうとし、歯は霊夢の腹を焼いて突き破る。 神社の放火は、燃えながら飛んでいった歯が障子を突き破ったため―― 証明は、簡単だ。 歯がなくなったことは、確認されている。 ならば、歯の行方は、霊夢の腹の中か、ワーハクタクの家しかありえない。 そこで、あの夜、ワーハクタクの家が燃えていないなら……残るは、霊夢の腹の中しかありえない。 「まったく、間抜けな話だわ」 「それで、どうしますか。上白沢慧音か、藤原妹紅か、蓬莱山輝夜か。あるいは、その全員を八つ裂きに?」 「しないわよ。それこそ、間抜けすぎるわ」 はあ、とため息をつく。 まったくもって、間抜けすぎる事件だ。どいつもこいつも、間抜けばっかりで、救いようが無い。抜けているのだから、掬えないのは当然か。 はあ、ともう一度ため息をつく。 今回の事件、こんなもののために右往左往していた自分が、一番間抜けだ。 とりあえず……二番目に間抜けだった霊夢には、しっかりと淑女のなんたるかを教えなくては。 今回はことなきを得たものの、今後、今回のようにつまらないことで、大異変が起こらないとも限らない。 そんなとき、一番割りを食うのは、彼女ではなく、彼女を心配する者達だ。霊夢は、それをまったく分かってない。 まあ、その向こう見ずなところも、彼女の魅力の一つなのだ――と弁護してしまうあたり、やはり今回一番間抜けなのは私に違いない。 私は、二度、はあ、とため息をついた。 というわけで、まったくもって救(掬)いようの無いスープ、いかがでしたか? クレイジー・ダイヤモンドは欲しいスタンドナンバーワンです。 ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました!! なお、トリップは「#異物混入」でした。 最近、怖いですね。 } ----

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