《「対象(目標)にならない」効果》


8.1.4 対象にならない、という効果が適用されている場合、その効果の対象は
別の効果の対象として指定することは出来ない。
8.1.4.a 「全て」を対象とする効果に対しては存在しないかのように扱う。
8.1.4.b 対象にならない、という効果はその効果自身には適用されない。
8.1.4.c 対象にならない、という効果を受けている対象が持つ、あるいは、
セットカードや他のカードからテキストとして得ている効果には適用されない。

8.2.7 目標にならない、という効果が適用されている場合、その効果の対象は
別の効果の目標として指定することは出来ない。
8.2.7.a 「全て」を目標とする効果に対しては存在しないかのように扱う。
8.2.7.b 目標として指定した後、効果の適用前に目標として不適切になる場合がある。
この場合、効果の解決に失敗する。
8.2.7.c 目標にならない、という効果はその効果自身には適用されない。
8.2.7.d 目標にならない、という効果を受けている対象が持つ、あるいは、
セットカードや他のカードからテキストとして得ている効果には適用されない。
総合ルール Version 1.75より

コメント


 特定のカードが持つ記述。
 基本的にはどちらも「狙われない効果」と解釈してよいが、「対象にならない」と「目標にならない」では扱いが多少異なる。

 噛み砕いて言えば、
  • 対象にならない:ありとあらゆるものに対して影響を受けない
  • 目標にならない:「目標の~」「目標とし~」など、「目標」という記述を含む効果に対して、影響を受けない
 といったところか。
 公式Q&A054にて「目標」は「対象」の一部である、と回答されていることから、ようは、「目標にならない」の方がより限定的な能力(「対象にならない」=「目標にならない」+α)であると解釈しておけばよい。
(状況によってどちらが有利であるかは変わることがあるため、一概に上位下位と表現することは適切ではない。)

 例えば恋符『マスタースパーク』がプレイされた場合
  • 「対象にならない」という効果が適用されているキャラクターは決死状態ならない
  • 「目標にならない」という効果が適用されているキャラクターは決死状態なる
 という違いが生じる。
 恋符『マスタースパーク』のテキスト中の〔全てのキャラクター〕は目標をとっていないため目標ではなく対象だからである。
(有名な、永江 衣玖が場に出ていれば決死状態を免れられる、というのは、彼女のテキストが「対象にならない」だからである)

 また破滅の呼び声天符『天仙鳴動』恐ろしい波動のような〔○○○〕を「~選び」「~選ぶ」という記述の場合、
  • 「対象にならない」という効果が適用されているカードは選べない
  • 「目標にならない」という効果が適用されているカードは選べる
 という差異がある。
 これもやはり〔○○○〕が目標ではなく対象だからである。天符『天仙鳴動』で相手の古明地 こいしをデッキの上に戻させるプレイングは適正だ。

 忘れがちであるが、3番目のルールも重要である。例えば、

 ↓
  • 干渉で覚醒が使用され、Aが「対象にならない」効果を取得

 という場合を考えてみよう。
 このルールがなければ、「対象にならないのだから、あらためて別の目標を選びなおすのでは?」という解釈が(多少強引ではあるが)ありうるのだ。
 こうした混乱を避けるためにこのルールが用意されており、実際には、ギャストリドリームの解決が失敗する、という唯一の解釈のみが採用されることになるのである。

 なお、闇符『ディマーケイション』の「自分の場のキャラクター1枚」のような、「テキスト中の何かを参照していても〔〕で囲われていない部分」は目標でも対象でもないため、「対象(目標)にならない」効果を持っていようと通常通り適用される。



関連


「対象にならない」という記述を持つ/与えるカード


「目標にならない」という記述を持つ/与えるカード


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最終更新:2010年06月29日 09:48