《人界剣「悟入幻想」》

No.057 Spell <第一弾
NODE(3)/COST(1) 術者:魂魄 妖夢
効果範囲:目標のカードに及ぶ効果
発動期間:瞬間

 目標の〔キャラクター1枚〕に3ダメージを与える。

人界とは仏教の十界の一つ。欲に駆られなければ、来世でも平均的なものを持って生まれる。
(PR.004:白刃一閃の刹那、無心の境地に達する。)

Illustration:是印(PR.004:香水草

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魂魄 妖夢のスペルカード

キャラクター1体に効果ダメージを与える、実にシンプルな火力カード。
それだけに汎用性は高く、キャラクター除去の基本形として高い採用率を誇るカード。

同系統の紅符『スカーレットシュート』と比べると、3ダメージというのは十分なようでいて多少の心許なさを拭い得ない。
だが、「これ1枚で処分できるキャラクター」で放置すると厄介なキャラは案外多く、そう言ったキャラクターを非常に安価に無力化してしまえるので使い勝手が良い。

まず優秀な戦術マナチャージを持ったキャラクターのほとんどをカバー出来るのは特筆すべきだろう。このカードで決死状態に出来ない5ノード以下のマナチャージ持ちキャラクターは連結弐符幻想生物といったカードを除くと今のところ存在しない(せいぜい人形によって能力が補正されたアリス・マーガトロイド/1弾ぐらい)。
特にサニーミルク/1弾などは、場にいるかどうかだけでその後のノード展開、手札事情が一変する為、このカードを以ってスピーディに破棄しておく意義は大きいと言えるだろう。

他にも先制を持ち優秀な霧雨 魔理沙/1弾、放っておくとどんどん「幻想」を量産するレイラ・プリズムリバー、自身の世界呪符と組み合わさる事で容易くロックが成立するメディスン・メランコリー/1弾など、対象に困る事はそうそう無いだろう。

ではこのカード一枚で決死状態に出来ないキャラには全く不要かというと、一概にそうとも言えない。
戦闘前にこれを撃っておけば、破棄されたくないキャラならブロッカーとしてぶつけてくる事を躊躇させる事も出来るだろうし、こちらが先制なり貫通なりを持っていればより厄介になる。
また他のカードと一緒に使って4点、6点、8点とダメージを伸ばしたり、浸蝕で耐久を3以下にした上で撃って破棄したり等、シンプルなだけにここぞと言う局面で役に立ったりする事も珍しくない。

とはいえ、やはりこのカードだけでは力不足を感じる事も多く、特に相手の主力カードを除去するとなると、当然相手も対策をして来てしかるべきカードなのでそう簡単には通してくれないだろう。効果ダメージである都合上、白楼剣など「戦闘力の強化」による対策が可能な分確実性に欠けるのも事実。
確かに常に警戒すべきカードではあるが、「あって当然」という思考は危険なので注意したい。

  • 第二弾以降は全体的にこのカードのダメージ量である「3点」を基準に考えられたカードが多い。そのシンプルさが環境の一つの基準とされるほど評価されたわけである。
  • 爆符『メガフレア』電符『雷鼓弾』といった目標を取らない強力な全体除去カードや、緑眼のジェラシーといった直接決死状態にする汎用性の高いカードの登場により、昔ほどの採用率では無くなっている。それでも3点ダメージが優秀な除去になるのは変わらない。


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最終更新:2012年10月25日 22:51